舞台『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ 感想!

まず最初の感想としては

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でした。

 

いやめちゃくちゃ面白かった。てか「そうそうそうそうこういうのが見たかった。てかこういうのを2015年に見たかったと思った。おい、聞いとんのか、刀剣乱舞運営!!私は生まれも育ちもバラバラな顔のいい男の子たちがひとつ屋根の下でくだらないことでケンカしたり重大なことで揉めたり仲直りしたりバカ騒ぎしたりしながら日々成長していく姿が見たくて刀剣乱舞をしてたんだよ。こういうのが見たかったんだよ!!!!!!!!こういうのをゲーム本編で見せろ!!!!!というか最悪アニメはこういうのであるべきだっただろ!!!!!

 

刀剣乱舞花丸の悪口を話し始めると盆が明けてしまうので、気をとりなおして慈伝各キャラクター&演者さんの感想。

 

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山姥切国広/荒牧慶彦

 今回のストーリーのメインは長義くん参上ということで、いや〜今回も主人公でした。まんばちゃん苦悩篇と思いきや、意外な展開。長義くんと並ぶと衣装とか真逆でかわいいー!(まんばがイエベ春、長義がブルベ冬!!)この二人、生身の人間の姿で並んでいると、兄弟でも双子でもなく、顔がやけに似てる従兄弟って感じの距離感だなぁとなんとなく思ったりした。役者さん同士の顔立ちは違うタイプだったのであらまきくんのほっぺのかわいさが際立っていたね。途中のブロードウェイみたいな謎音楽のシーンで首をかしげる振り、こんなんずるい〜〜〜!とは思ったけどそりゃまあかわいいに決まっている。誰のこともあだ名で呼ばないまんばが陸奥守を「吉行」と呼んでいた事実にビビり倒した。でもわかる!!呼んでそう!!千秋楽の日が三日月なんて、つくづく主人公気質だなと思わされる男。アイシャドウ何使ってんの?ADDICTIONのミスユーモア?

 

へし切長谷部/和田雅成

 大阪のおもしろお兄ちゃんなわだくんが、こんな日常ギャグみたいな舞台で主にしかめっ面担当のキャラなのうずうずせんかったかな〜〜wと邪推したくなっちゃうね。相変わらず顔が長谷部に似ている。花丸のときとかも思ったんだけど、キャラ多めの話作るとき大体長谷部が騒ぎの元凶になっているというか、長谷部が引っ掻き回さないと事件が起きない(他の刀が割と達観してるタイプが多いから)という点で、脚本に1人いると話の進みが違うんだろうなーと思った。刀ステ本丸において主人公は絶対まんばなんだけど、主人公と一番最初からずっと隣にいる右腕というか、ワンピースにおけるゾロのポジションって長谷部なんだよねぇとしみじみ。ジョ伝で露呈した「長政さまゆずりで嘘つくのが壊滅的に下手」という性格が踏襲されていてじーん。

 

鶴丸国永/健人

 私の中で「顔以外全部似てる」健人くん。声と痩せ体型と喋り方と表情の作り方と動き方がまじで鶴丸なんだよな〜。今回の鶴丸のキャラ造形はTHE鶴丸という感じで、他人に干渉しない子の多い本丸の中で「面白いかどうか」をすべての行動基準にしている鶴丸、わかる〜!とすごく思った。鶴丸のそういう余裕がすきだよ。短刀といっしょに探し物を探すところかわいかったなあ。まんばのセリフ全部覚えてるの笑った。覚えてそう。

 

鶯丸/前山剛久

 タカラジェンヌのような美貌の前ちゃんの登場により「鶯丸は美人」というパブリックイメージが固まったような気がする。「どっちが上か教えてやろう」を筆頭に、「大包平、座れ」「ちょっと飲ませすぎたかな」とか、セリフの全部が全部上から目線なの本当にかわいくて面白かった。中でも「ちょっと飲ませすぎたかな」ってセリフ、鶯丸にしては珍しく素っぽくてキュンとしました。大包平以外のことに本当に何にも興味ないんだな〜と思ってにこにこしてたら、最後長義を諭す役回りを鶯丸が担って驚き。そういえば悲伝でも自分から立候補して仲間を捜索する役を引き受けてたな。ゲームの鶯丸はマジで大包平のことしか喋らんから、メディアミックスの中で鶯丸が他の刀とどういう風に付き合っているのかを見れるのは楽しい。意外と年下の面倒とか見れるタイプなのかもしれないと思うと夢が広がるね〜。なんか今回の長義みたいなケンカの負け方した男の子に、鶯丸みたいな肩の力抜けてる年上のお兄さんが一番に声をかけてケアするの正解な気がする。前ちゃんのかとしょへの愛が、まんま鶯丸が大包平を見るまなざしに滲み出るので古備前はこの2人組以外に考えられない!って思う。ずっとこのコンビの古備前を見たいな〜。最後の挨拶もやっぱり自分のことじゃなく加藤将の紹介(この天才と一緒だったからここまでこれましたw)をしてくれる前ちゃん、リアル鶯丸すぎる…本当にありがとう!

 

大包平/加藤将

 悲伝でキャスティング発表されたときから、すっぴんの顔がすでに大包平に激似なことと、数々のバイタリティー溢れるエピソードからしてすごい適任者がやってくると大騒ぎになった男ですが、本当にハマり役!!悲伝よりも明るいシーンも多く、かとしょの魅力炸裂しててお腹抱えて笑いました。こんなん、みんな大好きになっちゃうよ!!今回の大包平はその明るさに振り切っており、酔っ払ったり、布をかぶってまんばに間違えられたり面白いシーン多くてほんと楽しかった〜。鶯丸との身長差…!!と思って何度もときめいた。体格差と年齢差がぴったりはまったという点でもこの2人のキャスティングは大成功だなあ。私はいつか刀ステに天下五剣が揃ってほしいと思っているんですけど、そのときの大包平をぜひ加藤くんで見てみたいものだ。最後の挨拶で「前ちゃんカメラどれ!?」って迷わず前ちゃんに話しかけるの意味わからなすぎて最高にかわいくて泣いた。この二人、完全にお姉ちゃんと弟なんだよなー。ライビュ向け挨拶までコンビ芸でお見事でした!古備前のオタク、前世でめちゃくちゃ善行を積んだんかな?

 かとしょのTwitter全部面白すぎるんやけどこのハト派ツイは後世まで語り継ぎたいので記念に貼っておきます。

 

大般若長光/川上将大

 絵じゃん。

刀ミュや刀ステを追っていると「よくこんな子見つけてきたな」と驚かされるキャスティングをしばしば目撃することがあるんですが、川上くんは私の中の「よくこんな子見つけてきたなランキング」ぶっちぎり第1位です(2位燭台切光忠)。大般若長光のゲーム実装直後ってそこまで大般若の話題が耳に入ってくることはなかったのですが、悲伝で大般若が刀ステに登場した後、大般若の所蔵されている東京国立博物館を「夫の実家」と呼ぶ自称大般若の妻が爆増したのは有名な話*1。 川上くんの圧倒的に華やかなビジュアルと似すぎな声、キャラクター像の掴み方のうまさの力を感じる現象でした。川上くんの大般若を見るときいつも、こんな恵まれたお顔と身体を持って生まれた男の子が、モデルじゃなくて役者という道を選んでくれてよかったなあ、2.5次元に来てくれてありがとう…と本当に思う。何目線だよ。

 今回の大般若は長船のよしみで長義くんのお世話をやく役回りだったんですが、この2人並んでいると長船の美の暴力すげ〜〜〜!!って思います。黒執事に出てそうな2人だ!!!銀髪の男が好きな私にはこの2人の並びは眼福でした。大般若って異次元のルックスの持ち主なのに性格が穏やかで優しいところがいいんだよなあ。一貫して新人の味方でいてくれる大般若さん素敵…。そして長谷部に壁ドンされる大般若面白すぎて超笑った。大般若さんって高貴な出自っぽいのにこういう普通の男の子みたいなことしたりもできるのギャップでキュンときちゃう。でも彼の本質は最後のライビュ向け挨拶の人差し指キスだよなとも思います(これ思いついた川上くんえらい!!天才!!ありがとう!!)。気障な顔で気障な言動ができるのが大般若長光の強さだよねえ。川上くん自身はこんな派手なルックスの男の子なのに兵庫の育ちのいいお坊ちゃんという感じなのがまたたまらない気持ちにさせる。健やかにキャリアを積んでほしい。彼にとっても、大般若長光が当たり役だったといつか思ってもらえる役になるんじゃないかなあ、そうだといいな〜と思います。

 

大典太光世/磯野大

 いや〜彼も本当に似すぎ。キャスト発表されたときから雰囲気似すぎでざわつきました。私は光世のことが本当に好きで早くステ実装されてほしい〜ってずっと言っていたので、こんなすごいはまり役の方がキャスティングされて超うれしかった!

 背も高くて肩幅もあって、てか何より足!!足の長さ!!他の刀剣男士と並んだとき明らかに光世の腰の位置が高くてドキドキした。あとメイクすごいねえ!顔立ちもそもそも近いんだと思うけど、まぶたに影がかかる感じってメイクで表現できるんだなーってしみじみ…。欲をいえばもうちょっと前田くんとの絡みほしかったなー!でもソハヤくんととても信頼関係を築いていそうで大変よかった。光世とソハヤも回想はあるけど、兄弟としてどういう雰囲気なのかはあんまり見たことなかったので、今回一緒に行動してる2人を見られてかわいかった。光世に弟がいるという事実に感謝。

 

ソハヤノツルキ/飯山裕太

今回ゆたくんの方から兄弟!兄弟!っていっぱい話しかけてるっぽくてすごいたのしかったし、最後の挨拶でもツイートでも、今回は兄弟が一緒だったからすごいうれしかったみたいなこと言ってくれて、役者さんたちも良い関係築けたみたいでほんとよかったなーって思った!ジョ伝から続投のゆたくんですが、前はどっちかっていうと悩めるまんばちゃんの写しアドバイザーポジだったんだよね。今回は彼が兄弟と一緒にハツラツと働いているところや、誰に対しても朗らかに接する性格をもっと堪能できて楽しかった。にしてもゆたくん、自然な会話の演技が本当にうまいなと思う。あいづちとか簡単な受け答えがすごいリアルで自然なんだけど、舞台でしゃべってるのに大げさにならず、でもきちんと舞台の言動でそれを見せてるから見やすくてすごいなあ。ソハヤのイメージって「彼氏感」だと思うんだけど、ゆたくんのソハヤってほんとそれで、サークルの1個上の先輩にこんなひといたら絶対好きになっちゃうよ〜!感がとてもあるよね。 

今回三池兄弟のキャラデザ担当の三輪先生がかなり楽しそうにしてくれてTwitterも大盛り上がりでした。

 あとこれ!このときが初めましてだったなんて信じられない…笑い方2人とも100点!!

 

博多藤四郎/木津つばさ

 つーくんは本当にカンの良い方だなあと思います。かわいいベビーフェイス、少年体型、声真似の上手さ、キャラを落とし込んで自分なりに解釈するうまさに何度感嘆のため息をもらしたことか。博多くんというキャラクターの魅力をここまで引き出せるのは彼しかいないんじゃないでしょうか?

今回はコメディタッチの脚本だったこともあり博多くんの明るさが炸裂してて本当にかわいかった!次郎ちゃんと仲良くしてる博多くん、かわいすぎたなあ〜、陽キャラ同士気が合いそうわかる!って思った。あといちいち長谷部にひっつくの、めちゃくちゃ黒田かわいすぎてたまらんかった。あんなぶすくれ学級委員長みたいな長谷部にためらいなく飛びつけるのは博多くんだけやで…!歳の離れた親戚の子みたいな距離感ですごくよかった。長谷部と博多は実はゲームで一切会話をしたことがありません。怖〜〜〜!!!!!!そんなかわいそうな私たちのために(?)黒田組という幻覚みたいなカテゴリを現実のものとして確立させてくれたステ黒田組キャストには感謝しかないし、つーくんの黒田組の解釈本当にすてきだなっていつも思うよ。つーくん自体の人懐っこさが板の上の博多くんにも反映されててほんときらきらしてるなあって思う。

つーくん自撮りうまいよね。そしてTwitter残業に本当に手を抜かないところにプロ意識を感じます!千秋楽ツイートでなりさん(ジョ伝日本号役)のタグ付けしてるの見たときは恐れ入りました。大化けしてほしい。

 

前田藤四郎/大崎捺希

この写真、後ろから抱きついて撮ってるのかなと思うと本当にかわいい…。

前田くん、待ってました!!最初ビジュアル見たとき、可愛いけど顔自体はそんな似てないかも?って思ったんだけど、キリッととした表情にすごく前田くんを感じるようになって、いざ動いてるとこ見たら声もそっくりだし雰囲気は上品だしですんごい前田くんだった。 

キリリ顏すごい…本物…。前田くんは王子様、って初期からずっと言われてるんだけど、これ最初に誰が言ったんだっけと思ったら声優さんが言ってたのね。ステの前田くんも王子様だったよー。けどなんかボケてるときとか少年の顔ですごくかわいかったし、鶴丸にハイタッチスルーされて髪の毛なおしてるときの顔かわいすぎてたまらんかった。今回語り部を前田くんにしたのはなんでだったんかいな。最後の挨拶で「主君」が聞けてとっても嬉しかったです!

 

五虎退/設楽銀河

 似すぎてビビった。最初にビジュアル出たときいや似すぎやろって思って、でもすっぴんの顔そこまで近くなさそうだからどうかなって思ったんだけど、動いたら声まで似てた。何って16歳って発表されたときの衝撃やばすぎたし、「その手があったか!!」って思いました。思いませんでした??笑 変声期だろうにここまで声似せてきてたのすごいなあ、喉大事にしてくださいね。わたわたしてる動き方とかもすんごい可愛くて、めっちゃ五虎退だな〜と思った。だからこその殺陣のシーンのギャップよ!!

