刀ミュ東京心覚の千秋楽配信から1週間、どうした?ってくらい急に心覚に狂ってしまったので、感想メモ…。もはや2年近くまともに刀剣乱舞 を追っておらず、心覚は生で見たにもかかわらず「ふーん、いいじゃん」くらいだったのに… 千秋楽配信見ても、「楽しかったね〜」くらいだったのに…なのに…なのに…
この壁ドン写真 が衝撃すぎて、気絶してしまい、1週間「なんで壁ドン………?????」 とずーーーーーーーっとフォロワーとLINEしまくる羽目になってしまった。2.5次元 俳優さん、舞台終わってもTwitter 残業させられて可哀相だと思ってたけど、Twitter 残業って大事なんだね…しみじみ…。せめて直接口座に残業代振り込んであげたい…。
動揺するフォロワーと私
私、生で見たときも千秋楽配信見たときも、村雲江の天性っぽいアイドル性に目を奪われまくりで、MVPはむらくもくんやな〜!って思っていたのに、この壁ドン写真見てからの1週間、アーカイブ 配信見てても五月雨江のことしか見えなくなってしまった。笑う。今まで何見てたんだよ。
ただ、東京心覚は、キャストは100点なんだけど脚本に減点ポイント多すぎっていうのが私の感想なので、そういう意味で、あんまり感想を書きたくないようなところもある。また、個人的な話だが、もはやあんまり熱意をもって追ってないジャンルの2.5次元 舞台を見るという行為は、「見る側のフィルター(信じる力)がない」ということでもあると思うので、そういう体験も含めての感想。
■もくじ
キャスト&キャラ感想
今回、刀ミュの中では歴代最高メンバーでは…?と思うほど平均的にみんなうまく、ビジュアルもかなり似てた。私は2.5次元 は何よりもまずビジュアルと思うタイプの観客です。
あと今回の登場人物8人は全員シンメで、そういうとこもドルヲタ心をくすぐられた。1部見た後「感想に困る」とフォロワーにLINEしたけど、2部見た後「歴代最高の2部」ってLINEした。多分そういうことです。
2部での見せ方が上手い人ばっかりで、みんな本業アイドルなのかな?とか思ったけどそういうことでもなかった。2.5次元 は男の子をこういうふうに育ててしまうの…??と思ってドキドキした。つらい。
大典太光世 役/雷太 ソハヤノツルキ役/中尾暢樹
三池兄弟は既に2振りとも刀ステに出ており、その2人とも、個人個人も似てる&どっちも上手い&関係性も良いみたいな感じでぎゃーぎゃー騒いだ思い出があるのだが、刀ミュの三池兄弟もマジで似すぎ&両方上手い&関係性良良良 、ということで、三池のオタク、本当におめでとう…となった。4人も当たり役引き連れてくるなんて、2.5推しててこんなにラッキーなことはないでしょう!
雷太さん本人が多才なのは見ててわかったけど、観劇前まで何の前情報もなかったので、2部のボイパは初見で大爆笑した。ウケる!!刀ミュがたまにやる、キャラとの関連性はなくても中の人の特技だから出すっていう演出好きです*1 。なんかもう見慣れたら、大典太 ボイパできそうやもんな…って思うようになった*2 。
中尾さんはもう骨格が二次元と思うお顔立ちですごかった。眉毛が、二次元でしかありえない目の近さから生えている。切れ長の瞳メイクの似合うこと…!ご本人が特撮出身という情報をあとから知って、どおりで体の動かし方のダイナミックさとかが舞台上で映えるなー!なんて思ったものです。
私は三池兄弟が、性格真逆なのにお互いを信頼してて普通に仲良しなとこが好きなので、刀ミュでもその関係性がよく表れてて好きでした。最後のバクステで雷太さんが中身全然光世じゃなさそうなこともわかって面白かった。劇中の好きなセリフで、同じシーンの相方のセリフを言い合うなんて大サービスすぎるありがとう…って気持ちと、中の人たちも良い関係性築けたっぽいとこにじーんとした。同じくらい踊れる相方なの、嬉しかっただろうなーって思う。
豊前 江役/立花裕大 桑名江役/福井巴也
ヒィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(悲鳴)
豊前 くんっていつからミュにいたんだっけ…?と振り返ろうとしたが結局思い出せず。TLで「彼氏の擬人化」「初恋の付喪神 」 など言われ始めたのがいつ頃だったのかもう本当に思い出せないが、マジのマジのマジの逸材 すぎて、手を合わせることしかできぬ…。
豊前 江というキャラク ターは、原作キャラがTHE二枚目 といういでたちなので、役者大当たりなの本当にすごいな…ってしみじみ思いました。なんか立花くん、顔がまじイケメンというだけでなく、言動の二枚目っぽさまで超板についてるので、豊前 で刀ミュにきてくれてよかった〜〜〜!(涙)と毎日思うのであった。
豊前 くんって「大学一年生のときにサークル幹事やってた三年生の先輩を思い出させる」みたいな形容をされてるのをよく見るけど、本作の豊前 くんのあのシーン で私の心臓も止まりまして、ただの爽やかな青年というわけではなく、刀なんだよな、と思うなどした。こういうとこで、”彼らは人間ではない”と見せつけてくる演出好きです…。
千秋楽カテコで、良いこと言ってるはずなのに、なんか、「私死ぬのかな…?」みたいな不穏な気持ちになった。なぜか死の匂いが漂う豊前 くん。パライソ観たいよぉ〜。
似すぎ。本物?
