タイトルのとおりですが、男の子がお母さんを大事に思ってる系の話聞くとしみじみしちゃう。こういうことをネットに書こうとすると「子供を愛さない親もいる。俺の母親は毒親でうんぬんかんぬん」とかいう人が出てくるのが容易に想像されますが、そんなことは誰でも知っているので放っといてください!!!!!
私が女きょうだいしかいないからなのか、こういう男性の話を聞くと、ほぇ~…スゴ…となる。女性にはない感覚だと思う。ネットで「男 マザコン」で検索すると、マザコン彼氏or旦那のクソエピソードばっかり出てきてしまうのですが、そうじゃない!!そういうことを話したいんじゃないんだ。
「男の子って、みんなお母さんが大好きなんでしょうか。5歳の息子が私のことを好き過ぎます」というド直球な文から始まるこのYahoo知恵袋、短い質問文の中に子育ての今しかないかけがえのない瞬間が満ち満ちにつまってる名文で、いつ読んでもきゅんとくる。
このお母さんがふと「今までの人生でこれほど強烈に愛情を向けられたことがあっただろうかと、思わず考えてしまいます。」って思ってるのがなんかいい。息子ちゃんチュチュチュ系*1のお母さんじゃない人がふと綴ってる感じにしみじみ。これ2011年の知恵袋だから、今この方の息子さん、18歳かあ~。どんな青年になってるでしょうね。反抗期とかあったのかな。
私が、彼が1歳のときから成長を見守っている(怖すぎ)ゆうくん4歳。
1歳児のときから、とにかくよくしゃべる赤子のゆうくんであったが、他人の子の成長は早い…!!「ねぇパパとゆうくんさぁ~どっちとお散歩に行った方が楽しい?」とママに問いかけるゆうくんからの、中盤のかけあいからオチまで全部秀逸すぎる。大好きすぎてたぶん50回くらい見た(笑)束縛彼氏みたいなこと言ってるのに競う内容お散歩なんかい!wなのまでほんとにかわいい。このコメント欄も、男児育児経験者さんがいろんな角度からしみじみコメントしてるのもいい。
ゆうくん基本的におじいちゃん子な面を見ることが多いから逆にいいんだろうな…(息子が私ラブ系コンテンツばっかりあげてるママは支持されなさそう笑)
昨年2023年3月25日のマツコ会議・ミキティゲスト回で「息子の反抗期」というテーマについて参加者が語ってた時間があって、それほんとにめちゃくちゃよくて、今思い返しても涙でちゃう。
ミキティの長男が反抗期入ってきてるという話の流れで、マツコさんは反抗期ありましたか?と聞かれたマツコさんの答えが、なんか本当…人生を感じてすごい。
わかってんのよ男って……自分がお母さん大好きだし、お母さん以上に好きな人なんてこの世にいないことはわかってんだけど、自分が大人になって社会の中でカッコつけなきゃいけなかったり、いろんな大人になる場面と遭遇していく中でさ、なんかお母さんって存在がさ、自分が幼いものの象徴のようになってくるんだよね。
でも、ほとんどの反抗期をしている男の子たちが、私はそうであると信じてるんだけど、『うっせぇなクソババア』って言いながら、スゴい傷つきながら言ってんのよ。
もう母他界しちゃったからいないけど、なんか…恥ずかしくて最後まで言えなかったけどさあ、謝りたかったもん……
あの頃ね、思春期の頃に、何回クソババァって言ったろうっていうさ。『お前から生まれるのを俺が選んだわけじゃない』みたいなさ、ことをさ、言っちゃったよね~…
この話もすごい良いんだけどここまで聞いていたプロデューサーの女性が大号泣してて「何泣いてんのよアンタ~~!!!!!笑笑」って突っ込まれてるのがめちゃくちゃよかったwww ちょうど息子さんが11歳で反抗期だったらしい。マツコさんが息子側の視点、ミキティが母親側の視点で話してると思ったら、TVプロデューサーという、タレント側ではない、会社員のワーキングママさんがこの話に心打たれて号泣してるっていうのがなんかこの空間を特別なものにしてると思ったな。芸能人もそうじゃない人も実はみんな同じようなことで悩みながらがんばってるって感じさせてくれる良い回だった。これみんな動画探して観てみてほしい~!