 今回、粟田口短刀同時登場数最多ということで、3人で撮ってるオフショ多くてとってもかわいかった!!短刀は身長の問題や描き分けもあって一度にたくさん出すの難しいのかなと思うけど、やっぱ並んでるの見るとかわいい〜。みんな軍服なんだもん!!乱ちゃん2.5来てほしいなあ。

 

山伏国広/横山真史

これすごい良い!弟と義理の弟を平等に可愛がるお兄ちゃん的な…

今回ははせべ・たぬき・ぶしが主なトラブルメーカーでしかも全員嘘つけない性格なので大騒ぎになるんだけど、ぶしもたいがい嘘つけなくておもしろかった。そして繊細な弟の味方でいてくれるお兄ちゃんな一面はもちろん健在でした。長谷部とは微妙にスタンスが違って、弟の精神的な強さを信じてるとこもよかった。

 

同田貫正国/武子直輝

 小田原外伝で初登場だったたけしくん、直前に公開されたビジュアルの写りが悪かったこともあり(全員写り悪かった)完全ノーマークだったのに、いざ公演終わったらTLにいる人全員たぬきの話しかしてなかった。同田貫の女おめでとう!!!と思って検索したら、元々たぬき推しだった方が「たぬきにこんな顔のいい方をもらっていいんですか…?!」と謎の謙遜をしていてめちゃくちゃ笑った思い出がある。界隈に与えた激震は数知れずな同田貫、それがステたぬきなのであります。

 しかもたけしくんのたぬきのすごいところ、たけしくんのすっぴんとかけ離れた雰囲気になるところなんだよね。髪型とメイクとカラコンがめちゃくちゃたけしくんに合ってるんだと思う。目をクワッと見開く仕草とか、ああたぬきって3次元にいたらこんな感じなんだ、と納得感を与えてくれる所作でつくりあげているのですごい。運動神経がめちゃくさよさそう、と感じられるとこもたぬきみ100点。

ジョ伝を経てのたぬきはこんなに仲間想いな子になるんだねぇ〜。まんばのことを想い長義につっかかるたぬきめちゃくちゃ男前だし、背が低いたぬきが背が高い大包平に「大包平〜〜〜!!」って噛みついてるのめっちゃ良!!って思った。女の子は目つきが悪くて強くて背が低い男の子に弱いのだ!!

 

太郎太刀/小林涼

 絵か?

ついにたろじろステ来る〜〜〜!!と知ったときはめちゃくちゃ嬉しかった!!刀剣乱舞を始めたばかりの頃から太郎次郎のことが本当に好きで、最初にカンストさせた子たちだったので思い入れもひとしお…*1

 

太郎次郎ってゲームではお互いとしか会話がないし、アニメとかでもそこまでフューチャーされてこなかったので、他の刀とどう接してるのかとか、そもそもこの兄弟の関係性ってどんなかんじなのかとか、もっと人となりを知りたかったので2.5に出て欲しかったんだよね〜。

でもって出てるの見たらビジュアルもキャラクターも全部理想のたろじろすぎて拝んだわ。てか太郎さんはマジでマジでマジでビジュアル強すぎる。絵じゃん。アイメイク美しすぎて見入った。次郎のことを弟として大事にしてそうなお兄ちゃん感とってもすてきだった!本丸のみんなに対しては一歩引いてるけどしめるとこしめるお兄さんなんだねえ。大般若の川上くんが「おっとりクールなコバリョーくん」と紹介してたけど、おっとりでクールとかまさに太郎さんじゃん…と思ってじーん。

 

次郎太刀/小坂涼太郎

 MVP!!!!!ほんっとによかった!!最高!!ありがとう!!!

私が2.5で次郎ちゃんを見たいと言い続けていた理由は、花魁みたいな着物を着た190cmの男の子、というのを生身の男の子の姿で見てみたいと思っていたからです。ステ次郎ちゃん、明るくてサバサバしてて、女物の服を着てるけど別にオネエではなく、でも所作と言葉遣いは品があってきれいっていう、独特なキャラクターをすっごくよく表現できてるなあと思った!次郎ちゃんがいるシーン大体楽しくて、博多くんに「全然似てなーいw」「全然やってなーいw」ってばっさり突っ込むのとか、「綺麗な次郎でーす!」っていう私の大好きな台詞や、誰かと誰かが揉めてても絶対仲裁にはいることや、あたしは新人くんの味方だよ〜って弱い立場の方にさらっと味方する姿勢なんかも、ああわかるすっごい次郎ちゃんだなあって何度も思った。随所で、ねえ兄貴〜!ってかまいにいくの、弟だなあ!ってきゅーんとした!次郎ちゃんみたいな陽キャラ弟がクールな兄貴と仲良くて積極的にかまいにいくの見れるなんて、幸せの極み。一回太郎さんが台詞噛んだとき「あんたどうしたんだい」ってすかさず突っ込んでるのナイスコンビでした。あとライビュ向け挨拶ね!最後に小坂くんから「涼くんが兄貴でよかったよ」ってさらっと言ってたの良すぎて何回もかみしめてる…!

キャスト発表されたときから「微妙に名前も似ててすでに始まってる感あるわ…」って思ってたんだけど、本人たちもそう思ってたらしい。このインタビューめっちゃよかった…!「それぞれ熱田神宮まで本物を見に行った」とか「占い師の人に前世は兄弟だったって言われた」とか、しれっと最高なエピソードがてんこ盛り。

entertainmentstation.jp

たろじろで絶対また出てほしいーー!

 

南泉一文字/谷水力

 顔がとてもかわいいにゃんせんくん。刀ステ、毎度のことだけどウィッグの技術すごいな。

長義との昔馴染み感が本当にかわいくて、ツンとしてる長義に酔ったにゃんせんがかまいたおすのとか、それに苦笑してる長義とか、二人の不思議な距離感がよく出てた。にゃんは昔の長義を知っているみたいだけど昔はこんな性格じゃなかったと思っていたりするんでしょうか…?当番をサボったり基本は悪ガキっぽい感じなのに長義のこととなると「お前そんなこと言わない方がいいって!」だの「こいつの分の酒は俺が飲む」だの、他の子と明らかに違う態度で接していたのでこりゃ〜人気出るわこのコンビとしみじみ…。長義がにゃんの顎を片手で掴むのセクシー。

 

山姥切長義/梅津瑞樹

 あ〜この立ち絵再現、最高!

 長義の方からまんばに絡みに行くの、意地悪なお兄ちゃんがはねかえりの弟をからかってるみたいなかわいさがある…。

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2.5次元俳優にしては珍しいブログの書き方をする男。大学が文学部専攻だったらしい。大卒の山姥切長義マジわかる…長義は現パロだと東大からの霞ヶ関だからな(個人の意見です)

ananのインタビューで「カンパニーに1人も知り合いがいない状況は長義と重なるところがありました」語っていた梅津さん。今回の私的MVPは次郎ちゃんでしたが、舞台が終わったあと私が「ただただ君を抱きしめてあげたいで賞」だと思ったのは長義でした。今回はまんばが主演とはいえほぼほぼ長義とのW主演といっても差し支えないくらいで、EDの立ち位置もかなり長義がセンター寄りだったことにぐっときた。私はゲーム実装されたときから長義のことがかなり好きなんですが、それは彼の出自の良さと、そこからくる誇り高さが好きだからで、公式でも説明されている彼の「高慢」な性格(傲慢、ではないのがポイント)がほんとによく表現されてるなあと思った。ただの嫌なヤツなんじゃなくて、「ガチで血筋がいいのでただただ事実を言ってるんです」感…良い…。そんな長義も今回の脚本上わりとおちゃめなシーンも見れたり楽しかった。ジョ伝でたぬきが山姥切のことを「まんば」と呼ぶことに大興奮した私ですが(たぬきみたいな質実剛健な男の子が仲間のことをあだ名で呼んでるの超かわいくないですか!?)、長義の登場によって「まんば」というニックネームは果たして山姥切国広にふさわしいのか問題、あるよね〜と考えさせられた。あと長義はお酒を「飲まない」という設定、なんか飲まなそうな感じもあるので納得感あったけど、実際のところどうなんでしょうねえ。今回の脚本はちょっと長義にはつらかったかなと思うけど、本丸に来たばかりの子は大体こんなもんである、という誰かの台詞にはなるほどな〜と思ったし、刀ステはまんばが主役である以上長義のことはきっちり描くべきだと思っていたので、これだけ彼をフューチャーした作品を見れてわりと満足かな。梅津くん、ヅカ顔なんだよな〜、なんか元月組の星条海斗さんが脳裏をちらつく…あとTwitter見ててもあんまり積極的にみんなと絡みにいくタイプじゃなさそうなのもすごい長義みを感じたり。一方で、たけしくん、かとしょ、磯野くん、あおきじんくんが「同い年組」だそうで、なんかこういう区切りでキャストが仲良くなっていくの見るの新鮮で楽しかった。

 

陸奥守吉行/蒼木陣

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 なんで陸奥守がクレジット順最後なんだろう、というのは最初から憶測が飛び交っており、私も彼が舞台上でどういう役回りで出てくるのか期待していたのですが、そーいうことね!!!と最後の最後で膝を打った。ここから主役が交代する、それをきちんと描くことがこの作品の裏テーマのひとつだったんだなと。

 基本的に刀ミュは清光が主人公、刀ステはまんばが主人公の世界線と認識してまして、特に刀ステは全公演にまんばが出ていることもあって基本はそういう世界線で続いていくもんだと思っていたのですが、そっかあ、その手があったか、と思った。てことはここで一旦区切りで、ここからは第2章ですという位置づけなのかも(わかんない、ジョ伝みたいにスピンオフ的な作品になるのかもだけど…)悲伝が刀ステ最終章みたいな匂わせなんやったんや???と思わないでもないが、土佐組ついにくるかーーー!!というサプライズが疑問をはるかに越えてきました。そして土方組も満を持しての刀ステ登場とのことで、はあ楽しみ。どうなるかな。

ステむっちゃんのあおきじんくんは、もーめっちゃくちゃキラキラの優しそうな明るい子で、むっちゃんそのもの!!って感じだった。ワンコ顔でかなりビジュアルからむっちゃんに似てる!!土佐弁も強烈で上手だった。ミュむっちゃんとは感じ方もかなり違って、ミュのむっちゃんはわりと陰を感じる(全部背負った上で明るく振舞っている)面が強調されていたように思うけど、ステむっちゃんは太陽そのものという感じで、そもそも陸奥守はこうだよな〜と思ったりもした。でも次回は土佐組も出るのでもう少し違ったキャラ解釈も見れるかもと思うと楽しみ。

 みんながキメキメの中ひとりだけわらっちゃうじんくんSo happy boy…!!

 初期刀3振りのシーンもあってよかったですね!初期刀はね〜みんな思い入れあるもんな… 初期刀5振りに我々は思い入れがあるわけだけど、「初期刀組」ってくくりメタすぎて作中に入れることできないよなと思ってたら、「本丸の初期からいるメンバー」的なニュアンスで3振りのシーン入れてくれて嬉しかった。いつか5振りで喋ってるとこを2.5で見れたらいいですね。

新登場のルーキーが次回作主演なんてロマンしか感じないんだけど!!じんくんがんばって!!君なら絶対できるぜ!!

 

 

 

もう記憶も薄れかけなんですけどとりあえずそんな感じでした。キャストのみなさま、スタッフのみなさま、楽しいお話をありがとう! 

 

 

 

 

 

 

*1:Twitter遡ったら2016年からたろじろ2.5に来て欲しいって言ってた。

ありがとう、美弥るりかさん

特に宝塚に詳しいわけでも、美弥るりかさんの熱狂的ファンというわけでもないのですが、個人的に特別な思いがあるのでエントリを書きます。

 

私にとって宝塚で一番思い入れのある組は月組なのですが、それは単に「初めて観たのが月組だから」という理由です。厳密にいうと子供のとき親に連れられ別の組を観たこともあるのですが、大人になってはっきり自分の意思で「宝塚を観てみたい!」と思って観劇したのが、たまたま自分の住んでいる地方に公演に来た月組でした。

初めて観た月組は珠城りょうさん・愛希れいかさん体制に轟悠さんを加えた『長崎しぐれ坂』で、きっとそのときから美弥さんもいたんだろうけど… すみません!このトップ3人と顔がかっこいい朝美絢さんのことしか記憶にありません(おい!)。しかしそこで珠城りょうさんの圧倒的なスターオーラと包容力に魅せられて、宝塚すてき〜と思ったことを覚えています。その頃は宝塚に何組もあることとかも知らなかったし、トップスター以外の人の見分け方もわからなかった。それくらいなんにも知りませんでした。

 

その後、時はだいぶ流れ、東宝1789を観劇したあと、ヅカオタの姉を持つ友人から宝塚版1789の円盤を借りることができ、観劇。

aonticxx.hateblo.jp

その当時、TwitterのTLから「すごい人気の美形スターがいる」ということはおぼろげ感じ取っていたのですが、1789鑑賞後、明確に美弥るりかさんのことを認知しました。たしかに…これは…人気出るに決まってる!!!アルトワ伯というキャラクターが、細身で中性的な美貌のスターである美弥さんにとって当たり役だったであろうことは素人ながらにもわかり、ソロ曲『私は神だ』のあまりの美しさにひれふするしかありませんでした。

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ついでにいうと初めて宝塚の「フィナーレ」というものを観て(長崎しぐれ坂でもあったのかな??全然覚えていない…)、あんな悪役だった美弥るりかさんが王子様みたいな格好でひとり舞台に出てきたので、え?????って思いました。何かの特典映像が始まったのかな??って本気で思ったんですけど、いろいろ調べてたら、宝塚は劇パートが終わったらショーパートが始まるんだそう(場合によるのかも?)で、そこでみんな王子様みたいになって(?)歌って踊ってくれるサイコーのシステムなんだそうです。そこでも美弥さんのキラキラ王子様っぷりに目を奪われ、わ〜〜〜!!なんかよくわからんけどめちゃくちゃ輝いとる〜〜〜!!って思ってたら、最後またアルトワ伯になって「私は神と同じだアポロンだ 私が語る言葉は天の声」と美しく力強く伸びやかに歌ってくださり、目も耳も幸福で、ここだけ何回も繰り返して観ました。元々ストーリーを知っている演目だったおかげで、これを通して5人くらいのタカラジェンヌさんを認識することができるようになり、ここからいろいろ調べていくうちに、宝塚には「番手」があるということがわかってきました。

