これがエンタメ大国韓国×Netflixが本気で描く”運命の恋”。今世紀最強ドラマ『愛の不時着』感想

はーーーーーー観終わった。

『愛の不時着』を観終わったーーー!!!!!

 

愛の不時着 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

 

もう長すぎて本当に一生観終わらんかと思った(私はドラマを1日に15分しか見れない体質です)。

などといきなり文句を垂れていますが普通に総量10リットル泣きました。まだ観てない友達に、愛の不時着どうだった?と聞かれたら「もう今世紀1位のドラマ。向こう100年こんなに面白いドラマは出てこない」と大袈裟感想を言いふらしているほど良かったので、感想です。そもそもNetflixにずーっとずーっと入ってなくて、入るかどうか3年くらいうじうじしていたのですが(映像サブスクに既に5個も入っているサブスクバカなので、これ以上増やすことが怖かったのである)あまりにも周りの友達が愛の不時着を観たかと聞いてくるので、気になりすぎてついに登録したほど!!これだけ話題になるのはだてじゃなかった。

ドラマ見終わった友達とあーだこーだ話してたとき、私が「マッチングアプリしてても中隊長おらんかなって探してしまうわ」と言ったら「北朝鮮はアプリ禁止やろな~」って返されてウケました。

 

もう、中隊長がかっこよすぎるとか、みんないいキャラだなとか、韓国旅行行きてーとか、北朝鮮ってどんな国なんだろとか、いろいろ感想はあるんですけど、まず1番に言いたいのは「韓国のドラマ産業まじですごくない?」ってことです。なんかもう、脚本が濃すぎる。世界観の作り込みが凄すぎる。映画パラサイトのときも感じた、「作り手が本気」+「見る側も目が肥えてる」っていうのをビシバシ感じて圧倒されました。日本でここまでのドラマ観たことなくない?…と自国エンタメdisりをしてしまうが、なんか本当にそう感じてしまうんだもん…。

本当にすごい国だなあ、韓国は…と思いました。ここまでの脚本を書けるひとがいること、それを形にできる俳優陣の層の厚さ、世界観を再現できるロケ地やセットづくり、北朝鮮の描写考証、それでいて超王道少女漫画みたいなロマンティックコメディという、なんていうか…作り手の力量がすごすぎてただただ呑み込まれました。確かにめっちゃ長いんですけど、一瞬もダレるシーンがなく、全16話って知りながら観ているにも関わらず、「ここクライマックス!?」みたいなシーンがありすぎて、6回くらい「次で最終話か!?!?!」と思いました。1つの作品の中でそんな盛り上がりを何回も作れるというのがすごいし、展開は読めないし、次のクライマックスはさらに上をいくしで、もうずーーーっと面白かったです。

 

 

※超ネタバレあり

 

 

ヒョンビン最大の当たり役!!リ中隊長を好きじゃない女はこの世におらん

10年前からヒョンビンを好きという友人いわく、「ヒョンビンは昔からずっとかっこいいけど、リ中隊長はキャリアの中でも最大の当たり役だと思う」とのことで。

ドラマを観る前、Podcastバイリンガルニュース』を聞いていたら、MCのひとりであるMamiちゃんが愛の不時着を観たという話をしていて「うまく説明できないんだけど、リ中隊長を好きじゃない女性はいないと思う」「中学生くらいのときって恋に恋してたじゃん?でもだんだん大人になるにつれて現実が見えてきて、まあこんなもんかってなるじゃん。愛の不時着はそういう、現実を知る前の、恋に恋して妄想してたときの気持ちを思い出させてくれる」みたいなことを言っていたので気になっていました。Mamiちゃんみたいな、オタク属性0の六本木女子!みたいな女の子まで魅了するなんで、一体何事!?と思って…

もうさあ〜、本当にそうなんですよね。

中隊長を好きじゃない女子なんてこの世にいないんですよね。

普段ならこんなでかい主語で物事を語るのははばかられますが、でも言っちゃう。言いたくなっちゃう。これは…私が人生の中で出会ったスパダリの中でも頂点のスパダリ!!!!!

