「実家を出て都会に行く」という意味で、私は人生で3回上京している。まあそのうち1回は東京ではなく関西への旅立ちだったのだが、昔は京は関西にあったし(?)、3回の上京を経験していると言っていいでしょう。数えたところ私は今回が人生で14回目の引っ越しだ。
こんなに何回も引っ越してきたけど、今回はやたらと不安で心細かった。たぶん10代とか20代は物心がついてなく、訳わからんままに引っ越してきたのに対し、今回の引っ越しはもういろいろと自覚したうえでの引っ越しだったからだ。18歳の頃あんなに出たかった地元、憧れ続けた東京。なのに今回はわくわくより不安が勝っているというのが正直な気持ち。けど同時に、自分で選んだ道でもあるので、この孤独も自分で引き受けるのが大人だと言い聞かせている。
そういうわけで私が荷造り、引っ越し、荷解き、断捨離など一連の流れで見て&聞いて励まされたものたちの話。
うなげろりん #76 東京移籍
最近気づいたんだけど、上京を経験する人の大半は10代か20代で経験すると思うのだが、関西の芸人さんは東京進出するのが30代前半だったりするので、同世代の人がピュアに不安や期待を口にするのを聞けるのが、似た状況の私を謎に励ましてくれた。
この回で阪本が言う「神戸から大阪に出てきたときは夢いっぱいで出てきたやん。今回はもう、不安しかない」ってのにすごく共感!!10~20代の上京はとにかく夢いっぱいで、わくわくしかなかった。今回はある程度つらさも見えた上でこの選択をしてるから、自分で決めたことなのにすでに苦しいんだよねw
それでも二人が「最初に大阪に住んだ時、こんな人多いとこに住むん!?ってなったけど、結局慣れたやん。だから東京行ってもなんだかんだ慣れるんやろうとは思うねんけど…」と話してて、うんうんと頷く私。そうだといいなあ。
うなげろりん #83 ネガティブ陰気デブ親父
二人の引っ越し話からスタートする回。阪本の「引っ越ししんどすぎる、一回中止検討したわ」「お前にこんな思いさせたくない、今からでも中止を…」とネガティブMAXなのがおもろいし、「引っ越しが大変なんて全員知ってる」と言い返す中谷のツッコミが冴えるw 中谷の引っ越し当日に洗濯機暴発してびっちょびちょになったエピソードも超おもろい。
なんか、「引っ越し」「片付け」みたいなコンテンツは世の中に結構あるけど、この「荷造りそのもの」を誰かが語り合ってるのが珍しいし、おもしろすぎて、何回も聞いた回。
パーソナルカラーも性格も真逆のマユリカだが、上京に対して結構胸が高鳴ってる中谷と0-100で行きたくないが勝ってる阪本の対比がマユリカらしすぎる。ってかこのサムネの2人かわい~~笑
上京の前段階、「物件探し」の回もあるうなげろりん。
うなげろりん#25 ペット可のマンション探してくれ
まだ大阪時代の2人。引っ越したく物件探しをしているという阪本が「やっぱり、敷金・礼金は払った方がいいらしい」と言い「32歳の発言!?これ」と爆笑する中谷。若手芸人の生活事情が垣間見えるのと、この3年後とかに家賃23万の家に引っ越す未来を知ったうえで聞くと、とんでもねーなマユリカ!!ってなります。
紅しょうがは好きズキ! #4アダムとイブすぎる
紅しょうがは好きズキ!は、彼女たちが上京してからが第1回なので、冒頭の5~10エピソードは結構引っ越しや上京に関するエピソードが盛り込まれてて楽しく聞いた。上京1週間でもうピラティスの教室に通い婚活も動いている稲田さんのバイタリティ見習いたい…。中でも#4で熊プロが、まだベッドもカーテンもないのに、鳩時計と紙芝居の額を買ったという謎すぎエピが聞けてめっちゃ元気になったwww私も引っ越したてのとき、あーあれがない!あれも買わないと!!と不完全な家で暮らしており、自分の準備不足…と落ち込みかけていたのだが、熊プロのこの話聞いて、まあみんなそんなもんだし、その状況はおもしろがったほうがいいと思うようになれた。
紅しょうがは公式Youtubeで2回も片付け動画あげてくれてて、荷造り・荷解きが永遠に終わらなくて絶望してるときに作業用に流してた。
この二人って、二人の関係が姉妹っぽいというより、稲田さんがマジで姉御肌で、熊プロが典型的一人っ子の性格なのがうまくかみあってんだなあと思う。熊プロが家に変なものめっちゃあるの、The一人っ子だな~って感じる。笑
劇団雌猫の悪友ミッドナイト #33 竈門炭治郎に共感する女、人生の宿題「実家の整理」をする
悪友ミッドナイトは好きな回たくさんあるんだけど一番聞いてるの多分これ。タイトルにもなっているかんさんの発言を最初に聞いたときは衝撃すぎて爆笑したし、私生活で私が何か家族や親戚のもめごとで心を配ってるとき「長女だからこんなに頑張ってるのかな私…竈門炭治郎のように…」と思うようになった。エピソードの中に物件探し、断捨離、地元と東京みたいな話が全部出てくるので、改めてよく聞いた。「実家の闇深ノートに立ち向かえ」は、ほんまにそうすぎる。これ聞いたこともあって、高校生のときの日記帳とか思い切って捨てましたwww
ワンルーム・ディスコ/Perfume
不安すぎて急にあれ聞こう!ってなった曲w
なんだってすくなめ 半分の生活
だけど荷物はおもい 気分はかるい
窓をあけても見慣れない風景
ちょっとおちつかないけれど そのうち楽しくなるでしょ
新しい場所で うまくやっていけるかな
部屋を片付けて 買い物にでかけよ
遠い空の向こう キミは何を思うの?
たぶんできるはずって 思わなきゃしょうがない
いや~改めて歌詞を読むと沁みる!!すべての歌詞に共感。
この話を上京前に友達に話したら「あれって18歳くらいの女の子が上京するときの心情であって、32歳の女が励まされるの謎すぎ」ってめちゃ笑われました。私もそう思う。
この話のオチはなんとこの曲が発表されたのが16年前ということです。じゅ、16年前…!?!?!時が経つの早すぎ!!!!!!!二人して驚愕。
そんな感じで、さまざまなエンタメに励まされつつ、ぼちぼち新生活に慣れようとしているところ。この生活の次の区切りはいつになるのか、明確なものは何もないけれど、あんまり気負いすぎず落ち着いた生活を送っていきたいな。こんなエンタメもおすすめやでみたいなのあったらぜひおしえてください。

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