いわく、トップスターの次に目立つ人は「2番手」、その次は「3番手」…で、4〜5番目くらいまでは決まっていて(多分)、娘役さんにはこの番手システムはないもようです(多分)。普通のドラマや演劇は、キャラや雰囲気に合う役者をキャステイングしていくと思うんですけど、宝塚は何があろうと主役はトップスターで、その次にセリフが多い役は2番手…という決め方をするという、世にも珍しい配役システムだったのです!!!(今となっては当たり前に思えるけど、当時はまあまあ衝撃だった。)

そして1789のときは3番手だった美弥さんが、現在2番手にあがっていること、しかしそれは1789のとき4番手だった珠城さんが大抜擢でトップになったからだ、という、少々複雑っぽい事情も知ることになります。何があったのかとかは全然知らないんですけど、調べれば調べるほど「美弥さんはマジで人気」ということもわかってきて、次は美弥さんがトップになるのかしら〜と思ったりしたのでした。

 

私が個人的に美弥さんに一番感謝しているのは『エリザベート』を観たからです。

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エリザベート』というミュージカルは、地方にも公演に来るくらいの代表的なミュージカルで、地方在住だった子供の頃から東宝版を何回か観劇したことがありました。歌も好き、衣装も好き、世界観も好きで、だからこそ自分が好きな月組エリザベートをやるとわかったときは嬉しかったです。ライブビューイングで鑑賞したのですが、珠城さんもちゃぴさんも本当に美しくてすごかった。

で、今まで何度も観たエリザベートなのに、初めての感想を持ちました。生まれて初めてフランツに感情移入している自分に気づいたのです。美弥さんとちゃぴさんの『夜のボート』の切なさを今でも覚えています。

「あまりに 多くを望みすぎるよ」

「少なすぎるわ」

「人生のゴールは寄り添いたい」

「2つのゴールよ」

「「一度私の目で見てくれたら あなたの誤解も解けるでしょう…」」

私は子どものときにエリザベートを観てからずっと、「私もトート閣下に愛されたい!」「ゾフィーみたいなお義母さんいやだな」「世の中は制約だらけだから、世の女性はシシィの『私の命は私のもの』という咆哮に共感するんだわ」とか思っていて、そういう感想のひとつに、「フランツはマザコンで自分勝手すぎる」というものがありました。「嫁と母親が喧嘩してるときに母親の肩を持つなよ!!!」とずっとむかついていて、トートとフランツを比べたら圧倒的にトートがかっこいいと思っていました(今でもトートの方が好き)。

ですが初めて観た宝塚版エリザベートで、「フランツも孤独」というのが痛いほど伝わってきて、だから『夜のボート』があんまりにも切なくてつらかった。このミュージカルは全体を通してシシィの孤独の物語なんだけど、生まれて初めてフランツの複雑な立場や、シシィを心から好きで愛していることなんかも、本当の意味でわかった気がして、それは美弥さんの芝居のうまさのおかげだなとしみじみ思いました。そしてこれはきっと「女性が男役を演じる宝塚だから」なんだとわかってハッとしました。フランツのマザコン感って、男性が演じていると「ほんとこういう男ヤダ」に帰結してしまうんだけど、女性がそれを演じていると「シシィのことは愛しているんだけど色々とうまくできなくて心がすれ違う」というやりきれなさに昇華されるような気がして、なんだか宝塚の凄さを思い知ったような気がしました。”女性が理想だと思う男性像”を女性が演じる世界、それが宝塚で、マザコンに見えていた男も「ヒロインのことを愛している、が根底にある」とびしばし伝わってきて、同じ演目なのに見方が変わる感覚がおもしろかった。最後にフランツがトートに「お前は、エリザベートから愛を拒絶されるのを恐れているだけだ!」と突きつけるセリフがあるのですが、そこのフランツがよすぎて、生まれて初めて「エリザベートは三角関係の話なんだ!!」と思ったのでした。東宝版だとフランツのこと、トートとエリザベートの愛の前に太刀打ちできない弱キャラだと思ってたから…笑

そういう、宝塚の醍醐味、男役の凄さを教えてくれたのが美弥るりかさんでした。宝塚でエリザベートを観ることができて本当によかったし、少女漫画脳の私を宝塚の世界観にめろめろにさせたのもきっと美弥るりかさんのフランツだったと思います。

 

退団公演『夢幻無双』『クルンテープ 天使の都』はライビュで観劇しました。最初に佐々木小次郎が現れるシーン、美しすぎて妖精かと思った。

クルンテープでは珠城さんと二人のデュエットがあり… ”私たちの関係は私たちにしかわからない”、その言葉がすべてだと本当に思って、いろいろ読み解きたくなったり、想像したくなったりするけど、理解されるのを拒んだ美弥さんの気持ちを尊重したいと私は思って、この美しさと優しさと深い愛を、ただただ目に焼きつけようと思った。

『長崎しぐれ坂』を観劇してから約2年、その間にちょこちょこ他の組も覗き見したけど、どこの組のトップと2番手も、珠城さんと美弥さんのような関係性ではないのだなぁとにわかながらに思った。珠城さんと美弥さんは、大抜擢の後輩&大器晩成型の先輩であり、大柄&細身であり、王道をいく一本気&個性派なゆるかわであり、いろいろと真逆のふたりで、そんなふたりが真ん中に立つ月組は本当に魅力的で素敵だったな、と思った。宝塚の番手システムは面白いし、番手がついていたからこそ美弥さんのことを知れたけど、ジャニヲタ村出身の私には、この二人は違う場所でステージに立ってたらシンメ的な関係だったかもな……ってなんとなく思った。けど、宝塚のスター序列システムに立ったからこそ輝いた二人だと思うから、全部くだらない空想。

 

最初に観た月組が珠城りょうさん・愛希れいかさん・美弥るりかさん体制の月組だったから、私の思う月組はここで一旦新章突入だと思った。珠城さんのことを好きだからこれからも月組を観たいけれど、美弥さんのいない月組が私には想像できないな。

 

美弥るりかさんは私が初めて「トップスター以外で認知したタカラジェンヌ」だし、「この人がトップになるかも、なってほしい」という気持ちで宝塚を観劇し始めるきっかけになったひとだった。だからトップにならずに卒業すると決まったときは、正直、複雑な気持ちになったと思う。けど、退団公演の美弥さんの完成された美しさを観ながら、宝塚のスター序列システムのパワーを反射して輝いたひとだと思いながらも、順番なんて無力に思えるほど本当に唯一無二のスターだったと心の底から思った。真ん中に立っていても、真ん中にいる人の横に立っていても、もしかしたらたくさんの人ごみにまぎれていても、美弥さんを好きな人は美弥さんを見つけられる、美弥さんの個性的な美しさは誰かと比較なんてしなくても輝きを放つということを、美弥さんは板の上で証明してくれて、本当にすごいスターだったんだなあと思った。

 

 

美弥るりかさん、長い長い宝塚人生、おつかれさまでした。宝塚の男役だからすきになったひとだけど、今後どういった人生を歩もうときっとあなたのことをずっとすきだし、応援します!すてきな時間を、愛を、ありがとうございました。

 

 

 

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いつか自分の物語になる/映画『長いお別れ』を観ました

この世でこの映画をこんなに楽しみに待ってたの私くらいじゃない!?と思うほど楽しみに待っていた映画『長いお別れ』、とうとう公開になったので観てきました!予想通りすごくよくて、2時間ずーーっとダラダラ泣いた。

nagaiowakare.asmik-ace.co.jp

なんでこの映画をこんなに楽しみにしていたかというと、昨年夏頃に原作小説を読んで、めちゃくちゃ感動したからです。感動したし、好きな物語だと思ったので、これを映像で早く観たい!!とわくわくしていました。 

長いお別れ (文春文庫)

長いお別れ (文春文庫)

 

 

 

 

映画はほとんど原作と同じエピソードをなぞりつつ、それでいてよりエンターテイメントに仕立て上げようとする細かい伏線(若干あざといくらいの)も入ってたんだけど、それでも私が小説で感じた「家族と看病」のリアルさ、おかしさと切なさ、終わり方の美しさをきちんと描いてくれていたので、大満足でした!くしくも蒼井優さんがご結婚を発表された日で、なんか「優ちゃんおめでと〜!」って気持ちになりながら観た。こんな素敵な映画観たら誰だって蒼井優さんが結婚したの、近所のお姉ちゃんが結婚したみたいな気持ちで嬉しくなっちゃうよ〜。

ちなみにこの映画で蒼井優さんの両親役を演じたおふたりが、”親”目線でコメントを寄せてたの素敵すぎ。

www.cinemacafe.net

 

竹内結子さんと蒼井優さんの姉妹かわいかったー!二人ともがんばりやさんで応援したくなっちゃう。あのお母さんが育てたらこんなかわいくて不器用で魅力的な女の子ふたりが育つのわかるなあって思いながら観てた。女優さんおふたりも仲良くなったようで何より!

www.cinemacafe.net

otekomachi.yomiuri.co.jp

この衣装のおふたり、すごくかわいい!!正統派美人の竹内さんが姉で、個性派美人の蒼井さんが妹なのめちゃくちゃかわいい。

姉・麻里ちゃんがアメリカに住んでるっていう設定、小説のときからすごく好きで、なんでかっていうと介護における「誰が面倒をみるのか問題」を浮き彫りにするから。「現実問題として旦那が海外赴任なんだから仕方ないじゃんか!」みたいな、実際に起こりうる出来事を浮かび上がらせる。一方で妹の芙美ちゃんがフリーランスなのも「何かあったら仕事の都合つけられるんでしょ」「そういうことじゃないんだってば!」みたいなことが想像できて、とってもリアル。

そして母・曜子さん役の松原智恵子さん、めちゃくちゃかわいかったー!おっとりしてて、でも意外と自分の芯があるみたいなおばあちゃん。家の固定電話の前に家族の電話番号をチラシの裏に大きくメモって貼ってるの、リアルすぎて笑った。私の母方の祖母がまさにこんな感じの人で、家族が何よりも大切で、ボケかけてる祖父(祖母にとっての夫)を甲斐甲斐しく面倒をみているおっとりしっかりおばあちゃんなので、あ〜〜〜こういうおばあちゃんわかる〜〜〜って思いながらみてた。

父・山崎努さんの演技は圧倒的。認知症の老人の歩き方、ものの食べ方、口の動かし方など本当にリアルですごかった。「原作を読んでいる時、この役のオファーが来るのではないかとの変な予感がありました」と本人が語っているほどの、運命のはまり役。

 

認知症が進行していく父のことを考えながら、姉妹が自分とパートナーとの関係を見つめ直していくのもとても丁寧に描写されていて、家族って問題は山盛りなのに自分と切り離せなくて、そこにはむかつくこともも愛情もわんさかあって、あー、なんか…死ぬまでなんだかんだでいっしょにいるんだよな、って思うとどうしようもなくて笑っちゃうみたいな。むつかしいけど、家族っていうほど悪いもんでもない…と、思う瞬間もあるよね、みたいな。

小説のときからラストシーンが本当に好きだったので、このシーンをそのまま映画にしてくれてて嬉しかった!妻と娘たちの介護を描き続けた中、彼女たちの父との別れを直接描かず、アメリカ在住である孫の崇が別れを語る終わり方なの本当に素晴らしいと思った。反抗期で、母親とはろくに口を聞かなくなったような崇が、個人的な思い出に基づいて、曜子や麻里や芙美とは違う意味合いで、家族として祖父のことを遠い異国から想っていたのだと。こんなに離れててそんなに会ってなくても、家族って家族なんだよな。

 

この小説・映画の優れているところは、自分の家族の経験を語りたくなるところだと思っていて、この物語はフィクションなんだけど、どこか「自分の物語」のように感じられる。私は2年前に亡くなった父方の祖父のことを思い出しながらこの物語を観ていました。

私はどっちかというと家族に愛着はないほうだと思っていて、家族と離れたくて上京した人間なので、祖父の死を体験していなかったらこの映画をそんなに好きにならなかったかも。でも、一度経験するのとしないのとじゃ家族との距離感も大きく変わるんだなあ、と身をもって体験したのが祖父の死という経験だったので、その経験を経てこの物語と出会えたのは幸運でした。この先自分が老いていくにつれて、どんどん家族が死んでいくんだなあ。まだ20代の私には全然実感が湧かないけれど、人が死ぬのは避けられないことで、それが人生で、だからみんなその死と向き合いつつ、自分の日常は進んでいくので自分の人生とも向き合い続けていくんですね。

 

最後に自分の経験を書きます。

祖父が亡くなったのは急で、この物語のように何年もかけてお別れの準備をしたわけではありませんでした。「なんか腰痛で入院したらしい」と聞いてから1ヶ月半後には死んじゃって、びっくりしたのを覚えています。

こんなにすぐ死んじゃうと思ってなかったから、祖父とそんなに話すことないし、母が嫁だからってお世話しに病院に行っているのを見るのもなんかいやだったし、当時とにかく仕事が忙しかったし…と色々、お見舞いにいかない理由はいくらでもあって、あんまり行かなかった。けど、「腰痛」で入院してたはずの祖父が、「実は腰から変なバイ菌が臓器に入っちゃったらしい」になり、「寝たきりでヒマだからかボケてきちゃって」になり、「おじいちゃん喋れなくなってきちゃってんだよね」になり、「おじいちゃんもう退院できないかもしれなくて、パパが落ち込んでるの」になり…