ヒョンビン本人も真面目で謙虚で、兵役時代は最も過酷といわれる海兵隊に自ら志願して赴いたというヒョンビン。こりゃ20時間ほふく前進できるわ…。ハマり役で当たり役。最高だな!

 

 

自分より相手を想うという愛(リ・ジョンヒョク×セリカップル)

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中隊長は「何があっても絶対に守ってくれる男」という驚異のスパダリなんですけど、私がすきだなあと思ったのは、セリにも自分の人生や命を懸ける瞬間が何回もあることです。しかも、「頭で考えるより先に体が動いてしまう」というのが多くて、例えば、飛行機に乗れば韓国に帰れるのに、撃たれた中隊長を病院まで連れていき輸血のために飛行機を乗り逃すシーン、ク・スンジュンと一緒にいれば韓国に帰れるのに、寒い中歩いて帰る中隊長を放っておけず車で家を脱走するシーン、撃たれそうになる中隊長を守るために車を前進させて自分が撃たれるシーン、などなど。

そもそもなんですけど、身ぐるみひとつで北朝鮮に降り立つっていうのはいくら言葉が通じる韓国人のセリであってもめちゃくちゃ怖いことだと想像できるので、私だったら北朝鮮で一瞬会っただけの人など振り切って無理やりにでも帰りたくなっちゃうと思うのですが、セリが何度か選択する「中隊長を見捨てることができたら韓国に帰れるという場面で、中隊長を守る道を選ぶ」というのは、それはもう、愛だなあ…と思うのであった。

自分のことより他人のことを大事に想う気持ち。言葉ではなく行動で、彼女たちが相手を愛するようになる姿を観れたのはとても感動的でした。本当に愛しているときって、行動に出るんだなあ…。

15話終盤、もし時間を戻せるなら…とお互いが回想するシーンで、リ中隊長は「君が僕と出会わずに穏やかな人生を遅れる道を選ぶ」、セリは「結末を知っていてもあなたと出会う人生を選ぶ」と思うのは、まったく逆だけど、同じ愛の形をしていて、すごいね。

 

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交際説出まくりらしいけどお似合いすぎて願いたくなるのもわかる…!にしても、2人とも大人の対応。笑

 

他者と交わることで自分が変わっていくという愛(ク・スンジュン×ダンさんカップル)

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ダンさんを好きじゃない女おるか?!?!?(またクソデカ主語)

も~準ヒロインにふさわしい、美しくて超クールで恋愛には不器用なダンさん。彼女を愛しく思う女の子は本当に多いだろうなと思いましたし、私もそのひとりです!リ・ジョンヒョクへの片想いが上手くいかずにくるしむ姿も、ク・スンジュンの前ではありのままの自分をさらけ出す奔放さも、全部魅力的でした。私はこのカップルの愛は、「互いに影響し合って自分が変わっていくこと」だなぁと思っていて、ダンさんは繕った仮面を剥がし本音を丸出しにしていくこと、ク・スンジュンは悪い生き方を改めて真っ直ぐ生きようと決意することなど、お互いに出会ったからこそ良い方向に自分を変えられた、その事実こそが愛だなぁと思います。相手を好きだからこそ、真っ当に生きると思えたこと、そしてその決意が、幼いころ孤独と貧困に苦しんだク・スンジュンの心を救ったこと。だから韓国に帰ると思えたこと。…そして、ここもセリと同じで、「相手を見捨てることができれば韓国に戻れる」という場面で、航空券を破れたこと。

最初はクールで不機嫌な無表情を貫いていたダンさんが、ク・スンジュンの告白から別れのシーンでボロボロ泣くところ、何度も泣いてしまった… リ中隊長×セリカップルが「運命の恋」なら、ク・スンジュン×ダンカップルは「生涯で一度きりの恋」だと思いました。

北朝鮮ストリートチルドレンの兄妹が15話で再登場し、ク・スンジュンの生い立ちと重ねるなんて本当に構成がうますぎる…。

それにしてもク・スンジュンの役者さんは、ニヤケ顔の嫌味ったらしい悪役にも見えるし、キザでハンサムなイギリス育ちの優しい青年実業家にも見えるのがすごい。お芝居の力でしょうか。どっちにも見えるお顔立ちのキャステイングが絶妙。

 

 

