2020年夏に読んだ本

 以前、こんなエントリを書きまして。

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書いたからには、読んだ本もメモっていきたいなあ〜とおぼろげに思っていたのですが、まあ本読まなすぎなので、だいたい3ヶ月に1回、季節めぐったかな?って思ったら書いていこうと思います。笑

 

ということで、今年の夏(6〜8月)に読んだ本たち。

 

 流浪の月/凪良ゆう

流浪の月

流浪の月

 

唯一読んだ本らしい本。あらすじや帯のコピーを見て多分好きそうと思って買ったのですが、序盤8割くらいは私の苦手な要素が多すぎて(少女わいせつ、監禁、DV、モラハラ彼氏など)、あ〜好みじゃなかったかも…となりつつ、続きが気になりすぎて一気に読んだ。とてもしんどく、重くて痛ましい物語で、読み終わったあと1日くらいずっと引きずってつらかった。終盤の「彼のはなし」で描かれる文の想いは本当にまぶしかったです。最後がどうにかハッピーエンドなのもすごい。

「愛ではない、でもそばにいたい。」は、なるほど帯コピーにするよなあと思う名文。更紗と文の関係性に名前はなく、それでも圧倒的に特別な関係性ですごい。この世には恋愛や性愛を伴わない特別な関係性があるということを、私は今でも信じていて、それを圧倒的な筆力で描いてくれた感じがする。

実写映画で観たいような観たくないような作品だけど、もし実写化するなら、文を本郷奏多くんがしてくれるならもはや他のキャスト誰であろうと許すレベルで本郷奏多くんしか考えられない。。

紙の本で買いました。友達に貸せたし、紙でよかったような。でもつらい話でもう読み返さない気もするから、本棚に置いておきたくないような。

 

 

ゴールデンカムイ18〜22巻

エントリ書いた。今期やってるアニメ、このへんまでするかもな〜楽しみ。 

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 紙で集めてます。

 

ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Official Guide Book 初回限定盤

ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Official Guide Book 初回限定版 ([バラエティ])

ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Official Guide Book 初回限定版 ([バラエティ])

  • 発売日: 2020/09/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

中王区CDが欲しくて書いました。けど内容もフルカラーで、新規情報も盛りだくさん!楽しめたので買ってよかったです。何年もファンの間で言われていた、物語の中核になるあの人とあの人は親子なんじゃ疑惑が、さらっと発売前情報で出てたの笑った(まあ今回のCDで明かされるとはいえ…)。あと個人的にはキャラクターの新しいワードローブが好きでした!あさぬまさん、次のライブのときこの新衣装オマージュできてくれ〜〜!!個性的でかわいい服のキャラもいれば、強烈に私服ダサいキャラがいるのもヒプマイクォリティ。

中王区CD、女尊男卑社会設定、ヒプマイ製作陣覚えとったんかい!!!がまず初めの感想になるほど急に詳細に描かれて笑ったんですが、意外にも(?)ジェンダーの基本のキをおさえた内容となっておりましたw あの内容聞いちゃうと、もはや女性顧客として乙統女さまと無花果さまに感情移入しないことはできないので、次のライブで中王区も歌うと思うと楽しみだなー!ピンクのペンライト振って、乙統女さまー!って言いたい!

冷静に考えて、49歳の女性が総理大臣になってる政権を、今日本で生きてる我々女たちが支持しない理由なくない?って気づかされたとこが面白ポイント。

今期のスーパートンチキアニメも最高です。

 

Cut 7月号 

Cut 2020年 07 月号 [雑誌]

Cut 2020年 07 月号 [雑誌]

  • 発売日: 2020/06/19
  • メディア: 雑誌
 

 これもヒプマイ目当てで買った。キャストさん18人のインタビューがあって、「演じるキャラクターと1日一緒に過ごすなら何をしたい?」と「所属するチームの関係性をひと言で表すとしたら?」がみんなとてもいいのでハッピーです。鬼龍院翔Creepy Nuts、Nobodyknows+など、新たに作曲で加わったアーティストさんたちのインタビューも超よかった。Nobodyknows+さんが、最初はもっと簡単なラップの曲を提出して書き直しになっていたこと、ABEMAライブは子を見守る親の気持ちで観ていたことなど、ありがたいことたくさん知れておもしろかった!

 

 

え!?まじで夏、これしか本読んでないんですけど…笑

活字の本1冊しか読んでない!!

 

読書の秋はもうちょい文章を読むように励みたいと思います。

それではまた。

 

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桁外れに華やかであることは才能/花組『はいからさんが通る』感想

花組はいからさんが通る』を観劇しました!

友達の友達が花組生徒さんのファンクラブに入ってるというご縁があり、生まれて初めて、「開演前にファンクラブの代表の人の元に行ってチケットを受け取る」という儀式(?)に参加させていただきました、緊張した…

 

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このタイトル画面、いいですよねー!カラフルで、原作漫画の名シーン盛り盛りでかわいい。

私(20代後半)からしたら、『はいからさんが通る』を宝塚でやるなんて、大正ロマンの風情あるし懐かしい少女漫画だしでいいチョイスだね♩って感じなのですが、客席を見渡して、もしかして大多数のお客様にとっては「少女の頃リアルタイムで読んでいた漫画の実写化」みたいな感じなのかも…!?って思いました。私でいったら、30年後に宝塚でNANAをやるみたいな感じなのか(?)

 

私、初めて柚香光さんを認識したのは、何かの2幕のショーで、当時2番手だった彼女が舞台の下から上がってきたときなのですが、そのときあまりの輝きに「”顔が派手”って才能なんだな…」と打ちのめされたことをいまだに覚えています。

今回のもオープニングからもう心臓貫かれた一瞬があって、それはYoutubeにもあがってるこの踊り!

 


花組『はいからさんが通る』初日舞台映像(ロング)

 

この、0:29の瞬間!!!!!

とにかくめちゃくちゃダンスが上手い人なので、すべての瞬間で指先までものすごく綺麗なのですが、この帽子のつばを人差し指でさらって流す振りが色っぽすぎキザすぎかっこよすぎで私はこの1秒で心臓ぶっ刺されてなぜかボロ泣きしました。笑

 

 

伊集院少尉の”THE 少女漫画に出てくる男の子”、な「整ったルックスで、キザで、ちょっとSで、でも一途に愛してくれる男の子」 があまりにれいちゃんの佇まいにハマりすぎていて、本当にかっこよかった!!すべてのシーンがキラキラでした。足が長くて軍服が似合いすぎだし、彫りの深い顔立ちなので金髪のハーフという設定もぴったり。お披露目で再演したのもうなずける、ものすごい当たり役だなぁと思いました(初演観たことないんですよね…観たい…)ソファドンのシーン、キュンキュンすぎます!!

 

 

れいちゃんのイタキス入江くん、見たすぎんか!?笑

 

はなちゃんの紅緒も圧倒的な当たり役!カラッとしてサバサバした明るいヒロインな紅緒と、はなちゃんの思い切りのいい芝居は相性が超いいなぁと思いました。

作中で着る袴姿も、モンペも、西洋風ワンピースも、職業婦人のショートパンツも、ぜーんぶかわいかったな。はなちゃんってやっぱり顔がものすごくかわいい。

あと、はなちゃんは芝居の人、だと思っていたけど、歌も結構うまいんじゃないかと思いました。声量は弱めかもですが、声質がきれいなので、デュエットのはなちゃんパート、声が透き通ってきれいで聞いてて気持ちよかったです。

 

れいはなコンビ、バランスよくなんでもできる優等生コンビではないとこが逆に人を惹きつけるんだなぁと思います。半官贔屓もあるかもしれないけど私はずっとこのコンビのことが好きです。

元ツイートが見つけられなかったんだけど、どなたかが「みんなができることをその人ができなかったとしても、みんなができないことをその人だけできる、そういうものを持ってるかどうかがトップスターの資質」と言っていて、なるほどなあ…と思いました。

 

あと気になったのは蘭丸役の聖乃あすかさん!若手スターとしてお名前は知っていたんですが、若手な上にとってもお顔がかわいいので、「女の子みたいな顔をした年下の男の子」の役がぴったりでした。

そもそも私は蘭丸みたいな男の子が好きっていうのあると思うんですが、歌舞伎役者志望の年下の幼なじみで、ヒロインを大好きなかわいい男の子、って、おいしい役だよねぇ…。2017年アニメ版では、蘭丸のCV梶裕貴さんですからね!(何理論や)

www.youtube.com

 

↑この動画超かわいいんです…!0:30〜、かわいすぎてきゅんきゅん。

 

あと、音くり寿さん!なんでもできる娘役さんという噂はかねがねお聞きしていたのですが、最初から最後まで出まくりの準ヒロイン役で、エトワールまで務められて大活躍ですごかった!!歌も踊りもお芝居も全部めちゃくちゃうまくて芸達者すぎる。突き抜けるような歌声が素晴らしすぎて、ずっと彼女の歌を聞いていたいと思わせる力のあるひとだと思います。お顔が超童顔なんだけど、キビキビした動きと凛とした張りのある発声で、ちゃんと「リベラルな考え方を持つ華族のお嬢様」にめちゃくちゃ見えた。音ちゃんが出てるシーン、安心感さえある。すごかったなー。環、今の花組だと彼女にしかできなかった役かなぁと思うほどの完成度でした。

 

そして水美舞斗さんの鬼島軍曹、女の子をキューンとさせるツボをつきまくりですごい!私が上であげたオープニング、正直れいちゃんにしか目がいかなかったけど、実は横でマイティーさんウインク飛ばしてますからね。か、か、か、かっこいーーー!!!涙

 

 

紅緒の写真を見て反応に困ったり、本物の紅緒を見て「なんだよ写真と一緒じゃねえか!」っていうとことか、育ち悪そうだけど義理人情もあるぶっきらぼうな男前、この人も少女漫画的男の子で最高でした。環が鬼島軍曹を追って満洲に行く終わり、よかったねえ!