そんな日々のなかでも私たちの日常は続くのでおかしいことも起きたりして。まだ祖父が死んでもいないのに、祖母がせっかちすぎて葬式の準備を進め始め、「孫代表でお別れの言葉を読んで。こんなふうに」となぜか雛形を祖母が先に書いて渡してくる事件が起きたり。それを見て父が「不謹慎すぎる!!」とキレたり。家族ってめんどくさいってたくさん思った(笑)

最後にお見舞いにいった日曜の夜2時、母に起こされ、「おじいちゃん死んじゃったって。今から病院に行くよ」って言われて、家族でタクシーに乗って病院に行った。お昼時に病室に集まっていた叔母、叔父、いとこたちでまた病院に集結し、そのとき何を話したか覚えてないけど、反抗期のJKだった従姉妹が一番泣いていたのは覚えている。

朝方一旦解散になり、お通夜するからって父たちは色々手続きのために祖父母の家に集まり、私は一旦会社に行って、3日間忌引きで休むので今週の仕事のこれとこれとこれ引き継ぎお願いします!!とメールだけして、お昼過ぎに会社を出た。確かその足で喪服を買ったような気がする。普通の月曜日なのに、急にすごく非日常だった。

父のことを見直した3日間でもあった。私にとっての父は、家でずっとゲームばっかしてるヤツで、ムカつくことも結構ある人だったんだけど、喪主をつとめて葬儀屋やら寺やらとしっかり話をして葬儀を無事に終えた父の社会人としての真っ当さを目の当たりにしてびっくりした。「だってめちゃくちゃ人の葬式行ってるもん(笑)」と言っていたサラリーマン父、人としてちゃんとしててすげーー!!って思った。長男の父がおじ(父の弟)やおば(父の妹)との遺産のこととかもちゃんととりまとめたらしく、父すごいって思うのとともに、私にとっては叔父や叔母であるこのひとたち、父にとっては弟と妹なんだな〜このひとたち三兄弟なんだな〜って妙な感慨にひたった。葬式の前日は祖父の遺体を安置している部屋に三兄弟で寝泊まりしてて、かわいいなって思った(けど、おばの夫が、おばのことを好きすぎるという理由で三兄弟水入らずの夜に一緒に寝泊まりしたらしくて、そこにお前入んのかよ!wっていう… 物語のように完璧には進まないところも家族のめんどくささだなって思った。愛。)

お葬式の日も、焼香のときに4歳の従兄弟が爆睡したり、普通は手に持つ位牌を祖母が「邪魔だから」という理由で紙袋に入れて持ち運んだり、めちゃくちゃなことがたくさん起きておもしろかった。人が死んでるのにおもしろいことって起きるんだなーって思ったし、これは本当に体験してみないとわからないことだと思った。

それまで私は、祖父母が死のうが両親が死のうが私は私だし私の人生には影響ないって思ってるタイプだったんだけど、3日間仕事から離れ親族とずっといっしょに過ごしたとき、「家族からがんばって離れて生きなくてもいいな」ってわりと心から思ったのだった。仕事に忙殺されていてたまの息抜きはインターネットだけの日々になると、「要介護になったら施設に入れるべきだ!」「社会の役に立たない人間は見捨てるべきだ!」…のような、合理的っぽい極論で溢れているように感じてしまうけど、意外と現実世界って(親がいない人と親と絶縁してる人以外にとっては)「家族」って自分ごとで、そこには理屈だけじゃなく、愛とか情とかで成り立ってるもの多いんだなって気づくし、それって全然悪いことじゃない。家族に縛られて生きていく必要なんてないけど、そもそも誰かと愛し合って助け合って生きていく方が生きやすいから家族という構成単位が必要なわけだし。めんどくさいことも多いけど、とりあえず私には、家族がいてラッキーだなって思ったのだった。

当時4歳だった従兄弟は、小学生になった今でも祖父の入院していた病院の前を通ると「おじいちゃんのとこ」っていう。死んだことまでは理解できていなくても 、でも、彼は祖父のことを個人的な思い出として覚えているんだなって思う。崇と祖父のラストシーンになんとなく重なるような、私の個人的な体験。

 

 

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二重埋没整形しました!(病院・先生・お金・ダウンタイム・カミングアウト事情などについて全部書きます)

整形しましてん!!

 

二重埋没です!整形するにあたり、自分で調べたことや感じたことが多すぎて、この経験が誰かの役に立つかもと思ったので、一通り書いてみようかと思います。なんでわざわざシェアしようと思ったかというと、自分が「二重 病院 比較」とか「美容外科 東京 比較」とかでググッたときに、クソカスアフィリエイトサイトばっかり出てきてまっっっったく役に立たなかったからです。ほんとこういうねえ、人の悩みとかグレーな市場につけ込むアフィリエイトはくそですよ!くそ!!!Googleもこんなカスアフィリエイトサイトを上部に表示させてる暇があったら、きちんとした経験談を上にあげてください。

脱毛・ローン・美容整形は検索上位にアフィリエイトしか出てきません。困ってる人を食い物にするな!!

そういうインターネットへの憎しみから私の整形話はスタートです。

 

長くなるので興味ある項目だけ読みたい方はここからジャンプしてね

 

そもそもなぜ整形しようと思ったか

自分の身体のどこにコンプレックスを持つかは人それぞれかと思いますが、私の場合は、左目が一重、右目が奥二重という「左右の目の形が非対称」なことがコンプレックスであり、そのことが日々のストレスになっておりました。というか他にも挙げたらきりがないんですけど、一番「努力でどうにもならない」系が、目の形でした(子供の頃の最大のコンプレックスは眉毛だったんですけど、大人になったらアナスタシアという手段で解決できた)。子供の頃はどっちの目も一重だったような気がするんですけど、学生の頃からアイプチをし始めた結果、二重になったり奥二重になったりと安定せず…で、結果、「左は一重(疲れてるとうっすら二重)・右はゴリゴリの奥二重」で固まってしまい、とにかくどっちの目の形も好きじゃなく、しかも左右で目の形が違いすぎて、写真とかで見るとちょっと驚くくらいの違いで、毎朝「わー今日も目が違う」って思うのが些細なストレスとなっており、そのストレスが日々積み重なっていました。

またアイプチ使用者なら共感していただけるかと思いますが、糊をまぶたにのせている状態なのでアイシャドウがうまくのらない、よれる、気づいたらアイプチがとれていて”アイプチをしている状態用”にアイメイクをしているので不自然な状態になっている(二重幅用に塗った色がはみ出て見えるなど)、まばたきをするとアイプチなのが見え見えで不自然など、山ほどの小さなストレスを毎日感じておりました。

また当時、メイクが好き、特にアイシャドウが好きで、お前は目が15個ついとんか?ってくらいアイシャドウを集めているアイシャドウバカだったんですけど、毎朝アイメイクするたびに「同じように塗っても同じ目にならない」「理想の目の形じゃないから何を塗っても変な目になる」などにもうんざりしており、メイクが好きなのにメイクがどうでもいいという心持ちになり、あ~~~~~~目~~~~~~~~ってかんじの想いが積もり積もっていったのでした。

しかし、目の形が違うことは何年も前からわかっていることですし、もう何十年もこの身体と共に生きてきているので、基本的にはアイテープと人生を共にする気でいたのですが…(※2017年ベスコス記事↓にも「このアイテープが廃盤になったら次はもう整形する」とか書いてるw)

aonticxx.hateblo.jp

Automatic Beauty(オートマティックビューティ) メジカルファイバー 60本

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 最初に整形を具体的に意識し始めたきっかけは、地元の仲良しの友達が「整形しようかと思ってんだよね〜」とカジュアルに話してきたことでした。その友達は特別ヤバイくらい美意識が高いってわけでもない、さっぱりしたかんじの子だったので、なんか良い意味で「あ、こんな普通の子でも整形とかすんだな」みたく思ったことを覚えています。

そしてなんとなく半年がすぎ…その次にはっきり意識したのはある日自撮りをしてみたところ、(どアップすいません) 

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な、なんだこの目はーーー!!!と思ったのがきっかけでした。

今までも自撮りを見るとアイプチがとれてたりして「自分の想像している自分の顔と実際の自分の顔が違う」ことが多々あったんですけど(なんじゃそりゃって思う方もいるかもしれませんが、わかる人にはきっとわかる)、この自撮りの自分の目を見たとき、いやいやいや左右で視線あってなくない?!こわ!!と思って、もうこりゃーーーあかん、整形したい…と考え始めたのでした。

 

整形を決意したあとに悩んだこと・不安だったこと

決意は固まったものの、不安要素がありまくりで、結局「整形しよう」と思ってから実際に手術を受けるまでに3ヶ月くらいかかりました。あれこれ悩んだりリサーチしたりしたのは下記です。

どこの病院がいいのかわからない

世の中には本当にたくさんの美容外科があります。からだの形を半永久的につくり変えることなので、病院選びは絶対ミスしたくないと思っていました。本当はその地元の友達が手術してもらったところでしたかったのですが(やっぱり、身近な人が成功しているのを見ると、そこが安心だなという気持ちになる)、手術後何かあったときに病院に通える距離がいいとか、やっぱり腕のいい医師は東京にいるらしいという噂とかをもろもろ考え、東京の病院から探すことにしました。

金額の相場がわからない

美容整形外科はなんかよくわからんけど誇大広告が放置されている現状があるようです。いわく、「二重埋没3万円〜」とかいうバナー広告で釣っておきながら、実際にカウンセリングに行くと20万円のメニューを勧めてくるとかそういうやつです(GoogleとYahooは早くこれを取り締まってくれ)。美容整形はねえ…グレーな市場なんだよねえ……多分……。でもだからこそきちんと政府とかが介入してあげるべきなんじゃないの?とか思います。

各社のバナー広告が3万〜とか言うわりに、メニュー表をよくよく見ると「オプション別料金」になったりとか、私の知り合いは20万円かけて二重整形したとか言うしで、果たしてどれくらいの金額が相場なのかがさっぱりわかりませんでした。安けりゃいいってものでもないと思うけど、20万出してまで整形したいかというとNOでした。「できれば5万が希望で、10万は出さない」というのを自分のボーダーラインに設定しました。

埋没にするか切開にするか

一瞬考えました。埋没は糸を埋め込む手術で、糸がゆるむと数年で効果がきれて元に戻ります。切開はメスで切り目を入れるので一生ものです。ただしダウンタイム(=腫れがひくまでの期間)は埋没が2〜3日なのに比べて切開は2週間と長く、また切開の方が金額も上がります。まあ今回は初めての整形だし、金もないしで、埋没でいいかなって思いました。

整形検討者を悩ませるひとつの要因として、各病院がオリジナルメニュー名をつけている場合があり、「これは何!?普通の埋没と何が違うの!?」と混乱させてきます。よくわかんないままに契約させる手口なんじゃないかと思わず疑ってしまいますね!!疑心暗鬼!!

失敗したらどうしよう

身体の形を変えて固めるというのは、うまくいけばいいですが失敗すると本当につらいです。ネットを探せばいくらでも「整形の失敗例」が出てきます。目が閉じなくなるとか、不自然な二重になっちゃうとか、糸が出たままになるとか… もうこれに関しては最終的には「うまくいくように祈る」でどうにかするしかないと腹を括りました。しかし各病院の症例は結構見ました(大体サイトに載ってます)。自分にとって自然な出来栄えと感じる病院だけを候補に残したと思います。あとは、一日一善を心がけ、善行を積む!!

そんなに悩まなかったこと

「整形をするなんて恥ずかしいことかな」系の悩みは特になかったです。これは個々人のメンタルや宗教観、周囲の環境などにもよるかと思います。私は「自分の身体は自分のもの」だと思っているので、自分の身体をどうメンテしようと私の意思次第だと思っていたし、身体の価値は他者からの評価で決まるものでもないとわかっていたのもあるかもね。

「周りの人にバレたらどうしよう」系の悩みもあんまりなかったです。これも個人の状況によるものだと思いますが、私の職場はあんまりお互いのプライベートに介入しない人が多いのと、あと私の普段のキャラもあると思います。

しかしこれらも完全にたまたまとしか言いようがなく、上野千鶴子先生が仰っていたように「自分がそう思えてる時点ですでに環境のおかげ」なのだと思っています*1。私も、美容整形に対する偏見がバリバリにある人に囲まれている職場だったらこのことですごく悩んでいたでしょう。要は環境に恵まれてラッキーだったというだけのことで、このことで悩む人がいるのはわかります。私には恋人がいなかったので恋人に言うかどうかで悩む必要もありませんでしたが、そのとき好きな人がいたらやっぱり多少は悩んだだろうと思います。いくら自分の身体は自分のものとはいえ、もし私がナウでロジャー・テイラーと付き合っててロジャーから「君の顔はナチュラルでかわいいね。俺は整形女が大嫌いなんだ」とか言い聞かされていたら絶対悩んだと思うもん(ロジャーはそんなこと言わない)

 

比較検討で参考にしたこと

Twitter

一番手軽なのはTwitterだと思いますが一番実態がつかめないのもTwitterです。Twitterには「整形垢」という整形経験者・検討者の界隈が存在するのですが、よくわからないんですけど「手術した病院と先生の名前は伏せる(知りたい方はDMへ)」というルールが存在しており、結局どこの病院がいいのかはツイート検索だけだとわからないんです。このルールがどこから来ているのか本当にわからないのですが(ご存知の方は教えてください) ともかくいろんな生の声っぽいものが拾えるツールですし、経過写真をあげてる方なんかもいるので、参考にしてみるのもいいでしょう。

口コミサイト

地元の友人(二重埋没経験者)いわく、病院選びはとにかく口コミ見るといいよ!!と言われたので、このサイトで調べたりしました。

clinic.e-kuchikomi.info

いやまあこの口コミサイトもどれくらい信頼していいものかわかったもんじゃないですけど…(笑)

けど感覚値を知るには良いと思います。なんやかんやで私はこのサイトを使って、気になるいくつかの病院の口コミを調べ、口コミが良さそうなところ2件に候補を絞ってカウンセリングに行くことを決めました。