みんな大好き 個性豊かな第5部隊員4人組+耳野郎

この4人が出てくるシーン全部楽しかった!アイドルグループばりのキャラ立ち。

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中でもピョ・チスは凄かったですね~。北朝鮮出身の人から見て、1番北朝鮮の方言が上手かったのピョ・チスらしい(笑)なんかほんとにいそうな北朝鮮の軍人で、セリにずーっとかわいい嫌味を吐き続けるくせに、どこか憎めない三枚目。随所に挟まれる、セリや部隊員を思う姿も魅力的でした。韓国で靴を履き忘れたウンドンを叱りながらも、自分の靴を差し出すとこなんて泣いちゃった。。いいやつ!

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中の人はなんとミュージカル畑出身!歌うまいのおもしろい…笑(後ろでチョ・チョルガン役の人が優しい顔で見守ってるのもおもしろい)

 

韓流ラブのジュモクもいいキャラだったな~、ひとり韓国に詳しい子がいることで話の進みもテンポがよかったし、愛の不時着の随所に挟まれる、過去の韓国ドラマへのオマージュも彼のおかげですごくドラマチックな演出になったと思う。チェ・ジウが本人役で出てきたとこまじで大興奮しました!!韓国のドラマ文化の豊かさを感じたなぁ。若い頃のキャリアが何年後かの自分に宝物みたいな仕事を授けてくれる瞬間を見れて、視聴者もうれしい。ジウ姫、45歳…!!!

ジュモク役の俳優さんが本当にチェ・ジウのファンで、このシーンのときすごい嬉しそうだったって裏話かわいすぎる!!

sportsseoulweb.jp

クールなイケメン、グァンボムはいるだけで目を引く男前。韓国編では芸能事務所にスカウトされるなど、イケメンポジ扱いめっちゃよかった。左右で目の形が違う、切れ長の雌雄目がセクシー。

マンネポジもしっかり作ってるのが韓国だなーって思ったり。ウンドンは本当にセリを姉のように慕っててかわいかった。中隊長とはまったく別の意味で、別れが悲しかったー…!

 

そして13話でセリの車を襲いに来た集団をこの4人がキメキメスーツ姿でぶちのめすのサイコーすぎた!!ジュモクの「こう見えても特殊部隊員です」ってセリフ、かっこいいー!普段はボケキャラな人たちがここぞという場面で戦闘能力激高なことを露わにするのは、約束されし胸熱展開なのであった。*1

中隊長はセリにとって王子様だけど、この第5部隊員は姫を守る騎士たちだよねぇ。

 

前半では「耳野郎」と呼ばれる盗聴の仕事の辛さをえぐるように描いていたので、後半でマンボクの盗聴技術がセリとお母さんの和解の手助けになったり、次兄夫妻の悪事の証拠になったりする展開はカタルシスだなー!って思いました。そして彼がリ中隊長を信頼し、勇気を出してチョ・チョルガンの言いなりにならずに済んだのは救いがあってとてもよかった。この家族は幸せになってほしい…!(マンボク、中盤あたりで死ぬのではないかとハラハラしていたw)

crea.bunshun.jp

 このインタビューとっても読み応えあった!

 

一番泣いた 村の嫁集団プッベンジャーズ

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「プッペンジャーズ(北のアベンジャーズ)」という愛称で呼ばれていたらしいw

 

私、愛の不時着で一番泣いたシーンはどこか?と聞かれて、「12話で村の嫁集団が夜中にこっそりヨンエさんの家に来るところ」と答えて、友達全員に「そこ!?!?!?!?!?!?!」と言われました。

私はシスターフッドに弱く…。

最初は、集落の噂好きのおばさんたちの詮索をかわしたり、逆に利用してやろうとするセリのしたたかさを楽しんでいたのに、このドラマのすごいところは、こういう脇役にもしっかり人生があって、彼女たちの物語もしっかり本筋に絡めて描ききっているところ。 ミョンスンさんとウピルが連れ去られそうになったときにどうにか追い払おうとするシーンも感動しました。このドラマの素晴らしいところは、リ中隊長は確かに戦闘能力に優れたスーパー戦士なんですけど、村の嫁集団のような「普通の人たち」も、自分たちにできる範囲で勇気を出し、隣人を助けるために力を尽くす姿を何回も描いていたことだと思います。私もそういう人でありたいです。