 

花組って今、瀬戸かずやさん2番手なんだねぇ…なんかすごいねえ…。フィナーレで煙草持って出てくるのかっこよかったなぁ。れいまい同期コンビの現代的な華やかさと、渋くて品のある花男あきらさんが中心にいることで、これが宝塚だ!ってのを強く感じられていいなぁ〜と思います。

 

次期雪娘トップに決まった朝月希和さんのことも観れてよかった〜!かわいくて品があってなんでも器用にできそうな娘役さんなので、今後も楽しみです!ほんと宝塚人事ってドキドキさせてくれますねー。

 

 

 

今回の花組を観劇して、「圧倒的な華があることは才能」と強く強く思いました。私は、アイドルグループなんかでも、大体「スター性のある人」を好きになることが多くて(苦労人とか、フレッシュな若手とかよりも、どちらかというと生まれながらのスタータイプに惹かれる)、れいちゃんを観てると、どういう道を辿ったとしても絶対にトップになるひとだったなぁ、と思うし、真ん中に立つ運命を背負った人の強さと美しさを感じられていつもどきどきする。誰かと比較してどうではなくて、その人が真ん中に立っていると納得感がある、というのは、やはり特別な才だと思うし、「舞台人としての技術と同じくらい本人の持つスター性も重視して役付きを決める」っていうのが、宝塚の独特でおもしろいところだと思うので。はなちゃんは、トップになるべくしてなったというタイプではないかもだけど、それでもたくさん選択肢の果てに今真ん中でれいちゃんの隣に立っていて、それがこんなにもしっくりきてるっていう、数奇な運命を歩むひと。宝塚において「歌の上手さ」「ダンスの上手さ」「ルックスの美しさ」以外の評価点、「演技の上手さ」が人より秀でてるスターって珍しいからそういう意味でも気になるお方です。

 

これからの花組も観ていきたいなー!

 

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六年ろ組は大親友すぎてすごい/忍ミュ 第11弾 忍たま恐怖のきもだめし観てきました!

 忍たまハマったタイミングで忍ミュもやってたので、せっかくだから観に行ってみるか♩と軽い気持ちで観に行った忍ミュが楽しすぎたので感想書きます!

 

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忍たまにも2.5次元ミュージカルがあることはおぼろげに知ってたんですけど、全然観たことがなく。dアニメストアで5弾だけ観て、まあめっちゃ面白いってわけでもないしレベルが高いわけでもないけど、大きいお友達向けの優しいコンテンツだな〜♩くらいの感じで思っていたのですが、生で観た11弾、めちゃくちゃおもしろかったし、舞台装置や脚本もすごい完成度高くなっててびっくりしました。子役のレベルにも左右されてそう。笑

 

前情報なんにもなして観たので、中盤から「うわあ、これ六年ろ組が主人公なんだ…」って気づいたときどきどきしました。今回の主役は長次と小平太!

 

 

「六年生がいちばんかっこいい」が絶対的価値である忍たまの世界観

 

忍たまのおもしろいとこ、「良い意味で縦社会が絶対」ってとこだと思っていて、後輩は先輩に頼ってるところ、先輩は後輩を絶対に見捨てないところ、がどんな性格の生徒であっても共通してるのが好きなとこなんですけど、ミュはそれを5割増しにしてくれてるなぁと思いました。大人のオタクとしては「こういうのが見たかった」を見せてくれるコンテンツだな〜…感謝…としみじみ。

アニメの中で五年生と六年生の関係性は結構如実に描かれてる気がするけど、案外四年生と六年生の「学年同士の意識」みたいなのってわからないので、ミュで四年生が「どうせ六年生がかっこよくキメちゃうんでしょー!」みたいにぷりぷりしてるのかわいかったな。

最初に四年生が5人で出てくるところ、さすがアイドル学年…!!と唸るような華やかさと個性でキラッキラなんですけど、そのあと六年生が出てきたときの「真打登場!!」感がすごくて、この感覚ってアニメ観てるときもいつも思うから、いついかなるときでも「いちばんかっこいい」と思わせてくれる六年生ののことが本当にだいすき!って改めて思いました。

お化けが現れたときにとっさに「四年生!一年生を!」って託して自分たちが戦う判断を下す六年生。これが忍たまの六年生なんだよなあ。

 

四年生が5人でいるときのかわいさ何

 

編入生を2人抱えている個性派学年の四年生の魅力爆発な脚本で楽しかった!滝夜叉丸と三木ヱ門がずっと喧嘩してるとこ、綾部が滝夜叉丸に天然な態度をとること、タカ丸さんの「ボケなのに年上」という特殊な立場などなど、見所もりだくさん!

タカ丸さんが編入してくる前の3人だった頃、一体どうやって学年でつるんでたのかまったく想像できないんですが、タカ丸さんと守一郎が入ってからは「とにかくバラバラで団結力が皆無」と言われてるわりには5人で仲良く行動もしてるっぽいのが超かわいいなって思います。滝夜叉丸、綾部、三木は単体だとボケなのに、タカ丸さんと守一郎がさらにボケなので3人がツッコミ役に回らざるをえなくなる感じもかわいい。もうなんでもかわいい。

 

ひそかにずっと気になっていた「六年生とタカ丸はお互いになんて呼んでいるのか」を知れて楽しかったです。潮江くぅ〜ん、立花くぅ〜ん…!

タカ丸さんが5人におかっぱの変装仕掛けるのは、『学園長対四年生の段』のオマージュですよね?たぶん。

 

なんで五年生から尾浜くんだけ出たの!?笑

 

勘ちゃんのこと好きだけど、それはそれとして、五年生からこの脚本で1人だけ出すとしたら勘ちゃんなんだ〜!?っていう。。笑 特に四年生と絡みあるイメージもないし、タカ丸さんと同じ委員会の久々知くんとか、後輩の面倒見良さそうな竹谷くんとか、長次の委員会の後輩である雷蔵でも成立しそうと思ったけど、キャストさんの関係とかかな?過去作の流れを知らんけど、歌も踊りも上手だなぁと思いながら見てた。六年生には超低姿勢で、四年生の前ではしっかり者の顔になるという点で、このポジションに勘ちゃんはバランスが良いよね。

勘ちゃんが文次郎にビビリすぎてるのかわいすぎ!笑

 

原作では描かれない「生徒の過去」に踏み込むことに緊張

私、アニメ忍たまと忍ミュのものすごく大きな違いのひとつは、「生徒の過去や未来に踏み込むか否か」なんじゃないかと思います(落乱ではどうなんだろう?)。上級生が下級生だった頃とか、きり丸が学園に入る前具体的にどういう生活をしていたかなど、生徒の過去については想像の余地にまかせるのが忍たまの暗黙の了解なのかなぁとなんとなーく思っていたので、六年ろ組の一年生時代を回想シーンで挟むことにめちゃくちゃ緊張しました。どのくらい原作者の尼子先生が内容に関与しているのかよく知らないけど、これを公式と捉えるかどうかは個人的にはぼんやりさせておこうかな…と思いました。笑

だってだって、「長次の顔に傷ができたのはいつなのか」「そのとき小平太はどこにいたのか」「顔に傷をおった長次に小平太はなんと声をかけたのか」「長次は自分の顔の傷についてどう思ってるのか」なんて、ものすごくものすごく重大情報すぎて、こんなもんここで公開しちゃっていいの〜〜〜!?!?!ってなりません!?その一方で、マジで見たい部分でもあったので、回想シーン始まったときはマスクの下で唇を噛み締めたもんです。長次のソロ曲の中にある「いつかは言える 傷は名誉だと」という言葉がやたらと印象に残っています。

 