私の友人は2ちゃんねるも見たと言ってましたが、2ちゃんは失敗された人の恨みが凄いらしい。

実際にカウンセリングに行く

金額的なことと、自分の家から遠くないこと、口コミが良さそうなところというところで「共立美容外科銀座院」と「水の森美容外科銀座院」にカウンセリングに行ってみることにしました。どちらもカウンセリングだけなら無料でした。悩んでる人はいくつか行ってみるといいと思います。

 

カウンセリングに行ってみる

良くないと思った病院

名前出しちゃうけどw、共立美容外科銀座院で、二重埋没とはこういう手術です、という説明を受けたのですが、当然のように30万くらい(麻酔などのオプション込)の手術内容だけを説明され、私が「サイトで6万円くらいでできるって見たんですけど…」と言ったら「サイトには一応書いてますが、ほとんどの方がこの30万円のコースを選択されます。コースによって使用する糸の太さに差があったり、麻酔も簡易的なものから最先端のものまでレベル差があります。最安値コースだと、とても痛いし腫れが残りやすいです」と説明があり、「今日手術されていきますか?」と聞かれ(多くの病院で二重埋没くらいならカウンセリング当日に手術を受けることができるのだ)、心がよわよわになり、友達が6.5万円で手術したと聞いていなかったらその場でYESと言ってしまいそうな雰囲気でした。しかし私は事前にいろいろリサーチしていたおかげで、いやこんな高くなくてもできるはずや…!と思い、「ちょっと考えます」と見積表だけもらって出てきました。カウンセリング5分くらいで終わったし、病院の空間も暗いし、受付のギャルの態度が雑だしで、ただでさえ整形とかいう不安な商売してるくせにさらに不安を煽るかんじがして、ここで手術うけるのはないな…と個人的には思いました。

ただし私の場合はハマらなかったというだけで、どれくらいお金を出せる/出したいかは人によりますし(私の知人の中には、安すぎるのも怖いから、安心料と思って高めの病院を選んだという子もいました)、違う先生にカウンセリングを受けていたらまた印象は変わっていたかも。あとは「好きなタレントが通ってる美容外科だから」とかで信頼感を感じる人もいるでしょう。その点、この病院は、通ってるタレントを紹介する冊子とかが置いてあって面白かったので目を通してみるといいかもです(笑)人によって何を重視するかは本当に違うと思うので、あくまでもn=1のサンプル意見として受け取ってくださいな。

ここでカウンセリングを受けてみたおかげで、ネットでサーチしてるレベルではわからなかった自分の必要条件がわかりました。コストとか技術とかも気になるけど、「不安な気持ちになることなく手術を受けさせて欲しい」というのが私のニーズの1つでもあったようです。

良いと思った病院 

水の森美容外科銀座院は、CMも打ってないし自らリサーチしてみるまで名前も聞いたことなかったのですが、リーズナブルで口コミがいいという印象を受けたのでカウンセリングに行ってみました。受付からして、美容サロンっぽいというか医療脱毛の店舗みたいな清潔な明るさとてきぱきした対応が好感度高かったです。最初にiPadで動画を見せられて、埋没とはどういう手術か、病院として推奨している二重幅などを非常にわかりやすく説明していただきました。ひととおり動画で一般知識を知ったあと、先生とのカウンセリングタイムに入ります。

私が水の森をいいなと思ったのが「オプションがなく、コースが1つしかない(保証期間だけ3パターンから選ぶ)」のと「病院としておすすめの二重幅(控えめ)を最初に提示される」の二点です。正直、相手は病院、こっちは素人なので、オプションを山ほど提示されてもよくわからないし、よくわからないので安いコースを心理的に選びにくい仕組みになっています。その点「糸や麻酔に種類があるというなら、はなから一番良いものしか使いません」と言い切ってくれた水の森はとても信頼できると感じました。また、最初から1時間くらいじっくりカウンセリングしてくれて、その場でどんな二重幅にしたいかまでかなり話し合うことができました。まず「病院としておすすめなのはここで、これより狭いならこう、広いならこうなります」と3パターンを提示され、その中から選ぶ、という考え方でカウンセリングは進みます。これもわかりやすくて良いと思った!病院おすすめの幅は私には物足りなく感じ、しかし私の理想の幅を言うと「眠そうに見えるかも」と言われ、眠く見えるのはイヤ〜!!とか大騒ぎしたにも関わらず、根気よく私の目にピン(?)をあてながら「ここだと物足りなく感じる?」「ここにして右(奥二重)に合わせる?そしたら片目だけの手術になるよ」「この幅だと小悪魔agehaのモデルの人みたいな、お化粧してるときは映えるけどすっぴんだとかなり広く感じるかも」とか、本当に色々色々話してくださって、自分としても納得いくまで話すことができました。というか「なぜ私が整形したいと思うにいたったか」まで勝手に語り出した私の話をちゃんと聞いてくれて、本当に優しくて親切な先生でした。心理的に寄り添ってくれて、不安感を取り去ることができました。 

終わりがけに『美容業界の真実』とかいうあやしい冊子をくれます(笑)先生自体が「あやしいよねこれ」とか言ってくるので笑った。

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あやしいけど中身は結構、不安な患者からすると「そうそうこういうことを知りたかったんだよな」と思う項目が多いです(とはいえここに書いてることも本当かどうかなんて私には確かめるすべがないのであった…)。

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この時点で結構「もうここで受けよう」と思っていたのですが、先生とのカウンセリングのあと、スタッフのお姉さんから料金などについて説明を受ける時間があり、このお姉さんも本当にプロって感じで、すべての不安を払拭してくれました。

あとなんといっても安いんです。1年保証で49,900円(税抜)。税込でも53,000円くらいでした。3年保証で79,900円、永久保証で99,000円。オプションはなく、しいていうなら手術のとき笑気麻酔をするかどうかくらいだそうです。笑気麻酔は気持ちがふわふわするだけの麻酔で、身体の痛みを和らげる効果は特にないと言われたので、私はつけませんでした。

明朗会計すぎて逆に不安になり「他の病院にもカウンセリングに行ってみたのですが同じ二重埋没なのにめっちゃ高くて…何でこんなに金額が違うんですか?」と聞いたら「正直、美容整形外科の手術の値段って病院が自由に決めていいことになってるんですよね〜」と教えてくれました。最後に「いろんな病院行ってみて比べてみるのが良いと思いますよ!」とか言ってくださり、強めに勧誘してこないとことかもまさに安心!!と思いまして、ここで受けるわ!と決意。

 

手術について

手術から2日おいたらメイクしても大丈夫という説明を受けていたので、土日を使えば問題ないかなとは思いつつ、大事をとって3日間くらいみておこうかなと、少々有給を駆使してダウンタイムを生成しました。

手術前、この顔とも今日でお別れ…と思って、念のため(?)写真を撮っておきました。

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そしていざ手術なのですが、カウンセリングしてくれた先生と同じ先生にしてくださいとお願いしました。遠藤先生です。1時間たっぷりカウンセリングで話したので私の希望を十分わかってくれていましたし、その日もやっぱり私の希望どおりにすると眠いかんじの目になるよと言われて悩みましたが、最終的には「毎日この位置にアイテープしてて不自然じゃないから大丈夫なはず」と自分の経験を信じました。先生もその場で「この位置だと狭く感じる?」「この位置だと広く感じるよね?」と細かく確認してくれて、その感覚が私の感覚と一致したので、もうあとは委ねる!!!と覚悟を決めることができました。

最初に麻酔を注射するときだけ痛いです。点眼麻酔(目薬的なやつ)のあと注射で麻酔を打つのですが、まぶたをぐりんと裏返されて注射されている間は、「私は5万も払ってなんでこんな痛い思いをしているんだ」と急に冷静になり、「目なんて健康で視力あるので十分なのになんで手術してんだ私〜〜〜!!もう一生整形なんてしね〜〜〜〜〜!!!!!!涙」と後悔しかけましたが、まあ、神様に祈ってれば終わります。「まな板の鯉」ということわざがまさに頭をよぎりました。私としてはVIO脱毛の方が痛かったです。麻酔がきいてからは先生が何やら目の上でぐいぐいまぶたを縫っているのを感じますが、痛みはないです。そのあと一旦起き上がり「(仮縫い?の状態で見せられて)この幅で問題ないですか?」と確認します。その時点で結構理想の二重幅になっていてテンションage↑です。そして仕上げて終わり。手術自体は15分くらいです。短っ!!

手術直後(本当に直後。10分後くらい)の顔はこちら。

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うおーーー!!!目が左右対称になったーーーーーー!!!!!

そしてなんという理想の平行二重!!埋没だと末広しかできないという噂も聞いたことがあったのですが、私は平行にしたいと話しており、ドンピシャで理想どおりです。先生も「思ったより眠そうな感じにならなかったね」と言ってくださったので、も〜〜〜一安心。

片目だけ結構出血しました。思ったより内出血って感じにはならなかったです。家に帰ってから、若干じんじんし始めて、氷をあてて冷やしました。

 

術後の経過

 

術後1日目。

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じんじんとした痛みが結構続きます。そして触るのが怖くて顔を洗えないよ〜と思っていたのですが、友達に言ったら「傷跡にバイ菌が入る方が怖くない?」と言われ、それもそうだと思って術後1日目は水で洗い、術後2日目からは洗顔料の泡でそ〜〜っと洗いました。

当たり前っちゃ当たり前ですが、術後しばらくはまぶたを触れません。なので、目をこする癖がある人は注意が必要かも。また、目をこすりたくなる花粉症シーズンの施術は避けた方がいいのではと思います。

 

術後2日目。

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意外と2日経ってもバリバリに傷跡が残っており、出勤日への不安がつのる。あとこの時点で「留めた場所」がわかるのが気になっていました。二点留めだったのですが、上の写真↑の向かって右目はきれいなアーチ状なんですけど、向かって左目は留めた場所で角度がついているのがわかりますか??(写真の矢印のところです)これは○点留めの手法だとある程度仕方ないのかも、と覚悟はしていましたが、やっぱりちょっと惜しい気持ちになりました。他のこと(金額、安全性など…)はほとんど納得できたので、概ね成功だと思っていたのですが…。

結論から言うと、この「カクっとした感じ」はその後なくなり、両目ともきれいなアーチ状になります。遠藤先生ありがと〜〜〜〜〜!!!!!

 

数日後。

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術後3日目はまだなんとなく腫れてるので、メイクしたあとかなり目がでかく派手に見えたと思います。このときまだ傷跡が残っていたので、まぶたにコンシーラーを塗ってからアイメイクをしました。アイシャドウしちゃえば傷跡は目立ちませんが、「傷跡の上からメイクをのせる」ことが果たして衛生的にOKなんかどうかへの不安がありました。が、もうするしかないのでするしかない。このときまだ触ると痛くて、洗顔するのも恐る恐るでした。

下の写真は2週間後なんですが、このくらいでようやく腫れも完全にひき、完成したなー!という感じです。

 

カミングアウトと周囲からの反応

整形をした人は、整形をしたことを周りの人に「言う/言わない」で迷うと思います。整形の不思議なところなのですが「整形とバレたくない」気持ちと「せっかく整形したんだから変化したことをわかってもらわなきゃ意味がない」という気持ちの両方が共存しており、どっちの気持ちも本当なんですよね〜。以下、私の場合です。

職場の人たち

毎日会う人たちなので、隠せないだろうなと思いつつ、自分から言うのもなんだしなとドキドキしながら出勤しました。最初に「今日アイメイク気合入ってますね…?」と人から言われたときにはドキーン!!としました。気づかれるものなんだな!!

事前に整形することを話していた同僚からは「一発でわかった!変わったねえ!」と言われましたが、事前に言っていなかった人たちからは何も話しかけられず。しかし、これは「明らかに整形したとわかるけど、聞いちゃいけないことだと思っているから黙っていてくれている」のか「本当に気づいていない」のか、どっちなんだろう…??と思い、ずっとどきどきしていました。前者だとしたら、変な風に陰で噂されてるかも〜、それも嫌だな〜とか思い、自意識過剰な日々でした。

結局、どう思われてるかが気になって、飲み会の場で「こないだ整形したんですよね」と自分から言っちゃいました。ええーーー!!!と驚かれたけど、「アイプチしだしたのかと思ってた」「雰囲気変わったなと思ってたけど、髪型かな?って」「公表しちゃっていいの!?w」から「次やるとしたらどこしたい?」みたいな話題にまで広がり、ちょっと盛り上がりました。まあこれは私の所属してる部署に女性が多いというのもあると思います。「めちゃくちゃ隠してるわけじゃないけど、そんなに積極的に広めないでほしい」みたいなことはお願いしました。部署のひとたちは面白おかしく広めるようなひとたちじゃないけど、広まった先に悪意をもって吹聴する人がいるとも限らないので。まあ、このへん不安な人は絶対に何があっても誰にも言わず、仮に聞かれてもアイプチで押し通すのがいいかな…と思います。あと、絶対バレたくない人は、整形と同時に「髪の色を変えて前髪を切る」を実行すると、雰囲気変わったのがどさくさにまぎれるので効果的だと思います。

家族

手術をしたのが12月前半だったので、家族と次に会うのは年末年始に帰省したときでした。手術することは事前に言わず、また、帰省したときも特に自分から言わなくてもいいかなと思っていたのですが、なんと母には一発でバレました。 寝起きの私の顔を見るやいなや「なんか二重になってね?」と聞かれました。母〜〜〜!!おそるべし〜〜〜!!何ヶ月も会ってないのによく覚えてるな私の顔を〜〜〜!!!さすが私を産んだだけあります。いかんせん寝起きで私も心の準備できてなさすぎて、普通におちゃらけて返すつもりだったのに「…気づいた?」みたいな微妙な返しをしてしまいました。凡ミス!!