そしてセリが、村の嫁集団への恩返しとして、彼女たちをイメージした自社製品を出すなんて本当にオシャレすぎる!もう多分会えないひとたち、ほんの数ヶ月間だけ交わった人たちだけど、確かにセリにとって一生忘れられない出会いだったと思うので、そしてそれをファッションの会社の代表であるセリにしかできない方法で恩を示すなんて、粋だなあ〜…と感動しっぱなしでした。セリはこの商品が確実に彼女たちに届く確証はなかったけど、市場に自社製品があったことを覚えていて可能性に賭けたんだろうね。あるいは、届かなくても自分なりの誠意だったんだと思う。ダンのお母さんが外国に行き来できる身分だから、嫁集団に渡すことができたというのも、設定的に無理がなくてすごくよかった。本当、どこまでよく練られているんだこのドラマは…。

北朝鮮のオンマたちなんて見たこともないのに「こういう村のおばさんいそう!!」ってなるの本当すごい!!なんなんだあれは。

 

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強烈すぎる人民班長・ウォルスクさんを演じた女優さんは、なんとこの役で、百想芸術大賞(韓国のゴールデングローブ賞ともいわれる)女性助演賞受賞!!これすごすぎない?!名脇役だった女性陣たくさんいたし、他にも面白いドラマがたくさんノミネートされている中で、ウォルスクさん役で受賞。よっぽどうまかったんだな…。

 

母の愛は偉大だね

セリの継母、ダンの母親、そしてリ中隊長の母親。みんな性格もバラバラで子供との関係も様々なのに、我が子を思う気持ちの強さが共通していて、お母さんって偉大だな…と思いました。”親が子を思う気持ちに国の差はない”みたいなこともテーマのひとつだったのかな。

特にセリとお母さんの和解のシーンは涙なしには観れなかったです。このドラマ、セリのお母さんもなんだけど、ク・スンジュンやセリの長兄のような、「序盤悪役として出てきてた人たちが、無理ない範囲で方向転換して良い人になってくる」までの描写が丁寧ですごい。セリの継母は、セリに酷い言葉をぶつける一方で、娘に対して複雑な気持ちを持っていそうなことは序盤から伏線を張られていたので、耳野郎の盗聴によって、あの日海で本当は何があったか、なぜずっと傷つけてきたかが明かされる演出は本当に泣いてしまった…。リ中隊長と2人でカフェに行って話すシーンなんて、もうちゃんと母親じゃんと思うのであった。ずっと孤独だったセリの寂しさに寄り添ってくれるお母さんがいることはセリの今後の人生にとってもすごく心強いことだと思うので、この2人が歩み寄れてよかった!

ダンのお母さん(パラサイトのお母さん!流石の存在感)はずっとコメディエンヌとして北朝鮮パートを盛り上げてくれていたんだけど、随所に、娘を思う気持ちが見えて素敵だった。「母親として言うべきことは言うけど、でも言うことを聞きすぎる必要はないのよ」って言ってくれるお母さんが側にいてくれるの、うれしいよな。「あなたと一緒に泣いてあげられる。話も聞いてあげられるし、一緒に乗り越えてあげられる」の台詞と、「命より大事だと言われたら反対できません」の台詞のとこは名シーン!!

リ・ジョンヒョクのお母さんも一度息子を失っていることから、命を賭けて息子を思うという愛がすごかった。本作の主人公たちはみんな35歳くらいでまあまあ大人だと思うんですけど、それでも、親が子供を思う気持ちに国境差はないよねーって思えるつくりで素敵でした!

