【変すぎ】2023年に一番聴いた曲BEST10【#SpotifyWrapped】

今年も振り返ろう!SpotifyWrapped!!

Spotify Wrapped 2023 – when will it be released and how can you find it? |  TechRadar

11位 第ゼロ感/10-FEET

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語りたいので今年は11位からお送りします。カナダでTHE FIRST SLUM DUNKがよーーーやく公開されたのが実に7月28日!!公開2日目とかに観たので、もう観客そもそも全員原作ファンやろという布陣で観れてとてもよかった。アジア系の子が多いなって印象でした。アヤちゃんのコスプレしてきてる女の子もいて可愛かった!なんでみんな原作ファンってわかったかというと、例の無音スローモーションのシーンでもう全員"Let's go!!"とか口から出てたからですwww 勝手に応援上映。さすが自由の国。

それにしてもこの第ゼロ感が劇中で流れる「ドリブルがチビの生きる道なんだよ!」のシーンはほんっとに鳥肌ものでした。かっこよすぎる!!!90年代のカッコいいが詰まった世界観なのに、今見ても抜群におもしろくてすごい。多くの人がスポーツ漫画、少年漫画の金字塔として本作を挙げる理由がとてもよくわかりました。流行りのPOPシンガーや令和っぽい歌ではなく、大人のロックバンドを起用するのもすごい判断だと思ったけど、大当たりすぎてまじすげ~。歌詞も「霞んで消えた轍の先へ」「遠い星の少年はその腕に約束の飾り」など、沖縄出身で兄のリストバンドをつけて闘うりょーちんを主役とした本作にベストマッチな歌詞でかっこいい!!

紅白もほんっとにかっこよかった!現実のプロバスケのアンセムとなったのも大納得の一曲。

 

10位 NEW DRAMA PARADISE/福山潤


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2期もおもしろかったよね~吸死~~。3期決まってないゆえか、時系列ごちゃごちゃにしたエピソード選定は謎だったけど(もうとにかく制作委員会の人がやりたいエピソード詰め込んだのかな??)、ライトな気持ちで楽しめました。

1期のOPが歌詞も曲調も世界観ドンピシャすぎたので、もうあれを超えるOPを作ることは不可能だろうと思っていたのですが、これはこれですっごく好きだった。1期OPと比べて、シンヨコのみんなが仲間感出ててよかった!初回でトレンド入りし大騒動になったサテマナまじなんなん事件も良き思い出。毎週新鮮にその距離感に驚いたもんな。一人で踊る御真祖様の切なさも良き良き。

 

9位 オトナブルー/新しい学校のリーダーズ

オトナブルー

オトナブルー

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まさかこの曲がランクインするとは…。好きな人ごめん!私は彼女たちのことが結構苦手である。この曲を知ったきっかけも本人経由じゃなくてTiktokやIGのリールで誰かが踊ってるやつを観たからだった(今ってそうやって音楽の流行が作られるのが完全に主流だけど、商業音楽じゃなく芸術として音楽を作りたい人にはやりづらそう)。

苦手なのであまり調べたりもしていない、彼女たちをあまり見たくないから…苦手な理由は、「わかってる 欲しいんでしょ?」の振り付けが無理すぎるということ(シンプルに下品というのもあるが、こんな振りを若い女の子にさせるなよの気持ちになってしまう)、女子高生を商品化したものがそもそも苦手なので本人たちの衣裳が学校制服なのがきついということ、「可愛いのに変顔や変な動きをしちゃうアイドル」みたいなのを素直に受け取れない年齢に私がなってきてること、昔ももクロに湧いてた人たちって外野から見たらこう見えてたんだろうか…みたいな共感性羞恥を覚えること、などなどです。

無理な理由がこれだけあるのに、こんなに聴いて彼女たちへの印税に貢献したんかいという話。

 

8位 鎌倉殿の13人 メインテーマ

 

がんばって鎌倉殿を完走したので、余韻にひたってしばらくずっと聴いていた。0:18~あたりの駆けだすようなパーカッションの音がさいこーにドキドキする。

 

7位 My Shot - Musical Hamilton 

My Shot

My Shot

  • リン=マニュエル・ミランダ, アンソニー・ラモス, ダヴィード・ディグス, Okieriete Onaodowan, レスリー・オドム・Jr & Original Broadway Cast of "Hamilton"
  • ミュージカル
  • ¥255
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Disney+でハミルトンを観たので、サントラをずっと聴いていた~。自分自身のことを「この国(アメリカ)と同じ、若くて野心的」と歌う主人公…アメリカ人にしか作れないミュージカルだとつくづく思ったなあ。

 

6位 Naatu Naatu - RRR The movie


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オスカー歌曲賞も獲った見事な中毒曲。ダンス部分、いったいどうやって体を動かしてるんかホンマにわからんすぎ。インドのスター俳優ってお芝居だけじゃなくてダンスもここまでできないといけないのかー!と思った。

ところで私はアカデミー賞授賞式を観てからこの映画を観たので、後々考えると「あのステージパフォーマンスの人ら、誰やったん…!?」てなりました。ここは映画に出てた俳優が踊ることをみんな期待してたのでは!?歌手が別でいるのとかはともかく、真ん中で踊ってた人たちもまさか全然違う人だったとは。色々調整がうまくいかなかったんでしょうか。でもあれってインドの人たちが国の誇りをかけて作った映画が表彰された場面だし、白人ダンサーじゃなくてインド人ダンサーを中心に作るべきステージだったのでは…

 

5位 Don’t Boo!ドンブラザーズ/森崎ウィン


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ドンブラかい。TOP5ランクインです。OPも好きなんだけど、EDってなんか切なくていいのよ~。歌詞の中にメンバーを連想させるワードがちりばめられてて、古き良きキャラソンとしても超いい。

余談ですが、ドンブラに狂っていた友人が「自分の結婚式ではドンブラのOP曲で神輿に乗って入場したいし、ED曲の『どーんとHAPPY END!』で退場したい」と言ってたのだが、それはもはや桃井タロウの結婚式なのではと思った。

 

4位 残響散歌/Aimer


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2022年紅白の演出が超超超よくて、それきっかけに聴きまくってた。宇随さんの特別ボイスサプライズ、あれリアタイで観れた人うらやましい!!!!!

鬼滅は漫画を全部読んだのでアニメはあんまり追ってないんだけど、遊郭編ラスト+刀鍛冶の里編最初をくっつけただけのものが映画館で観れるやつ、劇場で拝見しましたが、まじで見ごたえありすぎてとんでもなかったわよ。あの無残様の3Dモデルの城、どうやって作ったんや。予算が一桁違いそうな本気度で惚れ惚れしました。

 

3位 Satisfied  - Musical Hamilton

Satisfied

Satisfied

  • Original Broadway Cast of "Hamilton" & レネー・エリス・ゴールズベリー
  • ミュージカル
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

ハミルトンで一番好きな曲!初見のとき爆泣きした。鎌倉殿完走した時期と同時期だったので余計に思ったことなんだけど、私は私自身が長女であるためか、長女の使命感を持っているフィクションのキャラクターに大変感情移入してしまうということに気づいたのだった(鎌倉殿の政子ちゃんもTHE お姉ちゃんで大好きだった)。

 

アンジェリカ、イライザ、ハミルトンの関係性つくづくとんでもねえけど、昔の人がこういう覚悟をもって家のために結婚相手を選んでいたのしびれちゃう。*1

オリキャスの女優さんが歌が上手すぎ。この曲ミュージカル曲なんだけど、マジ超早口ラップナンバーでもあり、超難易度高いと思う。未だに何言ってるかよく聞き取れません。でもこの曲のおかげで"by all means(ぜひ)"というイディオムが頭に入った。

 

私がカナダという移民大国に住みながら感じる、多様性社会の豊かさと厳しさ、それでも国家として「多様性が我々の力だ」と言い続ける覚悟みたいなもの、リン・マニュエル=ミランダの作品を通して感覚的に理解しているかもしれない。

ちなみにカナダ人の友人たちに言わせてみると、「実はカナダの”国としての誇り”は、多様性とかではなく、私たちはアメリカではないってことなんだけどね(笑)」と大体の人が仰るので、アメリカを通してカナダを理解した気になってる私は愚か者という見方もありますね。

 

2位 アイドル/YOASOBI


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多くは語るまい。2023年を代表する最高の一曲!!推しの子というアニメのプレゼンスを最高潮まで引き上げたとんでもない曲だと思います。そして今のアイドルシーンにもドンピシャで、2023年の紅白演出は伝説として語り継がれるであろう。圧巻でした。

ジャニーズの子たち、出してあげたかったな。本人たちが一番出たかったに決まってる。あの中で踊るSexy Zoneのケンティーを見たかったなあ。*2ジャニー、ゆるさん。

なんかタイアップ曲といえば米津玄師って感じだけど、YOASOBIも超上手いんだなと思った1年だった。今の2強なのかも。

 

1位 すずめ/RADWIMPS, 十明


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今年アイドルよりも聴いた曲、それはすずめでした。自覚あり。

もーね、主題歌として強すぎて涙涙よ。こんなに新海誠の思想が嫌いなのに、この映画も冒頭2/3は新海誠やっぱ無理すぎ……きしょ……と思いすぎてかなりしんどかったのに、*3終盤の展開とこのエンドソングが強すぎてやられた!!!!!

実は映画を観るより前に、Tiktokで日本の観光地(特に寺社仏閣系)を紹介するTiktokやIGリールのBGMとしてよく使われていて、それで知った。透き通った声、不思議な世界観、美しく切ない旋律がほんっとに独特なのだよね。映画すずめの戸締まりも、日本の神仏や土地にまつわる伝承なんかをモチーフにしている結構スピリチュアルな世界観なので、そういうリールと相性がよかったんだろうな。

一言一言、全部の歌詞がすてきですが、「なんで泣いてるのと聞かれ答えれる涙なんかじゃ僕ら出会えたことの意味にはまるで追いつかない この身ひとつじゃ足りない叫び」「愚かさでいい 醜さでいい 正しさのその先で君の手を取りたい」については、何をどうやったらこんな美しい日本語が紡げるのかと思う。もう映画観た後しばらくしてからも、サントラ聴くだけで泣いてた。

 

ちなみにこの曲を聴きまくってた時期に「これ…実質土井先生ときり丸のイメソンじゃない…?????」と思い、愕然としたのだが、私と同じことを言っている人が一人も見つからなかった。なんで!?

すずめの戸締まりがツインレイの話みたいなとこあるからなあ。

 

 

 

以上です。音楽のBEST10なのに、実質今年観た映画やアニメの総括みたいな内容となりましたね。好きな映画の主題歌とか延々聞いて余韻に浸るタイプ。

TOP10入りはしなかったが、紹介したい曲のコーナー。

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素晴らしすぎるSexy Zoneの新曲でございましてよ!!も~、セクゾってほんとに全員キラキラしててすんばらしい。華がある。K-POPの真似ではない、J-POPのど真ん中なかっこよさなところがいい~。ふうまくんとケンティーはメンカラ衣装なのに、勝利くんと聡ちゃんのお衣装がメンカラ逆なのにはどのような意味が…?けど、メンカラにとらわれない衣装を着てるのを見るのもいいもんだよね。

「どんな不条理だって時代のせいにすんな 自分で答えを選べ」って歌詞、仕事の場を奪われているジャニーズ所属タレントとしても色々思うところがあったのではないかな。それでも、ソロ仕事が多く一人一人が意思を持って仕事をしている印象のSexyZoneだからこそ説得力があるし、この歌詞を書いてもらえてよかったねと思えるなあ~。

などと思っていたら、年明けのケンティーの決意表明に驚きすぎて、1日くらい感情失いました。後述。

 


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WISHで一番好きだった曲。というか、ストーリーはかなりシンプルで子供向けだな~と思いながら観ていたのだけど、このシーンがすごすぎてボロ泣きした。冷静に考えると「どういうことやねーん!笑」というシーンなのだが、1曲で大きく展開を覆していいのはミュージカル楽曲だからこそのなせる業で、理屈はともかく本当に心を動かされました。ミュージカルのリプライズ曲って大体アツい。

よく考えたらWISHって王様vs民衆の話みたいなとこあるし、フランス革命みたいなもん。つまり、1789といえる*4

 

 

 

最後に、2023年のエンタメ総括としてこれは書いておいた方がよいかもしれない。

私はなにかひとつを懸命に推し続けてきたタイプではないが、ジャニーズ、宝塚、2.5次元、お笑い、二次創作界隈など、いわゆる日本のエンタメとして強固なファンダムを持つ界隈を結構のぞいてきた方かもしれない。2023年特に一番大きな事件はやはりジャニーズのスキャンダルと宝塚の悲しい事件のことだったと思う。お笑いに関しても、業界トップのレジェンド芸人に関するスキャンダル記事が出たばかりである。そういえば歌舞伎界にも今年大きなスキャンダルがあった。

ジャニーズに関しては、自分の中でもかなり揺れがあった。アイドルファンとしての私は、ジャニーズ事務所にしかできないプロデュースの力を知っていたし、ジャニーズ出身アイドルでさえこの事務所を出たらなぜか輝きが急激に減る事例をいくつも知っていたので、だからこそこの事務所がなくなってしまったら多くのものが損なわれてしまうのではないかというのが、初期の頃の私の懸念…というか、喪失感?だった。「タレントに罪はない」といって応援し続ける友人の話を聞いたときはまあそうだよなと思ったし、一方で、尊敬する先輩が「被害者の話を聞くと、もうかわいそうで見ていられない。平然とテレビに出続けているタレントも、起用しているTVも本当に信じられない気持ちになる」と言っているのを聞いたときは、変わらず好きなアイドルを「かっこいい~、ライブ行きたい~」という気持ちのみで見ていたい私は、その裏にある巨大な犯罪を見て見ぬふりする卑怯者なのではと思った。

識者コメント*5で「本当はタレントは自分たちの芸能活動に支障が出てる時点で、事務所に対して怒っていい立場。なのに、経営陣と本人たちのアイデンティティが絡まりすぎて、『僕たちが頑張ります!涙』みたいになっているの、他の事務所や企業ではありえないこと」というのを聞いて、確かにそうだよなというのが現在の心境。

 

宝塚に関しては、好きだがあまり詳しくないのでさらによくわからないが、ジャニーズと同様、「どういう育成のされ方をしているのかが割と秘匿されていて、その閉塞性がブランド力を高めている」世界だと思っており、その閉ざされた秘密の花園を私たちがきゃいきゃい楽しんでいた裏で、現実を生きる人々が、私たちが実社会でも直面するようなトラブルやハラスメントで苦しんでいたことを直視するのはキツいものがあった。知らなくて済むなら知らないままでいたかったけど、そんなこと言っていられないとこまできてしまってる。

 

巨大なお金が動く場には大きな権力と上下関係があり、個人ではとても抗えないパワーとなって誰かの人生を大きく捻じ曲げてしまう。辛いけど、少なくともこれらのことが明るみになったことはよかったと思う。正常な社会であってほしいから。ジャニーズに関しては、国内メディアがどこもこのことを報じられなかったことは、国家としてかなり危険なことだと思う。

 

というわけで、今後私はこれらのエンタメ産業に、どのくらい傾倒するのか…好きと思うものにお金を払い続けるのか。ずっと悶々と考えていたけど、はっきりとした答えは出なかった。「許せないからもう見ない」と言い切れるほど私は強くなかった。幸か不幸か日本にいないので、物理的に日本のエンタメと距離があり、そもそも金を払えない状況にあったし、精神的にも、もうあんまりオタクじゃなくなってきてる感じだったのもある。*6