私の母はよくわかんない人なのですが、美容大好きおばはんな上に、整形に反対するような人でもないとわかっていたので、ひととおり全部話したのですが、私はひとつ忘れていました、それは母はおしゃべりであるということです。

も〜〜話した瞬間からうきうきしてるのが目に見えており、その日のうちに「ねえパパには話したっ??♪」「妹には言ったっ???♪♪」と聞いてくるのでちょっとうんざりでした。このままではおばあちゃんとかおばさんとかにまで言いふらされるのが目に見えます。そして親戚中に私の整形が広まってしまうーーー!!!!!結局母が誰まで話したのかはわかりませんが、多少気遣ってくれることを願うのみです。

整形を周囲に話すか迷っているみなさんは、その人自身の整形に対する考え方に加え、「その人がおしゃべりであるかどうか」も考慮に入れたほうがいいでしょう。あんまり広められたくない人は、顔が広くおしゃべりな人には、たとえその人が良い人であっても話さない方がいいかもしれません。

余談:アウティングってこんなかんじなんかなとか思う

近年、成宮寛貴さんの芸能界引退スキャンダル*2や、大学生が友達にアウティングされたことを苦に自殺した事件*3などで少しずつ認知されてきている「アウティング」という事象があり、要は「秘密を勝手に暴露すること」なのですが、なんか疑似体験をしている気持ちでいます(もちろん、LGBTアウティングと深刻さは比にならないとわかっていますが)

私は整形前、「全然誰にでも言えるわ。職場の人にも『整形するんでこの日有給とります』って言えるわ」と思っていたけど、実際整形してから世に出てみて、思ったより自らオープンにしないようにしている自分に気づきました。その理由は、「相手の出方がわからないから」なんだと思います。その人自身が美容整形についてどう思っているか、私について・私の容姿についてどう思っているかがわからないし、自分から話すのはよくても、第三者に勝手に「あの子整形したんだって」と話されると良い気持ちがしないということがわかりました。世の中には、悪いことじゃない(あるいは、自分は悪いことじゃないと思っている)としても人には言いたくないことがあるんだなぁと思います。同性の恋人がいる、障がいをもつ家族がいる、身内に犯罪者がいる、とかとか。相手からすれば「全然、隠すことじゃないよ!私は偏見ないよ!話してくれればいいのに!」と思うかもしれないけど、言うことで場の空気が固まるとか、相手から憐れまれるのがいやだとか、”偏見ないよ”という人が実際どうなのかなんてわからないとか、コミュニティ内に広められて性格悪い人にまで伝わってしまうのがいやだとか、いろんな懸念があって結果黙っている、ということは十分考えられるなぁと思ったりしました。私自身、よく話題に上がるトピックの中で、人に話したくなくていつもぺろっと嘘ついて答えてることはあります。我々は気軽に身近な人にいろいろ聞いてしまいがちですが、人にはいろんな事情があって、そのトピックについては話したくないと思っているかもしれないことを、常に肝に命じていよう…とか思ったのでした。

 

二重に整形してよかったこと

とにかく楽!!!これにつきる!!!「アイプチをする手間」と「アイプチに失敗してやりなおす手間」が省けて、ファンデーションのあとすぐにアイシャドウに取りかかれるので本当に楽です。アイシャドウを塗ったらアイプチが剥がれるということもなくなりました。「生まれつき二重の人はこんな快適な毎日を送っていたのか…」という気持ちになります。

また、目の形が左右同じになったので、メイクが本当に本当に楽しい。雑誌やYoutubeで紹介されているメイクがそのまま真似できるようになったので、巷に溢れている美容情報が急に私に関係ある情報になりました。左右を同じように塗れば均等な顔になる、これは本当に素晴らしいことで、毎朝「感謝…」って思います。そして気づくんですけど、二重の人にとってこの世はこんなにたくさんの役立つ情報に溢れているんですね。これは地元に住んでいた時、お昼の情報番組で紹介されている東京のお店のことを基本的に流し見していたのが、上京した途端「自分に関係ある情報(行こうと思えば行ける場所だから)」に変化した現象と似ていると個人的に思いました。逆にいうと世の中どんだけ「一重の人」「奥二重の人」「目が左右非対称な人」向けの情報が少ないんやって話でもあります。美容誌読んでても、よくても「お悩み解決コーナー!」とかのほんの数ページとかでしょ。そりゃぱっちり二重の美しい顔のひとがモデルじゃないとそもそもそのコスメに興味を持たないけどさー!これは自分が「二重じゃない状態」と「二重の状態」を両方経験したからこそ思ったことです。

あと、当たり前ですが「すっぴんの顔でも左右対称」という状況を手に入れることができてテンションが上がっています。メイクを落としたあとや、朝起きて顔を洗ったあと、メイクをする前などにいちいち「目が非対称…」という確認をせずにすむ、むしろ「目が対称!!」という確認をできるので、1日のうちにがっかりするポイントが減り、幸せを感じるポイントが増えます。自分の顔を鏡で見てるだけで楽しいので暇人にはうってつけです。

それから、これは整形してからハッとしたことなのですが、シンプルに「顔が可愛くなった(※当社比)」と思うのでした。いやいや当たり前やんって思いました??ところがですね、整形する前、お金のことや病院のこと、どういった手術法が良いか、失敗するリスクなど、いろんなこと考えすぎて、そもそも何のために整形したのか忘れてました。私が二重にしたかったのは、「そのほうが可愛くなるから」だったのでした。そして、いろいろ過ぎ去ってふと思うのですが、シンプルに顔がかわいくなったな〜と思います。もちろん目が二重になったくらいじゃ劇的に美人になったりしないし、急にモテるなんてこともまったくないし、ほとんどの人が私の目の変化なんか気づかないくらいなのですが、でも自分の顔を一番見ている時間が長いのは自分なので、その自分が「前より可愛くなったなぁ」と思うならそれは良いことなんでしょう。一番この顔を見る人が心地よい気持ちになる顔になるというのはいいもんです。

二重に整形してよくなかったこと

特にない。しいていうならまとまった金が吹っ飛ぶ。私は12月に手術したので、ボーナスが入ることを祈りながら入金しました。 

 

でも自分でも思ったよりも二重になった自分の目を気に入っていて、ほんとーーーにやってよかったなって思います!

 

整形したあとの顔を「自分の顔」だと思うかどうか

ここからは精神性の話になるのでご興味ある方だけお付き合いください。

エッセイストの中村うさぎさんが、自身の美容整形と豊胸の経験を元に独自の見解を述べています。うさぎさんは、自身の買い物依存症、ホスト狂い、美容整形、デリヘル嬢体験など身を削るようにして「欠損」を埋めるために行動してきたことを一種の芸として売りにしてきた女性です。

 

「女性は日常的に容姿を評価される」ため、自己身体を「他者の目に映る客体」として捉えてしまい、その「客体としての自分」と「自己イメージ」とのギャップに苦しんでしまう。

現代社会は「人を容姿で差別するのはやめよう」などと提唱することで、現実の「肉体不平等」を隠蔽してしまい、我々はますます歪んだ自意識を抱えるはめになってしまった。*4 

 

美容整形することで自己身体に対する他者の評価を拒否し、「自分の身体は自分のもの」という感覚を得たかった*5

 

整形後の身体は美容外科医がつくったもので「私の身体」ではない。よって、それに対する他者の評価は自分にとってもはや重要な意味をもたなくなる。顔についてほめられてもけなされてもそれは主治医の美意識と職人技術の問題で、自分は何とも思わなくなった

美容整形をする前は、美容整形は自分の顔をつくり変えて、自分の理想の顔を手に入れる行為だと思っていたが、実際には「自分の顔を手放す行為」であるとわかった*6

 

逆説的に(他者の評価に左右されない)「私の身体」を取り戻すことができた*7

 

※すみません今手元に書籍がないので一語一句丸ごと引用できてないかもです…参考文献載せておきます

自分の顔が許せない! (平凡社新書)

自分の顔が許せない! (平凡社新書)

 

 

ジェンダーと社会理論

ジェンダーと社会理論

 

 

うさぎさんは、整形したあとの自分の顔を「(医者が作った顔であって)自分の顔ではない」という意識で見つめています。一方で逆説的に「(他者の評価に左右されない)自分の身体を取り戻した」とも思ったそうです。

 

私は、このうさぎさんの意見を事前に読んでいたので、自分が「整形したあとの顔を自分の顔だと思うかどうか」に興味がありました。どっちに転ぶかはやってみないとわかんないな〜と思っていたのですが、結論から言うと、自分の顔だと思いました。

化粧する前とした後のどちらの顔を自分の顔と思うか論にも通じると思うのですが、もともと何年もアイプチをしていて、この二重の状態を見慣れていたこともあって、セルフイメージとしては、目が左右対称なのが私の顔だと思っていて、鏡を見て「あれ?思ってた顔と違う」状態だったので、脳内で想像する「自分の顔」にようやく「実際の顔」が追いついたというかんじです(?)この話を友達に話したら「ポジティブすぎるやろ」と言われました。ウケますね(ウケるか?)

 

 

 

なんかこういう話です(このツイートわかりすぎて、なんらかの”美意識”の話するときいつも思い出す)

 

 

もう一つ紹介したい言説があります。『キューティー・バニー(2008)』という映画の一幕です。

キューティ・バニー (字幕版)
 

【ストーリー】
雑誌PLAYBOYで、いつか表紙を飾ることを夢みるシェリー。
プレイボーイ・マンションで26歳の誕生日パーティを盛大にしてもらうも、翌朝、突然!「君はもう若くないから!」と退去要請が!
夢のような生活から一転、ホームレスになり、行くあてもなく街でフラフラしていると住居も仕事も両方にありつける職をGET!
それは“寮母”の仕事。
・・・が!その寮は数日中に寮生を30名にしないと解体と勧告されていたのだ。
プレイガール流で寮生と共に寮の存続をかけて奮闘するが―!

 

主人公シェリーが、すごい豊胸オッパイね的なことを言われたときに返すセリフがまじで秀逸なんです。それは…

 

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「神様とボークマン先生がくれた体よ。」

 

…これすごい台詞だと思いませんか?「親がくれた体に傷をつけるなんて」的な言説を吹っ飛ばす、すんごいパワフルでチャーミングな言葉だと思います。もし今後私が、親のくれた体に…的なことを誰かから言われることがあったら「この体を作るのには普通の人よりマンパワーがかかってんだから、余計大事にするに決まってる!」って言い返そ!!と思いました。笑

 

おわりに

美容整形に関して、プラクティカルな話からフィロソフィカルな話までつらつら語ってきましたが、いかがでしたでしょうか。すべてあくまでも私の個人的な経験にすぎず、手術する部位や周囲の環境などによって本当に事情は異なりますが、”整形垢”とか”整形アイドル”みたいな方の語る整形よりも、普段整形の話をしない人がひとつの人生経験として整形の話をしている方がリアルっぽく聞こえることもあるかなと思うので、書いてみました。美容整形をする予定はないけど実態に興味がある人、整形手術を検討している人、既に手術した人などにとって、何か参考になる部分があればいいなと思います。

 

 

質問などありましたらTwitterからもどうぞ。

twitter.com

 

*1:

www.u-tokyo.ac.jp

*2:www.huffingtonpost.jp 

news.livedoor.com

*3:www.asahi.com

*4:中村うさぎ石井政之『自分の顔が許せない!』平凡社新書、2004年、pp.11-12。

*5:江原由美子山崎敬一ジェンダーと社会理論』有斐閣、2006年、西倉実季「美容整形を読み解く」p.168

*6:中村うさぎ石井政之 前掲pp.70-72

*7:江原由美子山崎敬一 前掲

Queenがバンドってことも知らなかった女が映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観た末路

結論から言うと今24時間Queenのことを考えている。こんなはずじゃなかった。子供の頃から洋楽にも音楽にもほとんど興味をもたないまま大人になった私が、ひとつのバンドのことを考え続けているなんて本当に信じられない。それまで好きだったもののこともなんか忘れつつある。それくらい衝撃な出会いだった。困った。困ってない。どうすればいいのか本当にわからないので、有識者のみなさまほんと助けてください…何から勉強すればいいんですか…???

 

映画『ボヘミアン・ラプソディ』、最初は「なんか話題だから観てみるか」くらいの本当に軽い気持ちで足を運んだのです。その時点で私のQueen及び映画に関する知識は「We will rock youを歌ってる人(?)の映画?」くらいのものでした。

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一般的にこの映画は「Queenのことを知らない世代でも楽しめる」という触れ込みだったと思うんですけど、私がこの映画を初めて観たときの正直な感想は「良い映画なのはわかるんだけど、あまりにもQueenについて知っていることがなさすぎてよくわからん……」でした。

そもそも、本当にQueenについて知らなすぎて、2時間映画観てまず思ったことはQueenってバンドだったんだ〜」でした。今思うと本当笑っちゃうんですけど、でも本当にまじで何も知らなすぎて、映画観る前の私は、「Queenって2人組デュオだったんだよ☆」って言われても「へーそうなんだ」って言ってたと思うし、「フレディ・マーキュリーっていうソロ歌手がWe will rock youを歌ってるんだよ☆」って言われても「へーそうなんだ」って言ってたと思う。それくらい知識がなかったんです。これはそもそも私が子どものときから音楽に興味がなくて、まして洋楽なんてもっと聴かない人だったというのもあると思うんですけど、本当にマジでガチで世代じゃない(例えば、フレディが亡くなったとき、私はまだ生まれていない)というのもあると思います。

しかし、映画全体から漂う良映画感と、こんなに世間から支持されているものの良さにピンとこないもどかしさから、「何がわかれば私にもこの映画の良さがわかるんだろう」と逆に興味がわいてきました。

私はなんとなく「この映画って『Queenのことを知っているかどうか』というより、『Queen“どれくらいすごかったか”を知っているかどうか』で感じ方が変わるんじゃないか」と思って、そんなことを考えながら映画館を出ると、その日がたまたまフレディ・マーキュリーの命日だったため、その映画館がメッセージボードを立てかける企画をしていたんです。そこに書かれたメッセージを読むと「ライブエイドが観たくて朝3時までテレビの前で起きていたことを思い出した」「クイーンは私の青春です」「自分もゲイです。フレディのおかげで生きてます」…などの、熱いメッセージがたくさん書き込まれていて、あぁ~~~なるほど、そうか、そういうことなんだな、と、この映画の噛み砕き方が私にも少しわかったような気がしました。私はマジで何も知らんかったけど、多分このひとはカリスマアーティストってやつだったのでは……??と……

年が明けて、映画のアワードシーズンになって、主演のラミくんがゴールデングローブ賞などたくさん主演男優賞をとっていることやそのスピーチの内容が素晴らしかったことに触発され、「もう1回くらい観てみようかな…」と思い始めたのが1月。1回目に観たときから2ヶ月が経っていました。

Queenについてや、役者さんのインタビューなどもちまちま読み始め、なんとなぁ~~~く、4人の顔と名前が一致するようなしないような状態で観たのが2回目。2回目鑑賞後の感想は「ドラムの子めちゃくちゃかっこよくない?????」でした。

いや………………ドラムの子…………………めちゃくちゃかっこよくない…………………………………???????

