ワシントンDC旅行最終日です。前回まではこちら。
🥐朝ごはん
この日は夕方の飛行機に乗る予定で、ギリギリまで観光を楽しむべく昼ご飯に時間は取れない！朝ちゃんと食べよう！と思い、ホテル近くのTatteというカフェに。DCをうろうろしてると何店舗か見かけて気になってはいたのだ。オシャレそうという予感はあたり、おしゃれな雰囲気ではあったのだが、パンも抹茶ラテも味がびみょうでした笑 幸先良くないスタート。北米で飲む抹茶ラテってかなりあたりはずれがあるのですが、ここは抹茶の味も牛乳の味もせず、無味でした。笑
気を取り直して観光開始！
🏙アメリカ合衆国議会議事堂へ
で…でかい！でかすぎる！これがアメリカの国会議事堂！今や、トランプ支持者が暴動を起こしたことでおなじみの！！
「あのあたりが暴動で壊された場所かぁ！？」と予想しながらぐるぐる歩きました。選挙結果に納得いかなかったら暴力行為OKだなんて、さすがアメリカ。法治国家でそんなことしていいんや。常識にとらわれない自由の国だぜ🗽
時間がないので建物だけ見ようと思っていたのだが、ここもホワイトハウスのようにビジターセンターがあり…どうしても見たくなって、さーっと歩くだけ！ということで入場しました。本来はツアーに申し込むとガイド付きで色々回れるみたいなので、申し込むといいと思う。このビジターセンターも本当に見どころたくさんで…アメリカで法律はどうやってできるのかという展示や、またしても独立宣言の原本、女性初の議長について、実際に使われた道具の展示…などなど、ゆっくり見て回ると普通に1～2時間は必要なボリューム。余談だけどこういう展示で「女性初の～」がものすごく偉大なことというニュアンスでメインファクターとして語られるのは、とてもアメリカっぽいと感じる。
各州を代表する人物の銅像があったり、州ごとの自治権や歴史を重んじるアメリカらしさも感じた。例えば、ニューメキシコ州のポペ（スペインの植民地支配に抵抗したインディアンのリーダー）、ユタ州のフィロ･ファーンズワーズ（Father of televisionらしい）、ハワイのカメハメハ大王、アラバマ州のヘレン･ケラーなど。政治家だけじゃないのがおもしろい（てか、ヘレン・ケラーってアメリカ人やったんや？！）
本当はじっくり見たかったけど駆け抜け、外に出ます。すぐ近くに最高裁もある！！EQUAL JUSTICE UNDER LAWって書いてあった。
私は別の場所でRBGアイコンのトートバッグをお土産に買うのだが、これがワシントンDCのグッズになるってことは、最高裁がワシントンにあるからってこと。
いわずもながSpeak the Truth（真実を語る）と彼女の名前Ruthの言葉遊びというわけでめっちゃ気に入ってます。これ持ってると強い女になれる気がする！
余談ですが、この国会議事堂でトイレに行かなかったことで、この先どこにもトイレがなく本当に焦ることになる！！！！！！これは今後ワシントンDCに行く人へのアドバイスなのですが、トイレがあったら、とりあえず行っておきましょう。この付近は国会議事堂と最高裁しか建物がなく、ちょっとしたカフェやレストランなんかもまじで一軒もないので、道の途中で「あ、トイレ行きたいかも」となっても本当にないです。ここは日本ではないので電車の駅にもないです。私が歩き出したときには時すでに遅しで、国会議事堂にも引き返せないし次の目的地に行くまで本当にトイレがない！！って感じで30分くらい無言で耐える時間がありました。次の目的地スパイミュージアムに行く前にフードコートがあり、フードコートならあるやろ！と駆け込んだものの、これがまた永遠に通路なんか？と思うほど広い建物で、その奥の奥にフードコートがあり、ようやくトイレ発見。間一髪でした。ワシントンDCは本当に特殊な街です。
🕵️スパイミュージアムへ
前にワシントンDCに行ったことがあるという友達からおもしろいとすすめられた、スパイミュージアムへ！有料だったけど、めちゃくちゃ凝ってて楽しかった。これもまたワシントンDCっぽいといえばぽいのだが、国際政治の世界にスパイは当たり前にいるということを前提とした博物館で、逆に「こんなに国家機密を堂々と紹介していいんかい！？」という驚きがあった。まあもちろん、公表していい範囲のことしか書いてないんでしょうけど。。入口から出口まで、私がスパイというミッションがあって（私の偽名・嘘の故郷・嘘の職業が割り当てられて、それを記憶しておかないといけない笑）、各ポイントでスパイ行動をするゲームみたいなつくりになってて面白かった。
歴史上有名なスパイとして、日本の忍者が展示されてるのもウケたけど、川島芳子の名前が出てきたのにはたまげた。あとマタ・ハリとかももちろんあった。
