海外に行ってたりして最近読めてなかったキングダムをまとめて56~72巻まで読みましたのでとりいそぎの感想を書いておきます。早く最新刊まで追いつきたい…!
※本エントリにはキングダム72巻までのネタバレと鬼滅の刃最終話のネタバレが含まれます
- 桓騎……
- 信と羌瘣、そうやったんかい
- 李牧とカイネにこんなに萌えてるの原先生だけすぎる
- 呂不韋の退場、韓非子との問答など、戦争以外のシーンがすごくよかった
- 信の苗字エピよすぎ
- 李信、王賁、蒙恬の3人のキャラ付けよすぎ
桓騎……
1~2年前あたりから桓騎メインの話やってるよという噂は聞いていたので覚悟していたのですが、ついに……はあ……涙涙涙 キングダムの序盤を牽引したスターが王騎としたら中盤は間違いなく桓騎あってこそのキングダムだったと思っておりまして、もはや何を楽しみに見たらいいのやらレベル。何回も何回も李牧との戦況がひっくり返るため、マジでどっちが勝つんやこれと思ってたし、なんならここで相討ち??と思った瞬間もあった(※私はキングダムを純粋に楽しむために史実を調べないようにしています)。宜安城編はもうとにかく李牧の用意がすごすぎてかなり勝ち目なかったと思うけどその中でも「桓騎なら何かやるんじゃないか」と敵にも味方にも読者にも思わせるのが桓騎の魅力だったな~。桓騎は信のこと結構気に入ってたと思うと桓騎軍に言われる信はさすがだし、読者にもそれが伝わってたと思う。信だって桓騎のことクソ野郎とは思ってても将軍として惹かれざるを得ない面もあったでしょう。男から見ても色男と尾平が大昔に言ってましたが、過去編を読むに、本当に顔が美しかったのねと知れてよかった。
桓騎の怒りや渇きはどこからくるのか?これに関してはしっかり描かなく謎のままにしてもよかったんではと思うし、原先生自身あとがきで「迷いながら描いた」というようなことを書いており、難しかったのかなと思う。恋人を殺された過去を持つ人は作中にたくさん出てくるし、あの桓騎を描くうえででやることかこれと思った部分も正直あるので、とにかく格差社会そのものに怒ってる人という面を深堀りしてほしかったかも。それでも、恋人や仲間1人を殺された報復に何万人も殺す人というのは確かに狂ってて、けどそれが桓騎のどうしようもない魅力で、人間の本質は光だと信じる人の多い秦国では異質だったし、でも、人や社会を諦めてない、絶望しきれてないから強烈な怒りに身を燃やし続けている戦の天才。本当にすばらしいキャラクターだったと思います。
最後にオギコに伝えた信への言葉。これもまた信が託された瞬間で、あんなこと言われて信が助けに行かない選択をとるの主人公としてすごいよ。まじで李牧ゆるさねえ。絶対バラバラにしてアーチにしてやるからな😡😡😡黒桜のことは酔って何回か抱いたことあんのに、恋人の妹は抱かないっていうのほんと桓騎らしくてサイコーでした。あと、こんなやばい男がなぜか白老にだけちゃんと従ってたの今思うと爆萌え設定すぎるので、2人の出会いが描かれたエピソード(しかもそれを蒙恬のいる場で)すごくよかった。
にしても雷土の拷問シーン、作中1位くらいの残虐描写じゃなかった??読みながらイターーーッ!!!!!て思いました。
あと、那貴、あんたってやつは…
信と羌瘣、そうやったんかい
ここミカサ→エレン*1みたいなBIGLOVEで進めると信じ切っていたんですけど、明らかに信が羌瘣を意識してる描写が増えて、おいおいおいおいおいと思っていたら…まさかプロポーズまでするなんて本当に勘弁して!!www 信が最近どんどんいい男になるのでまいってたんですが、あーんな真っすぐなプロポーズする将軍ほんとやばいでしょ。こっちが照れちゃう。男って惚れた女に積極的に自分の過去見せたがるよね~~!!*2と、故郷の村を羌瘣に見せて回るシーンでめちゃ思いました。しかし私はサークル内恋愛反対派なんで、ここがくっつくの気まずっ!!と今後もずっと思い続けるでしょう。なんかこの付近恋愛描写多すぎて、原先生意外と恋愛描きたい人なんだなって思った。硬派な戦国漫画にちょっとエッセンス的に恋愛描写があるのがキングダムのいいバランスと思ってたので、ここ最近多くない?と思う。私は信は羌瘣ともテンともくっつかず、根性宮女の陽ちゃんとくっつくことをマジで数年がかりで応援してたので、本当にがっかりです。笑 なんだったんだよあの40巻の名シーンはよー!!www
あとさーテンちゃんも信を好きなのがなんとも…三角関係ですよねここ。原先生の結構昔のインタビューで「最近信は羌瘣とテンどっちと結ばれるか自分の中で決まりつつある」みたいなことを言ってたのを最近読んで、「え!?最初からどっちかとくっつける気持ちではあったんだ!?」と新鮮に驚いた。
にしても、「蚩尤は特殊な呼吸法を使うから人間より通常の寿命が長い(から寿命を差し出しても問題なかった)」理論、普通逆じゃない??と思いました笑 普通そういうのって寿命削って異常な強さを出力してるとかじゃない?