地に足ついた落ち着いた性格とか、どっしりした体格とか全体的にめっちゃ似てたと思う。2.5見てて、「似てる〜」って思うキャラと「本物?」って思うキャラってちょっとニュアンス違うと思うのですが、彼の桑名くんは「本物?」とまで思う系だった。
作中唯一のメカクレキャラで、舞台でも目元はウィッグでちゃんと隠れてましたが、どうやって見て動いてたのか気になる…。
水心子正秀役/小西成弥 源清麿 /佐藤信 長
水心子くんと清麿くんが出た特命調査を丸ごとサボっているので彼らの性格や来歴をよく知らない。ここを知らずに見てしまったので、今回の話の軸を私がちゃんとわからなかった可能性はある。水心子くんの「自分がどこにいるのかわからなくなる」っていうのが公式設定なのか、刀ミュオリジナル設定なのかもわからずに見たのはミスだったかも…と思う。
佐藤さんの顔がとにかく垢抜けてて可愛くてすごかった。あんな目の下のピンクチーク、白×紫のふわふわヘアというゆめかわテイストが似合う生身の男の人がこの世にいるの凄すぎる…って彼が画面に映る度に思った。本当に、お人形のようなきれいなお顔。落ち着いた振る舞いもよくて、2部ではちゃんとアイドル。うまかったな〜!
水心子と清麿の「親友」って関係性、新しいですね…。
今回の舞台設定は『東京』で、新々刀の2人を主軸に話が進むという構成、オシャレ!!と思うとこもめっちゃあったのだが、うまく生かしきれてないと感じるところも結構あった。後述。
五月雨江役/山﨑晶吾 村雲江役/永田聖一朗
もはや私は、五月雨江のことを好きなのか山﨑くんが演じる五月雨江を好きなのかよくわからないが、千秋楽終わってから1週間、文字通り寝ても覚めても あめさんのことしか考えられなくなってしまった。つらい。
こんなに「誰かのことを24時間考える」「考えてるだけで心臓がどきどきする」「夢に出てくる」みたいな状態になるの、いつぶり…?って感じで、もう本当にやばい。語彙力なくなるのも許してほしい。何が言いたいかというと、2年ぶりに1日10時間くらい使って秘宝の里走ってます *3 。
この二振りがいつからいるキャラなのかもまったく知らず、観劇前にちょろっとキャラの予習してから見に行ったくらいなのだが(くもさんがタイプだなとは思ってた) 、初観劇のときから、そもそも私はブルベ美形キャラが好きというのもあり、くもさんあめさんコンビ、キキララみたいで終始かわいいな〜!推し〜!と思ってました。
今回くもさんMVPだ!!って思うとこ何個もあって、永田くんが踊れる人なことと、女を狂わす表情筋の使い手だというところがデカかったです。なんかたまに高橋一生 を彷彿とさせる、見てるこっちを不安な気持ちにさせる目の演技がうま…って思います。自分の中の感情の揺れが観客に伝わってくるような視線の動きが雄弁。あと、止まってポーズから動き出すときに必ず片足を折って踏み出すのが、立ち絵意識してるのか、センスあるぅ〜って思いました。