ブロンドの髪に端正な美貌、愛称が「女殺し」、出るたび違う女の子を連れている、歯学部のインテリ、なんでも口に出してはっきり言うし気に入らないとすぐ物とか投げる、タバコ咥えたままドラム叩いたりするけど友情にアツいタイプで……みたいな………そんなん………そんなん………全世界の乙女が好きなやつじゃんか………??と思いまして、そこではっきり「ロジャー・テイラー」のことを認知しました。推しを見つけると一気に世界の解像度が上がるのは世の摂理かと思いますが、とにかく私の場合はそれを入口に4人の顔と名前と担当楽器とキャラを覚えました。

 

 ↑最初に何かを掴んだ私のツイート

 

 

そこからは早くて、Twitterでロジャーのことを調べまくるかたわら、クイーンのこと、他のメンバーのことをめちゃくちゃな勢いで学んでいきました。映画の時間軸のあとベースのジョンは音楽業界を引退していること、ていうかブライアンとロジャーはまだQueenとして活動していること(そんなことある?!当然解散してるかと思っていた)、Queenは来日したことがあってそのときめちゃくちゃ日本の女の子から人気だったこと、その出来事もあって今もQueen親日家でいてくれているらしいこと………

↑私が最初にロジャーに沼落ちしたのはこのツイートがきっかけでした

 

 

それから、俳優4人(通称ボラプボーイズ)のことも同時期にめちゃくちゃ好きになりはじめ、主役のラミくんはエジプト系アメリカ人で、フレディと同じで移民の子なこと、ブライアンを演じてるグウィリムさんはマジでブライアンに似すぎなこと、ロジャー役ベンくんはやっぱりめちゃくちゃ美貌なこと、ドラムできないのにできるってハッタリかましてオーディションに受かったこと(笑)、ジョン役マゼロ氏は一番のムードメーカーでSNS芸がすごいこと、それから、ボラプボーイズまじで仲良くなりすぎて今でもチャットグループで毎日喋ってること、役者の半分はイギリス、半分はアメリカに住んでるのに月一で会ってること、などなど、調べれば調べるほど供給がありすぎて、私の人生がQueen関連のことでいっぱいになるのにそんなに時間はかからなかったです。加速度的に調べては調べては、もっと知りたい、あれもこれも教えて欲しいってことが溢れてきて、気づけば24時間Queenのことを考える日々になっていました…

 

 ↑私がボラプボーイズに沼落ちしたのはこの動画を見たときでした 言葉を失う…

 

 最近、大学受験以来の英語学習に取り組む私なのであった…(いいことだ…)

 仕事のモチベまでなぜかあげてくれるQueen

 来月のカード明細怖…

www.instagram.com

これ本当〜〜〜に大好きな写真!!!

 

 

ここからは映画について書きます。

私は最初この映画を観たとき「これは人生への讃歌なのかな」と思った。人生は複雑で大体つらくて、世界の頂点に立った人たちにも深い孤独や悩みがあり、だけどやっぱり人生には素晴らしい瞬間があって、その祝福が結実した瞬間としてのライブエイドなのかなと。フレディが歌に込めた魂は人生を祝福するものだったのかな〜と。生きること、歌うこと、愛すること…そういうことが行ったり来たりして、重なり合って、響き合う、そういうなにか。

けど、その次に見たときにはこれは人生への讃歌とはいえないと思うようになった。フレディは多分、人生は素晴らしいとか思っていなかったんじゃないかと思ったから。チャーミングでものすごく魅力的な人だったと思うけど、彼自身は誰かのために歌ったりしていないし、彼自身の渇きを癒すために、苦悩を発散するために歌という表現を選んだことが、結果的に世界中の多くの人を救ったけれど、彼自身は誰かを「救おう」とか思って歌っていない(と思った)。

 

そのあと、これってシンプルに青春映画なんじゃないかと思った。特に序盤は顕著で、彼らは学生時代に出会ってバンドを組んでいるので、小さいライブハウスで演奏して、言い合いしたり徹夜でレコーディングしたりしながらスターダムをかけあがっていく姿は青春そのものすぎて本当にまぶしい… 同じ役者さんが15年分くらいを演じているので、序盤のみんな本当にかわいいんです!!

それから、この映画にブライアン・メイロジャー・テイラーが監修で参加していることを知り、そうかあ…と思った。自分たちが生きている間に、って思ったんだろうな……と。この映画ではバンドは家族であると強調して描かれていたし、実際ブライアンはインタビューで自分の家族よりバンドを優先することがあると語っていたので、本当のことなんだろうと思う。一方で、劇中でフレディが吐き捨てる「家族なんかじゃない。君たちには妻と子供がいる、じゃあ俺は?」という言葉の重みもめちゃくちゃわかって、でも、だからこそ、ブライアンはフレディに、僕たちは家族だよって何度でも言い続けたかったんだろうなと思って胸が痛かった。

私なんかには想像もできないけれど、たぶん…… もっと叱ってやればよかった、もっとちゃんと見ておくんだった、殴ってでも止めるべきだった、いやがられても抱きしめてあげればよかった、もしあのとき、もっと、もっと…って、思うことが、ブライアンとロジャーには山ほどあるんじゃないかと思って、でも人の命は不可逆で、一緒に過ごした時間だけがほんもので、残されたひとたちはどうにかして今あるカードを切って残りの人生を過ごしていかないといけなくて、だったら、何ができる、彼へのあふれんばかりの愛とリスペクトの気持ちを、自分たちが世界中の人と共有できる形で昇華するとしたら?って、頭のいい彼らが考えて、そのひとつの答えが、この映画だったのかもと思った。

だからこの映画は、ある側面では確実に、愛の映画だと思う。ほかならぬQueenが、フレディへの愛とリスペクトを形にしたかった、それもフレディの望むように!

この映画に関して、HIVの描写が足りないとかなんとか、そういう批判があることは知っているし、そういった指摘なくしては私は本当の意味でフレディ・マーキュリーが辿った壮絶な人生のことを知る由もなかったから(ゲイかバイセクシャルだったことももちろんこの映画で初めて知った)、そういう第三者からのコメントによって補完されていくのは、悪いことではないと思う。その一方で、死後30年近く経つのに、未だにフレディは世間からの「真実を述べてください!」という暴力に晒され続けているのかと思うと愕然とする。良くも悪くも彼には影響力がめちゃくちゃあるので、移民やLGBTとしての言葉を、世の多くの人がフレディの口から語られることを望んでしまうのは、わからなくもないんだけど。

 

けれど、それで逆説的に、なんでこの映画がフレディの享楽的なゲイ・ライフについて描かなかったのかがわかった気がした。ブライアンやロジャーでさえ「フレディ本人から明確に説明されたことはない」と言っている彼のプライバシーを、あけすけに暴こうとしてくるアウティングと、フレディはずっと戦っていたんだから、ブライアンとロジャーは何よりそういう暴力と戦うために、もう自分では声をあげられないフレディのために、何度でも立ち上がると決めた男の子たちなんだった。そういう愛の在り方の果てしなさに思いを馳せた。誰かの祈りを投影されてしまうのはスターの宿命でもあり呪いでもあるんだけど、フレディはそういうエネルギーに消費されながらもギリギリ消耗し尽くさなかったように私には思えて、それはやっぱりメンバーたちファミリーがいたからじゃないかなと思った。「そう思いたいからそう思ってる」節もあるかもしれないけど、私はそう信じる。見たいものを見せてくれるQueenの引力が好きだし。

 

学生時代から一緒にいて、同じバイト先に勤めたり、売れない時代にルームシェアしたり、スターダムを駆け上がる瞬間を共にして、世界の頂点に一緒に何回も立って、お金のことや音楽のことでめちゃくちゃもめたり、仲直りしたり、そんなことを20年も一緒にやってきた仲間が、一人だけ先に死ぬって、どんなだったんだろう。すさまじすぎて、私には見当もつかない。『ブレイク・フリー』というドキュメンタリー映像でフレディ出棺の日の映像が流れたとき、喪服姿のブライアンが写って、私が気がおかしくなるかと思った。グループ活動をしているひとたちの一人が亡くなって、ほかのメンバーが喪服を着てうつむいている瞬間を目にするのはいつも本当につらい。こんなのリアルタイムで1991年を生きていた人はどんな気持ちでこのニュースを見たんだろうって思う。

 

私がこの映画を見たあとQueenについて調べていくうちに知ったことの中でひとつ、映画からうけた印象と大きく違ったのは「全員が作詞作曲ができる」という点だった。フレディ一人が引っ張るバンドなんじゃなくて、全員が対等な関係だったということをだいぶあとになって知った。本当は1人でも立てる4人が集まって、4人だから最強になったのがQueenというイメージで、それでもなお、この映画が「フレディというスターについて」というメッセージに終始していたの、逆にすごいと思った。自分だったらそんなことできるだろうか。でもやっぱり、ステージに立つフレディの圧倒的なカリスマ性を、メンバーのみんなも好きだったんだろう。とんでもないやつとバンドを組んでしまった数奇な人生を愛しく思って、じゃないと、自分の人生をデフォルメして他人に語らせる、商業エンターテイメントにするなんて、やっぱり、普通の人じゃできない。彼らはスターで、スターであるがゆえに苦しんだことも多かったと思うけど、でも、そういう人生を自分たちで選び戦略的に成功を掴んだ、そういう強さがQueenの魅力だと本当に思う。

 

そしてそんなQueenの願いを、途方もないプレッシャーのもとで形にした4人の若い俳優たちの才能と努力が結実した瞬間を目の当たりにできたのも、ものすごい奇跡だった。フレディとジョンにこの光景を見てほしかったと本当に思った。この映画賞は、映画関係者のものだけど、Queenという4人のロックレジェンドが若い男の子たちに新たなチャンスと栄誉を与えたという意味で、Queenの商業エンターテイナーとしての異次元の才能とパワーを世界中に叩きつけたようで、あんまりにもかっこよくてくらくらした。なんでこんなことができるの、なんでここまでできるのって、くるしいくらい尊敬する。ブライアンとロジャーが2人で歩み始めた旅路は、4人での日々が終わりを告げまた2人になっても続いている。映画みたいだ。そりゃ人生映画にもなるよ。

 

 そしてあまりにもこの映画のことを好きになりすぎて、アカデミー賞授与式が観たすぎて、生まれて初めてWOWOWの契約をしました。自分がWOWOWを契約するときがくるなんて本当に信じられない!!自分とは無縁だと思っていたものがバンバン自分の世界に入ってくるのすごい、パワーがすごい。そしてオープニングアクトQueenを見て泣き、ラミくんの主演男優賞に泣き、全部で4冠を達成したことに「Queenは4人だから全員に王冠を渡せるね」とかいうファンのツイートに泣いた。好きな映画があるとこんなにアワードシーズンが楽しくなるんだ!!という大発見があり、朝からTwitterにかじりついてオスカーのゆくえを見守るという経験をしたのも良き思い出…世界にはこんな楽しいことがあったのか…これを新たなライフワークにしたいな…

 WOWOWありがとう……

 

書きたいことがまとまらない。他にも、いろいろ、映画の細かい好きなシーンやセリフについても書きたいし、メアリーのことも、ボラプボーイズのSNS芸についても書きたいけど、Queenは歴史が膨大すぎるし現在進行形なので、知りたいことも考えたいことも多すぎる。まさか自分が50年前に発足した英国のロックバンドを好きになる日がくるなんて本当に思っていなかったけど、好きになってから毎日が楽しい。もっと知りたい、もっと聴きたい。好きになればなるほど、フレディがもう亡くなっているという事実がつらくなるけど、でも、なんか死をもって逆説的に永遠性を帯びたような印象もあるのが不思議だ。だって現に私は、既に亡くなっている、生きて動いてる姿を見たこともない人のCDを買って、聞いて元気をもらってるなんて奇跡みたいだ。

ジョンは業界を引退してQueenを構成するピースをもう1つはずすことで本当に4人時代のQueenに自らケリをつけたけど、同時にブライアンとロジャーはひどい鬱状態からもう一度立ち上がってQueenのレガシーを継承し続けると決めた、という、真逆の行動なのにそれは両方ともQueenを「永遠」にする機能を有しているように私には思えた。本当にこんなことが現実に起こっているなんてすごすぎて私には途方もなく感じる。

映画をきっかけにQueenを聴くようになった新世代として、なんであと50年早く生まれなかったの私〜〜〜と思わなくもないけど、でも、「間に合った」とも思う。同じ時代にギリギリ生きられてよかった。この映画をつくってくれたみなさんに感謝します。そしてこの映画に関わったすべてのひとの今後の人生に光が射しますように!Queen来日ツアー待ってます!!!!!!

 

www.universal-music.co.jp

楽しみ楽しみ!