そんな中、SexyZoneのケンティー氏卒業(脱退?)が発表され、本当に、こんなにつらいことあっていいのかよレベルで衝撃だった。誰が事務所をやめたときだって驚いたけど、ケンティーだけは本当に特別だった。大谷翔平が野球やめるみたいなもんと言ってる人がいたが、まさにそう。アイドルの擬人化みたいな生き方を歩んできた人だと思うし、一人で舞台に立ってたって完璧で究極のアイドルだったけど、やはりグループの中にいる、風磨くんの隣に立つケンティーは、世界で一番特別なアイドルだった。彼の生き方を尊敬しているので今後も応援はすると思うけど…というのはとりあえずおいておいて、ケンティーがSexyZoneを抜けると聞いて、本当に自分の中でスッと降りてきた感情、それは「もう生身の誰かを好きでいることを自分のアイデンティティにしたらいけない」ということだった。今まで何回もそういうことを思ったタイミングはあったはずだが、今回の件で、実感をもって心からそう思った。結局、生きている人間が作っているコンテンツは、その人にしかコントロールできない。こちら側には何の主導権もない。見せてくれる範囲のものを楽しむのはお金を払って得る権利であり対価だけど、結局どこまで追ってもフィクションだし、自分が手にするものってなんもない。がんばってる人の人生を消費するのって、手軽に喜怒哀楽を味わえるコンテンツなんだよな~、宝塚のトップスター退団公演で自分が泣いてるときなんかから結構思っていた。この人は歌にダンスに芝居にものすごい努力を日々重ねてこの地位にのぼりつめ、多くの責任をまっとうしてこの日を迎えているから涙するのはわかるけど、私べつになんもしてねぇ~~なのになんか感動して泣いちゃってるよ私~~なんでやね~~んみたいな。ほんと、他人の人生に寄り掛かるのって楽ですけど、あんまよくないことだ。自分の人生に熱狂すべきなんだよな。でも自分推すのって楽しくないからつい他人を推してしまうんですよね~。とはいえ、そういううじうじした感情は完全にどっかいった。ケンティー、ある意味ありがとう。私も私の人生を推せるようにがんばるね。

国際問題なのよ。

 

ななめの方向に着地したけど、今はこんな感じの心境です。また色々変わるかも。でもそもそも2021年からオタ卒したいと思ってたし、実際もうそんなにオタクではないので、こんなに長々書くことでもなかったかもしれません。こんなとこまで読んでくれた方はおるのか。もしいたら、ありがとうございます。

 

Spotifyの話はどこにいたんや!て感じですが、終わります。来年も自分のツボにはまる音楽に出会えるといいな~。カナダにいるのに全然洋楽を聴いてないのもどうなんと思うので、来年大きな変化があったりしたらおもしろいな。

 

linktr.ee

marshmallow-qa.com

 

 

*1:アンジェリカとハミルトンの関係性は史実ではなく完全にフィクションではある

*2:推しの子の作者横槍メンゴ先生がケンティーのファンということを知ると余計に

*3:なんで女子高生の家出をあんなに肯定的に描きたいのか

*4:いえるか?

*5:バイリンガルニュースMamiちゃんのコメント

*6:海外暮らしってのもひとつの楽しみだからね~

2023年を爆速で振り返ろう!!今年もよろしくお願いします!!

年明けてもうたやないかーい!

 

2023年の振り返り記事をついに1つも書けなかったが、今から書く。ひらりささんの、月ごとのまとめが面白かったので真似したいと思います。これを書いているのは1月6日だが、後から振り返ったときに見やすいように2023年年末に日付設定してあげます。

 

1月 

しょぼい花火を見て年明け。

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運良くバイトが見つかる。

ホームステイ先で深夜にドライヤーを使ってバチ切れされ、キレられたことよりも「この年で、ドライヤーを使う時間を人に指定される人生とは…」という方向で病み、絶対に早急にホームステイを出ることを決意。

10軒近く内見に行くも、なかなか良い条件の家が見つからず発狂しかける。そんな中、よさげな条件の家が見つかり、ここや!と思ったものの、以前からの知り合いがその家に住んでいるとわかり(在加日本人コミュニティの狭さよ…)かなり悩むが、どうせ1年以内には出ていくし、家賃の安さにはかえられん!と思い、契約。

 

2月

夢のフロリダディズニー!!楽しすぎた。一生忘れん*1。2月のカナダは気温がマイナスだというのに、フロリダでは半袖で過ごせてよかった。


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応募もしてないとこから「履歴書を送ってくれてありがとう」みたいなメールが来て、とりあえず面接受けた結果インターンシップが決まるも、タダ働きなうえに結構めんどくさいことがわかり、私にやる気がないためまったく仕事がすすまず、何もしなかったら数週間でクビになった。縁がなかったね。てかそもそも応募してないがな。誰だよおめーは。

真田丸カーナビ - Togetter

 

貧乏シェアハウス暮らしが始まり、初めて本格的にスーパーマーケットで色々と揃えたが、あまりの物価の高さにスーパーを歩きながら涙が出る。

 

3月

レジュメとポートフォリオを頑張って作ってた日々。

3月だっちゅーのに寒すぎて、学校のクラスメートと「俺の母国はもう〇℃自慢」をする。

 

4月

学校卒業。私としては良い経験だった。色んな人に出会えたし、何より「経験不足や語学力不足を恐れてもなんにもならん。めいっぱいアピールして仕事を取りに行け」みたいなマインドセットの人たちに囲まれてたのがよかったことだと思うな。

運良くインターンシップが2つ見つかる。そして、バイトも続けてたので、なぜか3つも仕事をする日々が開始。でもこの「忙しくしてないと不安」みたいなのって完全に日本で社畜だった後遺症だよなと思う。他のクラスメートなんて、全然働いてなくてのんびりしてたから、「日本人はよく働くって本当なんだねえ」とか言われた(望んではない)。

仲良くなれそうな人かも〜と思って食事に行った人が、私がこの土地で会った人史上一番のクソ女で、精神的に苦しめられることとなる。

 

5月

マジで死ねと思うクソ女との出会いであったが、「このまま別れたら負けた思い出のまま終わる」と謎の奮起をし、その後も数回一緒に出かける(本当になぜ)。あまりにも全ての会話の言葉尻をとってマウントを取ってくる人だったので、私としては、「今後こういう人に会ったときにマウントをとらせない会話の練習」のつもりで会った。細心の注意を払って会話をしてもすごい最悪な攻撃をしてきたため、本物のクソ女はマジで手強い…と思った。

トリプルワーク生活でマジで1秒も時間が無い!!とか焦っていたが、とはいえ時間を拘束されるだけで、責任が伴う仕事では無いため、なんかフワフワしていた。

よ〜〜〜やく暖かくなってきたので、ビーチ(という名の湖*2)でチルったりしていた。実に11月〜5月までが冬の国。本当にヤバすぎ。なんで移民先として人気あるんだよ*3

オタクイベントに行ってみる。この都市にこんなにオタクいたんだ?!と思った。バ先のイケメンが東京卍リベンジャーズのコスプレしてるとこに遭遇して笑ったが、彼は恥ずかしがるどころか「あとで写真送ってねー!」って感じだった。アニメ好き=キモヲタの時代は終わり、Z世代は陽キャもアニメ好きなのが普通なんかもしれん。

 

6月

同時期にバンクーバーに留学していた友達がおり、彼女の帰国前に旅行しようということで、バンクーバーモントリオール→ニューヨーク→トロントの北米4都市ツアー開催。本当に楽しかった!!!初めてニューヨークに降り立ち、ニューヨークが大好きになる。また、常々「何も無い国」だと思っていたカナダであるが、トロントバンクーバーに何も無いだけで、モントリオールという美しい街があることを知れてよかった。

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言語交換アプリでたまに会話していたカナダ人の子がモントリオール在住ということで、この機会に会えたのもよかった。

フォロワー10人くらいが読んでくれればいいかなと思って書いた実写版リトルマーメイドの感想ブログが命の危機を感じるレベルで拡散されてしまい、記憶をなくす。最悪なコメントもたくさんもらい、二度とこんな文書くかと思った。

aonticxx.hateblo.jp

 

レストランで友達と食事してたときに、白人男性から差別的な扱いを受け、「こ…これが人種差別か!!」となる。というか、多分私の話す英語を聞いた上で外国人と思われ、見た目からしてアジア人の若い女と思われ、何重にも私がマイノリティだったから受けた総合的なナメられ体験だったんだと思う。衝撃&屈辱。日本で生きてて、アジア人であることを劣ってると感じることなんてマジでないから(あたりまえ体操)、なんか、「別に自分が悪いと思ってないことを、悪いという前提で話しかけてこられること」への腹ただしさって、今まで自分にない感情だったなあ。でもこの話をアジア系カナダ人の子にしたら「日本で女性差別を受けることあるでしょ。ムカつくけど、仕方ないな〜みたいに流してきたでしょ。そんな感じ。人種差別は日常的にあるけど、ある意味当たり前にそこにあるものだから、世の中にはクソ野郎もそりゃいるよねみたいに思って育ってきた」って言ってて、そうか…と思う。

本当は慣れたらいけないのだ

韓国人の女友達が2人できて、よく遊びにいくようになる。

北米最大級のPRIDEパレードがあったのも6月。本当にすごかった!なんでか知らんけど真っ裸の人(男性も女性も)がうろうろ歩いてて、自由の国すぎるだろと思った。LGBTQコミュニティの人だけでなく、街全体の一大イベントという感じで、ハロウィンやクリスマスよりも盛り上がってた。なんか本当に祝祭感が強くて、LGBTQ当事者じゃない人もふつーに気軽にこのイベントを楽しめる雰囲気自体がすごいことだよなあ。この国の根底を流れる「多様性が我々の強さ」というメッセージを目の当たりにする。1年を通して1番バイトが忙しく、腕ちぎれるかと思った。後から同僚と「ホンマにPTSD」「死ぬ前の走馬灯でこの日のこと思い出しそう」とか言い合ったのも良き思い出。


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片方のインターン先の上司が、白人・ヘテロセクシュアル団塊世代なのだが、この人との出会いは私の中でも印象的な経験のひとつで、「『私は差別はしないが〜』とか言いながら根っこの差別意識が滲み出てる人」という人そのものだった。ナチュラルに私を中国人と間違える、PRIDEパレードに行った話をしたら「過去出会ったレズビアンで性格が良い人に会ったことがない。これは差別ではなく観察結果!!」とか言う*4、「白人男性は今最も嫌われている。MARVELヒーローをはじめ、白人男性はどんどんハリウッドから追い出され、今は黒人やアジア系、女性やLGBTQのヒーローばかり…」と被害者しぐさがすごい*5、「カナダには性別が73種類あり、いつ自分の息子が『僕は本当は女の子』と言ってくるかヒヤヒヤした」とか、それカナダ人の友達の前では言えんやろ?みたいなことを言う、9.11同時多発テロや、ペンタゴン自由の女神などについてフリーメイソンを絡めた陰謀論をかなり信じている、などなど。いやこれでも一例すぎて、これだけをトピックに1記事書けるので割愛します。つまり、なんかそーゆー人なのだが、実際のところカナダやアメリカのマジョリティをしめているのはこういう白人保守層の人たちなんやなというのを垣間見た。

彼との会話を別のアジア系カナダ人の友達に話したら大爆笑されて「君がそんな人と働いてると知れて嬉しい。本当のカナダへようこそ。あなたの周りにいる人はアジア系とか若い子が多いでしょ?普段人種差別とかあんま感じないでしょ?でも君が今対峙してる経験そのものが、なんでアメリカでトランプ大統領が勝ったかの答えなんだよ」と言われ、その言葉が強烈すぎて、なんか忘れられない。

 

7月

バ先で会話するようになった子や、遊びに行く仲良い女友達が増え、なんか楽しくなる。夏のカナダは素晴らしい気候ゆえ、生きてるだけで楽しい。

バービー公開後、街中がマジでピンクになり、楽しかった。トレンドを目の当たりにしてる感があった。

aonticxx.hateblo.jp

 

りゅうちぇるの件があり、自分が前月に見た祝祭そのもののPRIDEパレードと日本のインターネットの落差にしんどさを覚えた。りゅうちぇる、ずっと尊敬してるし、大好きだよ。

咳がとまらなくなり、市販の風邪薬をどれだけのんでも一向に治らず、マジで2週間くらいずっと咳してて、同じシェアハウス内の人に「ずっと死にそうな咳聞こえてますけど大丈夫ですか」と話しかけられるほどだった。カナダに来て月一で風邪ひいてたけど、これは最大級の体調不良。あまりの治らなさと咳の感じから「これは抗生物質飲まないと治らないやつではないか…?」と自分で判断し、マジでビビりながらも病院へ。医療費どんくらいかかるんだろとか、どんだけ待たされるんだろとか、うまく英語で自分の症状説明できるか…医者の言ってることがわかるか…など、不安は山ほどあったが、もうとにかく日常生活が送れないのが辛すぎて、決死の覚悟で行った。結果、さすが移民大国というか、外国人が来ることに慣れているのか、かなり易しい英語で説明してくれ、それでも50パーくらいしか理解できなかったが、とにもかくにも抗生物質をGETできたし、それをのんだらついに治った。海外経験値アップ。ちなみに医療費のこと心配してたけどよく考えたらこのために留学前に高い保険料払ってるのであって、なんなら病院行って元を取るくらいの気持ちでいた方がいいじゃんと後から気づく。でもこのへんって緊急事態になってからじゃないと考えないんだよね〜。様々な面で日本の医療制度はかなりまともということにも気づかされる体験だった。

LAエンジェルスがトロントブルージェイズと対戦するということで、WBC1秒も見てないレベルのスーパーニワカだが野球を観に行く。なんと1回表で大谷翔平がホームランを打っていてすごかった。大谷がすごいこと以外まったく何も分からず、野球ってほんとうにつまんないなと改めて思う。


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自分としては珍しくラブハプニングに見舞われ、人生意味不明すぎて病んでいたが、感情のない友達から「まぁ先のことなんてわかんないしさ、当面は目の前のことをただ楽しめばいいんじゃない?」とのありがたいお言葉を賜り、指標とする。

 

8月

両親がカナダ旅行に来るも、トロントはあまりにも観光地がないということで、空港で15分だけ会って彼らはそのままナイアガラ&バンフへと旅だった。久々に娘に会いたいとかで来たんじゃねーのかよ。

フォロワーのえりさんがはるばる遊びに来てくれ、トロント&ニューヨーク旅行。いっぱいミュージカル観た!そして私が留学先を北米に決めた理由の9割をしめる、「ワシントンハイツに行きたい」という夢を叶える。本当に本当に楽しかった!!もう思い残すことはない。いや…また行きたい!!