マツコさん、放任主義の家庭で育ったと仰ってるし、わりとさっぱりした親子関係の元育った方の印象だから、そんな方が「お母さん以上に好きな人なんてこの世にいないと男はみんなわかってる」って言いきってたことに、他界したお母さまへの思いを感じてじーん…
今は亡き『ダウンタウンなう 本音でハシゴ酒』中村俊介ゲスト回。
44歳にしてとんでもない女性観と結婚願望を持つ激ヤバ男中村俊介が終始スベり続けていた回なのだが、この中で彼が、理想の結婚相手の条件の一つとして「普通のお母さんくらい家事ができる」というのをあげる。「”普通のお母さん"って何?絶対自分のお母さんでしょ」「理想の女性の話のときにお母さんってワードを出すの絶対やめたほうがいい」と周囲から総攻撃にあうのだが、彼が自身のことを「マザコンではないです!!」と否定したときに坂上さんと松ちゃんがこんなことを言う。
坂「44歳になってマザコンを否定するって逆にヤバいと思うよ。もう40もすぎたら、『男なんてみんなマザコンだよ』って言えるようになる」
松「それすげえわかる。たぶん俺マザコンだと思うもん」
これなんか、なるほどな~と思ってよく覚えてる。中村氏型のマザコンはイタいんだけど、坂上さんがいうようなマザコンは尊い。この違いわかりますよね?
「お母さんに僕を守って(ケアして)ほしい」っていうのは悪のマザコンで、「お母さんは僕が守る」っていうのが善のマザコンだと私は思っています*2。
一時期ヌートバーの記事を読み漁ってたときに、彼が自分を「ママ・ボーイ」って呼んでたことを知る。
「自分はママっ子だから」。ヌートバー選手は常にこう公言し、母への思いは人一倍強い。侍ジャパン入りが決まった後の取材でも、「母を笑顔にできるチャンスがあるのはクールなこと」。屈託のない表情で語った。
WBCの時、日本のメディアにも言っていましたけど、今回はアメリカ中に「ママっ子」だとばれちゃいましたね。まあ、友達もみんなラーズはママっ子だっていうのは知ってるし、ガールフレンドも「ラーズはママっ子で、クミが一番だからしょうがない」って認めるんですよ。だからしょうがないんですけどね(笑)。今でも、遠征先で撮った写真をいつも送ってくれます。
かわいいエピソードだな~と思うのだけど、ガールフレンドにこう言わせるのは、ガールフレンドのことをめちゃくちゃ大事にしているからだろうと思われる。じゃなきゃこんなこと言えない!
悪のマザコンは妻or彼女<お母さんになってしまうが、善のマザコンは、お母さんにちゃんと育てられたから、だからこそ自分のパートナーを大切にできるという説が私の中である。
余談だが最近男児を産んだ友人が「ヌートバーのお母さんみたいな母親になれるようにがんばる」って言ってたの、文脈謎すぎるけどたしかにすぎて笑った。
アメリカ育ちつながりで…英語学習者なら一度は見たことがあるであろうニック。
アメリカ人の男はみんなママ大好きだから俺がマザコンというわけではない!というニックの主張。笑 けどなんかカナダにきて男の子と話してるときに、ママと喧嘩したみたいなエピソードのときも「I love my mom for sure, but...(もちろんママのことはは愛してるけどさ…)」みたいな前置きを使うのを見てると、文化の差やな~と思う。学校に通ってたときチェコ人の男の子も毎日ママと電話してたな。私留学中に親と電話したの2回しかないって言ったらドン引きされた。笑
ちょっと話それるけど、欧米の男性のほうがママへの愛をストレートに伝えているのかなと思っていろいろ調べてた時期に読んだ、ヤマザキマリさんのエッセイ。イタリア人のマザコンは日本の比ではないという強烈な話。笑
英語だと"マザコンはmotherfucker"で、"お母さんっ子"はmama boyなのかな?