あと「タカ丸は将来忍者と髪結いどっちになる気なのか」みたいなのも、なにげに、アニメでは踏み込まないとこだよなぁと思いました。「僕としてはどっちでもいいんだ〜♩」とか言うタカ丸さんは解釈一致すぎる。

 

六年ろ組の”大親友”感、本当にすごすぎる

 

アニメでも六年ろ組って本当に”大親友”って感じがすごいな…といつも思っていて、*1今回の脚本はそんな長次と小平太の唯一無二の友情をものすごく描いてくれて大感動でした!!デュエットソング始まったとき何事かと思っちゃった。。「明るい君と優しい君」って、言葉にしちゃうと、うわ、そうだよね六年ろ組…ってなる。なっちゃう。

六年生は、い組もは組も名コンビだけど、ろ組って一番「大親友」って感じするんだよな。性格は真逆だけど、どこまでも対等で、お互いにお互いのことを一番大好きで、一番信頼してて、お互いに認め合ってる、そんな男の子たち。

ぱっと見、いけどんな小平太と見守る長次に見える2人だけど、今回の話は、長次がいなくなったと知った途端に武器も持たずに1人で駆け出したり、「長次を連れていかないでください!」と頭を下げ続けたり、取り憑かれた長次に首元に刀を振り下ろされてもよけずに目をそらさなかったりなどの、小平太側の深い愛にしみじみと泣かされました。無口で無表情の長次の気持ちが小平太にはわかる、っていうの、特に言語化されてないけど、アニメやミュのいろんなシーンで感じることがあって、そういう2人の絆の深さをものすごく感じて心臓が痛かったです。

最後の「山が綺麗だな」は、月が綺麗ですねと同じ文脈かなぁと思いました。2人で乗り越えた試練だったと思います。

 

小平太の役者さんが運動神経の塊!って感じで動きがめちゃくちゃ小平太だった。苦無をくるくる回すところかっこいい!小平太って本当にガチ恋ですよね…

ろ組は2人とも歌がうまくて、デュエットソング超〜〜よかった!!

 

他の4人も「あなたたちにも仲間がいるように僕たちもずっと一緒に過ごしてきた大切な仲間なんです!」って命がけで助けにいくの、六年生の絆だなぁと思って最高でした!六年生が6人でいるとき本当に最強だなぁ。

 

勇気100%一番爆笑したんですけど

ヘタミュ観たときも思ったんですけど、「原作の代表曲を舞台のカーテンコールで流す」という胸熱演出が大好きなので、忍ミュも勇気100%するんだぁ!!ってすごいわくわくしたのですが、サビで客席が一斉に踊り出したの、マジで知らんくてめちゃくちゃびっくりしました!笑

振り覚えたいのに、権利関係かなんかで配信では見れなくて超残念… でも四方八方肘鉄砲はやってくれてハッピーハッピーでした。いい歌だなぁ〜

 

印象的だったキャストさんの感想!

役者さんひとりも知らなかったんですけど、全体的にみんな歌も踊りもうまくて見応えありました!!忍者たちなので、基本みんな動きにキレがあってかっこよかったなー。

 

個人的MVPはタカ丸さん!タカ丸さんはあの甘く震えるような浪川ボイスがキャラの魅力を200%増しにしてると思ってるんですけど、役者の坂下さん、びっくりするくらいタカ丸さんの声でびっくりした…!「斉藤が読むとおとぎ話に聞こえる!!」ってセリフは笑った。

ついでにTwitter営業もお見事。残業代あげたい。 

 

 

なんか本当にタカ丸さんが使ってそうな絵文字の使い方ですごい。室町時代の男に「絵文字の使い方」の幻覚を見てるの意味わからんけど私は概念の話をしているんですよ!!!

ライブシーン?かなにかで、指ハートつくるシーンがタカ丸すぎてすごかった…あと最後の挨拶でみんなが頭下げるとこでタカ丸だけおじぎせず手を振ってるとことかもキャラ解釈うますぎる。

 

滝夜叉丸のひとは歌がうまいなと思いました。さすが学年1位…(?)

 

 

なんとなく立ち姿がきれいで華があるところ、滝夜叉丸っぽい。キャラ的に四年生5人でいるとき大体滝夜叉丸がセンターになるので、ハマってるなと思った。

 

文次郎の役者さんは顔が似てる!なんか、目のギラギラ感が文次郎。

 

 

 

 

 

良い幻覚をありがとうございます。

 

飛沫対策でみんなマスクしてたんですが、忍者装束だから違和感なくてよかったです。しかしこれって、学年みんな同じ衣装の舞台で顔を隠すってことなので、「客席全員が、眉毛とウィッグだけでキャラを見分ける能力を身につけていること」を前提とした対策なのがすごいなって思いましたwww 

 

あとは、舞台上に全学年揃ってるときは気づけば委員会ごとに近くにいてわちゃわちゃしたりのファンサもばっちりで目が足りなかったです!多分今回、直接会話するセリフはなかった小平太と滝夜叉丸もしっかりわちゃわちゃ芸してくれててありがたかった… 会計・作法・体育の六年四年コンビは、会話してなくても近くに寄っていくだけで高まるから強すぎる。そして最後に土井先生がきり丸を姫抱っこしたとき叫びました。

 

シアターGロッソ、初めて入ったんですけど、舞台が3段あるので後ろの方の席でもなんだか近く感じてすごくいい劇場だなーって思いました!コロナになって、舞台もライビュや配信でも見れるし私は十分配信でも楽しめるほうだと思ってたんですけど、忍ミュは生で観た方が断然楽しいと感じました。メインで喋ってる人以外の演技も細かいし、推しがたくさんいるから全体を全部観たいし、ほんとに久々にこんな生観劇でわくわくできたな。。

 

ちなみに、初見感想としては、ドクタケの登場時間この半分でよくない?笑 ってことと、子役もうちょい上手い子キャスティングできんのかなってことがどうしても気になるんですが、ずっと観てる人は特に気にならないのかなあ…どうなんでしょ。今回の貧乏神とかいなくても話成立するよなぁと思いながら観ていた。観にきてる人の9割はメインキャラクターを観たくて来てるのが2.5だとも思うので、難しいとこですよねー。なんか、まあ場合によるんですけど、アンサンブルが盛り上がりすぎちゃってる舞台って観てる側にはわかっちゃうし、気が散るので、個人的にはこういうの気になっちゃう。。笑

 

とか、思うとこもありましたが、全体的に多幸感すごすぎました、本当に観に行ってよかったです!!10月仕事忙しすぎて、公演開始時間直前まで仕事の電話してるようなギリギリ観劇だったのですが、忍ミュ観たあとずーっと体がぽかぽかしてて、なんとか10月を切り抜けられたので、まさに「趣味のおかげで人生頑張れる状態」になれました。

最後にこれだけは言いたいんですけど、観劇チケットに千秋楽の生配信と1ヶ月アーカイブの権利がついてくるっていうのホスピタリティすごすぎんか!?!?!他の2.5次元舞台をそこまで見ているわけじゃないけど、ここまでしてくれるのは個人的には初ですごくありがたいコンテンツだと思いました!

忍ミュ、過去のも全部見たいのでシアターコンプレックスの配信サービス入っちゃおっかな〜♩と思っています。

 

忍たま好きになって2ヶ月が経ったけど、平日毎日アニメあるし、ミュも観れたし、ほんとに毎日楽しいです♩

 

 

 

忍たまにハマった経緯の話(書いててよかったな〜と思う、いま読み返すとキャラへの認知が薄すぎておもろい)

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最近観た2.5次元舞台の感想はこちら 

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*1:『六年ろ組の挑戦の段』は神回

ハイキュー!がおもしろすぎて生きるのがツラい【シーズン1〜2感想】

ハイキュー!を履修中です。さすが少年ジャンプの看板作品だけあって、もう毎話MAXにおもしろい。少年ジャンプって本当にすごいな…と毎回思ってる。

 

ハイキュー!!(第1期)】アニメ無料動画の全話フル視聴まとめ | アニステ

 

シーズン1の1話からめちゃくちゃおもしろいですからね。私は第1話からフルスロットルでおもしろい作品が好きで、逆にいうと序盤そんなに面白くないけど後半めっちゃおもしろくなるから!みたいなものを見るのがタルすぎて苦手です。

 

めちゃくちゃどうでもいい話なのですが、私は社会人になるまでオタクではなかった(?)ため、部活が主軸のストーリーというものを生まれて初めて見ています。スラムダンクも、テニスの王子様も、タッチも、黒子のバスケも、弱虫ペダルも、あひるの空も、Free!も、マジでひとつも見たことがないため、めちゃそもそもなんですけど「部活って…まぶしい…!!」という気持ちになっています。

 