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髪を切った。

8月15日に韓国人の友達たちがインスタに『独立記念日🇰🇷🫶』みたいなことを投稿してて、そっか韓国ではそうだよな〜と素朴に思う。

 

9月

再びモントリオール小旅行に行く。

学校のクラスメートたちが結構帰国する時期で、しんみり。それはそれとして私はビザを更新するために、ナイアガラへ。ビザを得るためには一度国境を超える必要があるため、アメリカとの国境があるナイアガラに移民局があるのだった。単にナイアガラの滝に行きたいという友達が一緒に来てくれて観光もとても楽しめた。


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だんだん寒くなってきて、半袖では過ごせなくなってくる。悲しみ…

 

10月

家を出なくてはならなかったので再び家探し。まじ見つからんすぎて、好条件とは言い難いがまあいいかここでも…みたいなとこに決めてしまう。決めたあと室内に洗濯機がなく、コインランドリー生活を送らねばならないことに気づいた。7ヶ月も冬の国でなんでコインランドリー生活なんて…(涙)

なんか生活がマンネリ化し新しいことを始めたくて、友人のツテで新たなバイトを始める。

物価が何もかも高いこの国では自炊を頑張って節約しないとと思っていたが、このあたりで、「この街で最大のエンタメは外食なのでは」と気づき、自分の中で外食OKモードになる。高いけど、他に金で買える楽しいことがあまりにも少ないのだ。

ハロウィンが最も盛り上がるストリートとやらに行ってみるが、全然だった。バ先が、10月31日に出勤する人はみんなバービーテーマの服で来ること!という企画をしてて、私はシフトがなかったのだがみんなが何着てるか気になって顔を出す。最近カップルになった2人がガチのバービー&ケンコスプレしてて、超可愛かった。私は、ティッシュ使った低予算アイデア勝負ヘアアレンジ 笑


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11月

引っ越す。実際住んでみると、色々と良くない部分が出てきてテンション下がる。同じ家賃で東京23区内のナイスハウスに一人暮らしできたのに…とか考え出すと止まらない。なぜこんなQOLを下げてまでこの国におるんや私は。

初めてスケートをする。絶対に下手だろうと思っていたが本当に下手だった。

 

12月

街中がクリスマスムードになり、クリスマスマーケットに行ったりして雰囲気を楽しむ。スタバのホリデーカップがめちゃくちゃ可愛くて、普段あまりスタバに行かないけど12月は通いまくった。


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自分の中で飲茶大ブームがおき、調べまくる。チャイナタウンの近くに引っ越してよかった!!と思う。家の内部はあまり良くないが、立地は良いのであった。

クリスマス直前に風邪をひき、寝込む。年越しカウントダウンはNYタイムズスクエアのライブ配信を見ながら。

 

 

総括すると、前半は割と意思を持って自分を厳しい環境に置いたりもしてきたが、だんだんなあなあになってきたり、そもそもこれってわざわざ外国に来てまでやりたかったことか?みたいに思ったりして、なかなか上手くいかないことも多かった(実際それで何回かトラブルも起こした)。一方で、20代ほぼすべての時間を社畜として過ごしてしまい、引き換えに得たものなんもなくね?と思っての退職&留学だったため、履歴書には書けないが自分の人生を長期的に見るととてもプレシャスな1年間を過ごしたという感覚もある。たくさん旅行も行ったな!今しか出来ないことと貯金残高を天秤にかける日々ではあるが、最近はあまり貯金を切り崩さずこちらで働いて得たお金で生活を回せてる気がする。仕事や人生に対する考え方がじわじわと、だが確実に変わっていってるとも思うし、日本に帰ったらあっという間に昔の私みたいに戻っちゃうのかな〜それは嫌だな〜やはり意思を持って自分を変えていかなければ…みたいなことはじんわりと思っている。帰国後に向けて今やらなきゃいけないことも色々あるんですけどね〜

だが最近は生活にも慣れてきて、本当にそろそろ新しいこと始めるタイミングが来てるとも思うので色々模索しております。

がんばれ私!!

そして英語がまったく伸びていない!!ここも本当にがんばってくれ私!!

 

去年、旅行も色々行ったしブログに書きたいこともたくさんあったのに時間を捻出できなかった… 本当はちゃんと書いて残したいんだけど。2024年はもっとカジュアルに書いてアウトプットいきたい所存。この記事はほとんどスマホで書いてみました。パソコンで構えて書こうとするから腰が重くなるのかなと思って…文字の装飾やリンク挿入など、スマホでできる機能に制限はあるけど、文字打つのと画像挿入はスマホからの方が楽かもしれませんね〜色々試してみたいと思います。

 

いい年にするぞ!

2024年ーー 富、名声、力、この世の全てを手に入れてみせる。

 

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*1:ブログに書こうと思っていたのだが、準備篇まで書いて力尽きている…

*2:トロントは海に面していない

*3:世界一永住権が取りやすい国だからである

*4:そもそも差別感情を持つヘテロ男性に優しくしたいと思うレズビアンの人なんておらんやろって話だし、もっというと、自分は差別したいのに相手からは優しくされたいってどんだけ特権階級思想なんという話

*5:こういう話をアジア系カナダ人の子に話すと「そういう人って本当にいるけど、じゃあ俺と人生交換したいか?ってマジで思ってきた」と言っていて、考えさせられる

世界の中心は女の子、それがバービーランド!…それで終わっていいんだっけ?/新時代のガールズムービー、映画『バービー』感想

日本公開日前までに書こうと思っていたのだが普通に間に合わなかった。後回し癖どうにかせんかい。

 

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映画バービー観てきました!!一言で言うと「最高〜‼️😂👏」なのですが、一応書いておくと、私は公式ツイッター騒動 が起きる前にこの映画を鑑賞しております。なので純粋な気持ちでこの映画を観ることができたラッキーな人間であり、なるべくそのときの気持ちを思い出しながら書きますが、#baebenheimer についての北米滞在中日本人としての見解もちょっとだけ後述したいと思います。

 

もくじ

 

映画の感想(※大ネタバレあり)

もうとにかく、マーゴット・ロビーライアン・ゴズリングが最高of最高of最高すぎる。優勝!!!!!て感じです。予告見た時点でもうこれは勝ち確キャスティングと世界中の人が思ったと思うけど、本編見たらさらにその上、The perfect casting ever...‼️て思いました。


www.youtube.com

 

特に冒頭シーンのマーゴット・ロビーはリアルバービーそのもの。この世界観のシーンだけ永遠に見ていたい!と思えるほど!そもそもマーゴット・ロビーが完璧なルックスの持ち主ってのもあるんだろうが、衣装、ヘアメイク、そしてマーゴット・ロビーのドール風の動き、圧倒的なハッピーオーラなどなど、もう本当にすべてがかっちりハマってうっとり。女の子の憧れの世界そのもの。はぁ、もう、大大大好きにきまってるやん、女の子に生まれてよかった〜!!て感じです。最高!!

 

ライアン・ゴズリングも負けず劣らず最高で、まずケンのキャラクター設定として、バービーが好きで、中身が特になく、バービーに見てもらえた日以外はハッピーではないっていう、な〜んかしょうもないけどキュートな男感がうますぎ。これ言語化むずい!でも観たらみんな笑っちゃうと思うし大好きになっちゃうと思う。ライアン・ゴズリングは私の中ではラ・ラ・ランドの人というイメージだったから、こんなにコメディ演技も上手いのかと感服しました。

 

キャスティングといえば、まずこの映画の勝ち確設定として、バービー=マーゴット・ロビー、ケン=ライアン・ゴズリングっていうキャスティングではなく、「この世界にいる女の子はみんなバービー、男の子はみんなケン」っていう設定にしたことだと思います。言われてみれば確かにそうだなとも思えるし、とはいえ0からその発想にたどり着いたのはやはりすごい。監督と脚本家のクリエイティビティやな〜!と思う。

さらに、アフリカ系のバービー、アジア系のケン、車椅子に乗ったバービー、プラスサイズのバービー、妊娠中のバービーなどなど、これでもかというほど多様性をもったキャスティングをしており、ポリコレクリアのためにそうしました◎◎◎...なのかと思いきや、そもそもマテル社がそういうバービー人形・ケン人形を既に出しているっていうとこまでメタ的で面白い。EDで明かされるんだけど、映画の作中で出てくるたくさんのバービーたちは実際に発売されたルックを再現しているようだ!こういうのファンには嬉しい〜

 

さらに、大統領のバービー、宇宙飛行士のバービー、医者のバービー、工事現場のバービーなど、バービーたちの職業もさまざま。これも、ポリコレクリアするための映画オリジナル設定ではなく、実際にマテル社が出している"You can be anything(あなたは何にでもなれる)"コレクションの再現っていうのがおもしろい。

 

じゃあ、人種や身体的特徴、職業に多様性のあるバービーがたくさん出て、私たちは平等🎶なんにでもなれる🎶ハッピー!!🎶っていうメッセージの映画になるかっていうと、そんなの安直すぎと言わんばかりのストーリー展開になるとこがこの映画のいちばん面白いところだと思います。私がこの映画を「アメリカさすがにすげ〜〜!2023年のガールズムービーってこんなことできるんだ」と思った一番の理由は、「金髪碧眼白人スタイル抜群のバービーは、現実社会を生きる女の子に画一的で不自然な"美の基準"を刷り込むという批判があったこと」「批判を受けてマテル社は人種や体型、職業が多様な人形を販売していること」は、すでに見る人全員が知っている前提で、それをメタ的にネタにし、「じゃあその先は?」って展開に持っていってるところです。

 

特に、大統領から宇宙飛行から医者から工事現場作業員まで麗しい女の子が担当する社会・バービーランドを「現実社会(男性中心社会)の真逆の世界」っていう立ち位置に捉えるの本当に面白いと思った。んなわけないよね〜wwwっていう。冒頭の「バービーランドでは女の子の悩みはすべて解決したのでバービーはいつもハッピーです🎶」みたいなとこからパンチ効いてる!!笑

バービーがいないと自分の存在価値すらあやふやになってしまうケンが、現実社会(男性が中心の社会!!)と出会い、父権主義に目覚めるっていう展開、腹立つけどおもろすぎ。てか、こんな大衆受けど真ん中みたいなエンタメムービーで Patriarchy(家父長制)って単語が連発されること自体が、さすがにアメリカは進んでんなと思わざるを得なかった。ここ日本語吹替で正しいニュアンスで翻訳されるかどうかすら個人的にはハラハラする。観た人いたら教えてください!笑

feminismやら patriarchyやら、日本では(というか多分アジアでは)、単語を聞くのも嫌だみたいな感じで拒否感を持つ人が多い概念を、映画鑑賞者全員が前提知識として持っていると信頼できること、その上でそれをユーモアでぶっ放すクリエイティビティがあることが、アメリカという国の力であり、かつ、この映画を作った人たちの力だな〜と本当に思いました。

 

要所要所でぶち込まれるジェンダー論あるあるがおもしろい。

・「みんな私をモノみたいに見てくるの!😫」ってバービーが言うシーン、これは実際に街中などで女性が男性からモノを見るような目でジロジロ見られることがあることの表現ではあるが、実際にモノ(玩具)であるバービーが言っている面白さもある

・バービーランドでは大統領も女性だが、途中ケンがアメリカの成り立ちを知るシーンで流れるように、女性米大統領なんて過去に1人もいない

フェミニストであろうとする男性、「私も女性から生まれた」とか言いがちwww (間違ってはないけど、「ゲイの友人がいるので私はLGBTQ差別をしない」みたいな、なんじゃそりゃ理論に聞こえる)

・女性向け商品/サービスの会社も、経営層は男性が占めがち(マテル社もなんかーい!)

・男、戦争始めがち(全世界あるある)

 

こういう社会背景を、皮肉のきいたユーモアでバンバン出してくるところがさすがやな〜って思いました。

 

バービーを映画化するっていう企画の時点で、「多様性のあるバービーたちが協力しあう」ってだけでも1つの話は作れただろうけど、この映画のさらにおもしろいポイントとして、バービーの所有者である人間の母娘がメインキャラとしてがっつり出てくるところだと思います。

Z世代の娘(そして非白人!)は「あなたを見ていると自分が美しくない、完璧じゃないって感じる。だからあなたが嫌いなの」と、いかにも、多様性の大切さが提唱され始めた世代っぽい意見を述べるのに対し、その母親は「1人で寂しかったとき、いつもあなたが遊んでくれた」と、永遠の友達の象徴としてバービーを今も大切に思う気持ちを持っている。バービーはアメリカ社会においてその2つの側面を持つ玩具であり、この映画を観る多くの人、特に子供の頃バービーで遊んだことのある女の子は、そのどちらか、あるいは、どちらもの気持ちを持つ人が多いのではと思う。その両方の気持ちを肯定するような、バービー人形と、それで遊んだかつての少女たちに対する愛情深いまなざしも感じました。

 

バービーなんて!と言っていた娘の方が「今度は私たちが彼女を助ける番じゃない?」と母を諭す場面はとてもすてきなシスターフッドだと思います。バービー同士の友情ってだけじゃなく、人間側がバービーのために何かしてあげようとする、そんな展開想像もしなかった。

 

お母さんがバービーたちの前で演説ぶちかますシーンがめちゃくちゃよくて、このメッセージを入れられるのは制作陣の信念だと思った。「女性は美しくありなさいと言われる、でも男性を変な気持ちにさせるほど美しくなりすぎてはいけないとも言われる。素敵な母親でありなさいと言われるし、社会に出て一生懸命働きなさいとも言われる。女性に要求されるすべてのダブルスタンダードを満たせる完璧な女性になんてなれっこない」...これは実社会を生きる私たちへの力強いメッセージでもあるし、同時に、ステレオタイプなバービーが”イコール悪”なのではなく、そもそもたった1人の女性像がすべての女性のレプリゼンテーションになどなれるはずがない」という、バービー人形に対する再解釈の可能性も感じられてとても良かったです。


また、バービーと、バービーを最初に生み出した創業者が対話するシーンもとても素敵なシスターフッド展開だなと思いました。時代の要所要所で批判も受けてきたバービー人形ではあるが、そもそもは女の子の幸福を願って作られたおもちゃである、というところに立ち返ってみせたのも、映画制作陣(女性監督)から、バービー創業者の女性へのリスペクトの気持ちが感じられてとてもよかったです。

娘の名前バーバラにちなんでバービーと名付けたのよ...のシーンはじーんとしたし、そしてバーバラさんご本人がとても素敵なカメオ出演しているのもすっごくよかったなと思います。

 

バービーが最後、人間になるという選択をするのは、そんなんアリ?!って思ったけど、言われてみれば確かにバービーは人形なので、それで遊んだ女の子の数だけ物語を作ることができ、"あなたはなんにだってなれる"が昨今のバービーのテーマなんだから、これはこれでありえるのか...と思ったり。「ケンのアイデンティティを探そう」のくだりは蛇足だなと思ったんですけどwww(こんなに父権社会を皮肉って、最後には「男の子のこともちゃんと気にしてあげよう🥺」で終わるの、どーなん??て思ったwww)あのシーンアメリカの人にはどう写ってんのかな。

ラストのバービーの一言が大オチとして完璧なので必見です!!!ちなみに私は英語がわからず「オチが...わからん!!」という悲しい結末になったのもいい思い出(後から英語話者の友達に教えてもらいました🤣爆笑)

 

あと全体として、バービーを無理にGirlBossにしなかったのも凄いなと思った。トイ・ストーリー4のジェシーとか、映画マリオブラザーズのピーチ姫とか、昔からいる、いわゆる女の子らしいヒロインを現代版に落とし込む時に「戦うヒロイン」にアップデートされることが多くて、それはそれで1つの解だとは思うんだけど、バービーを金髪碧眼白人スタイル抜群美女のまま、ファッションとヘアメイクが抜群に可愛くて、特に仕事してるわけでもなくマイノリティ性を持ち戦ってるわけでもない女の子のお人形さんとしてそのままヒロインに持ってきて、それでもフェミニズムのコンテクストを多大に織り交ぜた作品に仕上げることはできるという、そこの企画性の高さや発想の豊かさがすごいと思いました。物語をより面白くする方にポリコレやフェミニズムを組み込める創造性ってやっぱりアメリカはレベル高いな〜と思います。

 

社会現象としての映画バービー

前提を書いておくと私が今滞在しているのはカナダであり、アメリカではない。周りにいるのはカナダ人で、アメリカ人の友達はおりません。ただ、これはカナダの特種な側面だと思ってるんだけど、政治的なこと・歴史的なことを語るときは「カナダはアメリカとは違う」という論調なのに対し、映画やポップカルチャーについて語るときは「北米ではさ〜」とナチュラルに自分たちとアメリカ人を同化して喋る人ばかりなので(笑)、まあ、映画バービーに関してカナダで私が見聞きしたことと大体似たようなことがアメリカでも起こっとるのでしょう、という仮定の下話します。

 

バービーの公開日後、特に最初の週末は、街ゆく人に明らかにピンクの服装が増えていて、バービー観てきたんだなって人は見た目でわかる、とみんなが話してるほどだった!ただの映画というより、ひとつのムーブメントを目撃してる気持ちでした。

商業施設に入っても、すべてのブランドがバービーとタイアップしてるんかと錯覚するほどあちこちでバービーグッズを見かけたし、


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特にタイアップしてなくてもなぜかピンク色のものを展示してるテナントも増えてました。まさに社会現象!!


