全員はまり役なのがすごいよね/ヘタミュWW感想

ミュージカルヘタリア〜The world is wonderful~を観てきました。私はヘタミュ…というか、ヘタリア自体を学んだのが1年前からで、生でヘタミュを観劇したのは初です。

 

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イタリア役🌎長江崚行

 

りょーきくんは相変わらず死角なしって感じで…

今回の話はイタリアの統合話がメインで、イタリア君のへたれで甘えん坊でお兄ちゃんにまっすぐな感じが相変わらずうまいな~って思った。あの感じを三次元で嫌味なくかわいくできるの、はまり役よね。

 

ロマーノ役🌍樋口裕太

樋口くんは長いこと忍ミュで滝夜叉丸をやっていた人、というイメージしかなかったので、こんなに歌えて踊れて芝居もできてなんでもできる人だとは知らなかった!滝夜叉丸のヘアメイクが合ってなかっただけでロマーノだとちゃんとかっこよく見えました。完成したカンパニーの中にほぼW主演の形で入るのって大変そうだけどここまでの実力者なら納得。とにかくダンスが上手くて惚れ惚れ。

 

日本役🌍植田圭輔

生で見ると本当にお顔がきれいで…。アドリブセリフでも「顔がきれいなので」って他キャストから言われてたのが印象的。

 

アメリカ役🌍磯貝龍乎

ついに見れたよ~~~ガチ恋の化身ことりゅこめりさん。とにかく視線泥棒で、センター性やスターオーラがあるから真ん中にいて映えるというのではなく、なんかよくわかんないうちに周りの人みんな蹴散らしてガーーーって頂点に立ったから真ん中にいてしっくりくるという、あまり他に見たことがないタイプの”とにかくどこにいても目立つ人”。なんかこう、アメリカという国が、みんなの中でいちばん若いのにルール無視で頂点に駆けあがった勢いとそれによる功罪は山ほど残してるけどもう後には戻れないって感じがりゅうこさんの気質とよく合ってると思った。無双感とでもいうのでしょうか。こうやって三枚目な振る舞いしまくってるけど自分で自分がかっこいいことは知ってるんだろうなとなんとなく思わせる雰囲気はさすが。あとは単純に、顔と体格もとにかく似てる。ブルドーザーみたいな勢いで怒涛のおふざけアドリブかましまくるひとなのに、カテコ曲であんまり笑わないところドキドキする。

 

イギリス役🌍廣瀬大介

よく請けてくれたよね…。本当にはまり役なのでまたこの役を請けてくれてよかったな~。歌やダンスなど何かが技術的に特別に上手いってわけじゃないけど、見てるこっちをドキドキさせる力に秀でてると思う方で、こういうのを”2.5次元の才能がある”っていうんだろうなあ。2.5次元って向いてる人とそうでない人はこっち側にはなんとなくわかるような気がしてて、ひろせくんのキャラクター解釈の仕方やアドリブの勘どころにいつも絶妙なセンスを感じるのはひろせくんの才なのではないかと思います。

私の把握してるだけでもイギリスのアメリカに対する病みアドリブ芸、お見事!

そしてアメリカとは対照的に、カテコ曲で劇中絶対しないようなくしゃっとした笑い方をする瞬間があって、あれって意識してできることじゃないと思うから、ひろせくんのアイドル性よなあって思う。

 

フランス役🌍寿里

生で見ると抜群のスタイルに感動!お顔も体型も軟派な雰囲気もさっすがフランスお兄さん。この人以外の配役はもはや考えられないほどぴったり。

 

ロシア役🌍山沖勇輝

中盤のロシアさんメイン曲極寒列車がいちばん好きな曲だった!おっきーさんの踊り方が私はすごく好きで、運動神経が良いからダンスが上手い人、という感じがする。

 

中国役🌍杉江大志

ヘタリアの世界において弟っていうのは植民地という意味…だけではないのかなとは思いつつ、中国にとって日本は弟ポジションなの?ってとこはふわっとさせながら観てた。弟相談所のシーン全日分見たい。

 

オーストリア役🌍ROU

変わらずロイヤルな感じで……。私が見た回、ロシアの無茶ぶりゲーム(?)みたいなのに指名されてて「もう3回目なんだけど!多い!!」って言いながらもちゃんとこなしててウケた。

 

スペイン役🌍山田ジェームス武

も~顔がきらっきら!生で見ると本当にお顔がきらきらで素敵だった。スペインとロマーノがこんな関係性ということも本舞台で初めて知ったので新鮮に楽しかったです。

 

プロイセン役🌍高本学

ダンスとかは本当、相変わらずだったけど(笑)、とにかく本当にめちゃくちゃめちゃくちゃ顔がかっこいいことを再認識した。なんかもう骨格からちょっと人と違うなって感じのイケメン。そしてプロイセン顔でもある。

 

 

ヘタミュはとにかくキャストがみんなやたらとはまってて、やっぱ2.5ってまずは見た目が似てないと!って思う私から見ても、本当にビジュアルのレベルが高くてすごい。そして全員2.5の勘どころがいいのか、観ていてストレスがないから楽しいです。

3部作が終わってもうこれ以上舞台を作る箇所がないんじゃないかと思っていたけど、大本命の(?)イタリア統一話を各国の兄弟事情を織り交ぜながら国と国の愛憎物語としてひとつのストーリーにまとめあげる脚本はさすがで、すごくおもしろかったです。途中めちゃくちゃ笑かしにくるのに、終盤はちゃんと感動させにくるんだもんなー。

 

ヘタリア/ヘタミュに関しては私が入門してよかったと思えるコンテンツのひとつで、インターネット黎明期のオタクカルチャーの残り香を感じつつ、これからも長く楽しめそうと思えるところに幸福感があるなぁと思います。

生観劇できて楽しかった!

 

ヘタミュ入門したときの感想はこちら。

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