もっともそもそもなんですけど、”ハイキュー!”ってタイトルがもう勝ちっていうか、スポーツの種目名ずばりを作品タイトルにするって、「そのスポーツ漫画の代表作」にしか許されないことだと思うので、原作者の古舘先生の力量と少年ジャンプ編集部の力をビシバシ感じます。

 

で、今セカンドシーズンを見終わったんですけど、もうツラすぎて連休最終日が吹っ飛びました。青葉城西が負けたことがツラすぎて何も手に付かない…ツラ…と思っていたらなんか1日が終わってた。

1期で烏野が負けたときも何も手につかなくなって、ほんとにハイキューはメンタルをゴリゴリに削ってきて仕事に支障が出るから一気に見るのはやめようと思っていたくらいなのに、おもしろすぎるから見ちゃう。続きが気にならない回が1回もなくて、毎回盛り上がりポイントがあって、強さへの憧れも、弱さへの恥ずかしさもえぐるように描いてくるので私のメンタルもズタボロです。私、人生でこんなに何かをがんばったことねえ…まぶしすぎる、こんなにおもしろいもの見せてもらってるのに私がハイキューに返せるもの何もなくてツラい。

 

まず主人公の名前がもうすごい。「日向翔陽」って名前、主人公すぎてすごい。日向、翔、陽ですよ!?!バレーボール選手としては致命的に背が低いけど、圧倒的バネと運動神経、あとメンタルの持ち主っていうキャラクター設定が、うわああああジャンプだなあああああと、ジャンプをよく知りもしないくせに思う。

そんで主人公の相棒ポジなのかなと思ってたら、それはそうなんだけどどちらかというともう1人の主人公として置かれている子の名前が「影山飛雄」なのもまじですごい。陽と影。そして名前のとおりな髪の色をしてて、1話の時点ではお互いのことをライバルだと思ってて、その2人が同じ学校に進学したことから物語が始まるって、も〜〜〜すごいな〜〜〜!!!って思います。1期の時点で、お互いに大いなる欠点と突出した長所があり、お互いにしか補い合えない、でもお互いがいれば最強なんだって文脈で2人を描いて、それだけでもう最強主人公ズじゃん!!って思ってたのに、なんと早速2期で、それだけじゃダメってなってお互いがもっと成長しなきゃ…って展開なのもすごい。

烏野のユニフォームがオレンジと黒で、日向と影山の髪の色がオレンジと黒なのめちゃめちゃいいなあと思いながら見ています。2人で立ってると世界観が完成されているような熱さがある。

 

ちなみに私は1期の2話くらいからもうずっと影山くん推しです。私は天才の男に弱く…。あと多分、黒髪ツリ目が好きなのかもしれない(類似例:忍たまのきり丸)。

影山、あんななのにバカなのマジで愛おしい。作者の力量すごい。

 

陽と影で主人公コンビなんだなー、と思ってたら、主人公チームに「月」の名前が入ってる子がいて、日向と対になっている(身長は高く技術もあるがクールなタイプ)のもすごい。月島くんのこと当たり前にめっちゃ好きで、彼が東京合宿で一皮剥けたっぽいのも、多分まだ覚醒してないのもずっと気になっています。この先月島くんの物語もあるんだろうな。彼が試合で活躍しているシーンがあるとつい巻き戻して見ちゃうので、好きなんだと思う。

大地さん・旭さん・スガさんの3年生3人組も最高です。もしかしてもうスガさん、試合に出ることないのかなー(同じポジションでスガさんより上手い影山がいるから)と思ったりしてたら、最初の青葉城西戦で、そうくるのおおおという使い方をされてておもしろすぎて大興奮でした。すべてのキャラのポジションと性格や学年に意味があって、メンバーの采配で試合の流れが変わるのもバレーボールのおもしろさなんだなって思った。

エースがメンタル弱めって設定もおもしろいなーと思う。最初の伊達工戦で、あさひさんが過去のトラウマをチームの力で乗り越えたパイプのシーンは圧巻すぎた!あと、春高代表戦で、基盤が大事なんだよなという雰囲気を作ったところで大黒柱の大地さんが試合から抜けてしまうのも。。うわーーーーそんなことする!?ってめっちゃ思ったし、視聴者の私でさえ不安になったからチームの不安感たるやだと思った。

山口がなかなかサーブ打てないのもよかったな。見てるこっちはつらいわけだけど、多くの部活経験者は日向影山ではなく山口側だろうとも思うので(なんなら山口にすら届かない人の方が多いはず)。日向影山のようなスーパー主人公たちは見ていて気持ちいいけれど、山口や縁下のような人たちの弱さと成長も描いているのが、苦しいけどまぶしい。部活ってなんなんだろう。

 

あと、出てくるキャラクターたちが、出会い頭にまず身長を聞く感じが、今の私にはもうない価値観だけど、あの頃の一定の層には確かにめちゃくちゃ重要なことだったんだ…という感じで、痺れてしまう。スポーツには生まれつきの才能というものが存在するのは事実で、けど生まれつきのものだけでは決まらないのも本当。

 

で、こんなに烏野のみんなのことが好きなのに、及川さんに本当に決勝にいってほしかった 。及川さんと岩ちゃんのあの攻撃、決めさせてあげてほしかった。牛若との高校最後の対決、実現させてあげたかった!!!!!!私は無力…

”あれを決められずに 何がエースだ!!”は本当につらいけど象徴的すぎる名シーンだと思う。及川さんと岩ちゃんの絆について思いを馳せてしまう。

 

及川さんというキャラクター、好きにならん人おる!?って感じで、も〜〜〜、こんな2個上の先輩いたら絶対憧れちゃうってわかる。影山がこの人に憧れたのも、この人に一生勝てないかもって思うのも、だからこそ絶対勝ちたい、この試合でしか超えられるチャンスがないって思うのも、めっちゃわかる。そして、”及川徹は天才ではない”のももうすごい(これ、秀逸タイトルすぎる)。こんなに巧くて、かっこよくて、かなわないっておもう人なのに、この人は努力の人なのだという立ち位置に置くことで、この人の魅力がより強調されていると思った。

インハイ予選で、ピンチのとき及川さんは絶対岩泉さんに上げる…!って読めた影山が、最後逆に日向に上げるのを及川さんに読まれてしまう展開、アツすぎおもしろすぎでうなされました。。。

 

私は昔から幼なじみ萌えの人間なので、バレーボール漫画、「小学校から一緒にやってるコンビ」がたくさん出てきて超楽しい…!そんな中、主人公コンビが高校で出会ってるのもまたわびさびだと思います。

そもそもなぜハイキューを見始めたかというと、友達にキングダムの話してて、「元は敵同士だった王様と兵士が同じ目的のために手を組むとこから始まるんやけど…」みたいな説明をしたら、「ハイキューやん」って言われたのがきっかけだったな。

キングダム 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
 

 

私は人と何かのコンテンツの話をしてて、「実質○○やん」とシナプスが繋がる瞬間が好きです。

 

音駒の黒尾と研磨くんもすっごい好きなので今後公式戦で当たるんだろうなーと期待が膨らんだり、今後3年生抜けちゃうの…?とか、九州や関西の選手の名前が出てきた以上いつか白鳥沢に勝って全国大会に行くんだろうか…とか、今後の展開がどこまで広がるのか、日向と影山はどこまでいって、どういう終わりを迎えるのか、気になりまくりです。漫画も読みたいな〜。

 

ハイキュー!! 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

ハイキュー!! 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 

まずは白鳥沢戦見ます!

Amazonプライムで観てるよ。ちょうどOADOVAも配信開始したとこらしい。赤点とった日向影山の裏話おもしろかった…

 

 

私は子供の頃から運動神経がめっちゃ悪く、スポーツをしない人生を歩んできたのですが、ハイキューを見てると、本当に、部活をがんばった人生の人への憧れが高まるいっぽうです。

あと、ハイキュー見てると本当に「私はこんなに一生懸命に何かを頑張ったことがあるだろうか!?」といやでも思わされるので、この活力とヒリヒリする危機感を何かに役立てなくては、と思っている…。仕事でもなんでもいいんだけど。私はもう学生時代には戻れないのですが、彼らが部活に向き合うときの「絶対1番にはなれないのわかっててなんでそんなに頑張るの?」「そんなもん、プライド以外に何が要るんだ!」やら、「弱いからつまんねーんじゃね?」やら、「逃げる方がつらいってわかってる」やら、「究極言ったら、努力してないやつだって負けたら悔しい。けどこの悔しさを3日で忘れたらずっと勝てない」やら、そういうのって、部活以外の人生のいろいろなことにも当てはまるなぁ……と思うから、何か、私ももっと人生をがんばらなきゃ、と後ろめたい気持ちでひっそりと思うのであった。

 

全然どうでもいい話なんですが、いま同時並行で忍たま乱太郎を履修しているため、及川さんが岩ちゃんにぶりっこしてるときの喋り方、絶対最近聞いたことあるううううううと思っていたら、なんとタカ丸さんと同じ声でした。あのタカ丸さんの特徴的でかわいすぎるへにゃへにゃボイスが大好きなので、これは私としては大ニュースでした!