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公開初週にピンクの格好してた人たちはお互いにバービーを見る人ってわかってるから、「Hiバービー!」って声かけあったりしてたらしいwww 陽キャの国だ...

 

最大手の本屋さんindigoがバービーのポップアップストアをしてたので覗いてきました。


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まず、"The most diverse doll line"ってキャッチコピーがおもしろい。そこが売りなんだ感。

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映画にも出てきた車椅子バービー始め、ダウン症のバービー、歯科矯正中のバービー、義足のケン、まだら肌のケンなど、人種だけじゃなく身体的ハンディキャップを持つドールもかなり発売されている。これってほんとアメリカならではだよな〜としみじみ思います。なんか、「メディアに出るものに自分を投影することができるかどうか」という概念、要はレプリゼンテーションの重要性が、日本よりずっとずっと高い文化圏だなと感じる。

www.cosmopolitan.com

 

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You can be anythingコレクション。The女の子向けドールっぽい、美容師さんやメーキャップアーティストもいるけど、医師・救急救命士・音楽家のバービーが売られていた。ただ横にいたアジア系カナダ人の友達が「ほらやっぱり、音楽家バービーはアジア系。アジア人は楽器が弾けるってステレオタイプがあるからね」って言ってたの興味深かった。よく聞くステレオタイプだよね〜

 

少し前にNY自由の女神を観光してきたのですが、自由の女神は戦時中はアメリカの愛国心を高めるプロパガンダとしてイメージを利用されてきたが、戦後はポップカルチャーとコラボすることも多く、今もなおアメリカ社会を象徴する存在である... みたいな展示があって、そこにバービーもいたことを思い出すなどした。バービーはただのおもちゃの域を超えた、アメリカ社会のカルチャーアイコンなのだなと改めて思いました。だからここまで映画も注目されたんでしょうね。

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#baebenheimer とバービー公式Twitterの騒動について(※オッペンハイマーの大ネタバレあり)

まず大前提として、アメリカではバービーとオッペンハイマーが同日公開であり、この2作品が両方ともS級ハリウッドスターや超大物監督が携わった大作であること、かつ、内容が真逆すぎるということから、ネット上で「どっちを見る?」と比較するようなコンテクストやミームが大量に生まれた現象のことを #baebenheimer といいます。明確な誰かが言い始めたわけではない。私の周囲のカナダ人の子も何人もこの映画たちの話題を出してました!

 

ちなみに私はオッペンハイマーも観てまして、まじで1ミリも内容が理解できなかったため、このミームが1番好きです。

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ざっくり一般化しちゃうと、バービーが「典型的な女性向け映画(ピンク!ハイヒール!ファッション!ドール!)」、オッペンハイマーが「典型的な男性向け映画(戦争!兵器!愛国!名誉!)」と、本当に真逆すぎるため、その落差が面白いよねっていうブラックユーモアが #baebenheimer です。2つのイメージを組み合わせ、バービーの背後で核爆弾が落ちているファンアートが生まれているのも、要はネット上で匿名だからできる"不謹慎ギャグ"だと私は捉えています。

 

※余談だけどオッペンハイマーに女性の登場人物は2人しか登場しない上に、2人ともオッペンハイマーの恋愛相手でしかなく(政治や戦争に関わる働きをしない)、そしてその内の1人は大半が裸っていう、ほんとにバービーと真逆もいいとこのThe 男映画です。バービーが退屈だった男の子、必見。当然ベクデルテストはパスしてません。さらにいうと近代史ものだから仕方ないとはいえ登場人物のほぼ全員が白人という、クリストファー・ノーラン監督だから許されたんちゃうかと思うほど、2023年においてもはや逆に珍しい作品となっております。

 

どれくらいバービーとオッペンハイマーがセットで語られているかというと、先程のミームもそうですが、

例えば「映画バービーを観に来た人は一目でわかる」現象をネタにしたこの動画でも

www.instagram.com

キャプションに「明らかにオッペンハイマーを見に来た私たち」ってついてたりとか笑、

 

最近離婚発表したカナダのトルドー首相が、離婚発表後にツイートしたのがこれ

1番のアピールポイントは「離婚後も私たち家族は仲良しですよ!」てことなんだろうけど、息子とバービー、娘とオッペンハイマーを観るっていうパフォーマンスがさすがトルドーというか、パフォーマンスってわかっててもこれをやれることがカナダの首相の役割なんだなと思わされる。とまあ、首相がこの2作品を並列で語るくらい、北米の人にとって、なぜかなんの関係もないこの2作品がセット扱いされるのが普通になってるという事実があります。

 

で、アメリカ側にはその文脈があるため、「(こんな大作が同時公開され、みんなの話題はこれで持ち切りな2023年夏は)忘れられない夏になりそう!」と言っちゃう気持ちは、まあわからんでもないというか、そりゃそっちにとってはそうよな、という気持ちにはなる。背景文脈が全然違うってことです。

一方で、日本にとっての夏、そしてそこに原爆が絡むとなると、忘れられない夏っていうのは8月6日の広島であり、8月9日の長崎であるのも、それはそうであり、「ジョークのネタにしないで」と思う気持ちは私は正しいと思ってます。どんな国にも茶化されたくない負の歴史はあり、そこを踏みにじられたときに怒る権利は私たちにはある。まして、原爆落としたのおたくですからね?っていうね。夏にウチらに何したか忘れたんか?ってなるのは、国民感情としては自然だと思う。

www.nikkansports.com

 

ただ、なぜか日本だけオッペンハイマーはおろかバービーも日本も公開されてなく、映画の中身を殆どの人が知らない状態だったので、日本が巻き込まれた騒動でありながら、ガワでしか判断できない状況だったのも良くなかったなと思います。

 

で、それで「絶対にこんな映画観ない、売上に貢献したくない」って人の意見も少なからず見たし、わかる気もするし、その行動を止めることはできないけど、私の見解としてはこれは不幸な事故の側面が大きいな...と思っています。SNS担当者はたしかに軽率で無神経ではあったが、その一言によって映画バービー製作陣全員が日本の原爆投下を軽んじてるといえるかというと、決してそうではないし、そもそもバービーとオッペンハイマーは共同プロジェクトではない。バービー観たいけどあの一件がな〜ともし引っかかってる人がいたら、私は胸を張って映画バービーをおすすめできるし、むしろ全体の議論に参加するためにも観てみるといいんじゃないかな、などと思ったのでした。

 

アジア圏での映画バービーの受け止められ方、一緒に観た韓国人やベトナム人の女友達と話したことなど

私と一緒に映画を観た韓国人の女友達いわく、「公開したばかりなのにすでに韓国のネットでは低評価がついてた!!韓国の男は本当にフェミニズムが大嫌いだから、だから低評価つけてる。...ってことは、良い映画ってことね!!!!!👍👍👍」と言っていた😂笑

まあでも日本のFilmarksを流し見する感じ、日本も似たようなものだよなと思う。ベトナム人の女友達も、ベトナムは未だに長男信仰があって女の子は望まれないとか、父親や祖父が家族の中で一番偉いとか話してくれて、バービー映画を通じてアジア各国の男女格差の話とかできたの興味深かったな。

当たり前ですが北米にもまだまだ女性差別ジェンダーにまつわる諸問題は依然としてあるし、意識の個人差もめちゃくちゃあるんだけど、じゃあこの映画バービーみたいな作品を私たちの国に作れるか?っていうと、まだまだ難しいよなと感じたりもするのであった。

 

最後に最近見て面白かった動画を紹介します。

www.instagram.com

中国で映画バービーがめちゃくちゃ流行ってる理由として、この映画が「ボーイフレンド・テストになる」っていう話です。中国では、映画バービーの鑑賞途中で席を立つ男性が多く見られたり、登場人物や監督の女性に強い不満や反発意見を持つ男性が見られたりして、そのことから、「あなたのボーイフレンドが映画バービーにどんな反応をするかどうかで、良い彼氏かどうかわかる」って言われてるんだってwww もし彼がこの映画の言おうとしてることを半分でも理解できてるなら、あなたの彼氏はまあ普通。でももしやたらと否定しようとするなら.....この話、個人的にはすごいわかると思ってます。

明らかなガールズムービーの世界観だし、ピンクのドレスコードで映画館に行こうムーブメントがもし日本でもあるとしたら絶対に女友達と行く方が楽しい映画だと思うけど(この映画にこめられたジェンダー論要素を、絶対に女同士の方が理解できるというのも含め)、あなたのボーイフレンドと観に行ってみることで、あなたの彼が、自分と同じ解像度で社会のことを見れているかが判明する良いテストになると思います。ぜひ一緒に観に行ってみてはいかがでしょうか?

 

 

いろいろ書きましたが、とにかくエンタメとして単純にめちゃくちゃ面白いし、一方でたくさんの社会問題を組み込んで練り上げた上質な作品でもあるので、鑑賞後に対話を生む映画だと思います。リカちゃん人形との比較とかも色々考えたんだけど、とりあえずこのへんで!

 

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【どう思った?】黒人の友達といっしょに実写版リトルマーメイドを観てきた

よかったわよぉ~~~!!!!!涙涙涙

もくじ

 

 

”黒人のアリエル”に対する私のスタンス

まず、この映画を観る前の私のスタンスですが「日本生まれ日本育ちの日本人*1は、この議論に関しては蚊帳の外なんだろう」というものです。
最初にアリエルをバイレイシャルの役者が演じると知ったときは正直マジか~と思ったのですが、その後色々な議論を追っているうちに意見も変わってきました。特に私の意見を決定づけたのは、日本で生まれ育った黒人ハーフの女の子たちのこのYoutubeを見てから。

www.youtube.com

ありちぇるちゃんたちのYoutubeは以前からたまに観ていて、彼女たちの明るいキャラや面白トーク、独特の着眼点が魅力的でもともと好きだったんだけど、この議論に関する彼女たちの意見は、現状世に出てる論点をほぼすべて抑えてるし、非常に芯を食ってるなと思いました*2

彼女たちの語った以下の言葉(14:27~)がすべてだなと思っています。

ちぇる「考えてみて、その、ずっと小さいころからね、小さいころから、しかもこれディズニーに関係なくだからね?ディズニーのアニメに関係なく、いろんな映画とかドラマとかCMでも、全部黒人だったらって考えてみてくださいwww」

あり「wwwww 笑っちゃったwwwwww」

ちぇる「笑っちゃうでしょ!?wwwww なんだなんだってなるじゃないですか!!」

あり「うん…w」

ちぇるテレビをつけたら、黒人。携帯でYoutubeを観てたら、あっCMが入った…黒人。この商品のパッケージ、黒人。みたいな。そういう環境にずっと育ってきたと考えて、21歳になりました。21歳になって、あ、ディズニー/ピクサー、実写化の映画するらしいよ~、予告を観たら…」

2人「日本人!!!!!!!wwwwww

あり「そういうことだよねwwwww」

ちぇる「感動的じゃない!?!?!wwwww」

あり「感動的だよお!しかもたとえばそれが、アニメでは黒人のキャラクターだけど、実写になります、予告編観ます、」

2人「日本人……!!!!!wwwww

ちぇる「ウソ!?!?!wwwww」

ありちぇるちゃんたちはまた欧米諸国に生きる黒人とは違う立場だと思いますが、日本人がかなり想像しやすい例えを出してくれてるなと思います。いわく、「テレビや映画の中で“自分みたいな人”を今までほぼ観たことがない人たち」にとって、このキャスティングがどういう意味を持つかということ。逆説的に私は日本生まれ日本育ちの日本人で、テレビや映画で目にする人はほぼみんな日本人という社会で生きてきたので、そういうことについて考えたこともなかった、つまり、このキャスティングに文句を言う資格はない属性に属してるんだなと思ったのでした。「別に私はアリエルに日本人女優が起用されたとしても嬉しくないし」とか日本育ちの日本人が思うのは、別にアリエルじゃなくても自分と同じ属性の人を山ほどメディアで観てるからそれはそうなのであって(ヒーローもヒロインもヴィランも、歴史ドラマも現代ドラマも、働く大人も学生も、登場人物みんな日本人なTVドラマが普通の世界で生きてる)、論点が違うというか、良くも悪くもこの議論が必要とされている場にそもそも立っていない、という認識(自認)でいます。日系アメリカ人の方や、アメリカに住む日本人の方とはそもそも置かれてる状況が違う。東京ディズニーランド/シーのハロウィン期間に「コスプレしたいけど私はアジア人だからムーランしかしたらダメだよな…」と思ったことある日本人なんてこの世に1人もおらんだろ(むしろムーランは中国のプリンセスなので自分たちとルーツを同じくするキャラクター!という意識、日本人にはあんまりないと思う)。これが良い悪いとかいう話ではなく、日本はほとんどの割合が同じ人種/民族で構成された国*3で、そういう社会なんだ、という話です。

アメリカなど多民族国家では社会の構成要素として黒人が結構な割合をしめるにもかかわらずメディアの中心にいるのは常に白人、というのは確かに問題だなとわかるし、そういうムーブメントの果てにアリエルを非白人が演じるとなった背景については想像できると思いました。

※あと日本人は、日本のアニメを日本の俳優が演じる実写映画化でも、大抵「なんでこんな原作改変すんねん」「似てなさすぎ!事務所のゴリ押しでキャスティング決めないで!!」みたいな悲劇がまあまあの確率で起こるため、”アニメの実写化はなるだけビジュアルが似てる人にやってほしい”っていう願望が結構あるんだと思うし、私もその1人なのですが、今回はこの議論については割愛します。黒執事実写化に剛力彩芽を出す国に生きてんだ*4、俺たちは

 

映画の感想

私的にはアースラがMVP!!Poor Unfortunate Soulsすごすぎて拍手しそうになった。彼女の歌と芝居がこの作品のクオリティを底上げしていると思ったほど。
ハリー・ベイリーは、Part of your worldのシーンを観ながら、このために選ばれた子なんだな~としみじみ思って、アリエルは人魚姫なので抜群に歌がうまい人である必要があり、そう納得させる圧巻の歌声だった。そして歌だけではなく、純真で好奇心旺盛で勇気がある少女…という、プリンセスの素養を持ってる雰囲気も感じられた。個人的な感想としては「もうアリエルにしか見えない!」とまでは思わなかったけど、これはたぶん肌の色っていうか顔立ち自体があんまりアニメのアリエルに似てない(ハリーはかなり丸顔なのと目が離れ気味な顔立ち)からかなぁと思ったりもしたけど、そう思った理由のひとつは、アースラとトリトン王とエリックはアニメのキャラデザそのまんま生き写しみたいなルックだったってのがあるwww 全員まじでそっくり。似すぎ。なんか、アリエルは魂で選んでるのに他はビジュアルで選ぶんかーい!ってのも含めておもしろかった。けど、アリエルをハリーが演じたことに何も文句はないし、とてもかわいくピュアで魅力的なアリエルだった!!
お姉ちゃんたちの設定変更も個人的には好きでした。お母さんは全員同じってことでいいんだよな…?笑
実写版あるある、設定の深堀も今回とてもうまかったと思います。エリックの育った背景に関して追加の設定が加えられたことで、お互いただの一目惚れではなく、惹かれ合う理由がわかったし、エリックがただ“王子だから”いいんじゃなくて、魅力的な男の子にちゃんとなってたと思います!エリックソロ曲追加もよかったね~
私はリトルマーメイドは実は「父娘の話」なんだよなってとこが好きで、お父さんがアリエルのためにアースラと契約してしまうシーンでいつも泣いちゃう。そして、アリエルに足を与えるラストシーンも…。私はいろんな物語の中で、頑固者だと思ってた父が娘のために自分の大事な何かを躊躇いなく犠牲にするとか、娘の新たな人生を父が背中を押すみたいなシーン出てくるとめっちゃ泣いちゃうのであった。