もちろん第二次世界大戦のときに各国がどういうスパイを使ってどういう諜報活動をしてたかみたいなことがこれでもかと展示されているのだが（アメリカあるある、第二次世界大戦の話好きすぎ）、現代の話もかなり多くて、たとえばオサマ・ビン・ラディンが潜伏しているエリアをどうやってCIAが突き止め、その突入作戦になぜオバマはGOと言えたのかみたいなのをシミュレーションゲームできるところとかある。すご。
アメリカの建国の歴史を語る上でスパイの存在は必要不可欠...みたいな文脈で、かの初代大統領ジョージ・ワシントンが誰かにスパイを依頼した手紙も紹介されているのだが、まずそれも驚きなんだけど、それを紹介するムービーで語りとして出てるのがミュージカルハミルトンで初代ジョージ・ワシントンを演じたあの役者さんじゃんということで、このキャスティング意図的以外の何者でもないというか、もはやアメリカ人にとってジョージ・ワシントンって言ったらこの人が一番に連想されるのかと思ったらとんでもないことだ。昨日に引き続き、ハミルトンの影響力を感じまくる。
公文書偽造もお手の物さ🎵みたいなコーナーがあって、世界の権力者は写真から人物を消すなんてことはよくやってるという展示。フォトショとかの技術がないときからこんなことはずーっとあって、こういうイメージ作りがプロパガンダに繋がるんだよね…と思う。そんな中私は大谷翔平物語から水原一平が消された例の絵本を思い出すなどしていた。
現在のスパイ活動といえばもちろんサイバー上の活動もさかんであり、トランプvsヒラリーの選挙戦でスパイがハッキング活動をしたことなども展示があった。なんかそういうことを堂々と展示できるアメリカのアメリカたるやなところをしみじみと感じました。
フィクションの世界のスパイに関する展示やお土産もあり、有名なのは007のジェームズ・ボンドということで彼の使う車が展示されてました。さすがにあるだろというかあってくれ…！と思ったSPY×FAMILYの漫画もちゃんとあって、よかった。笑
微妙に時間が余ったので最後に、昨日行けなかったスミソニアン国立航空宇宙博物館に1時間くらいなら行けるんじゃないか！？と思ったのだが…めっちゃ並んでて、入れず！！がーん。整理券がないと入れなかったようだ。
お土産屋さんに行くかぁ～となって、あっちこっち回りました。一軒すごくかわいいお土産屋さんを見つけ行ってみたのだが、非常におすすめ！Shop Made in DCってとこ。いわゆるコテコテのギフトショップではなく、センスある雑貨やアート作品などが多かったです。なんか私にぴんとくるものがなくて何も買わなかったけど…今ならもうちょっと何か買う気がする。歩きすぎて疲れてた。。笑
ホワイトハウス近くのいかにもなお土産ショップにも行きワシントンステッカーを買う。昨日行くだけ行って何も買わず後悔したブックカフェに足早で行き、RBGトートバッグと可愛い文房具購入。こんな小さいステッカー1枚でも500円とかした気がする、物価まじかんべんして！！あとどこで買ったか忘れたけど（たぶんアメリカ歴史博物館かな？）第二次世界大戦の女プロパガンダステッカーも記念に買ったwww 戦争を支える女性像から最高裁判事まで、”アメリカ女性のアイコン”の歴史も非常に豊かでおもしろい！
ホテルに戻って5分でパッキングし、バタバタと空港へ！！空港に近いホテルをとっててよかったと思った。おなかすきすぎて空港で謎のバーガーを頼んだけど、その場でグリルしてくれたりして超おいしかった。カナダに本当に近く1時間半くらいで到着。
2泊3日と限られた時間内でめいっぱい走り回り、おもしろかった！街自体はNYと比べると比較的コンパクトだけど、それでも観光地がぎゅっと集まってるので、次は1週間くらい滞在してゆっくり全部の博物館・美術館を見たいなぁと思いました。もっともっとおもしろそうな博物館はあったし、今回行けたやつももっと時間かけてみたかった。ペンタゴンも行きたかったんだけど行けなかったので、いつかまた…！
全体的に異様にきれいで整備されてて、人が住む街じゃないような雰囲気もあったけど、それも含めて、アメリカのエリートたちはこんなとこで働いてんのかと体感できるような街でした。この旅を経てアメリカの政治のニュースを見ると「あ！ここ行った！」って思えるようになったのがよかった。大統領選前に行けてよかったし、このときは「どっちが勝つんだろ～！？」とか思ってたのももはやなつかしい。Make America Great Againです。それではまた。
空港で売ってたアメリカお土産。笑（もちろん買いました！中身はチョコレート🍫）
もしよかったら、読んだよ！とか一言もらえたらとてもありがたいです！！
お返事はTwitterにて。Twitterをもうほぼ使ってないので別の方法模索中…（コメントやメッセージサービスのおすすめあれば教えてください）
ワシントンDC旅、1日目と2日目はこちら。