例の壁ドン写真以降、五月雨江のカッコ良さに気づいてからもう五月雨江のことしか見えなくなってしまい……
山﨑さんのクールな美貌があめさんの佇まいとマッチしすぎている。ずっと無表情なのが無愛想ではなく美しく見えるお顔立ちなのが本当に凄いと思います。無表情ながらに観客をジッ…と射抜く視線を送ったり、口元をギュッとつむる仕草もかわいくて綺麗。照れたり動揺したりするときに首元のスカーフ(?)で口元を隠す立ち絵意識な仕草してくれるのときめきました。くもさんのことを大事に思っているのが伝わってくるのもいい。
こんなに美しい刀なのに豊前 くんに「汚れ仕事は私の役目です」って言うのちょっとびっくりしたんだけど、忍び属性がついてるからなんですね。それに対する豊前 くんの「俺はできればお前には歌だけ詠ってて欲しいよ」というアンサーは、「江……何……?????」って思った。忍び属性があるためか、殺陣で敵の足を払ったりする動きが個性的でかっこいいです。
あと、2部でも基本無表情を貫くあめさんですが、千秋楽配信のときカメラに抜かれたタイミングでハッキリ笑顔になるの破壊力すごすぎた…!情緒おかしくなった。
バクステで永田くんが「あめさんとくもさんが二人でちゃんと会話するシーンは最後しかない」って言ってたのが衝撃で、でも見返すとたしかにそうで、ちゃんとこの二人がコンビに見えてたのは登場曲の印象かもな〜って思う。二人の名前に「雨」と「雲」が入ってるのをうまく組み込んだかわいい曲だなって思った。あめさんが人差し指シーッてしながら動く振りが個人的に好きなのと、くもさんが脱力っぽく、でもきれきれに踊るのすごいなって思う。
最後のくもさんの「そうだったらいいなってこと」が、「くもさんが歌に詠みたいと思ったのは山吹の花を見て喜んでいるあめさんの姿の想像」ってサラリと話してて、あんまりにもサラリと言ってたので最初聞き流してたんだけど、バクステで公開していいレベルの情報じゃなくね?って後から気づいて時間差で爆死。
あめさんくもさんは”誰も触れない二人だけの国”って空気感がほんとよくて、1部でも(ほぼ会話がないにも関わらず)その関係性がちゃんと見えたし、2部では舞台の奥で二人きりになってわちゃわちゃするサービスカットいくつも見せてくれて私はときめき大爆発でした*4 。
「俺が手なんか振っても誰も喜ばないよ」「くもさんが手を振ってくれたら私が嬉しいです」って会話、すごくない……?
そして千秋楽挨拶で「犬は裏切りません、わん」ってキリリ顔してくれるのめちゃくちゃ可愛かったし、「俺なんにもできないけど、おなか、見る?……うっそ!見せないよ〜」は天才すぎて目玉ひんむいた。ノーベル天才で賞。どっちもゲーム台詞引用してるのも超いいなって思います…!