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及川さん、こんなにかっこいいのにチームの中ではいじられキャラなのもさじ加減素晴らしすぎる…

 

 

いまさら入門シリーズ、過去エントリはこちら。

 

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こーゆーのが観たかったです!!舞台ヒプノシスマイクtrack2感想【ヒプステ】

記憶薄れかけですが、10月にtrack3も始まるということで簡単に感想を書いておきます。ライビュで観ました!

 

舞台『ヒプマイ』第二弾、公演の模様をおさめたBlu-ray&DVDとビジュアルブックの発売が決定 主題歌の配信も | Musicman

 

私ごとですがこのキービジュアルが出た時点で「もうこの夢野のビジュアルを見れただけで元はとった、中身どんだけつまらなくても文句言いません」と神に感謝したものですが、結論から言うと中身もめっちゃおもしろかったです!

刀ステで前ちゃんの鶯丸にお世話になっていたのでもう前ちゃんの夢野は「あっぱれ!!!」の一言でしたが、MVPは乱数かなー!って思えたり、他の人もみんな平均的にうまくて楽しかった。元々私は、ヒプマイに関しては、声優さんのLIVEが本物で2.5はパラレルワールドって気持ちで観てる派なんですが(どっちも好きなのは大前提として)、やっぱり「見た目がキャラにそっくりな人たち」が動き回るを見れるって本当に贅沢なエンタメだなーって思いました。

 


『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.2- ダイジェスト

 

🍭飴村乱数/世古口凌

 

本当にめちゃくちゃ可愛かった!!透明感のあるお人形のようなお顔立ち、ガリガリの少年体型、裏表のある性格などなど、「うわー乱数ってこんな感じなんだ!!」と何度も思わされた。個人的MVP!彼の演じる乱数を見ながら、生まれて初めてしらいむは別に見た目全然乱数に似てないってことに気付きましたwwwww(これがヒプマイのすごいとこだと思っていて、LIVE中、声優さんが本当にキャラに見える魔法がかかっているのだ!!)

乱数は寂雷のことをマジで嫌いなわけですが、幻太郎と帝統のことは友達として大事に思ってるのがびしばし伝わってきてよかった。2人に甘える乱数かわいい…。

私はヒプマイについて、一郎が主人公、左馬刻が準主人公だと思ってるんですけど、乱数が真ん中に立つと途端に乱数の物語になるんだなぁと気づかされました。1人だけ違うレイヤーでこの物語を見てる男の子。もう一人の主人公だよなーと思います。

最後の挨拶、「マスクないから、後ろ向きでごめんねっ!!」と言って観客に背を向けて挨拶してくれたんですけど、コロナ対策上の演出とはいえ、我々に顔を見せずに別れの挨拶をする乱数というのがどうしても本編での乱数の立ち位置を思い出してしまってなんとも切なかったです。ポッセみんなで幸せになろう…

 

📚夢野幻太郎/前山剛久

 

 

似すぎを超えて本物、そして圧倒的に美人!!!彼の鶯丸(刀ステ)を観ていたので絶対ハマり役だろうという確信はあったのですが、その予感を超えてきました。前ちゃん、こういう、お姉さんみたいなお兄さんの役(なんだそれは)がガチでうますぎてすごい。なんか、こういう役で今後もっと大きい役当てていってほしい。こんなに美しいのに、大阪出身なの良いギャップすぎる。普段は関西弁なのだろうか…(挨拶くらいだとあんまり方言感じたことない)

一緒に配信を観た友達が「鶯丸のときも思ったんだけど、前ちゃんって首かしげながら喋る所作を要所要所で入れてくる、そんでそれがたまらなくキマってる」と言っていて、うわー!たしかにー!と思いました。てか鶯丸のときは「細かいことは気にするな」というゲーム上のセリフを言うときに首かしげてて大興奮した記憶があるんですけど、幻太郎にいたってはナチュラルすぎて全然気づかなかったです。指先まで美しく、というか「喋るときに指先まで美しい幻太郎」なんて一度も見たことがないのに、「わかるー!幻太郎ってこういう喋り方しそう!!!」と思えるのがもうすごい。2.5の醍醐味だと思うし、前ちゃんのキャラの掴み方のうまさだなぁと思います。

あと、こんなに踊れるの知らなかった。。かっこよすぎる!流れるようにウインクするので一撃で気絶。

 

 

🎲有栖川帝統/滝澤諒

 

キービジュアル出たときから「子どもだなあー!」と思っていたのですが、舞台を見ても印象変わらず。役者さん、22歳とのことで、とにかく「若い!!」というのが第一印象です。

というか原作帝統って20歳という設定のわりに、かなり大人っぽい性格なんだなーと気づかされました。20歳前後の生身の男の子なんてこんな感じだよな、と舞台を観ながら思いつつも、原作帝統に思いを馳せる。見た目もですけど、中身もわりと弟キャラに全振りされているステの帝統は新鮮でとても可愛かったです。

役者さんはなんとライオンキングのヤングシンバ出身!!どおりでダンスがとても上手で、「帝統役がダンス上手いの正解だな…」と思いました。うまく説明できないですけど、なんとなく、帝統2.5でやるなら踊りが上手くないとカッコつかないと思うので…。

原作で「ガチャーン!ドゥルーン!チリンチリンチリン!!」という特徴的すぎるリリックをもらっている帝統が、ステで「ブンシャカラカブンシャカラカブーン!」の言葉をもらってるのはめちゃ納得感あって大好きでした!帝統のテイストってこんな感じだよねというか。最後が「にゃあ〜?」で終わるのも超帝統で、中の人もこのリリック&振りのおかげで演じやすかったんじゃないかな?と思うほど。カテコでもにゃ〜!のポーズしてくれるの、ファンサありがとうでした。

100万円を乱数・幻太郎から借りようとする帝統っていう、ファンが見たかった帝統を見せてくれてありがとうと思いました。笑 帝統ってクズなんじゃなくておばかさんなんだよなーと私は思ってて、そのギリギリの愛嬌を見せてくれて大満足です!

 

ぽっせ3人の「幻太郎は乱数が何か隠してると思ってる」「乱数は幻太郎の方こそ嘘ついてるでしょ?と思ってる」「何も言わない帝統は嘘はついてないけど本当のことも言ってない」という、ビジネスライク感もありつつ、意外と気があっちゃった感じがよく出ててとてもかわいかった。あめゆめがお兄ちゃんで帝統が弟ポジなぽっせ、好きですね…

 

 

💉神宮寺寂雷/鮎川太陽

 

キービ出たときは、見た目あんまり似てないかなって思ったんですけど、動いてるの見たら全然そんなことなかった。背が高いって才能だよなーと思うし、太陽くんの場合は声が寂雷先生なのがすごかった!地声を知らないけど、速水さんに寄せて喋ってるとしたらすごすぎる。

酔うと豹変する寂雷先生まで見れて楽しかった!

基本的に穏やかで誰にでも人当たりのいい寂雷先生が、乱数にだけ辛辣っていうのがキモだよなぁと思うんですけど、今回思ったのが、寂雷先生の名前に「神」の文字を入れたのパンチきいてるなあと(なんなら、伊奘冉も観音も”神”の類語だし)。医者で殺し屋と、人の命を左右する仕事にばかり従事している寂雷先生は文字通り「神」の領域に抵触してしまってるのだと思うし、”命は使い捨て”のクローン人間である乱数にとって寂雷のことがマジでムカつく存在なのもわかってしまう。この2人の敵対関係がよく描かれてたので、最後にマイクを持ってガッ!!て向かい合って終わる演出すごくかっこよかったです。

 

🥂伊奘冉一二三/荒木宏文

 

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「仕上げてくんなーーーーー!!!」と思った。あらやんさん、さすがすぎる……!!