アメトーークに『お母さん大好き芸人』という企画があり、2010年回を観たの覚えてる。そのとき、まだ20代だったオリラジの藤森くんが爽やかに「お母さんと仲いい」と言っていたのが印象的だったのだが、今も仲いいみたいで推せる。なんか、今も普通に地元も友達と遊んだりお母さんとお出かけしたりしてる、めっちゃいい奴~😊感が、いい。笑
この投稿の何が好きかというと、「高齢になった親が補聴器を嫌がってたけど、子供が無理にでも買ってあげたら、親も結局喜んでいた!」という、マジで誰にでも起こりうる話を芸能人の慎吾がわざわざインスタで書いているところ。補聴器と、免許返納って、各家庭でもめるあるあるだと思ってさ…私の祖父も補聴器に抵抗あってすったもんだあったけど、可愛がってる孫(私のいとこの兄ちゃん)が説得したら、買ってくれて、しかもつけてみたら喜んで、親世代一同胸をなでおろすという事件があったので、この投稿みたときにめちゃほっこりしたのであった。笑
「親が老いる」って誰にでもおこることだから、こういうことをセレブリティが語ってるのすごくいいことだと思う。
2019年版『お母さん大好き芸人』では、霜降り明星の粗品が出てて、お母さんからの手紙が紹介されるコーナーがあり、その内容がとても素敵だった。
お父さんが亡くなった時、『俺が母ちゃんを守るから』と言ってくれた。大学を中退した時に『必ず結果を出すから』と言って夜遅くまでネタを作っていたのを覚えています。今まで息子を信じてきて良かったと思います。お父さんに今の直人を見せたかった
粗品が高校生のときに父親を亡くしていることは結構有名であると思うのですが、とおちゃんに対してもかあちゃんに対してもきちんと親孝行しようと思ってそれを20代から実践しているの偉すぎ。ギャンブル狂であることと親思いであることを両立させている粗品の清濁併せ呑む感じほんとカッコいいなと思います。
余談だけどこの回でかまいたちの濱家さんが、今の嫁さんが彼女だった頃に「オカン以上に好きを超える女の人なんて出てけーへんやろ!」と言いむちゃくちゃキレられたというすごいエピソードを披露していたのだが、それに対する礼二さんの「半々でもアカン。全部嫁って言わんと」と言っていたのが印象的で、礼二さんカッコいいな~と思った 笑
名文すぎてたぶん読んだことある人も多いであろう、ノムさんが亡き妻サッチーに寄せた文。
とにかく本当にサッチーのことが大好きだったんだなと伝わってくるすばらしい文章で、何度も読み返した。あんな破天荒な女性を愛せたノムさんの器がすごいという話でもある。経歴全部ウソだったとかほんま規格外すぎwww
この中でノムさんがご自身のお母さんについて言及している部分がある。
自分の死にくわえて、もうひとつ頭をよぎるようになったこと。それは、ちょうど50年前に他界したおふくろのことだ。
父は私が3歳のときに亡くなり、看護師だった母は女手一つで私を育ててくれた。
体が弱くて、大病を患いながらも、黙々と働き続けた。それでも、家計はちっとも楽にならない。本当に貧しかった。
おふくろは、苦労するためだけにこの世に生を受け、死んでいったような人だった。
時折、おふくろの葬儀の日のことを回想する。
棺の中に目をやる。やせ細った体を見たとたん、
「おふくろよ、人生、幸せだったのか」と思わず声が出て、めったに流さない涙がとめどなくあふれた。
「おふくろ、ありがとな」と、もっと言ってやればよかった。好きなものをもっと食べさせてやればよかった。もっと、もっと……。男は死ぬまで母を忘れないとどこかで読んだが、どうやらそれは本当のことらしい。
