ハイキュー!がおもしろすぎて生きるのがツラい【シーズン1〜2感想】

ハイキュー!を履修中です。さすが少年ジャンプの看板作品だけあって、もう毎話MAXにおもしろい。少年ジャンプって本当にすごいな…と毎回思ってる。

 

ハイキュー!!(第1期)】アニメ無料動画の全話フル視聴まとめ | アニステ

 

シーズン1の1話からめちゃくちゃおもしろいですからね。私は第1話からフルスロットルでおもしろい作品が好きで、逆にいうと序盤そんなに面白くないけど後半めっちゃおもしろくなるから!みたいなものを見るのがタルすぎて苦手です。

 

めちゃくちゃどうでもいい話なのですが、私は社会人になるまでオタクではなかった(?)ため、部活が主軸のストーリーというものを生まれて初めて見ています。スラムダンクも、テニスの王子様も、タッチも、黒子のバスケも、弱虫ペダルも、あひるの空も、Free!も、マジでひとつも見たことがないため、めちゃそもそもなんですけど「部活って…まぶしい…!!」という気持ちになっています。

 

もっともそもそもなんですけど、”ハイキュー!”ってタイトルがもう勝ちっていうか、スポーツの種目名ずばりを作品タイトルにするって、「そのスポーツ漫画の代表作」にしか許されないことだと思うので、原作者の古舘先生の力量と少年ジャンプ編集部の力をビシバシ感じます。

 

で、今セカンドシーズンを見終わったんですけど、もうツラすぎて連休最終日が吹っ飛びました。青葉城西が負けたことがツラすぎて何も手に付かない…ツラ…と思っていたらなんか1日が終わってた。

1期で烏野が負けたときも何も手につかなくなって、ほんとにハイキューはメンタルをゴリゴリに削ってきて仕事に支障が出るから一気に見るのはやめようと思っていたくらいなのに、おもしろすぎるから見ちゃう。続きが気にならない回が1回もなくて、毎回盛り上がりポイントがあって、強さへの憧れも、弱さへの恥ずかしさもえぐるように描いてくるので私のメンタルもズタボロです。私、人生でこんなに何かをがんばったことねえ…まぶしすぎる、こんなにおもしろいもの見せてもらってるのに私がハイキューに返せるもの何もなくてツラい。

 

まず主人公の名前がもうすごい。「日向翔陽」って名前、主人公すぎてすごい。日向、翔、陽ですよ!?!バレーボール選手としては致命的に背が低いけど、圧倒的バネと運動神経、あとメンタルの持ち主っていうキャラクター設定が、うわああああジャンプだなあああああと、ジャンプをよく知りもしないくせに思う。

そんで主人公の相棒ポジなのかなと思ってたら、それはそうなんだけどどちらかというともう1人の主人公として置かれている子の名前が「影山飛雄」なのもまじですごい。陽と影。そして名前のとおりな髪の色をしてて、1話の時点ではお互いのことをライバルだと思ってて、その2人が同じ学校に進学したことから物語が始まるって、も〜〜〜すごいな〜〜〜!!!って思います。1期の時点で、お互いに大いなる欠点と突出した長所があり、お互いにしか補い合えない、でもお互いがいれば最強なんだって文脈で2人を描いて、それだけでもう最強主人公ズじゃん!!って思ってたのに、なんと早速2期で、それだけじゃダメってなってお互いがもっと成長しなきゃ…って展開なのもすごい。

烏野のユニフォームがオレンジと黒で、日向と影山の髪の色がオレンジと黒なのめちゃめちゃいいなあと思いながら見ています。2人で立ってると世界観が完成されているような熱さがある。

 

ちなみに私は1期の2話くらいからもうずっと影山くん推しです。私は天才の男に弱く…。あと多分、黒髪ツリ目が好きなのかもしれない(類似例:忍たまのきり丸)。

影山、あんななのにバカなのマジで愛おしい。作者の力量すごい。

 

陽と影で主人公コンビなんだなー、と思ってたら、主人公チームに「月」の名前が入ってる子がいて、日向と対になっている(身長は高く技術もあるがクールなタイプ)のもすごい。月島くんのこと当たり前にめっちゃ好きで、彼が東京合宿で一皮剥けたっぽいのも、多分まだ覚醒してないのもずっと気になっています。この先月島くんの物語もあるんだろうな。彼が試合で活躍しているシーンがあるとつい巻き戻して見ちゃうので、好きなんだと思う。

大地さん・旭さん・スガさんの3年生3人組も最高です。もしかしてもうスガさん、試合に出ることないのかなー(同じポジションでスガさんより上手い影山がいるから)と思ったりしてたら、最初の青葉城西戦で、そうくるのおおおという使い方をされてておもしろすぎて大興奮でした。すべてのキャラのポジションと性格や学年に意味があって、メンバーの采配で試合の流れが変わるのもバレーボールのおもしろさなんだなって思った。

エースがメンタル弱めって設定もおもしろいなーと思う。最初の伊達工戦で、あさひさんが過去のトラウマをチームの力で乗り越えたパイプのシーンは圧巻すぎた!あと、春高代表戦で、基盤が大事なんだよなという雰囲気を作ったところで大黒柱の大地さんが試合から抜けてしまうのも。。うわーーーーそんなことする!?ってめっちゃ思ったし、視聴者の私でさえ不安になったからチームの不安感たるやだと思った。