一二三の顔って原作によると「宝石に例えられるほどの美形」という設定なので、顔は全然似てないんですけど、立ち方やスーツの捌き方など所作がもう本当にめちゃくちゃかっこよくて、さすが荒木さん!と何度も思った。「立ち姿がかっこいい」って2.5でかなり重要な要素だと私は思います。手足が細くて長くてほんとに一二三に見えた。

きじまさんのこのコメントが良すぎる。注目ポイントのひとつが「ネガティブモードなの聴いてる時の顔」なのがめちゃくちゃ一二三だなぁと思うし、このツイートの中に一二三・独歩の名前もステの文字も出してないのがなんともエモいというか。

 

客席を見て「おんなのこぉぉぉ…」って逃げ出す演出超よかった。一二三の普段の陽キャな喋り方(かわいい)も、ホストモードの喋り方もどっちも最高。

あと個人的に大事件だと思ったのが、最後の一二三と独歩の会話、

 

「どっぽちんが俺以外の人と話そうとするの珍しいじゃん!」

「俺だってたまにはお前以外の人と話したいって思ったりする…」

「あ〜!どっぽちんが人として成長してる〜〜!!ウケる。」

 

ここ、脚本家ありがとう、解釈一致です……。

一二三は独歩が自分以外の人と仲良くしても平気なんだなというか、それに対する感情が「ウケる」の一言でなのすんごいわかりみ。シンジュク幼なじみは、なんで仲良いのかマジでわからんけど親友なのは見ていてわかるという絶妙なラインがよいとこだと思ってて、ステの2人からもそれを感じられてとてもかわいかったです。あと、独歩が「たまには」一二三以外の人と喋りたいと思ったりするという感情も、どんな気持ちで言うとんねんと考えさせられますね。

ただ、話の流れ上仕方ないことなんですけど今回は乱数寂雷が主役だったので、欲を言えばもっと一二三と独歩の絡みが見たかったな!!あらやんの一二三がお見事すぎたため、彼の一二三でもっと独歩と喋ってるところ見てみたいです。

 

👔観音坂独歩/宮城紘大

 

たたずまいがすごく独歩なので、バクステコメントのとき中の人が陽キャすぎておもしろかったwww

ステを見て思ったのが、独歩ってネガティブ超えて卑屈なんだな…ってことです、土下座ってされた側が気まずいから安い土下座をするのはやめよう!

友達が1人しかいなくて、その唯一の友達が、イケメンで優しくて有名で非がなくてユーモアも身長も器用さも持って生まれたナンバーワンホストなの、おもしろすぎる。つくづくシンジュク幼なじみって、設定がもう勝ちだよなー!!って思います。性格真逆な男の子たちが仲良いのは最高なので…。

 

アサクサディビジョンの使い方も、track1のアカバネディビジョンの使い方より私は好きでした。trask1のときも思ったけど、見ず知らずのキャラたちに私は全然愛着を持たないほうなんですが、ラップがかっこよすぎて一発で彼らに魅力を感じてしまったので、つくづく、ヒプマイって楽曲の力が強いよな…って思います。

 

 

track2が全体的に完成度が高かったので、track1本当に予算なかったんか?という気持ちにもなるんですが(上手い下手の前に、とにかく、見た目が似ているキャストが少なすぎて動揺した)、はてさてtrack3はどうなるか…。今のところ、私の再推しキャラである簓を、泣く子も黙る2.5次元舞台のスター・荒牧くんが演じるということで情緒かき乱されまくりです。ビジュアル出ましたけど、私また、「もうこのビジュアル見れただけで満足です」って叫びました。語彙力のないオタクゆえ…。

 

 

 

 

 

 

  

簓って糸目だし頭も切れるんですが、口調や性格も含めて「かわいい」のが最大の特徴だと思っているので、あらまきくんの簓めちゃくちゃ楽しみにしてます…!

 


『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.3- スポット

 

このティザー、確実にあらまきくんなのに要素に簓がきちんと押さえられてて情緒がメチャクチャになりました。あ〜たのしみ!!

 

 

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これがエンタメ大国韓国×Netflixが本気で描く”運命の恋”。今世紀最強ドラマ『愛の不時着』感想

はーーーーーー観終わった。

『愛の不時着』を観終わったーーー!!!!!

 

愛の不時着 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

 

もう長すぎて本当に一生観終わらんかと思った(私はドラマを1日に15分しか見れない体質です)。

などといきなり文句を垂れていますが普通に総量10リットル泣きました。まだ観てない友達に、愛の不時着どうだった?と聞かれたら「もう今世紀1位のドラマ。向こう100年こんなに面白いドラマは出てこない」と大袈裟感想を言いふらしているほど良かったので、感想です。そもそもNetflixにずーっとずーっと入ってなくて、入るかどうか3年くらいうじうじしていたのですが(映像サブスクに既に5個も入っているサブスクバカなので、これ以上増やすことが怖かったのである)あまりにも周りの友達が愛の不時着を観たかと聞いてくるので、気になりすぎてついに登録したほど!!これだけ話題になるのはだてじゃなかった。

ドラマ見終わった友達とあーだこーだ話してたとき、私が「マッチングアプリしてても中隊長おらんかなって探してしまうわ」と言ったら「北朝鮮はアプリ禁止やろな~」って返されてウケました。

 

もう、中隊長がかっこよすぎるとか、みんないいキャラだなとか、韓国旅行行きてーとか、北朝鮮ってどんな国なんだろとか、いろいろ感想はあるんですけど、まず1番に言いたいのは「韓国のドラマ産業まじですごくない?」ってことです。なんかもう、脚本が濃すぎる。世界観の作り込みが凄すぎる。映画パラサイトのときも感じた、「作り手が本気」+「見る側も目が肥えてる」っていうのをビシバシ感じて圧倒されました。日本でここまでのドラマ観たことなくない?…と自国エンタメdisりをしてしまうが、なんか本当にそう感じてしまうんだもん…。

本当にすごい国だなあ、韓国は…と思いました。ここまでの脚本を書けるひとがいること、それを形にできる俳優陣の層の厚さ、世界観を再現できるロケ地やセットづくり、北朝鮮の描写考証、それでいて超王道少女漫画みたいなロマンティックコメディという、なんていうか…作り手の力量がすごすぎてただただ呑み込まれました。確かにめっちゃ長いんですけど、一瞬もダレるシーンがなく、全16話って知りながら観ているにも関わらず、「ここクライマックス!?」みたいなシーンがありすぎて、6回くらい「次で最終話か!?!?!」と思いました。1つの作品の中でそんな盛り上がりを何回も作れるというのがすごいし、展開は読めないし、次のクライマックスはさらに上をいくしで、もうずーーーっと面白かったです。

 

 

※超ネタバレあり

 

 

ヒョンビン最大の当たり役!!リ中隊長を好きじゃない女はこの世におらん

10年前からヒョンビンを好きという友人いわく、「ヒョンビンは昔からずっとかっこいいけど、リ中隊長はキャリアの中でも最大の当たり役だと思う」とのことで。

ドラマを観る前、Podcastバイリンガルニュース』を聞いていたら、MCのひとりであるMamiちゃんが愛の不時着を観たという話をしていて「うまく説明できないんだけど、リ中隊長を好きじゃない女性はいないと思う」「中学生くらいのときって恋に恋してたじゃん?でもだんだん大人になるにつれて現実が見えてきて、まあこんなもんかってなるじゃん。愛の不時着はそういう、現実を知る前の、恋に恋して妄想してたときの気持ちを思い出させてくれる」みたいなことを言っていたので気になっていました。Mamiちゃんみたいな、オタク属性0の六本木女子!みたいな女の子まで魅了するなんで、一体何事!?と思って…

もうさあ〜、本当にそうなんですよね。

中隊長を好きじゃない女子なんてこの世にいないんですよね。

普段ならこんなでかい主語で物事を語るのははばかられますが、でも言っちゃう。言いたくなっちゃう。これは…私が人生の中で出会ったスパダリの中でも頂点のスパダリ!!!!!

ヒョンビン本人も真面目で謙虚で、兵役時代は最も過酷といわれる海兵隊に自ら志願して赴いたというヒョンビン。こりゃ20時間ほふく前進できるわ…。ハマり役で当たり役。最高だな!

 

 

自分より相手を想うという愛(リ・ジョンヒョク×セリカップル)

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中隊長は「何があっても絶対に守ってくれる男」という驚異のスパダリなんですけど、私がすきだなあと思ったのは、セリにも自分の人生や命を懸ける瞬間が何回もあることです。しかも、「頭で考えるより先に体が動いてしまう」というのが多くて、例えば、飛行機に乗れば韓国に帰れるのに、撃たれた中隊長を病院まで連れていき輸血のために飛行機を乗り逃すシーン、ク・スンジュンと一緒にいれば韓国に帰れるのに、寒い中歩いて帰る中隊長を放っておけず車で家を脱走するシーン、撃たれそうになる中隊長を守るために車を前進させて自分が撃たれるシーン、などなど。

そもそもなんですけど、身ぐるみひとつで北朝鮮に降り立つっていうのはいくら言葉が通じる韓国人のセリであってもめちゃくちゃ怖いことだと想像できるので、私だったら北朝鮮で一瞬会っただけの人など振り切って無理やりにでも帰りたくなっちゃうと思うのですが、セリが何度か選択する「中隊長を見捨てることができたら韓国に帰れるという場面で、中隊長を守る道を選ぶ」というのは、それはもう、愛だなあ…と思うのであった。

自分のことより他人のことを大事に想う気持ち。言葉ではなく行動で、彼女たちが相手を愛するようになる姿を観れたのはとても感動的でした。本当に愛しているときって、行動に出るんだなあ…。