ストーリー感想
なんかもう本当に感想を書きたくないというか…疑問点ばっかあるんだけど、疑問に思ってるのは私の頭が悪いからかもしれないし…でももはやTwitter で人の感想や考察を見たいとも思わなくなってしまった*5 ので、本当に、何の知識もなく、その後調べもしなかった人の所感となります。
まず、全体の雰囲気は私はかなり好きでした!ひとつの時代ではなくひとつの”地域”を軸 に、平安時代 に関東平野 で活躍した平将門 、江戸城 を築城した太田道灌 、徳川家康 の側近として宗教的に携わった天海 、そして江戸城 無血開城 の立役者勝海舟 の4人を出すっていう新しい見せ方はなるほどー!と思ったし、途中で明らかに現代と思われる映像(信号機とか)が差し込まれるのも洒落てると思った。私たちの生きる東京と地続きである歴史上の出来事なんだと思わせられる仕掛け。
ただ、テーマが「東京」なのはわかったんだけど、それによって何をいいたいのかはよくわからなかった。「そこを生きる人々は移り変わるけど、土地はただそこにあってずっと人々の営みを見つめてる」的なことがいいたかったのか…?と思ったけど、これは私が宙組 の『神々の土地〜ロマノフの黄昏〜』を見たから思うだけであって*6 実際にそこまで東京心覚で描写されていたとは思いません。せっかくいい舞台設定なのに、構成が足りてなくてもどかしいとさえ思った。
ここの描写が作り込めてなかったので、終盤の境界線のくだり、たぶんコロナ禍での舞台観劇について言ってるんだろうな…とはわかったものの、急すぎて今回のストーリーと繋がってないように思った。そもそも演劇は東京だけのものではないし…。なんか、演劇界隈の人が「コロナと観劇」をテーマに組み込みたくなる気持ちはわかってあげたい、と思う一方で、もっと上手く本筋に絡める方法はあったのでは?と思う。
そんで一番フラストレーションだったのは
・序盤からずっと示唆的に出てくる能面の子の正体が最後まで明かされない(くせに、水心子くんは「ようやく君が誰なのかわかったよ」とか言ってて、言えよ!!!!!となる)
・三日月が「新々刀の役目」「江の役目」を言ってくるのだが、急だし、謎
・豊前 くんが「どうやら俺たち江は…!!」と言ってその続きをおしえてくれない
の3点に尽きるのかなと思います。別に言ってもいいのに、なぜ言わない? となる。なんかさ…こういうのはさ…「明言しなくても見てる人にはわかる」か、もしくは「想像にまかせてもストーリーに影響はない」なら言わなくてもいいと思うんだけど、私的にはここを言わないのはさすがにマナー違反では……と思うレベルのぼかしに感じました。うまくいえない。ここを曖昧にすることが演出として上品だと感じたり、考察が捗るなぁ!!て思えるようなうやむやではなく、「言えよ!!」ってムカつく時点で、言わなくてよかった部分だとは思えないです。not for meだったのでは?と言われればそれまでなんだけど…。
作り手が「この舞台を通してこういうことを伝えたい!」という意思が見えてこないのはかなりフラストレーションだし、舞台を好意的に見れなくなってしまうのであんまり好きな脚本じゃないな…と思いました。
今回、テーマ設定や、映像やライティングの使い方、キャストの芝居はかなり好みだったので、余計に悔しい……。面白いか面白くないかでいうと「面白かった」と思えるので、余計になんか、「悔しい」って思う。もっと脚本が練られてれば神作品だったのでは?って気持ちがめっちゃある。とはいえ、「辻褄が合ってても面白くない作品」か「細部が意味不明だけどトータルでは面白い作品」だったら後者の方が私は好きで、東京心覚は明らかに後者寄りの作品だったと思えるので、そういうのも含めて、感想に困る。
キャラを好きだったから最後まで見れたのかもとも思う部分もある。歴史上の人物も今までに比べるとはるかにマイナーで、ある意味では「観客を信頼してる」のかもしれないし、悪く捉えると「どんな内容でもある程度集客が見込める2.5次元 舞台だから制作陣がキャラを人質に自分らのやりたいことをやりすぎてる」ようにも見えてしんどかった。
2.5次元 舞台は演劇ではないとはまったく思わないが、一番はキャラク ターと原作の再現では…と私は思うので*7 、難しいところ。前ほど刀剣乱舞 自体に異常な愛 を注いでないので諦めることもできるラインなんだけど、めちゃくちゃ原作を好きだったらこういう2.5次元 舞台は個人的にはキツい。原作にストーリーがないからこそ、面白い脚本の中でキャラク ターの活躍やキャラク ター同士の関係性を描いて欲しいというのが原作ファンの期待だと思う。
こんだけ謎を残したのでこれが今後への伏線だったらいいな…と淡い期待を描くのであった。あんまり期待してないけど…。