これをきっかけに、ノムさんのお母さんってどんな方だったんだろうと思って、色々記事を読んだ。
〈母・ふみは、64歳で他界。仕送りを続ける私に、かつて、こう言ってくれたのを覚えている。
「お前がいくら仕送りをくれても、一番最初に送ってくれた1000円に勝る大金はないよ」
母の晩年、気づいた。私が送った仕送りは、全て使わず、貯金してあった。私がいつか金に困った時のために、と言っていた。〉
意外なことに、現役時代の野村氏はリーグ優勝・日本一の場面で泣いたことはないという。人生でただ一度、号泣したのは、ふみさんの葬儀の時だった。荼毘に付される直前、「おっかあ、苦労ばかりの人生だったんじゃないのか?」と言いながら、心の底から号泣したという。
立派なお母さんすぎる…はあ~~。ため息でちゃう。
なんかやっぱ、昔の人ってすごいなと思う。覚悟が違うよ。贅沢しない道を自分で選べるって本当にすごいことだ。同時に、貧困と病気に苦しむお母さんに早く楽をさせたい一心でプロ野球界で上り詰めたノムさんもすごい。
ノムさんとサッチーって顔似てるよなあと思うんだけど、そもそもノムさんのお母さんとサッチーがどこか重なるところあったんだろうな。
『君たちはどう生きるか』を見て、この映画が何を伝えようとしているのかを私は完全に読み解くことはできず、むしろそれでいいと思ってるんだけど(駿の溢れるイマジネーションの世界に浸ることがこの映画における映画体験だと思ったからです)、ひとつだけ、「お母さんに会いたい」っていう、過去のジブリ作品でも見られたようなモチーフが今回もあるように感じた。
昔ジブリ公式が金ローでハウルをやってたときに鈴木Pが質問にこたえるという企画をやってたのだけど…なんと当時のツイートはもう消されている!!
スタジオジブリ STUDIO GHIBLI on Twitter: "Q: 宮崎駿監督の作品に出てくる女性はいつも前向きに生きているなと自分の中で感じているのですが、監督自身も前向きな女性がタイプなんでしょうか? 鈴木:宮さんはマゾコンです。彼の作品に出てくる女性はみんな若き日の宮さんのお母さんです。"
大学生のとき、ジブリに出てくる女性は”聖母"か"娼婦"のどちらかでしかなく…みたいな卒論書いてる先輩がいて、そのときはそれもそうかもと思ってたんだけど、今思うのは、宮崎駿は男にも萌えてるというか、描写が一方的でないと感じる。すべてのキャラクターに気高さを求めてるし、人間に対する理想が高いし、根底のところで、人間を信じてるんだと思う。駿、永遠に生きて、また映画たくさん作っておくれ……
なんで急にこんな話をしだしたのかというと、最近このYoutubeを見たからである。
「死刑囚の息子」として活動をしている二人の男性の対談で、私は彼らが出てるYoutubeなどを結構見ている。殺人事件の加害者の子供がどういった差別にさらされるかというのを語る彼らの半生に、とてもじゃないけど私が何かコメントすることすら許される気がしないのだが、二人が「今面会をしているか」「死刑が執行されたときの準備をしているか」「骨は受け取りにいくつもりか」ということを話したりしていて、本当に特殊な立場の人同士でしか共有できないことだと思った。その中で林さんが、逮捕されたのが父親だったらだったら今この活動はしてないかも…と心情を吐露する場面(47:44~)の言葉が、いたましくて、この動画を見たあとずっとこのことについて考えている。この気持ちを否定できる人がこの世にいるのだろうかと考える。
以上、私の中で特に印象に残っているエピソードピックアップ回でした。この人とお母さんのエピソード熱いよ!みたいなのあったら教えてください。それではまた。