15話終盤、もし時間を戻せるなら…とお互いが回想するシーンで、リ中隊長は「君が僕と出会わずに穏やかな人生を遅れる道を選ぶ」、セリは「結末を知っていてもあなたと出会う人生を選ぶ」と思うのは、まったく逆だけど、同じ愛の形をしていて、すごいね。

 

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交際説出まくりらしいけどお似合いすぎて願いたくなるのもわかる…!にしても、2人とも大人の対応。笑

 

他者と交わることで自分が変わっていくという愛(ク・スンジュン×ダンさんカップル)

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ダンさんを好きじゃない女おるか?!?!?(またクソデカ主語)

も~準ヒロインにふさわしい、美しくて超クールで恋愛には不器用なダンさん。彼女を愛しく思う女の子は本当に多いだろうなと思いましたし、私もそのひとりです!リ・ジョンヒョクへの片想いが上手くいかずにくるしむ姿も、ク・スンジュンの前ではありのままの自分をさらけ出す奔放さも、全部魅力的でした。私はこのカップルの愛は、「互いに影響し合って自分が変わっていくこと」だなぁと思っていて、ダンさんは繕った仮面を剥がし本音を丸出しにしていくこと、ク・スンジュンは悪い生き方を改めて真っ直ぐ生きようと決意することなど、お互いに出会ったからこそ良い方向に自分を変えられた、その事実こそが愛だなぁと思います。相手を好きだからこそ、真っ当に生きると思えたこと、そしてその決意が、幼いころ孤独と貧困に苦しんだク・スンジュンの心を救ったこと。だから韓国に帰ると思えたこと。…そして、ここもセリと同じで、「相手を見捨てることができれば韓国に戻れる」という場面で、航空券を破れたこと。

最初はクールで不機嫌な無表情を貫いていたダンさんが、ク・スンジュンの告白から別れのシーンでボロボロ泣くところ、何度も泣いてしまった… リ中隊長×セリカップルが「運命の恋」なら、ク・スンジュン×ダンカップルは「生涯で一度きりの恋」だと思いました。

北朝鮮ストリートチルドレンの兄妹が15話で再登場し、ク・スンジュンの生い立ちと重ねるなんて本当に構成がうますぎる…。

それにしてもク・スンジュンの役者さんは、ニヤケ顔の嫌味ったらしい悪役にも見えるし、キザでハンサムなイギリス育ちの優しい青年実業家にも見えるのがすごい。お芝居の力でしょうか。どっちにも見えるお顔立ちのキャステイングが絶妙。

 

 

みんな大好き 個性豊かな第5部隊員4人組+耳野郎

この4人が出てくるシーン全部楽しかった!アイドルグループばりのキャラ立ち。

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中でもピョ・チスは凄かったですね~。北朝鮮出身の人から見て、1番北朝鮮の方言が上手かったのピョ・チスらしい(笑)なんかほんとにいそうな北朝鮮の軍人で、セリにずーっとかわいい嫌味を吐き続けるくせに、どこか憎めない三枚目。随所に挟まれる、セリや部隊員を思う姿も魅力的でした。韓国で靴を履き忘れたウンドンを叱りながらも、自分の靴を差し出すとこなんて泣いちゃった。。いいやつ!

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中の人はなんとミュージカル畑出身!歌うまいのおもしろい…笑(後ろでチョ・チョルガン役の人が優しい顔で見守ってるのもおもしろい)

 

韓流ラブのジュモクもいいキャラだったな~、ひとり韓国に詳しい子がいることで話の進みもテンポがよかったし、愛の不時着の随所に挟まれる、過去の韓国ドラマへのオマージュも彼のおかげですごくドラマチックな演出になったと思う。チェ・ジウが本人役で出てきたとこまじで大興奮しました!!韓国のドラマ文化の豊かさを感じたなぁ。若い頃のキャリアが何年後かの自分に宝物みたいな仕事を授けてくれる瞬間を見れて、視聴者もうれしい。ジウ姫、45歳…!!!

ジュモク役の俳優さんが本当にチェ・ジウのファンで、このシーンのときすごい嬉しそうだったって裏話かわいすぎる!!

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クールなイケメン、グァンボムはいるだけで目を引く男前。韓国編では芸能事務所にスカウトされるなど、イケメンポジ扱いめっちゃよかった。左右で目の形が違う、切れ長の雌雄目がセクシー。

マンネポジもしっかり作ってるのが韓国だなーって思ったり。ウンドンは本当にセリを姉のように慕っててかわいかった。中隊長とはまったく別の意味で、別れが悲しかったー…!

 

そして13話でセリの車を襲いに来た集団をこの4人がキメキメスーツ姿でぶちのめすのサイコーすぎた!!ジュモクの「こう見えても特殊部隊員です」ってセリフ、かっこいいー!普段はボケキャラな人たちがここぞという場面で戦闘能力激高なことを露わにするのは、約束されし胸熱展開なのであった。*1

中隊長はセリにとって王子様だけど、この第5部隊員は姫を守る騎士たちだよねぇ。

 

前半では「耳野郎」と呼ばれる盗聴の仕事の辛さをえぐるように描いていたので、後半でマンボクの盗聴技術がセリとお母さんの和解の手助けになったり、次兄夫妻の悪事の証拠になったりする展開はカタルシスだなー!って思いました。そして彼がリ中隊長を信頼し、勇気を出してチョ・チョルガンの言いなりにならずに済んだのは救いがあってとてもよかった。この家族は幸せになってほしい…!(マンボク、中盤あたりで死ぬのではないかとハラハラしていたw)

crea.bunshun.jp

 このインタビューとっても読み応えあった!

 

一番泣いた 村の嫁集団プッベンジャーズ

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「プッペンジャーズ(北のアベンジャーズ)」という愛称で呼ばれていたらしいw

 

私、愛の不時着で一番泣いたシーンはどこか?と聞かれて、「12話で村の嫁集団が夜中にこっそりヨンエさんの家に来るところ」と答えて、友達全員に「そこ!?!?!?!?!?!?!」と言われました。

私はシスターフッドに弱く…。

最初は、集落の噂好きのおばさんたちの詮索をかわしたり、逆に利用してやろうとするセリのしたたかさを楽しんでいたのに、このドラマのすごいところは、こういう脇役にもしっかり人生があって、彼女たちの物語もしっかり本筋に絡めて描ききっているところ。 ミョンスンさんとウピルが連れ去られそうになったときにどうにか追い払おうとするシーンも感動しました。このドラマの素晴らしいところは、リ中隊長は確かに戦闘能力に優れたスーパー戦士なんですけど、村の嫁集団のような「普通の人たち」も、自分たちにできる範囲で勇気を出し、隣人を助けるために力を尽くす姿を何回も描いていたことだと思います。私もそういう人でありたいです。

そしてセリが、村の嫁集団への恩返しとして、彼女たちをイメージした自社製品を出すなんて本当にオシャレすぎる!もう多分会えないひとたち、ほんの数ヶ月間だけ交わった人たちだけど、確かにセリにとって一生忘れられない出会いだったと思うので、そしてそれをファッションの会社の代表であるセリにしかできない方法で恩を示すなんて、粋だなあ〜…と感動しっぱなしでした。セリはこの商品が確実に彼女たちに届く確証はなかったけど、市場に自社製品があったことを覚えていて可能性に賭けたんだろうね。あるいは、届かなくても自分なりの誠意だったんだと思う。ダンのお母さんが外国に行き来できる身分だから、嫁集団に渡すことができたというのも、設定的に無理がなくてすごくよかった。本当、どこまでよく練られているんだこのドラマは…。

北朝鮮のオンマたちなんて見たこともないのに「こういう村のおばさんいそう!!」ってなるの本当すごい!!なんなんだあれは。

 

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強烈すぎる人民班長・ウォルスクさんを演じた女優さんは、なんとこの役で、百想芸術大賞(韓国のゴールデングローブ賞ともいわれる)女性助演賞受賞!!これすごすぎない?!名脇役だった女性陣たくさんいたし、他にも面白いドラマがたくさんノミネートされている中で、ウォルスクさん役で受賞。よっぽどうまかったんだな…。

 

母の愛は偉大だね

セリの継母、ダンの母親、そしてリ中隊長の母親。みんな性格もバラバラで子供との関係も様々なのに、我が子を思う気持ちの強さが共通していて、お母さんって偉大だな…と思いました。”親が子を思う気持ちに国の差はない”みたいなこともテーマのひとつだったのかな。

特にセリとお母さんの和解のシーンは涙なしには観れなかったです。このドラマ、セリのお母さんもなんだけど、ク・スンジュンやセリの長兄のような、「序盤悪役として出てきてた人たちが、無理ない範囲で方向転換して良い人になってくる」までの描写が丁寧ですごい。セリの継母は、セリに酷い言葉をぶつける一方で、娘に対して複雑な気持ちを持っていそうなことは序盤から伏線を張られていたので、耳野郎の盗聴によって、あの日海で本当は何があったか、なぜずっと傷つけてきたかが明かされる演出は本当に泣いてしまった…。リ中隊長と2人でカフェに行って話すシーンなんて、もうちゃんと母親じゃんと思うのであった。ずっと孤独だったセリの寂しさに寄り添ってくれるお母さんがいることはセリの今後の人生にとってもすごく心強いことだと思うので、この2人が歩み寄れてよかった!