李牧とカイネにこんなに萌えてるの原先生だけすぎる
怒涛の李牧×カイネ描写に衝撃。原先生ここをカップルと思って描いてたんかいという衝撃。カイネ側の爆裂片想いだけでなく、李牧側も「いつか戦争が終わったら…」みたいなロマンチック台詞を語りまくってて衝撃。ほんで、どうでもよすぎるwww 誰も応援してないから李牧とカイネの恋愛!!!!!wwwww でも私は思います、原先生、李牧好きなんだろ―――!!!!!wwww*3 私は鬼滅の刃最終話を読んだ時も思いましたが、もうね、こんだけ売れる漫画を描いた人は、描きたいと思ったもん描いていいんやと。誰も止められんと。別に読者誰も李牧×カイネに興味なくても、もう原先生がここを描きたいんやったら描いていい。仕方ない!!私はこういう、漫画家の寵愛やエゴや性癖が垣間見える瞬間は結構好きです。
王騎と摎、信と羌瘣、そして李牧とカイネも「私はそばにいられればそれでいいんだ」か~ら~の~がっつり両想い!!、みたいな関係で、原先生こういう、惚れた男のために命張るような女性が好きなのかもね。というか、陽ちゃんが向ちゃんのために身をていして走ったのも、成蟜が瑠衣を守るために外に走らせたのも、紫夏が政を国に送り届けるためにかばい続けたのも、全部「誰かのために命を張れる人が一番強い」っていう一貫したテーマを感じます。それが信がいう「人の本質は火」につながるんやな~。誰かに思いを託して人間の営みは続いていくっていう。これが中華統一にどうやってつながるのか注目。政はこのまま性善説の人でいくのかな~。
色々書いたけど私は原先生は恋愛描くのものすごく上手い人だとと思ってます。というか男女関係もブロマンスもシスターフッドもめちゃくちゃ上手い先生だと思うので、今後もみんなの人間関係に期待。
呂不韋の退場、韓非子との問答など、戦争以外のシーンがすごくよかった
まず、前半を牽引したヒール呂不韋の退場。こんなにおしゃれにしめると誰が想像できたでしょうか。最後は政と2人きりの対話で、政を抱きしめ「では心からご武運を祈っております」が最後の挨拶になるなんて。そして、歴史の表舞台からは去るがどこかで商人として生きなおすかもENDは、彼らしい退場の仕方で、最後まで呂不韋~!だった。
新キャラ韓非子のエピソードもかなりおもしろくて、やっぱキングダムって戦闘シーンもおもしろいけど政治シーンも超おもしろい。李斯との友情のすべてがよかった。人間の善悪はゆらぐものだが、生きたいという本能と人に何かを託してつなげたいという気持ちは誰にでもあるって信が思うの本当によかった。韓非子に吃音があったというのが史実なのすごい。弁がたつわけじゃないけどその分ものすごく頭がいい人っていうキャラをうまく描いてたと思った。
前に「法とは”願い”」だと言ってた法家の考え方が個人的には目からうろこだったんだけど、あれはまさに性善説の考え方だったのかなー。
信の苗字エピよすぎ
政と信、二人になると少年時代の友達に戻れるの尊い。そんで、将軍にしたいと思ってるから苗字つけろのシーンで「ないと変だろ、なんとなく」と軽いテンションの政おもろかった。信の「あんま字も知らねえし、意味とかあんだろ」という字への解像度の粗さかわいい。ぱっと思いつく苗字いってみろで「嬴」っていう信おもろすぎるが、苗字があるような友達政しかいなかったんよなってとこも含めて愛しい。未だに漂のことを覚えている政は信頼できる男だし、漂のつけた名前を自分で名乗ると決める信も良い男!二人の中にいまも漂がいて、漂が二人をつないでることを象徴するようなよいシーンだった。
李信、王賁、蒙恬の3人のキャラ付けよすぎ
結構初期から、秦の未来を担うことになりそーな若者たちとして出てきていた王賁と蒙恬であるが、予想通り3人肩を並べて出世・活躍するようになりわくわく。いつまでも信と王賁が仲良くならないのも、でも戦場では信頼しあえるのも少年漫画の王道!!と思って大好き。女顔と作中でやっかみうけてる蒙恬、ひょうひょうとした性格&女の子大好き&戦場では天才肌かつど根性って、好きになる要素しかない。
王賁に美人の許嫁がいるの、でしょうね感がすごい。ああいう硬派な男は本命には優しいのがキングダムのお約束なので、多分仲良いんだろうな~。王賁がさらっと結婚して子供生まれてってとこから信がそういうこと意識しだすのもお年頃の男の子ってかんじだね。
とりいそぎそんな感じです。キングダムって1冊読むのに1時間くらいかかるんだけどそのぶん読んでる間の熱く燃え滾る心が爽快なので、これからも読み込んでいきたいと思います。にしても70巻超えてまだ一国も滅ぼしてないけど、本当に何巻まで続くのキングダム…いや、読者としては楽しませてもらってるから嬉しいんだけど、武力による中華統一を100%の光として終わらせないような気もするから(なんかそんなインタビューを見たことあるような気がする)、終わり方も本当に期待しています。