 

ところで70年代のみんなまだ髪が長かった頃のLive映像が見たいんですけど何を買えばいいのでしょうか…有識者の方、よかったら教えてください…

twitter.com

 

 

《備忘録》

www.huffingtonpost.jp

↑この記事読んでQueenメンバーの顔と名前、役者さんの顔と名前を覚えようとがんばった記憶…

ourage.jp

www.cinematoday.jp

 

 

【ColourPop×Disney】実は買ってた カラーポップホリデーコレクション2018

こんにちは。

 

ブログ書いてる人あるあるかもしれないんですが新しく買ったものを一旦写真に撮ってから使い始めよう、と思うがあまり、いつまでも開封できないことってありません?

今日はそんなお話でして、ついに購入品を開封しました。カラーポップの2018年ホリデーコレクションです。家に届いたのは去年の11月!!

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コスメ好きでディズニー好きの私としては買わざるを得なかったこのコレクション。実はカラーポップを買うこと自体初めてでして、ずっと気になってはいたのですが、ホリデーがディズニーコラボと知って「今買わずいつ買う」と思い、ついにカラポデビューを果たしたのでした。

ホリデーコレクションですがまだまだ全然買えます。特設ページあるよん

Disney Designercolourpop.com

 

余談ですが、モタモタしている間に一度sold outしてしまったんですよね。気づいたとき本当に焦りすぎてBUYMAとかで定価の4倍くらいで売っているやつを見ては頭冷やして私〜〜〜と唸り続ける日々だったのですが、なんとカラーポップのすごいところで2週間後くらいに普通に再販が始まり、あわててドカドカカートに入れまくってポチったのでした。あのときの再販のお知らせ嬉しすぎてスクショ残してます。

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再販は英語で”back in stock”とか"restock"とか言うということを知り一つ賢くなれました。

ところでカラーポップのメルマガって毎回可愛すぎませんか…?毎日来るのに全然うざくないどころか毎日届くのが楽しみだもん。そもそもが新商品のお知らせやセールのお知らせなど嬉しい情報が多いのに加えて、毎回ビジュアルが違うのがすごい。デザイナーがすごい。あとキャッチコピーもワクワクするものばかり。日本のつまらん企業メルマガを作ってる人はカラーポップのメルマガを一度見てみてほしい。

 

全コレクションの中から私はアイシャドウパレット”It's a Princess Thing”、super shock shadow5個(私が購入した時点で再販になったが6個中5個だったのですが、もう1個も今なら買えます。けどその色が緑だったため「緑…使うか…??」と思って追加購入はせず…かなり悩んだけど…)、ハイライト2個、リップグロス3本です。

全部にディズニーの歌のタイトルやキャラクターの名前がついていて、ディズニーファンならときめくこと間違いなし!!

 

まずメインアイテムのアイシャドウパレットから。これだけは何が何でも絶対にほしくてほしくてたまらなかったから、再販してくれてありがとうカラーポップ!!!15色入りでなんと20ドルという破格のお値段。

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は〜〜〜もうパケも中身も本当に可愛い…うっとり……

ディズニープリンセスが現代風のファッションに身をまとっているというパッケージデザイン。おしゃれ!!黒人プリンセスのティアナもちゃんと入っているのがとってもUSAですね(アメリカのディズニーワールドではティアナも出てくるんだけど東京ディズニーランドでティアナって見たことないよな)。

ところで15色をスウォッチする元気がないのでここは公式の情報を見てください。

www.instagram.com

カラーポップInstagramってなんでこんなに可愛いのだろうか…

 

続きましてシングルアイシャドウ。

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はーかわいい。まずもって箱からかわいい。ゴールドて!!

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箱の中までかわいくて私は死んでしまいました。表面がゴールドで中面が黒にカラフルなキラキラのあしらい… もうね~~~こういうデザイン大好きなんです!

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ちなみに箱の裏面には”Keep the magic in, Close jar tightly after use.(魔法を閉じ込めておくために、容器をしっかりと閉めてね)”って書いてある。ディズニーーーー!!!!世界観が完璧や。

箱の話はこれくらいにして……。このsuper shock shadowシリーズは有名ですよね!!よく見る気がする。触ってみて納得しました。しっとりなめらかな質感、肌にぴったり密着して全然とれないモチの強さ、それからきらんきらんのラメがたっぷり入っていること!!これはメイク好きにはたまらんやつ。

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シンデレラ城がプリントされた限定パッケージのかわいさよ…ときめき…

スウォッチです。

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あんまり伝わってないかもなんですがすごいラメラメでいいですよ!!アイシャドウはキラキラしていればいるほどよいと思っている私のような人間にはぴったりです。

 一番上のHEIGH-HOはベースカラーかな。白雪姫だから白なんでしょう。雪のように白い肌の白雪姫にはきっとこんなアイシャドウが映えそう。肌に溶け込むようになじんでラメが顔を輝かせてくれそうです。

その次のSO THIS IS LOVEはなんの歌だろうと思ったらシンデレラの「これが恋かしら」の英語タイトルだそうです。さすがシンデレラというか、万人になじみそうなベーシックカラー。

その次のA WHOLE NEW WORLDはディズニーそんなに好きじゃない人でも知ってると思われる名曲中の名曲から。私はディズニー映画の中でもアラジンが一番好きなんです!アラジンから名前をとったアイシャドウがパープルなのはなんかわかる。この曲が流れている時の夜空の映像とか、なんか全体的に紫っぽい雰囲気の世界観ですもんね。 

その次のALMOST THEREは『プリンセスと魔法のキス』の劇中歌のタイトルですが、この曲好きだから嬉しい!黒人プリンセスティアナの肌の色から着想を得たかのような濃いブラウンで、これもどんな人でも使えるカラーだと思います。目のキワに使いたい。

一番下のBE OUR GUESTは濃いピンクというか、パープルがかったピンクです。美女と野獣のキーとなる薔薇を思わせる深みのある色で、この中だと一番ラメが控えめ。どんな使い方ができるか今からとってもわくわくします!

 

続きましてハイライト。

ハイライトとか段ほぼ使わないんですけどパケ可愛いし、私が本当に大好きなディズニーソング「A PART OF YOUR WORLD」の名前がついていたので買わざるを得ず……

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suoer shock shadowと箱のデザインもパッケージデザインも同じですが、サイズが少し大きめです。並べるとこんなかんじ(上2つがハイライト)

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そしてスウォッチなんですが本当にへたすぎる。貼る意味なくね?でも一応貼る。

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全然見えん。上のA WHOLE NEW WORLDはピンク系で、下のA SMILE AND A SONGはゴールド系なんです。A SMILE AND A SONGのほうが使いやすそうかな。でもハイライトでここまで色が違うものを2つゲットできてわくわくです。触ってみたかんじはsuper shock shadowにすっごく似ていて、しっとりなめらかな質感でした。

 

最後にリップグロス

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私は普段からリップグロスをあまり使わないのですが、このゴールドのパッケージが可愛すぎたのと、3本の名前がそれぞれ「BIBBIDI」「BOBBIDI」「BOO」だったのでどれか1本だけ買うというわけにもいかず…ううう、コレクター気質をよくわかっているネーミングだ!!

スウォッチ。これまた最悪な出来栄え。

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いやこの画像はあまり信じないでください。特にBIBBIDI…肉眼で見るともっとラメです。ベースは無色なので、これは本当にクリアグロス。もともとのリップにラメだけを重ねたいときに塗るやつ。

その下のBOBBIDIはコーラルピンクです。ラメなし。コーラルピンクって今まで使ったことないかも。果たして私の顔に合うのか!?楽しみ。

最後のBOOはなんというかコンサバなピンク色。ラメなし。

ちなみに質感はべっとりしてます。べっとりグロスが苦手な私は果たしてこれらを使いこなせるのか…乞うご期待。

 

 

さあ!!ようやくここに記録として残せたので明日からがしがし使っていきたいと思います。夢のカラーポップ。初めてのカラーポップ。楽しみだな…。

昨年はこれを買ったので他ブランドのホリデーコレクションは買いませんでした。ここ以上にピンとくるブランドはなかったので!!

今年はあんまり新しいコスメは買わず、今あるものを上手いこと使ってメイクの幅を広げるほうに注力していきたい、そんな気分です。新作コスメは、人のコスメ購入レポで追体験して事なきを得たい。

 

それではまた。

 

 

 

 

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母のコスメでフルメイク

あけましておめでとうございます!!

今年もよろしくお願いいたします!!

 

今年の目標は、筋トレと、TOEICの勉強と、ブログの更新頻度を上げることです。去年も言った!

 

さて、年末年始は実家でぐうたらしておりますが、実家の楽しみのひとつといえば母のコスメを勝手に使ってメイクをすることです。というわけで新年1発目の記事は、母の愛用コスメをレビューしていきたいと思います。ちなみに私の母は50代半ばですが、夜中に衝動買いで5万円のヤーマンの美顔器を買うような、まあまあな美容好きおばはんです。

 

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 どどーん。それではいってみよー

 

アテニアのクレンジング!なんかベスコスでよく見るやつだー!と思って、るんるんで使ってみたはいいのですが、なんか私似た名前の別のブランドと勘違いしておりまして、10,000円くらいする商品だと勝手に思い込んでいました。公式オンラインショップで 1,836円也。安っ!そしてこのブランドがFANCLの姉妹ブランドであることを今知る。そうだったのね!どおりでするんと落ちて洗い上がりがさっぱりしっとりなわけです。マイクレは同じ値段で容量が120mlであることを考えると、アテニアのほうがお得なわけかあ…でも気持ちすこーしマイクレのほうがテクスチャーがこってりしててきちんと落とす感があるような気がするので、使用感はマイクレのほうが好きかもなー、アテニアは年齢層もうちょい上がターゲットのはずという思い込み含む。

 

www.attenir.co.jp

 早速サムネが商品画像にならなくて鬱ですが、もう1個アテニアの製品。こちらは洗顔マッサージジェルというもので、柔らかいつぶつぶがジェルの中に含まれています。洗顔後、このジェルで顔をなでると肌がつるつるになります。じゃりじゃりしたスクラブより肌を傷めずに済みそう。その反面、自分がおばあちゃんになった気持ちにもなる(アテニアは年齢層高めという思い込み含む)

 

母の化粧台になぜMACなどというヤングな(?)ブランドがあるのか謎ですが、MACは気になっているものの使ったことのないブランドのひとつなのでありがたく使わせていただきました。これクリームとしか書かれてなかったから勝手に乳液みたいなもんだとばかり思ってたのですが調べたところ下地らしい。調べてから使えよ!!でもまあいろんな使い方ができるマルチクリームのようです。

ストロボという名称なだけあって、肌が水で濡れたようなツヤツヤ肌になります。ツヤ命!ヌラヌラ大好き!な私はこの仕上がり感がとてもお気に入り。1日たっても特に目立って化粧崩れしたりしなかったと思います。は〜、MAC、今年は色々使ってみたいなあ… もうターゲットから徐々に外れ出すお年頃…だと思うんですよね、メイク好きの若い女の子向けなイメージがあります。

 

 これもベスコスでよく見るやつや!高いやつ!!ありがたく使わせていただきました。日焼け止めBBみたいなもんだと思っているのですが、崩れにくいし、デパコス使ってまあす♡という気分にさせてくれます。きっと効果も高いんだと思います。

 

 シャネルさま!!ありがとう母よ… ル ブランシリーズのこのリキッドファンデーションは、どちらかというと軽くて薄づきです。ハイカバレッジを求める私の母(50代)は若干ご不満のようでしたが、さらっとしたテクスチャーのリキッドファンデが好きな私には非常にツボでした。しかもまあまあカバー力はあるし、足りないところはコンシーラー使っちゃえば私の肌には万事OKです。シャネルのファンデを使っているというだけでこうも気持ちが上がるんですねー 

パッケージもシンプルで洒落てていいですよね

 

その昔エチュードハウスのお粉(確かBBクリームのあとにのっけるフィニッシングパウダーだったと思います)を使っていたとき、仕上がりがあまりにも陶器のようなつるーーーん肌になる(ベースメイク何使ってるの?と友達にも聞かれるほどだった)のがすごすぎて今でも覚えているのですが、あの商品はなんだったのだろう… この商品ではないようです。なんか塗ってもあんまり変わらないような…はぼ透明?みたいなパウダーだと思います。キャンメイクのマシュマロフィニッシュパウダーのほうが、肌色がついているので、良い意味で「化粧してます感」が出ると思いました。

 

store.shopping.yahoo.co.jp

こちらもう廃盤のようなのでリンクはヤフーショッピングです。笑

それにしてもわくわくする美しいビジュアル!!オレンジ、薄ピンク、中間ピンク、濃いピンク、ピンクブラウンの5色が入っており、どこをとるかでいろんなチークの色味が楽しめるという遊び心満載な商品。毎日、どの部分を使おうか考えるのが楽しかったです。個人的にはピンクブラウンでシェーディング風に使うのが好きでした。発色がめちゃめちゃよいので適量を自分で見つけましょう。

 

www.lancome.jp

 「イプノ」って何…?

 これ、最初はコンサバすぎてあんまり…と思っていたのですが、数回使ってみると、思ってたよりラメはラメとして発色するし、グラデーションは自然な陰影を作ってくれるしで、上品な目元になると思いました。

 

これ、超〜〜〜発色がよくて、塗り心地もなめらかでとっても良い商品!ブルベ冬女の私には、RD401(濃いピンクに若干赤が混ざったような色)はかなり好みでした。けど当たっている光の色によってなんか似合う瞬間と似合わない瞬間があったような気もする。質感は間違いなく良いので、他の色はどんななんだろ〜、と気になっています。これまだ店頭にある商品なのかしら?

それにしてもヴィセの新看板モデルの滝沢カレンちゃん、こんなに可愛かったんだー!?って驚くほど広告の顔可愛くないですか? 女子が可愛いと思うメイクなのかな?

 

以上、母の愛用コスメレビューでした。旅行やお泊まりのときとかにこうやって人の化粧品を少し使わせてもらって新たな発見をするのが結構好きです。

それではまた。