ダンのお母さん(パラサイトのお母さん!流石の存在感)はずっとコメディエンヌとして北朝鮮パートを盛り上げてくれていたんだけど、随所に、娘を思う気持ちが見えて素敵だった。「母親として言うべきことは言うけど、でも言うことを聞きすぎる必要はないのよ」って言ってくれるお母さんが側にいてくれるの、うれしいよな。「あなたと一緒に泣いてあげられる。話も聞いてあげられるし、一緒に乗り越えてあげられる」の台詞と、「命より大事だと言われたら反対できません」の台詞のとこは名シーン!!

リ・ジョンヒョクのお母さんも一度息子を失っていることから、命を賭けて息子を思うという愛がすごかった。本作の主人公たちはみんな35歳くらいでまあまあ大人だと思うんですけど、それでも、親が子供を思う気持ちに国境差はないよねーって思えるつくりで素敵でした!

 

北朝鮮という謎めいた国。マジで読めない展開と結末

このドラマって、本当に「韓国にしか作れない脚本」だなあと思いました。韓国と北朝鮮という、「国境が隣り合ってるから不時着の可能性がある」+「言葉が(大体)同じ」+「通常の連絡手段と交通手段が使えない」などの条件が揃うなんて他の国や地域ではほぼ起こり得ないことだと思うからです。

韓国の人でさえほぼ見たことないであろう北朝鮮の風景を、日本人の私が「へぇー北朝鮮ってこんなかんじなのか」と思ってしまうロケ地やセットがすごかったし、ファッションや言葉などもよく作られてるなー!!と思いました。このドラマ、大筋としてはロマンティックコメディなんですけど、「北朝鮮ってどんな国なんだろう…?韓国とどういう関係なんだろう…!」と、異国の歴史や文化にまで思いを馳せたくなるのがすごい作りだと思う。

第5部隊員4人組+マンボクが韓国に入国した時点で、彼らが脱北する展開もありそう…と考えたけど、全員帰還を望む脚本にしたのは製作陣の誠意だと思った。どちらの国のことも極端に美化しない、そこで生まれ育った人にはそこでの生活があって、そこに家族や愛情があることはどちらも同じであるという姿勢。韓国の人たちが北朝鮮という国に対して抱いている複雑な気持ちもよく伝わってくるような内容だったと思います。

 

最後のICみたいな38度線なんて、存在すら知らなかった。「こんな場所で引き渡ししてるんだー?!」とドキドキ。あの線を越えて恋人の元に駆け出す…なんて、ありえないと頭ではわかってても、文字通り「38度線越しの恋」を象徴するすさまじいシーンだなぁと思いました。10話でもリ・ジョンヒョクは一度だけならと38度線を超えたことがあり、そのシーンもフラッシュバックするようなすごい場面。視聴者の私はもうここで「統一してくれ………涙」という気持ちでいっぱいでした。隣の国とはいえ、他国同士の戦争状態にここまで思い入れができてしまうのが本当にすごい。もし、何年か後、現実世界で韓国と北朝鮮が統一するときがきたら、真っ先に私はセリと中隊長再会できたかなぁ~…と思いを馳せてしまうと思う。トンデモ設定なのに、ちゃんと現実社会と地続きだと思えるのがすごいな。

 

北朝鮮のことをもっと知りたくて、こういう記事読み漁りました!脱北者の意見をかなり取り入れて作ったらしい。それにしても、脱北Youtuberなんてジャンルがあるのか…令和だなあ。

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このドラマ、最初っから「一緒になる未来はないのでは…」という前提を視聴者もわかりながら観ているので、本当に結末が読めなかったです。どちらかがどちらかの国に住むにしても、不法侵入しているから安泰がないし…。片方死ぬんじゃないかなあという気持ちで観ていたときもありました(そしてその予想はク・スンジュンの方で当たってしまって悲しみ…死なない未来もあったくない?どうなんですか?)。

最終話は、私としては、この設定から導き出せる選択肢の中では超スーパーウルトラミラクルハッピーエンドだと思いました!というか、「その手があったかーーー!!!www」って感じ。何せ「運命の恋」だもの。友達とも話したのですが「これだけ愛されて大切にされていると実感できていたら、1年に2週間しか会えなくてもその2週間を励みに残りの11ヶ月半なんでもがんばれるよな」としみじみ。

婚活中の友人は「愛の不時着観ながら婚活してたんだけど、ああいうのが愛だと思うとマジで婚活が進まん。あれはSFやと思わんとやってられん」と愚痴ってておもしろかったです。

 

 

パラサイトのリスペクトおじさんがまともでお茶目な役で出ていたり、セリの会社の部下、国家情報院のキム課長など、枝葉の脇役にいたるまで本当に魅力的な人ばかりで面白かった!!サントラも素晴らしいものばかりで(Spotifyでずっと聴いてる)、中でも私が1番好きなのは「Time of JungHyoku for Seri」かなぁー。運命の分岐点みたいなシーンでかかる曲なので、思い入れもひとしお…

 

 

「結末がわからないからときめくんだよ」って、ク・スンジュンの恋バナ、ほんとにいいセリフだったな。そういうドラマだった。

 

 

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ラップアップパーティーの入り待ち映像めちゃめちゃ楽しいから置いておきます!ピョ・チスの役者さんへの黄色い悲鳴www

 

そしてめちゃくちゃ韓国チキンが食べたくなるドラマでもあり、わざわざ大鳥居まで行ってbbqチキンを食べました。せめて新大久保に店舗作ってくれませんか?

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コロナ明けたらロケ地巡りの旅に出かけたいです!!

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*1:黒執事の使用人回を思い出した

【iHerb購入品】念願のハンドソープとリピ買いプロテインバーと洗剤

こんにちは。私にしては短期スパンでiHerbでお買い物しました。前回は7月だったようです。 

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今回買ったものはこちらです!

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まず、よくiHerbおすすめブログで見かける気がする、缶のレトロさが可愛い洗剤。

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蓋もかわいい。裏にもアメコミみたいなイラストが入っててかわいい。

 

ただ、いきなりなんですけど私は注文を間違えました。本当はこっちを買いたかったのです。

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洗剤がボールになってるやつ。

私が買ったものは、一回一回軽量カップですくう一手間がやや面倒くさい。次はボールの方を買うと思います。洗剤の機能については、よくわかりませんw 悪くはないと思うけど、特に劇的に汚れが落ちる!とかもない。

パケ買いだからいいのです。

ネリーズは他の商品もパケがとても可愛いからいろいろ見てみたい。

 

我が家のランドリーコーナーが、(たまたま)寒色でそろってすっきりかわいくなりました。

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お次はリピ買いのプロテインバーです。

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普通においしいのと、腹持ちがいいのと、食べたあと眠くならないのとで、仕事のある平日のお昼ごはんとして重宝しています。

自粛期間開始当初は食生活をやたら気にしたり真剣にダイエットしてみたりいろいろしていたのですが、先月くらいからすべての体重管理を放棄し、「趣味・暴飲暴食」と言っても差し支えないほどメチャクチャな生活をしております。

なので平日昼くらいはせめて軽くしよう…という気持ちがあるのと、あと、昼ごはんを食べたあと午後眠くなってパフォーマンスが落ちるのがめちゃくちゃ嫌なので、平日は極力お昼を食べたくないのです。反動として16時くらいからもう何をやっても集中できない地獄に落ちます。何かいいアイデアがありましたら教えてください。

 

最後にハンドソープ。

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コロナの影響なのか、iHerbでずーっとハンドソープが全商品売り切れまくりで、ここ2〜3ヶ月ずっとねらっていたのでした。この商品が欲しかったというよりは、ボトルがかわいいハンドソープをキッチンに置きたくて、日本のドラッグストアでなかなか見つけられなかったのでiHerbで探していたという感じです。

入荷したタイミングで、えいやー!と買いました。テクスチャーがそこまでこってりでなく、いい感じです!ホワイトティーってなんのこっちゃよくわからないけど、なんか綺麗な響きでよさげじゃないですか。今見たらほぼ在庫切れだけどこの香りは在庫があるようです。

 

こんなかんじでキッチンに置いています。

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私のクーポンコードはASB1914ですー。

 

ではでは。

 

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