などと文句を言い出したらキリがないのだが、一方で痺れるほど好きだったシーンもある。起承転結の転くらいのシーンで、平将門 、太田道灌 、天海がそれぞれ歌った後、人間キャストはセットの下段、刀剣男士キャストは上段で「歌わずにはいられない 終わりなき花の歌」って歌うシーン!フォロワーが「小池修一郎 のミュージカルみたいな演出」と言ってて、うわ確かに!!!!!と思いました。フランス革命 ミュージカルだと、上段にいるのは貴族、下段にいるのは市民たちですが、刀ミュでこの構図を使うのは人間の戦いを上からただ見てる刀剣男士たちは神の領域 という暗喩かなと思います。
基本的に刀剣男士は「見守ることしかできない」のかも。「歴史修正主義 者を斬る」のに加えて、ミュやステでは「歴史が間違った修正をされていたら正しく死ぬタイミングでその人間も殺す」のも仕事に加わっているようですが、マイナスを0にするのが仕事であって積極的に関わるのはタブー。だから、刀剣男士たちがどう働こうとその時代に生きてる人間たちはきちんと自分たちの生活を営み生きることしかしないし、刀剣男士たちもそれを少し離れたところから見守ってる。
本当は「歌わずにはいられない」のは人間の性なのでは?と私は思ってて、刀剣男士の中にも歌が好きな子はいるけどそれもそもそも人間の真似事から始まってると思うし。歌というのは、人生を生きて、感情が動いた者しか歌わないと思うので、「歌わずにはいられない」という歌詞は人間たちにのものだったのではないかなと思いました。その懸命に生をまっとうする姿を見て刀剣男士たちも心が動いたかもね。
刀剣男士たちは基本的に人間が好きなんだろうなと思うので。
私は千秋楽後に五月雨江に狂ってしまい、「もっと早く五月雨江に気づきたかった、舞台通いたかった」「こんなに好きになったのにもう金を払う先がない」「でもこんなに好きになるの苦しすぎるからいっそ終わってから好きになって正解だったかも」と妄言を吐き続けていますが、とにかくまずは自本丸に村雲江と五月雨江を呼びたい*8 という気持ちなので、在宅勤務しながら秘宝の里を回す日々です。
あと、徳川美術館 で五月雨江展示されるんですね!もうこの「日本刀に会いに美術館に行きたい」という感情が久々すぎて、新鮮。
刀剣乱舞 からはもう足を洗ったつもりでいたのですが*9 、あめさんくもさんのために出戻ってて、つくづくキャラ萌えゲームなんやな、と思わされました。好きな属性のキャラがいるからゲームをするというシンプルなソシャゲ。
でもって、これは刀ミュのいっちばん最初、阿津賀志山を見たときに、「ミュを見たあとそのメンバーで出陣させたくなる」みたいな、ゲームと2.5が相互作用してるのもしみじみ感じてます。明らかに、ミュを見たからゲーム再開してるし。
一方で、刀剣乱舞 から気持ちが離れてたときに見た刀ステ綺伝・天伝では正直あんまり心が動かなかったので、私にとって2.5は「原作を好きだから見るもの」であって、原作の世界観がどれくらい膨らんでるかを期待して見てるんだな、と思いました。ただその一方で、今回の刀ミュ東京心覚も最初はそんなに原作愛ない状態で見たから、役者がめっちゃ上手くて話も面白かったら原作愛ごと戻ってくるのか?とも思ったり。個人的な観劇体験としてもおもしろかったです。
原作を異常に好きな状態で見てるときは「原作に出てくる台詞を上手く脚本に組み込んでほしい」「役者がキャラク ターに似ててくれと祈る気持ち」「このキャラとこのキャラの会話が見たい」「このキャラに見せ場が欲しい」らへんの気持ちがかなり強く、ある意味、観客として「このラインが正解」っていうのがあったりもする。演出家が作るよりも前に、観客には正解の姿がおぼろげにあるっていうのが他の演劇と違うところだと思う。そのうえで、観客が登場人物たちのことを既に愛してる状態で見るので、多少不自然なところや、技術的に物足りない部分があっても”好意的に見るフィルター”が備わってるんだなとも思った。そういう特殊な装置があるのが2.5の醍醐味かなって思う。
これは多分「熱狂のど真ん中」にいる人だけが知ってる感覚で、私も今その渦中にいるからわかるし、だからこそ五月雨江を大好きになって世界が一転したし。そしてこの熱狂から抜け出したら「なんだったんだあれは」って思うかもしれないこともきっとわかってる。
だから書いた。この気持ちを覚えておきたい。オタクしてて楽しいのってこういう感覚のことだと思うから。
ありがとう東京心覚!!早く円盤出して!!!
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おまけ(自分用)すてきな写真たち
自分がいつでも見返せる用。
永田くんのこのタグ芸すごすぎて泣いてる。日々感謝。何かのタイミングでお金払わせてください。
目の形が二次元すぎて本当にすごい。