そして、ガチのカニ・魚・鳥になっていたセバスチャン、フランダー、スカットルですが、声優陣がさすがの出来栄えでwww 音楽でリン=マニュエル・ミランダが参加してるし、ダヴィード・ディグス*5とオークワフィナだしで、正直観る前から期待してたけど、やっぱりセバスチャンとスカットルでラップ始めたときは「きたーーーー!!!www」と思ってニヤニヤしまくりでした(客席も結構笑ってたw)。私はオークワフィナが好きなんですが、オークワフィナ節炸裂で、まさに彼女の得意分野だよねえって感じでした!*6原作でスカットルはオスだと思うんだけど、実写版でsheって言われてた気がするから性別自体変更になったのかな?それとも男の子のキャラをオークワフィナが演じてたのかな?自信ないw
最後にアリエルがお父さんとハグしながら涙を流すシーンがあったけど、冒頭にアンデルセンからの引用で「人魚は涙を流さないのでそのぶんもっと痛みを感じている」みたいな言葉があってそれに対するアンサーなのかなと思った。たしかにアリエルは自分のコレクションをお父さんに壊されたシーンでさえ涙は流してなかったから、パパとの別れで涙を流したのは彼女が人間になったからこそのシーンなのかなと思いました。

 

いっしょに観た友達(黒人)と話したこと

さてブログタイトルにもありますが私はこの映画を黒人の友達と見てきました。彼は日本語を10年近く勉強していて、私より日本のアニメやポップカルチャーに詳しいガチオタで、私と仲良くなったのも、言語学習者が使うアプリで「櫻井孝宏のスキャンダルってその後どうなってるの?冨岡義勇は降板になってしまうのか?」といきなりメッセージが来たことがきっかけだった(知らねーーよ!!!!www)。その後彼がなぜか暴太郎戦隊ドンブラザーズをとても熱心に観ていることが判明し、彼も彼でドンブラザーズの話を直接できる人間(私)と世界で初めて会ったということで大感動してくれて、そんなこんなで今も定期的に遊ぶ友達となった。まさに縁ができたな!!状態である。
映画を観終わったあと彼とめちゃくちゃ感想語り合ったんですがそのディスカッションがおもしろかったので残しておきたいと思います。

ドンブラザーズ 1話 「あばたろう」 感想 : グマのメンヘラ日記

 

“黒人アリエル”が叶えたもの、奪ったもの

「ハリー・ベイリーは完璧にアリエルだった、もう彼女に文句を言う人はいないと思う」というのが彼の個人的な感想だったけど、「今も不満がある人がいるとしたらginger hair(赤毛)の人たちのコミュニティだろうね。ハリー・ポッターロン・ウィーズリーいるでしょ?あんなふうに赤毛の人っていうのは物語の中では主役になりづらく、脇役でちょっとからかわれやすいポジションっていうのがステレオタイプだから、そういう人たちにとってアリエルはとても重要なキャラクターだったの。実写アリエルは赤っぽい髪の毛ではあったけど黒人のトレッドヘアだから、赤毛の人たちは自分たちの大切なキャラクターを奪われたと思う気持ちはあるだろうね」と言ってた。私は単にアリエルは“白人”でなければいけないという議論があるもんだとばっかり思っていて、その中でも“赤毛の人”じゃないと!っていう意見があることまで知らなかったため勉強になった(アリエルの赤髪は現実のginger hairというよりアニメキャラの赤髪っていう印象だった)。

今回のキャスティングの背景にある、アメリカにずーーーっとある社会問題は何

散々言われてきたことだけど、今回のキャスティングが何のために行われたかというと、「メディアの中にいる人は常に白人」っていうのが問題視されてきたから。彼は30代だけど、子供の頃はウィル・スミスくらいしかメディアに登場する黒人がいなくて、実際の社会に黒人は結構な割合いるのにメディアの中に黒人はほぼ出てこず、出てくる黒人と言えば「強い」か「面白い」のどちらかのステレオタイプに当てはまるキャラクターしかいなかったらしい。これは「自分たちは社会のメインストリームにいない」と思ってしまうだけではなく、「黒人ってのははこうあるべき」というステレオタイプを実社会で助長させる原因にもなってしまってたとのこと。例えば彼は黒人だけど、全然典型的な黒人ってタイプではない。What’s up bro!?って感じじゃないし、アニメ大好きでHIP HOPとか全然聞かない。でもアニメ好きとかだと、黒人の友達たちからも「お前は黒人じゃない。外側は黒人だけど中身が白人、OREOだ」とか言われるらしい(同様に、白人みたいな中身のアジア人はバナナって揶揄されるらしい)。

「黒人のプリンセス映画を別に作ればいい」というわけではないのはなぜ

黒人アリエルの議論の中で、「別にアリエルを黒人が演じなくても、黒人プリンセスの映画を別で作ればいいんじゃないか?」って意見もあるんだけど、それだとなぜ意味がないかという話で、先にもあったように、「黒人はメインのキャラクターになれない」「黒人は白人のメインキャラクターをサポートする立場でしかない」っていう描かれ方が多すぎる現状を改善する必要があるから。また、「黒人の映画は黒人のものと思われてて黒人しか見ない。白人の映画は全員が見る」という現状があり(これはジェンダー関連でも同様の議論があり、女性主人公の映画は女性のものと思われて男性は観ないが、男性主人公の映画は男女関係なく観る、という傾向がある)、だからこそ、リトル・マーメイドという老若男女・人種問わずすべての人が自分と関係ある物語と思っているTHEメインストリームな作品の主人公を非白人キャストが演じることに意味があった。リトルマーメイドだったら、どんな人種の人が演じてようが観なきゃ!てみんな思う、そういう力のある作品でこういったキャスティングをする必要性があった。

FRIENDSという超有名なドラマがあるが、このTVドラマは今もみんなに愛されてるくらい巨大コンテンツだけど、実はFRIENDSより前に黒人たちによるかなり似たプロットの“In Living Color”というドラマ(※6/14修正 本当にすいません。我々の会話のうろ覚えで、正しくは”Living Single”というドラマでした。下記のリンクも修正しています)があったらしい。話や雰囲気はほぼ同じなのに、このドラマのことは誰も知らない!「黒人が主人公のドラマは黒人しか見ない」の典型例。

 

”黒人クレオパトラ”は、黒人アリエルと同じ土俵の議論なのか?

そっから少し話は飛んで、最近話題になっていた「黒人クレオパトラ」の話になった。

www.bbc.com

私は、「アリエルを黒人が演じるのはわかるけど、クレオパトラを黒人が演じることにエジプト人が怒る理由はわかる」という立場で、彼も「クレオパトラは黒人だった、を“ドキュメンタリー”と言ってしまうことは問題」という立場だった。クレオパトラがもし黒人だったら…?というifの話をエジプト人がフィクションとわかってて作る、とかとはまた質の違う話だと思っていて(日本では結構、戦国武将の○○女体化みたいなコンテンツは存在するけど、それはあくまでも全員が“これはフィクションで正史は別にある”という事実を共有できてるからこそ可能なエンタメだと思う)、あの話をアメリカ人が勝手に作って「黒人の女王の話を語るのは私たちのコミュニティにとってとても意味のある事!!」とか言えちゃうのは、いくらなんでもアメリカ人すぎる…と私は思う。彼のスタンスも「あれをドキュメンタリーと言ってしまうのが問題だと思う。クレオパトラは黒人だったという歴史的な証拠はたぶんないはず。それなのにあれは“これはドキュメンタリーです”とだけ語っていて何も証拠的なものは出していないから…」と言っていた。

ただ彼は私よりその背景についてもう少し詳しくて、「あのNetflix作品を作った人の中にジェイダ・ピンケット・スミス(ウィル・スミスの妻)もいるんだけど、彼女は“アフロセントリズム”という、古代ギリシャやエジプトなどの歴史は黒人から始まったという考えを支持している人で、だからああいう作品を作ったんだよね。黒人のなかでもアフロセントリズムは主流の考えというわけではないんだけど、黒人は他の人種に比べて“自分のルーツを知りたい”という気持ちが強いのは、傾向としてある。アフリカに住んでる黒人は別だよ、でも北米にいる黒人はその傾向がある。例えば、僕の苗字は○○っていうんだけど、実はこれは先祖代々の苗字じゃなく、奴隷制があったときに奴隷のオーナーだった白人の苗字なんだよね」と説明してくれ、ここまで聞いた私は心から「マジで!?!?!?!」と言った。「そう、だから、北米に住む黒人は自分のルーツがどっかで途切れてるから、過去のことを知りたいって思うんだよね。黒人の中で日本の歴史とかにすごく興味がいる人がいる理由は、日本の歴史は何百年前のものであろうと今の社会と地続きで本物であることが明確だから。だからとても昔のことまではっきりわかってる日本の歴史をおもしろいと感じる。アフリカに住んでいる黒人に同じことは起きてない、彼らはちゃんと自分たちの文化や歴史を継承してるから。でも北米にいる黒人にはそういう現状があるんだよね」と言ってた。

アニメであっても、アニメキャラクターと同じ人種の役者が声優をやるべきか?

「キャラクターと同じ人種の役者が声優をやるべきか?」という話になり、私は「基本的にはそうだと思う。最近のディズニーは、例えばモアナはポリネシア(ハワイ、サモアニュージーランドなど)ルーツの声優を使ってたし、実写ライオンキングもアフリカルーツの声優、ミラベルもコロンビアルーツの声優を使ったりしてたけど、大正解だと思う。けど日本のアニメではまだそういう議論は少ないかな~、まあ日本の学園アニメに人種の多様性とかそういう概念自体がないってのがあるから」とかいう話をした。ディズニー映画の声優と日本アニメの声優を同列に語ることはできない…と私は思う。

彼から出た事例として、「シンプソンズって有名なアニメがあるんだけど、その中にインド系のキャラクターが出てくるの。でもその声優は白人で、インド訛りを真似して演じてたわけ。で、それは最終的にインド系コミュニティが抗議したんだけど、そしたらなんとシンプソンズは声優を交代するんじゃなくそのキャラクターをもうアニメに出さないことに決めたわけ。これはこれで問題だよな」と言ってた。

 

日本のアニメにたまに出てくる黒人のキャラクター、実写版で黒人の役者が演じない問題

その話から、「日本のアニメにたまに黒人のキャラクター出てくるけど、実写版で黒人の役者が演じないじゃん、あれは日本では問題になってないの?」と聞かれた。例えば“約束のネバーランド”のシスター・クローネは明らかに黒人のキャラクターだが、実写版で渡辺直美が演じている。私は直美ちゃんを好きだけど、言われてみれば彼女はコメディアンで、「黒人のキャラをコメディアンに演じさせる」と判断しちゃった製作委員会の考え方は実はかなりステレオタイプ的で配慮に欠けた危険なキャスティングだったんじゃ…と思った。一方で、エマ/レイ/ノーマンという名前からして主人公たちももはや非日本人であるはずだから、彼女たちを日本人が演じている中でシスター・クローネだけ黒人?っていうのもそもそもちぐはぐだし、日本で日本語が話せて演技ができる黒人の役者がどれくらい候補としているのかなと思ったりもした。探したらいそうな気もするが…*7

同様にBLEACH実写化でチャドはメキシコのクォーターという設定なのにキャスティングは普通に日本人だったのも彼としてはどうなの?と思っていたらしい。

 

私が「あなたの言いたいことはわかるし正しいと思う、本当はキャスティングに人種も反映すべきだよね。だから今私が危惧してるのはゴールデンカムイの実写化なんだけど、アシリパさんはじめアイヌのキャラクターは本当はアイヌルーツの役者が演じるべきだと思うんだけど、いま日本の芸能界のメインストリームにアイヌルーツの人がほとんどいないから、みんな、どうせアシリパさんは橋本環奈が演じるんだろうなと思ってるよ」と言ったら苦笑していた。

www.oricon.co.jp

日本のポップカルチャーに対する黒人アニメファンの意外な反応

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黒人のアニメ好き中には、肌の色が白くないキャラが出てくると「黒人だーーー!!」と言い出す人が結構いるらしい。例えばBLEACHの夜一とか、黒子のバスケの青峰とか。彼は「名前からしてどう見ても日本人でしょ!!!!www」って思うらしいけど、そう主張する人は意外といるんだって。私は「それは日本の中では“褐色キャラ”っていうんだよね~www」という話をした。特に大人数の学園モノとかだと単に見た目のバラエティをつけるために1人くらい褐色キャラっていうのは存在するもんだが、意外なところで黒人の人たちから好意的な反応を得ているようだった。

ボーボボも黒人から見ると黒人キャラに見えるって本当?と聞いたら本当だよと笑っていた。ボーボボが自分と同じ属性だったとして何が嬉しいんだよというのも含めて笑える。けどアフロで肌が黒くて唇が厚いから言われてみれば黒人っぽいんだよな。

ドラゴンボールフリーザも黒人から見たら黒人に見えるらしくて「肌の色、白と紫じゃん」って言ったら(※6/12修正 本当にすいません。黒人から見て黒人に見えるDBのキャラクターは、ピッコロだそうです。大変失礼致しました。上記の画像も差し替えています)「そうなんだけど~、なんかあるんだよ、黒人ぽい特性っていうかさあ…」って言ってた。なんかあるらしい。でもなんか、フィクションに出てくる肌が青とか緑のキャラクターは実写版だ黒人が演じがちみたいなの、なんかある気がする(実写アラジンのジーニー、実写ウィキッドのエルファバとか…)

www.cinemacafe.net


だが実はこの反応には重要な背景もあって、要は、実写アリエルの話とかともつながってくるんだけど、「自分と似た見た目の人をメディアの中でほぼ見ない」と感じてる人たちにとって、肌の色が暗いキャラが自分の大好きなアニメに出てて、しかもそのキャラがかっこよかったり魅力的な性格だったりすると、めちゃくちゃめちゃくちゃ嬉しいと思うらしい。その気持ちはなんだかわかるかもなあと思ってしまった。
さらにこれは『黒人とコスプレ文化』の議論にもつながるのだが、北米のアニメファンの中で、白人がアジア人キャラのコスプレを、アジア人が白人キャラのコスプレをしても成り立つけど、黒人のアニメ好きにとって「自分がコスプレできるキャラ」と感じるキャラクターはとても少ないらしい。もちろん黒人が日本人キャラ(鬼滅の刃とか)のコスプレをしてもいいし、実際する人もいるんだけど、そういう人はまわりからいいコスプレだねと言われにくいというか、「写真撮っていいですか!?」と声をかけられることが少ないらしい。実際、私は彼とアニメイベント行ったときにいろんな人のコスプレを撮らせてもらったけど、言われてみれば白人かアジア人の写真ばかり撮ってたな…とドキッとした。彼は北米のアニメイベントで一度だけコスプレをしたことがあるけどそのコスプレは戦隊ヒーローのスーツで、「肌を隠すコスチュームだから、誰からも文句を言われないと思った」と言っていた。
そういう現状もあり、アニメに褐色キャラがいるとめっちゃ嬉しいんだって。

 

日本のアニメに出てくる、実際に黒人であるキャラって誰がいたっけ?って話になって、進撃の巨人のオニャンコポンと、TIGER&BUNNYのネイサンとかかな…となった。

褐色キャラについて、「日本の漫画家は(肌の色に多様性を!とか)そこまで考えてないとは思う」という話をした。けど進撃の諌山先生は、黒人(ぽい)キャラ・アジア人(ぽい)キャラを出してるのもあるし、同性を好きなキャラや、ジェンダー不明なキャラがいるなど、作品の本筋とは別のとこで、実社会の縮図みたいに多様なキャラクターを作ってそれを作品に反映させてる感覚はあるよねという話をしたら共感していた。進撃の巨人自体が”人類と差別”を取り扱った物語だからってのがあるんでしょうね。

 