山口がなかなかサーブ打てないのもよかったな。見てるこっちはつらいわけだけど、多くの部活経験者は日向影山ではなく山口側だろうとも思うので(なんなら山口にすら届かない人の方が多いはず)。日向影山のようなスーパー主人公たちは見ていて気持ちいいけれど、山口や縁下のような人たちの弱さと成長も描いているのが、苦しいけどまぶしい。部活ってなんなんだろう。

 

あと、出てくるキャラクターたちが、出会い頭にまず身長を聞く感じが、今の私にはもうない価値観だけど、あの頃の一定の層には確かにめちゃくちゃ重要なことだったんだ…という感じで、痺れてしまう。スポーツには生まれつきの才能というものが存在するのは事実で、けど生まれつきのものだけでは決まらないのも本当。

 

で、こんなに烏野のみんなのことが好きなのに、及川さんに本当に決勝にいってほしかった 。及川さんと岩ちゃんのあの攻撃、決めさせてあげてほしかった。牛若との高校最後の対決、実現させてあげたかった!!!!!!私は無力…

”あれを決められずに 何がエースだ!!”は本当につらいけど象徴的すぎる名シーンだと思う。及川さんと岩ちゃんの絆について思いを馳せてしまう。

 

及川さんというキャラクター、好きにならん人おる!?って感じで、も〜〜〜、こんな2個上の先輩いたら絶対憧れちゃうってわかる。影山がこの人に憧れたのも、この人に一生勝てないかもって思うのも、だからこそ絶対勝ちたい、この試合でしか超えられるチャンスがないって思うのも、めっちゃわかる。そして、”及川徹は天才ではない”のももうすごい(これ、秀逸タイトルすぎる)。こんなに巧くて、かっこよくて、かなわないっておもう人なのに、この人は努力の人なのだという立ち位置に置くことで、この人の魅力がより強調されていると思った。

インハイ予選で、ピンチのとき及川さんは絶対岩泉さんに上げる…!って読めた影山が、最後逆に日向に上げるのを及川さんに読まれてしまう展開、アツすぎおもしろすぎでうなされました。。。

 

私は昔から幼なじみ萌えの人間なので、バレーボール漫画、「小学校から一緒にやってるコンビ」がたくさん出てきて超楽しい…!そんな中、主人公コンビが高校で出会ってるのもまたわびさびだと思います。

そもそもなぜハイキューを見始めたかというと、友達にキングダムの話してて、「元は敵同士だった王様と兵士が同じ目的のために手を組むとこから始まるんやけど…」みたいな説明をしたら、「ハイキューやん」って言われたのがきっかけだったな。

キングダム 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
 

 

私は人と何かのコンテンツの話をしてて、「実質○○やん」とシナプスが繋がる瞬間が好きです。

 

音駒の黒尾と研磨くんもすっごい好きなので今後公式戦で当たるんだろうなーと期待が膨らんだり、今後3年生抜けちゃうの…?とか、九州や関西の選手の名前が出てきた以上いつか白鳥沢に勝って全国大会に行くんだろうか…とか、今後の展開がどこまで広がるのか、日向と影山はどこまでいって、どういう終わりを迎えるのか、気になりまくりです。漫画も読みたいな〜。

 

ハイキュー!! 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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まずは白鳥沢戦見ます!

Amazonプライムで観てるよ。ちょうどOADOVAも配信開始したとこらしい。赤点とった日向影山の裏話おもしろかった…

 

 

私は子供の頃から運動神経がめっちゃ悪く、スポーツをしない人生を歩んできたのですが、ハイキューを見てると、本当に、部活をがんばった人生の人への憧れが高まるいっぽうです。

あと、ハイキュー見てると本当に「私はこんなに一生懸命に何かを頑張ったことがあるだろうか!?」といやでも思わされるので、この活力とヒリヒリする危機感を何かに役立てなくては、と思っている…。仕事でもなんでもいいんだけど。私はもう学生時代には戻れないのですが、彼らが部活に向き合うときの「絶対1番にはなれないのわかっててなんでそんなに頑張るの?」「そんなもん、プライド以外に何が要るんだ!」やら、「弱いからつまんねーんじゃね?」やら、「逃げる方がつらいってわかってる」やら、「究極言ったら、努力してないやつだって負けたら悔しい。けどこの悔しさを3日で忘れたらずっと勝てない」やら、そういうのって、部活以外の人生のいろいろなことにも当てはまるなぁ……と思うから、何か、私ももっと人生をがんばらなきゃ、と後ろめたい気持ちでひっそりと思うのであった。

 

全然どうでもいい話なんですが、いま同時並行で忍たま乱太郎を履修しているため、及川さんが岩ちゃんにぶりっこしてるときの喋り方、絶対最近聞いたことあるううううううと思っていたら、なんとタカ丸さんと同じ声でした。あのタカ丸さんの特徴的でかわいすぎるへにゃへにゃボイスが大好きなので、これは私としては大ニュースでした!

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及川さん、こんなにかっこいいのにチームの中ではいじられキャラなのもさじ加減素晴らしすぎる…

 

 

いまさら入門シリーズ、過去エントリはこちら。

 

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