 

北朝鮮という謎めいた国。マジで読めない展開と結末

このドラマって、本当に「韓国にしか作れない脚本」だなあと思いました。韓国と北朝鮮という、「国境が隣り合ってるから不時着の可能性がある」+「言葉が(大体)同じ」+「通常の連絡手段と交通手段が使えない」などの条件が揃うなんて他の国や地域ではほぼ起こり得ないことだと思うからです。

韓国の人でさえほぼ見たことないであろう北朝鮮の風景を、日本人の私が「へぇー北朝鮮ってこんなかんじなのか」と思ってしまうロケ地やセットがすごかったし、ファッションや言葉などもよく作られてるなー!!と思いました。このドラマ、大筋としてはロマンティックコメディなんですけど、「北朝鮮ってどんな国なんだろう…?韓国とどういう関係なんだろう…!」と、異国の歴史や文化にまで思いを馳せたくなるのがすごい作りだと思う。

第5部隊員4人組+マンボクが韓国に入国した時点で、彼らが脱北する展開もありそう…と考えたけど、全員帰還を望む脚本にしたのは製作陣の誠意だと思った。どちらの国のことも極端に美化しない、そこで生まれ育った人にはそこでの生活があって、そこに家族や愛情があることはどちらも同じであるという姿勢。韓国の人たちが北朝鮮という国に対して抱いている複雑な気持ちもよく伝わってくるような内容だったと思います。

 

最後のICみたいな38度線なんて、存在すら知らなかった。「こんな場所で引き渡ししてるんだー?!」とドキドキ。あの線を越えて恋人の元に駆け出す…なんて、ありえないと頭ではわかってても、文字通り「38度線越しの恋」を象徴するすさまじいシーンだなぁと思いました。10話でもリ・ジョンヒョクは一度だけならと38度線を超えたことがあり、そのシーンもフラッシュバックするようなすごい場面。視聴者の私はもうここで「統一してくれ………涙」という気持ちでいっぱいでした。隣の国とはいえ、他国同士の戦争状態にここまで思い入れができてしまうのが本当にすごい。もし、何年か後、現実世界で韓国と北朝鮮が統一するときがきたら、真っ先に私はセリと中隊長再会できたかなぁ~…と思いを馳せてしまうと思う。トンデモ設定なのに、ちゃんと現実社会と地続きだと思えるのがすごいな。

 

北朝鮮のことをもっと知りたくて、こういう記事読み漁りました!脱北者の意見をかなり取り入れて作ったらしい。それにしても、脱北Youtuberなんてジャンルがあるのか…令和だなあ。

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このドラマ、最初っから「一緒になる未来はないのでは…」という前提を視聴者もわかりながら観ているので、本当に結末が読めなかったです。どちらかがどちらかの国に住むにしても、不法侵入しているから安泰がないし…。片方死ぬんじゃないかなあという気持ちで観ていたときもありました(そしてその予想はク・スンジュンの方で当たってしまって悲しみ…死なない未来もあったくない?どうなんですか?)。

最終話は、私としては、この設定から導き出せる選択肢の中では超スーパーウルトラミラクルハッピーエンドだと思いました!というか、「その手があったかーーー!!!www」って感じ。何せ「運命の恋」だもの。友達とも話したのですが「これだけ愛されて大切にされていると実感できていたら、1年に2週間しか会えなくてもその2週間を励みに残りの11ヶ月半なんでもがんばれるよな」としみじみ。

婚活中の友人は「愛の不時着観ながら婚活してたんだけど、ああいうのが愛だと思うとマジで婚活が進まん。あれはSFやと思わんとやってられん」と愚痴ってておもしろかったです。

 

 

パラサイトのリスペクトおじさんがまともでお茶目な役で出ていたり、セリの会社の部下、国家情報院のキム課長など、枝葉の脇役にいたるまで本当に魅力的な人ばかりで面白かった!!サントラも素晴らしいものばかりで(Spotifyでずっと聴いてる)、中でも私が1番好きなのは「Time of JungHyoku for Seri」かなぁー。運命の分岐点みたいなシーンでかかる曲なので、思い入れもひとしお…

 

 

「結末がわからないからときめくんだよ」って、ク・スンジュンの恋バナ、ほんとにいいセリフだったな。そういうドラマだった。

 

 

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ラップアップパーティーの入り待ち映像めちゃめちゃ楽しいから置いておきます!ピョ・チスの役者さんへの黄色い悲鳴www

 

そしてめちゃくちゃ韓国チキンが食べたくなるドラマでもあり、わざわざ大鳥居まで行ってbbqチキンを食べました。せめて新大久保に店舗作ってくれませんか?

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コロナ明けたらロケ地巡りの旅に出かけたいです!!

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*1:黒執事の使用人回を思い出した