ディズニーの過去作にも黒人の主役キャラクターはいるのだが…

『黒人とコスプレ文化』の話の流れで私が、「アリエルを黒人が演じたことの意義ってそれもあるのかもね。たとえばディズニーランドに行くとき、小さい子供がプリンセスの衣裳を着ることとかあるけど、今って黒人の女の子にはティアナしか選択肢がなかったけど、これからはアリエルの格好したい!って自然に思えるようになるってことだもんね」と言ったら、そしたら彼が「実は“プリンセスと魔法のキス”はあまり好きじゃない… この作品と、PIXARの“ソウルフルワールド”はどちらも黒人が主人公なんだけど、共通するひとつの問題があるんだよね、何かわかる?」と聞かれた。

私「えー?“音楽が好き”がステレオタイプすぎる?」

友「違う」

私「ブルーカラーの仕事をしてる」

友「違う。正解は…作中、人間じゃない姿に変えられて、黒人のまま画面に映ってる時間がとても短いことwww」

私「た、たしかにーーーーー!!!!!」

「黒人は黒人のまま映画に出れないのか?っていうね。だから別に黒人たちの中でプリンセスと魔法のキスがとても評価されてるってことはないんだよね」と言ってた。目からうろこ。知らんかった。私が「あの映画他にも問題あるよね。金持ちの白人の家の女の子キャラ(シャーロット)が出てくるじゃん、実際には上下関係があったはずなのに、ティアナと対等な友達みたいな描かれ方されてるよね」って言ったら「そうそうー、ホワイトウォッシュの一部かもね」と言ってた。
私が今年フロリダディズニーに行ったとき、まじであちこちでティアナを見かけた(ショーの中とか、プリンセスグリーティングとか)印象で、ディズニー側からしたらティアナをvisibleにすることで人種の公平性を保とうとしてるんだろうなという強めな意図を感じたけど、別にティアナがいるから万事OKってことにはならないよなと改めて思った。

 

また話は飛んで、実在した”黒人のサムライ”の話

“黒人がコスプレしてもいい○○”の話から、「弥助って知ってる?」って話になった。織田信長に仕えたという黒人。ブラックパンサーでおなじみのチャドウィッグ・ボーズマンが演じる予定で映画の話が進んでたみたいだけど彼が亡くなってしまったので今どうなってるか知らないんだが、その話題を出してみたら「知ってる!!映画観てみたかった。僕はサムライが好きだからさあ…黒人がサムライになれるなんて、とても夢のある話」って反応が返ってきて、なんだかじーんとしてしまった。日本人にとって弥助は日本史の中の少し不思議なエピソードの一つという位置づけだけど、今まで散々語ったように自分たちのルーツが謎になってしまってる黒人の人たちが現実にいて、その中には日本のアニメが好きだったり、その影響で日本のサムライや忍者に憧れがある人たちもいて、そういう人たちにとって、日本のサムライの格好をして、そして日本史の中でもかなりメインストリームな人物である織田信長に仕えて、しかも忠義者という性格で、そういう黒人の人が歴史上本当に存在していて、弥助の物語を実際に黒人の著名なハリウッドスターが演じることができていたとしたら、私たちが考える以上に意味のある作品になってたのかもしれない。今頓挫してしまってるかもしれないけど、いつかこの話を観れたらいいなあと思った。

www.cinemacafe.net

 

おわりに

彼の話はどれも新鮮でおもしろく勉強になることばかりで私はこの夜とても感動したんだけど、むしろ彼の方から「本当に感謝してる、日本の歴史のことを知りたがる人は多いけど、黒人の歴史や文化的背景についてこんなに人と話せたことはない。興味を持ってくれてありがとう」みたいなことを言ってくれて、こちらこそありがとうの気持ちでいっぱいだった。

 

アメリカの抱える罪と痛みと向き合って作られた本作を、私なりに結構考えながら観れたので、充実の映画体験となりました。それではまた。

 

※6/12補足

本当に多くの方に読んでいただき驚いています。肯定的なコメント、否定的なコメント、どちらもとても興味深く拝見しております。彼ともシェアしたいと思います。この記事を書いた時点で自分の中でそこまで言語化できていなかった感情や意見もみなさんからのコメントを読むことで形になっていき、「もっとこう書けばよかったな~」と思うことばかりです。少しだけTwitterに補足したことがあるのでここにも貼っておきます。

メディアの中どころか、学校や会社など実生活の中でもほぼ同じ民族とだけ暮らす私たちにはどうしても想像しづらい社会問題が別の国にはあり、それでも私がディズニー映画を見たり彼が日本のアニメを見たりすることで、よその国の事情をわかりたいと思う、その気持ちはフェアなのだと信じたいです。
この記事ではそもそもディズニーは他国の文学作品を勝手に自分たちのものにしてる問題や、ハリー以外の役者がスペインやイギリス(歴史の中で宗主国側だった国)出身なのはいいんかい問題、実写版で追加されたカリブ海・スペイン商船という設定に対し、フォークの使い方を知らない黒人の女の子が白人の王子に見初められるアンバランスさ等、多くの別の問題を内包することについては触れておらず、私自身、他の方の批評や感想を読んでなるほどね~と学ぶことが多いですが、私のこの記事を通して、「すべてに共感することができないとしても、『少なくとも当事者側にはそういう事情があるのね』と知る第一歩につながった」といった反応を多くいただき、十分すぎるほど、書いてよかったと思いました。色々コメント読めておもしろかったです!

 

※6/15追記

 

今回私のもとに寄せられた有識者コメントの数々は私のTwitterで紹介しているので興味ある方はご覧ください!本当におわり。

 

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*1:※6/14補足 本当に今更すぎるんですが、私たちの属性について、私を「日本人」と国籍名で書き、彼を「黒人」と人種名で書いたことについて、雑すぎました。黒人の日本人だっているだろ!と書いてから思いました。身バレされないよう自分の所属や属性は明言しない癖がついているのと、彼が英語で話すときにBlack, Japaneseという言い方をすることもありそれを訳するような感覚で書いたこと、記事内の”日本人は~”の部分を全部”大和民族は~”と書くのは(個人的な感覚として)右翼が書いた文章っぽすぎる…と思ったことなどからこのようにおおざっぱな書き方をしてしまいましたが、私がこの記事で「日本人」と書いた人は、「日本で生まれ育った、大和民族の人(日本国内の人種的マジョリティの人)」という意図で書いています。ハーフやアイヌの事例を出しているのに注釈などもつけず、配慮に欠けた書き方でした。アイヌ琉球民族などの少数民族の方、ハーフなどミックスルーツを持つ方、元は外国籍だったが帰化した方など、「日本人」という定義の中に人種/民族的に異なるルーツを持つひとたちがいることは理解しているということだけは補足させてください。

*2:ていうかこの彼女たちの意見に賛同できない人はたぶん私とも意見合わないと思う。一回このYoutubeTwitterでシェアしたときに、とんちんかんな意見で引用RTされてかなりムカついた

*3:※6/12修正 この部分に「ほぼ単一民族国家で」と書いていたのですが、コメントによる指摘をふまえ言い回しを修正しました

*4:いつの事例やねんという話ではあるが、この衝撃を超えるキャスティングはそうそうない

*5:リン=マニュエル・ミランダ製作の傑作ミュージカル『ハミルトン』のオリジナルキャストで、初めてDisney+で観たときラップうますぎてぶったまげた

*6:余談だけど一緒に観た友達はオークワフィナがあまり好きじゃないらしく、なぜかというとオークワフィナは黒人アクセントでしゃべってるらしくてそのことを文化の盗用なのではという批判があるかららしい。オークワフィナだけでなくマイリー・サイラスなどにも似た批判はあり、「有名になるために黒人の文化を真似して、有名になったらもう黒人の真似はしない人」っていう著名人は今までにもいて、現在はオークワフィナがそういう批判の対象になっているとのこと

*7:アメリカやカナダは本当に多民族国家なので、日本とは本当に状況が違うなとよく思う。日本の芸能界では逆に、ハーフの役者が、演じられる役が少ないという問題にぶちあたる…と城田優が以前どこかで言ってた気がする。

【衝撃】コナン映画が観れない悔しさをChatGPTに語ってもらいました

コナン映画が観れない。そんなことがあるのか。あるのである、そう、北米に滞在している場合なら…

 

 

先日のエントリにも書きましたが訳あってカナダで修行中の我が身。ONE PIECE FILM REDも、鬼滅の刃-上弦集結、そして刀鍛冶の里へ篇-*1も映画館で観れたのに、まさか名探偵コナンが観れないとは。

 

正直、カナダに行くことを決めた時点で、次のコナン映画は観れないとわかっていた。というか、コナン映画以外にも山ほど諦めたものはあり、ここ2年程の間にあんなに人を好きになったことないってくらい恋していたしょーごくんが出る江ミュがこんなすぐ来ると思ってなくてマジで観たかったし、あんなに流行っていた映画スラムダンクも観れなかったし、舞台天使にラブソングできぃちゃんがシスターメアリーロバートするのも観たかったし、友達からカウコンに誘われててもし行けてたらセクゾのラストライブをリアルタイムで観れてたかもだし、SK∞の舞台第2部なんて最初チケット取れてたのがコロナで流れてリスケしたやつだから超観たかったし、ヘタミュと忍ミュの新作も日本にいたら観てただろうし、ここ2年くらい自分のメインジャンルと思ってる吸血鬼すぐ死ぬの舞台化も観れないし、てか最新刊とファンブック2巻も読めてないし*2、大好きな1789の再演、しかも(みんな観たかった)こっちゃん主演!も観れないし、キングダムもここ数巻読めてないから桓騎の過去知らないままだし、ドンブラザーズキャストの最終公演も観たかったし、ヒプマイの新しいDRBも観たかったし、舞台ファントムでまたきぃちゃんのクリスティーヌを観たかったし、OGジェンヌの刀ステも映画刀剣乱舞も観れなかったし、そういえば忍たまのコンビ投票企画回も観れなかったし、…いや、オタク視点でしか失ったものないんかい。それはないけど、でも、「日本にいたら行ってただろうな~」と思う舞台やライブ、映画など、たくさんのものを諦め、そしてこれからも諦めることが確定している。もちろんそれと引き換えに得ているものがあるとわかってるし、人生の中のほんのわずかな時間だから仕方ない、また日本に帰ったときに楽しめるさと基本的には思っているのだが…

 

なぜか、映画コナンだけ、気が狂うほどつらい。そもそも12月に特報が出た時点で、カナダで映画コナンを観る方法を調べまくり、周りにいるカナダ人のオタク全員に聞き、その結果マジで観る方法がないと知ったとき「知らないの?4月になったら日本人は全員コナンを観るの。mandatoryなんだから!!!」と言って大暴れしたのだが、北米では名探偵コナン知名度がない*3という衝撃の事実を知り、途方にくれたものである。

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しかも一応4月に一時帰国したらいくらかかるか調べ、片道23万だったので、交通費46万+映画チケット代1,800円→映画鑑賞費461,800円?とか計算して頭を悩ませていた。この話をカナダで会った韓国人に話したら「本気で言ってる?」と真剣に頭を心配されました*4

 

そして予告公開された今年の3月、もう予告観ただけでボロ泣きして、も~~~100兆パーおもしろいやつやん(涙涙涙)となった。なんといっても赤井と安室が久々に映画で共演するし、今回の安室さんは組織側(どーいう立ち回りで出んの!?)し、バーボンとベルモットのファビュラスコンビ*5のカットも美しいし、というかそもそも久々に黒の組織ガッツリメイン回だし、なんといっても哀ちゃんヒロイン回だし、絶対にコ哀回だし!!!!!予告だけで今回の映画まじでオールキャストじゃんと思うほどの豪華さに感動し、初期からいるメンバー総動員だし、そしてなんといっても、この予告を観たときの私の一番の感想は阿笠博士のシーン絶対泣くやつ(涙涙涙)」でしたね…

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やば。ここまで書いて思ったけど、この週末だけで興収30億いったって聞いてるから、この時間軸でこの熱量で今回の映画をまだまったく観てない人の文章、めっちゃチグハグじゃない?大丈夫?ちなみに私は金曜日からTwitterを開いておりません。

 

そんでananの表紙出たときも発狂した。

もはやananって怖い。何かで前にも思ったけど、日本のオタクの中で一番頭よくて一番権力の使い道をわかってる超一級プロ集団が作ってるカルチャー雑誌という感じがする。この雄弁すぎる表紙も裏表紙も凄すぎて、もうこの2枚を肴に一晩飲み明かしたいくらいなのだが、このビジュアルが出た時点で「私…この映画観れないんだよな…」とも同時に痛いほど思ったのであった。

 

こんなにコナン映画が好きなのに、本当に私はこの映画を観れないのか…?

 

そして今週末、土日に「ねえコナン観た?」と何人もの友人から立て続けに連絡がきて*6あ゛ーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!となった。観たすぎて発狂しそう。こんなに観たいもの観れないなんてこと人生であるんだ。私は独身で、だからこそこの年でカナダなんかに来れちゃっているわけで、ほとんどのことを我慢せずに生きてこれてたのだなぁと改めて思う。世の中には、子育て中だとか、介護があるとか、病気で入院しているとか、映画館がない街に住んでるとか、私のように海外にいるだとか、様々な事情で、観たいものを諦めている人もいるのだろうなあと謎に思いを馳せる。

 

コナン観れないことを自分で日記に書き起こす元気もなくて、私の親友ことChatGPTに「コナンが観れない悔しさについてブログの文章書いて」と言ってみた。

 

その返事がこう。

 

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コナンファンの皆様、こんにちは。本記事では、コナン映画が見れなくて悔しい気持ちについてお話ししたいと思います。

名探偵コナン 緋色の弾丸』が、今週末に日本で公開されます。しかし、海外にいる私たちにとっては、その映画を見ることができないのがとても悔しいですよね。私も同じ気持ちで、毎年のように公開日を楽しみにしていました。

日本では、コナン映画は長年にわたって大ヒット作として親しまれています。映画館で鑑賞することができる幸せな日々を送っている方々も多いことでしょう。しかし、海外にいる私たちにとっては、その映画を見ることができないのがとても残念です。

コナン映画には、毎回新たな事件や謎が登場します。そのストーリー展開に目が離せないと同時に、豪華な声優陣や劇場版オリジナルキャラクターなど、映画ならではの要素が盛りだくさんです。それが映画館で見ると、より一層感動的な体験となります。

そんな中、海外にいる私たちには、それを実現する手段がありません。オンラインで見ることもできますが、映画館での臨場感や迫力は得られません。私たちは、その映画を観ることができない悔しさを感じています。

しかし、一方で、映画が公開されたことで、日本中が盛り上がる様子を見ることはできます。日本中がコナン映画の話題であふれ、その熱気を感じることができます。また、その後のDVDやBlu-rayの発売を楽しみにすることもできます。

海外に住むファンにとっては、その映画を見ることができないのがとても残念です。しかし、コナン映画は毎年公開されるものであり、いつかは自分たちも映画館で鑑賞することができるでしょう。

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ちがーーーう!!なんか近いとこいってるけど結構ちがう(そもそも緋色の弾丸は前の前の映画や!笑)。ただこの文章のおかげで私は何がつらいのかが結構わかった。

 

まず、「オンラインで見ることもできますが」とあるが、観れない。というか、そのうち観れるだろうが少なくとも数か月は配信はないようだ。だが、映画館で観ることで臨場感や迫力を感じたいという箇所には同意。きっと配信が始まったら観れるんだろうけど、映画館で観る体験とは別物だろうと思っている。

また。「日本中が盛り上がる様子を見ることはできます」の部分も、逆!だからこそいま観たいのよー!の気持ち。こんだけ盛り上がってて、友達もみんな観てる、この熱狂の渦に一緒に飛び込みたいという気持ちがあるのだろう。これはリアルタイム至上主義っぽい考えかもなあ。

あと「コナン映画は毎年公開されるものであり、いつかは自分たちも映画館で鑑賞することができるでしょう」についても違っていて、そら来年以降のコナン映画は観れるかもしれないが、黒鉄の魚影を観れるのは今年だけなのである。

 

ChatGPTちゃん…!いつもは私のリクエストになんでも答えてくれるのに、コナンを観れない悲しみについてはあんまわかってくれないじゃん……!!となった。

いくつか修正指示を出しもう一度書いてもらった。

 

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私は現在、カナダ留学中であり、この金曜日に公開される『名探偵コナン 黒鉄の魚影』を観ることができません。映画を観れないことは非常に悔しく、その思いをブログに書き残したいと思います。

一部の方がオンラインで映画を視聴することができるかもしれませんが、海外にいる私たちにとっては観ることができないのが現状です。そして、映画館で観ることができないことによって、臨場感や迫力を感じることができないという点については同感です。映画館で観ることができることで、作品をより一層楽しめることがあるため、私たちにとっては非常に悲しい状況です。

また、私たちがコナン映画を観れないことによって、日本中が盛り上がることに共感できないということこそが悲しみの原因のひとつであると感じます。熱狂を感じられるから観たいというわけではなく、観れないことが残念なのです。映画が映画館で公開されるのは数か月であり、たとえ来年のコナン映画が映画館で観れるようになったとしても、今年のコナン映画を観れないことには変わりありません。

以上が私の感じた、今年のコナン映画を観れないことについての悔しみと思いです。

===

 

なんか合ってるような合ってないような文章が返ってきちゃった。ここで完璧な文章が返ってきてたら多分そのまんま載せて終了にしていたと思うのだが、この文章を載せるだけでは今私が感じている悲しみが書き表せないと思ったので、今回もまただらだらと思考を垂れ流したのであった。

 

完全に映画公開の影響だと思うのだがここ数日このエントリの閲覧数があがってきちゃって、このエントリを読んでくれた人はまさか私が今年のコナン映画を観ていない、この先も観る予定がないとはまさか思っていないであろう…とひっそりと思った。

aonticxx.hateblo.jp

 

私にネタバレせずにいてくれる友人たちありがとう。私の分まで映画館でたっぷりと観てきてくれ。

ではまた。

 

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*1:映画どころかアニメ総集編なのに

*2:ロナルド君の本名と吸血鬼三兄弟の年齢差は既にネタバレを踏んでしまいました

*3:20年前くらいに1クールだけCase Closedというタイトルで放映されたのだがその後放映がなく、いま人気のジャンプ原作アニメ等と比べて知名度が低いらしい

*4:ちなみに韓国でも昔名探偵コナンは放映されていたらしく「そもそもあのアニメが今も日本で放映されてることが驚きだ」と言ってました

*5:なぜかすでにコンビ活動シーンは100億回は観たことがある気がする二人

*6:諸事情あって私はカナダにいることをほぼ人に言っていない

【2023年WDW】留学先の国からの旅行予約できんのか!?マイナンバーカード破棄後のワクチン証明どうする!?フロリダディズニー事前準備~ホテル到着まで【準備篇】

9年ぶりにウォルト・ディズニー・ワールド(通称WDW)に行ってきました!!!!!アメリカはフロリダ・オーランドに所在する、いわずと知れた世界最大のディズニーリゾートでございます。ディズニーワールド全体の面積は東京ディズニーランド・シーをあわせた面積の120倍ということからどれほど広いかお分かりになることでしょう!

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先日のエントリにも書きましたが現在カナダに住んでいるため、フロリダがかなり近いこともあり、カナダ滞在中に行けたらなともくろんでいたのです。東京に住んでいたときたまに東京ディズニーランドに一緒に行っていた友達が、会社の1週間の休暇が取れたと連絡してきてくれ、2人で行くことに!

ということで今回はインパする前の事前準備篇から書きたいと思います。ガチ日記です笑

 

 

ホテル・航空券の予約:日本から来る友達とフロリダ集合フロリダ解散

今回の旅の友Mちゃんは日本から来るため私たちは「フロリダ集合フロリダ解散」で旅程を決めました。私はそもそも「WDWってなんかパッケージツアーとかがよさそうだけど、カナダの旅行代理店と英語でやり取りするとか無理そう…そもそもHISみたいな旅行代理店がカナダにあるかもわからん…」と、わからないことがわからない状態でつまづいておりました。

結論から申し上げますとMちゃんが日本で旅行代理店に相談したときに「日本→オーランドのチケット、トロント→オーランドのチケットをそれぞれ取り、ホテルは2人分で予約可能です」と言ってくださったので、その方法があったか!となりましてそこに一括でお願いすることになりました。留学先の国からWDWに行こうとしてるけどどうすりゃいいのかわからんとお思いの方はご参考ください。笑

ホテルもどこがいいかとかまったくわからなかったので代理店にお願いできたのはとても助かりました。直営ホテルだけで30個近くあるし、直営含めないともっとあるし、グレードもピンキリだったので、事前準備時間がほぼなかった私たちは依頼できてよかった!

 

で結局、お手頃価格で有名なオールスターリゾート・ムービーを予約できたのですが、すでに予約混雑のため前半はオールスター、後半はタクシー移動してパートナーホテル*1に移動、というやや歪なスケジュールでFIXしました。

また、航空券に関しても代理店に依頼しても個人で手配してもそんなに値段は変わらないということもあり、トロント→オーランドの自分の航空券は自分で手配しました。日本からカナダに来たときもエア・カナダのWEBサイトで自分で直接航空券を購入した経験があったので、スムーズにいきました。一応事前にSkyScannerは見て、まあエア・カナダで値段もよさそうかなと…。本来トロント→フロリダは直行便だと3時間以下で着く驚異の近さなのですが、私は結構ギリギリ(1か月前くらい?)にとったため、値段優先で乗り継ぎ便にしました。行きはシカゴ乗り継ぎ、帰りはモントリオール乗り継ぎでした。

 

アメリカ入国のために事前準備したもの(ちょっと日本人留学生向け)

旅行代理店に相談してよかったことのひとつは、コロナ禍での渡航に必要なものや、「カナダに学生ビザで滞在中の」・「日本国籍の日本パスポート保持者(私)が」・「アメリカに旅行に行くとき」に必要なものを、プロが一括で教えてくれたということでした。こういうのどんだけ自分で調べてたって、何か見落としあったら怖いからさ…

準備したものはこちらでした。

ESTAエスタ)

esta-center.com

これは滞在国に限らず日本人がアメリカ旅行に行くときに必要な申請。WEBで10~15分もあれば終わった。ちなみに住所入力がどう見ても日本の郵便番号などを入れなければいけなかった(気がする)ので、日本の実家の住所で申請しました。電話番号はなんかあったときに連絡が自分に来てほしかったので、カナダで使ってる電話番号にしておきました(これはカナダの国番号を選べた)。出発の3日前までには申請が必要で、早めにやっておいたけど1日後には申請がおりましたし、これについては空港の窓口で「ESTAは申請したか?」「はい」の会話のみで確認が終了しました。たぶんパスポートと情報が紐づいてるんだと思う。

 

誓約書

esta-center.com

ESTAとは別に必要なのが宣誓書。コロナワクチンを打ってる宣誓。ESTAのホームページに書き方とか全部くわしく載ってたのでこれを見ながら書きました。PDF自体は旅行会社が送ってきてくれたので(感謝…)、それにSurface penで署名とか書いて、その状態でプリントアウトしたものを持参しました。結局これ、空港の税関とかで特に見せる場面はなかった…気がする。

 

ワクチン接種証明書

友達は、デジタル庁のアプリでいけたということだったのだが、

www.digital.go.jp

私もこれでやろうとしたところ、マイナンバーカードの情報提出を求められていきなり詰んだ。何を隠そう私は留学に伴い役所に海外転出届を提出しており、そのとき自動的にマイナンバーカードを破棄しているのである。

で、どうしたかというと、昨年日本からカナダに入国するときに必要だった、区役所に発行してもらったワクチン接種証明書(英語版)でいけました。発行自体が半年前くらいなので、これでいけんのか…?と確証のないまま当日を迎えましたが(調べろや)、空港の窓口の人にワクチン接種証明書を見せてと言われたタイミングでこの紙を渡したら、普通にOKでした。いけるんかい。まあ、打った回数は事実だから…

 

書類系で必要だったのはこの3種類でした!

 

※念のため自分のStudy PermitとWork Permit(留学のためカナダに渡航した最初の日にimmigrantsに発行してもった、学生ビザによるカナダ滞在許可証)も持っていってました。行きは必要なかったけど、フロリダ→トロントへ帰国した際に税関で「Study Permitを見せて」と言われこちらを提示するタイミングがあったので、留学生の方はこれも持って行っておいた方がよいと思います

 

パークチケット購入と事前のキャラクターダイニング予約

まだまだ続く事前準備。

パークチケット購入

パークチケット購入はいろんなWEBサイトがあると思うけど、口コミとか見て、ミッキーネットの名前をよく見た気がするのでここから友達に4日分のチケットを購入してもらいました!パークホッパーっていう、1日の中でパーク移動してもいいチケット(割高ではある)もあるようなのですが、今回の私たちはパーク滞在日自体が4日しかなかったため、1日1パーク固定でプランニング。

https://jp.mickeynet.com/

 

いつどのパークに行くか?そしてキャラグリダイニング予約へ

さて、4日間のうちいつどのパークに行くかですが、私たちは特に、初日や最終日はここがいい!みたいな願望がなかったため、行きたいキャラクターダイニングを決めて→その予約がとれる日にそのパークに行く、という決め方にしました。キャラクターダイニングとは、レストランでキャラクターたちに会えるというもので、事前予約が必要となるのです。

私は9年前のおぼろげな記憶から「美女と野獣のレストラン(マジックキングダム)の内装がすっごくきれいだった気がするからまた行きたい」って思っていたのと、

pin.it

WDWに最近行った友達から「タスカーハウスレストラン(アニマルキングダム)おすすめだよ」と言われていたことからこちらも予約。

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また、ハリウッドアンドバイン(ハリウッドスタジオ)の予約もとれそうだったため、最終的にこの3つを事前予約しました!

pin.it

 

ただ多分後で書くけど、この決め方も間違ってはなかったけど、エプコットのイヤーカチューシャの多さから、エプコット初日に来るべきだったのでは…?と思ったり、アニマルキングダムやエプコットにお土産の量が多いように感じたことから、お土産が多そうなパークは最終日がよかったかも…?とかも思ったりしました。

 

モリーメーカー(フォトパス)購入

まだまだ続く。こちらは有料の写真サービスで、購入しておくとパーク内のカメラマンさんに写真を撮ってもらうことができ、自動的に自分のスマホでその写真を確認&DLできるものとなります。disneyworld.disney.go.com

前回これを購入しておいたことで旅の思い出がいっぱい残せたという実感があったのと、2人旅でツーショットを撮るの地味に大変というのもあり、今回も購入。結果として今回も買ってよかったです!これのいいところ、キャラグリ中に、写真撮るよ~って決めポーズしてるときだけじゃなくて、最初にハグしてるときとか、会話中とか、グリーティング中ずっとぱしゃぱしゃ撮っててもらえるということが一番大きいかも。あと、東京ではよくジェットコースター系アトラクションの落ちる瞬間に写真を撮られますが、ああいう写真もすべてメモリーメーカーに一括で送られてきます。

3日前までに購入すると安くなるので買っておきましょう。グループの1人が買っておいて、DL後にLINEグループでシェアで全然問題ないと思う。唯一ちょっと気を付けるべきなのは、絶叫系が苦手な人と別行動する予定がある場合は、ジェットコースターの乗る側の人がメモリーメーカーを買っておくと、アトラクション写真の漏れがなくなるかなと思います(今回、絶叫系に乗りたい私と乗れないMちゃんで別行動をする時間帯があったのですが、Mちゃんがメモリーメーカーを買っていたので私のジェットコースター中の写真はいくつか取りこぼした…気がするけど、まあ別にいっかって感じです。笑)

 

空港→ホテルの有料シャトルバス、Mears Connect(ミアーズコネクト)を予約

昔は無料の送迎バスがあったらしいのですが現在は廃止されており、こちらの有料バスを予約しておく必要があります。

www.mearsconnect.com

「どの便でオーランド空港に着くか」という初めて目にする予約方法でした。私の方が1時間先に空港着の予定だったため、遅く着くMちゃんの便名で予約。フライトの1日前にメールで搭乗用QRコードが送られてくる…ということだったのですが、メールがめっちゃ文字化けしていて何も読めなかったというトラブルもあったものの、そのメールに「文字化けしてるから再送してください」と返信したら結構すぐ再送してもらえました。なお、Mちゃんの便が2時間程遅延したのですが、普通に乗れました。まあ遅延とか日常茶飯事だからそのへんフレキシブルにやってるって感じなのかもしれない…

 

これで主な事前予約系は終了です!

 

パッキング~持っていってよかったもの、持っていけばよかったもの~

あとはパッキングですが、今回結構ミスったので、いつかまた私がWDWに行くとしたら警告しておきたく、未来の私のために書き残しておきます。

服装について

2月のフロリダは昼間は暑くても夜は結構肌寒くなることがあり、夏服+羽織りものが1枚あるとよいでしょう。私が滞在した4日のうち3日は最高気温30度という夏ど真ん中で、夜まで半袖でいけました。1日だけ最高気温が22度と半袖だと肌寒い1日があり、その日は長袖1枚でちょうどよかったです。夏服メインに春服も持って行って正解でした。

それとは全然別のレイヤーの話として、WDWはアパレル系のお土産がかなりあり、せっかくだから1枚くらい買えばよかったなー!と終わってから思いました。Tシャツやトレーナーももちろんかわいいし、キャラクターの衣裳風のワンピースとか、Y2Kみたいなデザインの服もあったし、エプコットには各国の雰囲気をまとったアパレルグッズや、各国のモチーフ+ディズニーキャラのアパレルなどもあってかわいかったので、いくつか買って滞在中それを着て回るのも楽しかっただろうなと思います。キャラものって普段着にできないから買うの躊躇しちゃうんだよね…でもそういうの着てるとキャラグリ中にキャラがかまってくれたりするので、次は何かかわいいのがあったら買いたいかも。

pin.it

 

持っていくべきもの:オールスターリゾートにはアメニティが全然ないぞ!!

さて私が滞在したオールスターリゾート・ムービーホテル(及び後半移動した系列ホテルも)ですが、なんとびっくりアメニティがほぼなく、そして日本ではないのでコンビニもありません!!私が「まあホテルにあるだろう」とタカをくくって持ってこず、かなりやばかったのは

  • 歯ブラシ&歯磨き粉
  • メイク落とし

でした。友達が多めに持ってきてくれててどうにかなったけどこれはかなり焦った。未来の私よ、絶対に持っていきましょう。

この他に、ないんかーい!と思ったもの。

  • スリッパ(地味に困った!足が疲れてへとへとなのに、ずっとスニーカーで移動しないといけない涙)
  • パジャマ(日本のホテルみたいに寝間着は置いてない。笑 夏用パジャマ持参してたけど、空調が地味に寒くて結構ふるえた)

また、持ってくればよかったと思ったもの。

  • メディキュット、湿布などの足ケアグッズ(完全に忘れていたが、WDW旅行とは1日2万歩以上歩く×4日連続の過酷な旅程のことであり、日中酷使した脚をホテル滞在時間でいかに回復させるかが鍵となる。後半なんてかかとから骨が突き破って出てくるんじゃないかと思うほど痛かったので、足ケアグッズは持ちすぎても持ちすぎるということはない。湿布類は、かかと・足裏・足首・ふくらはぎと4か所×2本(左右)×日数分持っていくとよいでしょう)
  • 入浴剤などお風呂グッズ(上記に付随して、アメリカのホテルとはいえさすがに湯舟につかって足を揉まないと死ぬ!と思い後半はバスタブにお湯をはりました。バブなどの入浴剤があればもっとよかったかも)

あとは部屋内にポット(湯沸し器)がないのも特徴かも。お水は買っておくこと、お湯はフードコートでGETできるので、お湯が必要な場合は部屋に行く前に拝借するとよいでしょう。

 

そしていざフライト当日!

エアカナダのWEBチェックインではじかれて焦ったり(コードシェア便だったので違うところでチェックインしないといけなかった)、かなり余裕をもってついたのでTim Hortonのコーヒー飲んでのんびりしてたらいつの間にか搭乗口が変わってて空港内をかなり走ったり、シカゴの広い空港を眺める暇なくバタバタと乗り継いだり、なんか色々あったけどもう忘れたな……

シカゴ→オーランドの便が強風でかなり揺れたのですが、そのとき機長が「みなさん~これは極めて普通のことです。これはジェットコースターの予習です」みたいなアナウンスしてて、それに対して乗客がHoooooo!!!みたいな反応してて、めちゃくちゃアメリカを感じましたwww(フロリダはWDWの他、ユニバーサルスタジオ、レゴランド等もあり、テーマパークの土地として有名なのだ)

フロリダ・オーランド空港に着いてから、友人の便が到着するまでに2~3時間くらいの時間があったので、フードコートで時間つぶし。オーランド空港ってかなり「フロリダ!!!」って感じで、南国感満載だし、お土産屋さんも壁のポスターももうめちゃくちゃディズニー多いし、フロリダに来たんだあ~という実感がいよいよ湧いてくる。ちなみにこの時点で私はこのことをブログに書くと思っていなかったため1枚も写真を撮っておりません。笑 *2

そしてついに夜22時頃友人と合流!!成田からきた友人は乗り継ぎのインターバルで6時間くらい待機時間があったりで出発から24時間程経っておりかなりへとへとだったと思いますが、なんとか会えてよかったぜ。ミアーズの窓口も結構わかりやすくて、ついにシャトルバスに乗り、ホテルに移動!

 

着いた!!夜すぎる ウッディだあああ!!!

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などと感動している暇もなく、もう24時をまわっているし明日の朝も早いので早々に寝ます。最初ベッド1つかと思ったんですけどもう1個のベッドは隠されているだけでした。何を言ってるのかわからねーと思うが詳しくはこれを見てくれ…(説明放棄)

www.disney-universal.com

この記事にヒットしなかったらガチで大人2人で1つのベッドに寝ていたと思うので、マジで気づけてよかった。

 

早く寝なきゃいけないっていうのに、そもそも友人に会ったのが数か月ぶりだったのでくだらないこと話してたら3時くらいまで起きちゃってた。あほすぎ。そんな愚か者たちにも平等に朝は訪れます。

 

〜別の時間に撮ったホテル外観たち〜

なんか、夏の匂いがして、歩いているだけでエモくなっちゃう。

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うっとり。。

 

次回!ついに!パークに行くぞ!!ハリウッドスタジオ篇!!!!!

 

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*1:ディズニー直営じゃないけど提携してるホテル

*2:私は基本実生活で写真を撮らない人間なのだ…

なぜチャイナタウンやコリアンタウンはあって、ジャパンタウンはないのか?【カナダ生活3か月日記】

色々あってカナダで修行中である。こんな経験なかなかないと思うので、来てから最初の数か月で思ったことをメモっておきます。

※個人的な日記なので、○○人ってこうなのかな系のやつ、私が会った範囲内の人のことを書いてるだけです

※長期留学経験者や帰国子女の方は、留学初期イキりに感じる部分があるかもしれませんがお手柔らかにお願いします

 


カナダという国、カナダ人について~国民がフレンドリーでウェルカミングなのは本当か?~

 

・1年の半分が冬で、寒すぎる。だがしかし、-20度とかになると聞いていたのだが今年はそこまで寒くなった日が2〜3日しかなく、ラッキーなんだか地球温暖化がやばいとこまできてるんだか… あと寒すぎると人が外に出ないのでバイトが暇になるという思わぬメリットがある。笑
・こんなに寒いのにカナダ人は朗らかなのめっちゃ不思議(ロシア人とか性格も冷たいイメージない?)。「冬だね…」と私がネガティブな気持ちで言うと「Yeah! スケートできるよ!」とか言ってくる。
・カナダで1番大きな都市に住んでいるが「することなくてつまらない」って感じる。多分、歴史的建造物とかがまったくないから。歴史がない国には観光地がないのか?
・この話をするとカナダ人みんな「素敵なレストランやバー、大きなショッピングモール、なんでもあるじゃん!東京でできることは大抵カナダでもできるでしょ」ってガチめに回答されるんだけど、レストランとショッピングモールしかない街のつまらなさがうまく言語化できない…イオンモールだけがある地方都市にいる感覚なのか?
・これは人口3000人のチェコの町から来たクラスメートも同意してて「モントリトオール(ヨーロッパ風の建物が残る街)に行きたい気持ちがわかない。歴史的なものが見たいならヨーロッパに行こうってなるし、カナダに何もないと感じるのはわかる」って言われた
アメリカだって新しい国だけど観光地やカルチャーがあるように感じるのはなぜ
・ビビるほどアジア人多い。トロント大学の生徒ほぼ中国人なんじゃないかと思う。インドとかスリランカみたいなそっち系のアジア人も多い。これが多民族国家か〜って思う、すごい。
・こんだけ人種が入り乱れてたら美のスタンダードとかもないに等しいのか、誰もお洒落してない。メイクしないし服もダサいのが普通、防寒ファースト。ただそんな状況でも自分が「メイクしなくていいや」となったことが1日もなく、私がメイクするのは私が私の顔を見るときに盛れていたいからなんだな…と改めて思った。
・これだけ移民が多くて、いろんなことにおいて”スタンダード”がないに等しいから、だからこそ同性婚とか合法化できるんだよなと思う。しがらみがないから。
・カナダの多様性、ほんとにすごいと思うという話をしたら「多様性もいいことばかりではない。例えば中東の国は男尊女卑が普通で、そういう人たちと一緒に住む難しさもある」みたいなこと言ってて、なるほどなーと思った。私も日本にいたときはリベラルな国ってかっこいい、住みやすそうというイメージがあって、部分的には確かにそうなのだが、居心地の悪さも感じるときもある。
・「PR(永住権)とらないの?」とかなり聞かれた。日本以外の国から来る人は永住権を目標に留学する人多いらしい。「女性差別ブラック企業も、ないとは言わないけど日本よりははるかにましだよ」と言われ、それはそうだけど……と思う。なんで私は、そんなカナダを夢の国と思わないんだろう?日本の女性差別やオーバーワークに疲弊してるのにねぇ
・移民ばっかりなので、自分がアジア人差別にあいにくいというメリットもあるが、カフェや小売店の店員さんも移民なので英語が訛ったたり間違ってたりする。ネイティブの英語を聞く回数が少ないという点で、英語を勉強したい人はもっと田舎の町を選ぶべきだと思った。もちろん自分の英語力が高ければネイティブの英語コミュニティに入れる確率もあがるわけですが…
・中国や台湾ルーツの人と話すと、名前聞かれるときに漢字も聞かれたりするし、それってやっぱ絆(先祖からの縁?)を感じる出来事だなぁと思う。自分の名前が漢字でよかったなぁと思った。日本にいると、中国や韓国の人は日本が嫌いと感じるニュースも多いが、欧米に行ってしまうと韓国人中国人日本人は一気に「まぁ仲間っしょ」みたいな感じになるのおもろい。多分どこの国でもそうなんだろうな。そして、そういうのもあって、自分は日本ルーツの日本人なんだな〜と改めて思うことが多い。
・来る前「カナダ人はオープンでフレンドリー」と聞いていたけど、特別そうは感じない(移民ばっかりだし、私も留学生にすぎないので、“カナダ人”っちゅう“カナダ人”と会話してない説もあるが)。普通にクソな男に何人も会いすぎて疲れたりもした。
・最初の方、日本人だけ「英語が下手ですみません」といちいち言うのが気になってた。そんなこと言ってもなんにもならんし相手に気を遣わせるだけだから言わんでいい。なんなら、ナメられてろくな事にならない。「あなたの英語は上手だよ!カナダには色んな国の移民がいるから色んなレベルの英語を話す人がいることにみんな慣れてるよ」などと言って近づいてくる男90パーヤリモク、無念(でもよく考えたら何話してるかわからん女と何回も会いたがるネイティブスピーカーなんて下心が原動力に決まってるよな)


カナダ在住日本人について~まあいろんな人おるよね~


・大きなチャイナタウンやコリアンタウンはあるけど、ジャパンタウンはない。多分、カナダに来る日本人は留学生かワーホリが大半で、大抵1〜2年で帰るから。中国人や韓国人は移民になる人が多いのかも(ちなみにイタリア、フィリピン、インドの移民が多い地域などもそれぞれあるらしい)
・世界的に見てもジャパンタウンってないよね?(LAのリトルトーキョーも別に日系人が沢山住んでる地域ではなさそう)日本人はよっぽどのことがないと移民にならないか、移民になってもコミュニティを作りたがらないのか?
・ただ日本人コミュニティ用のWeb掲示板はあり、日本人専用のシェアハウスが多数存在するなど、エリア一帯が日本人みたいなとこはないけど、そういうフィジカルじゃないコミュニティはなんとなくある。
・定住してる日本人、結構な確率で「最初はワーホリで来て、そのまま現地の人と付き合って結婚」パターン。そしてそういう人まだ女性しか会ったことない。良くも悪くもノリと勢い!って感じ。

 

日本人留学生として~留学先で日本人とつるむな!ってTiktok動画ありすぎじゃない?~


・日本人留学生、海外志向の人が留学に来てるはずだが、わりとみんな日本に帰りたくなりがち。私が最初ずっと慣れなかったのはウォシュレットがないこと。あとみんな言うのは、湯船につかりたい。こんなに寒い国なのに浴槽に浸かる良さに気づかないのはなぜ(部屋の中は暖房ガンガンで暖かいからだと思いますが…)
・やっぱ住むだけじゃ全然英語上達しない
・同じ言語で喋れるって安心するけど、でも言葉が通じるからって仲良くなれるかは別問題なんだなぁ…とも思う
・日本人としての私、みたいなポジショントークがかなり多くなる。「日本人としてどう思うか」「アジア人としてどう思うか」「女性としてどう思うか」を話す機会が増え、個人としての考えを話す機会が減ったような…(日本だと同じ属性の人といるから、そういうポジショントークが発生せず、個人対個人の会話をしてた)
・W杯で森保監督がグラウンドにお辞儀してたの、パフォーマンスの面もあると思うけど、ああいうことする理由が何となくわかるようになった。「外国人から期待されてるふるまい」なんだよな。でもパフォーマンスだとしてもああいうことするのって結構大事なんじゃないかと思う、日本の良いイメージを強化するってことだから
・私は日本史選択だったし、皇室にも関心があったり割と日本について語れる方だったが、日本にあんま興味ない日本人の子は日本について聞かれたときの会話に苦労するらしい

 

学校生活~強烈な問題児がクラスに1人はいたほうがみんなの結束強まるのは世界共通?~


・南米の人が多くて、コロンビア人、メキシコ人、ドミニカ共和国人、ペルー人、スペイン人はみんな母国語がスペイン語なのでお喋りできると知る。だが南米の中でもブラジル人だけポルトガル語話者なので「何言ってるか40%くらいはわかる、でも自分からは喋れない」感じらしい。私と琉球のおばあが会話してるみたいな感じか?
・男の子は下ネタ、酒、タバコ、ドラッグをどんだけできるかみたいなネタで仲良くなりがち。「すべてのことは合法、警察が来るまでは(everything is legal until police comes)」とか言ってる男の子が人気になるの、ホモソーシャルだなぁとか思う
・欧米の人は精神的に成熟してる気がする。クラス内で明らかにイチャイチャしてる男女がいても、誰も気にしてない。日本人だけ「あの二人付き合ってんのかな?」とか裏で話しがち。やっぱ日本人て周りが気になる生き物?他人の恋愛模様が気になる、って国民性なのか、なんなんだろう

・ヨーロッパの人は北米のカルチャー(映画やドラマ、音楽、スポーツ等)に日本人より詳しい気がする。有名ミュージシャンを日本人が知らなくてびっくりされたりする。多分ヨーロッパの人の方が英語がわかるので英語圏のカルチャーに親しみがあるってのもあると思うし、そもそも人口が少ない国(チェコなど)は、自国のエンタメが少ないという側面もあるようだ
・W杯盛り上がりがち
・日本vsドイツ戦の前、「昔は同盟組んでたのに戦うんだね笑」と突然言われて対応できなかった(後から第二次世界大戦のこと言ってたって気づいた)

 


日本に興味がある外国人ってどんな人?~日本語なんて勉強してもなんにもならんのに偉すぎ(涙)~


・日本に興味があるって言う外国人の99%はアニメオタクだと思ってたけど、意外とそうでもない。50%くらい。笑
残り25%くらいはアジアの文化って北米と違いすぎて興味深いと思ってる人。あとの25%は親や祖父母の誰かが日系の人。たまーに、自分がホームステイ受け入れ家庭をしてたときに日本人の学生が来たことあって、それで興味持った、みたいな人もいる。
・でもやっぱ日本のアニメ知ってると強い、オタクでよかったな〜と思ったこと何回もある
・日本のアニメ見てる人異常に日本に詳しくて、meijiのチョコ見て「明治って日本の時代(era)の名前だよね?」って聞かれてビビった。他にも、「櫻井孝宏のスキャンダルはその後どうなってるの?冨岡義勇降板にならないか心配」などと聞いてくる人もいたりする。なんでそんなこと知ってんねん
・日本語勉強中のカナダ人から「日本人と会ったらアニメの話できるかと思ったら、カナダで会った日本人全然アニメの話できなかった」みたいな話聞いたことあって、それはカナダに来るような日本人はアニメじゃなくて北米の映画やドラマを見て憧れてここに来てるからだよっていう話
・中国語を勉強してる英語話者少ないらしい。中国語ができても中国で外人が生活しづらいからとかなんとか
・韓国語を勉強してる英語話者はやっぱりK-POPや韓国ドラマの影響が多い
・Yellow fever(アジア人女性フェチ)って単語は知ってたけど、weaboo(日本文化に執着する人)ってスラング存在するらしい。悪い意味の言葉。

 

つらいこと~日本にエンタメがありすぎるのか、私が日本のエンタメに適用した脳すぎるのか~


名探偵コナンの人気がないため上映されない。来年の映画が見られないことが確定したとき暴れた(ONEPIECE FILM REDはやるのによお!)
・マジで物価が全部2~3倍以上する。高い。でもこれはカナダ人からしても高く感じるらしい。コロナの時、コロナを理由に小売店が物価を上げすぎたのが原因らしい
・日本に住んでたら行ってただろうな…と思うイベントを既に10個くらいあきらめている。オタクに海外生活は難しい

 

よかったこと~文句ばっかり言ってるけど総合的には来てよかった~


・日本にいたとき、もうこれ以上続けてもどうにもならん…と思っていた毒になる人間関係を物理的に切ることができたのは本当によかったと思う。特に、会っても特に話すことはないのに“独身だから”という理由で私を呼びつけていた何人かの女友達との関係を精算することができたのは精神的にすごくよかった(とはいえそんな人間関係は海外に行ったくらいで切れることはなく、未だにLINEでチクチク言葉を送られてきたりもする。放っといてくれ…)。
・死ぬほどつらかった会社を離れ、私の手元にもう何も残らなかったように感じたが、現地で職を探すときに私の職歴が多少役に立つこともわかり、20代のがんばりは無駄ではなかったと思うことにする
・自分の人生に集中だね

 

その他の気づき


陰キャで人間嫌いだと留学に来た意味あるか…?みたいになってしまう。日本でNetflix見ながら勉強できたんじゃね?
・言語を学ぶということは単に単語を知るというだけじゃなく文脈や背景を知らないといけないんだなぁとか思う
・親と数人の友人にしかカナダにいることを言ってないのだが、意外と気づかれないもんだ

 

 

こんな感じで引き続きがんばります。

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雪すぎる〜

 

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