そんでもって最初にシルエットだけ映るヒュー・ジャックマンのかっこいいこと……!!!足が長い!!!最初の独唱に始まり、杖でカッ!カッ!て上を指すたびに光が灯って、”so, tell me do you wanna go?”でどーん!とスポットが当たるの、かっこよすぎて痺れる…!(いきなり泣いた)めくるめく色彩と笑顔に溢れたキラキラのショー、くるくる動くメンバーたち、ああもう!好き!!この映画のタイトルとほぼ同じ名前のタイトルナンバーなこともあって、もう1つのテーマソングだよな〜と思います。これをOPとEDに持ってくるセンスよ…!!
TLの女たちを狂わせていた(?)、男二人のバチバチな口説きソング「The Other Side」。これはもうサントラだけじゃ物足りないというか、映像付きで観るとかっこよさが5億倍なので早く映像で永遠に観たい!!このシーン、ヒューとザックは3週間練習したんですって*3。最高かよ。年上の成り上がりイケオジが年下の上流階級ハンサム を口説く、超超超かっこいい歌!!パンフレットに「ウェスタン酒場での撃ち合いの感じ」と書いてあって、なるほどー!と思いました。バーテンさんの振りも含めて3人での動きがめちゃめちゃかっこいい。コップを机上ですべらせる音や指でコツコツ鳴らす音などの音ハメが気持ちよすぎてヤバい。口説かれたフィリップが肩をすくめながらカウンターの上に立って踊るところや、振り向く直前ににやりと笑うとこなんかも本当に最高!この曲が一番、映像ありで観たい曲!!”I wasn't born this morning,”のとこの歌詞が好きな人私以外にもたくさんいるでしょ!?笑
the other sideの分け前交渉のところ、フィリップくんは18→15→12→10でわりと歩み寄りの姿勢を見せてるのにバーナムさんは7→8→9→10であんまり譲る気ないの好き
わたし、この曲の歌詞の”We are warriors, Yeah, that's what we've become.”の和訳がめちゃめちゃ好きなんです。普通に訳したら「私たちは戦士、そう、これが今の私たちの姿」とかだと思うんですけど、字幕だと「私たちは戦士、戦うために姿を変えた」なんですよ!!!!!この字幕すごくないですか!?!?!?!?!?字幕作った人マジで天才だと思いました、ちょっと…すごすぎる…。
私がこの物語は決して「正しくない」わけじゃない、と強く思うのは、この歌で、レティたちが自分の力だけで立ち上がることを決意するからです。「白人男性に『認めてもらうから』素晴らしい私になるのではなく、勇気もあるし傷もあるけど、これが私なんだ!!」と拳をふりあげる。「This is me」は映画の主題歌なんだけどなんと主人公のバーナムはこの歌を歌ってない。それどころか1秒も出てこない。つまりこの物語はレティが裏主人公であることを意味しているんだなあと思います。そして歌詞にもあるように「自分で叩くドラムが伴奏」、つまり他者に認められているから価値があるのではなく、私が私だから価値があるのだ、というメッセージを突きつけるのには圧巻。時代背景的にも史実的にも、マジョリティとマイノリティが手と手を取り合う物語にできなかったとして、この、「私というだけで私には価値がある」と自分が心から言えることが大切、というメッセージにはものすごく共感しました。現代でも、「あなたはシングルマザーになる選択をした人を”認めますか”?」「LGBTの人も”いてもいいと思います”」とか、そういう言い方をしてる言説って溢れているんですけど、あなたの認める認めないに関係なく、そういう人は既に「いる」のであって、勝手に神の視点に立たないようにという戒めのメッセージでもある。
ジェニーと一緒に全米ツアーにまわると言い出したバーナムと口論になるフィリップのシーンで、BGMが「The Other Side」なのいいですよね…。アンとデートに出かけるも両親たちに心無い言葉をかけられ、アンを追いかけるフィリップ。こういうことが当たり前の時代だったのだ。「気にしないで、あの人たちには心がないんだ」「違う…違うの、あなたにはあの視線はわからない」というアンの訴え、人種差別されている側の諦めと悲しみがにじみでていてつらい。
ゼンデイヤのしなやかなダンスが本当に見事で、二人で空中ブランコを駆使してぐるんぐるん回りながら歌うという非日常的な映像美に引き込まれます。二人ともハイパー歌がうまくてすごい。”It feels impossible.”"It's not impossible.""Is it impossible?""Say that it's possible!"の掛け合いがカッコよすぎて涙出る。
カーテンの奥で踊っている二人がA million dreamsのときのシーツ越しの二人をどことなく想起させて切ない。布越しの二人はラブストーリーなんですよね…*5。「私が落ちたらあなたは受け止めてくれるの?」という歌詞が好きです。チャリティの心情を歌いながら、バーナムが抜けてしまったサーカス、全米で歓迎されるジェニーたちなど、バラバラになった三者のシーンが交互に写って時の経過を感じさせます。ジェニーの舞台には花が投げ込まれ、サーカスには野次が飛ぶという対比もすごい。
わたし、This is meの次にこの火事のシーンでボロボロ泣いてしまいました。煤まみれでサーカス場から逃げ出してくるフリークスたち、フィリップがメンバーを確認すると、アンがいなくて…ほとんど迷いもせずフィリップが火事場に飛び込むんですよ!!愛!!!!!そのあと別の出入り口からアンが「兄さん!」と叫びながら飛び出してきてお兄ちゃんに抱きつく一瞬のシーンめちゃめちゃ好き。台詞だと”W.D.!”になってるのに字幕だと「兄さん!」になってるのもなんだか好きです、わかる…和訳するなら「兄さん」って呼びそうな感じがある…ウィーラー兄妹は…。この兄妹についての描写は少なかったので、このわずかな描写でこの二人がちゃんと仲が良い兄妹なんだって一瞬でわかるかんじが好き。
「笑いに来たのか」「いや、放火犯が捕まった。知りたいかと」から始まる二人の会話。「君のやったことは芸術ではない」と言われて「当たり前だ」と答えるバーナム。ここでさらっとそう答えたことに驚いたんだけど、バーナムはずっと自分のやってることをわかっていた。そして、そこからの劇評家さんの「私は嫌いだったが…、肌の色も、体型も大きさも違う人々を同じ舞台に乗せた。他の劇評家ならこう言っていた、”人類の祝祭(celebration of humanity)”と。」の言葉は本当に名台詞!!!!!いや、バーナムサーカス団は人類の祝祭だったんだよ!って意味じゃなくて、「そう捉えることもできる」という可能性。この映画ではずっと、このサーカスに賛否両論あることや、差別的なニュアンスを孕むことを描いてきていた。手放しに「多様性が認められたね!」って一回も言っていない。それでも、フリークスたちは新聞記事を読んで「低俗ですって?やあね」と本気で言えるくらい、自分たちの属性を「個性」だと思えるようになったというのも本当だった。多分、こういったコンテンツがどちらに属するかに白黒つけることはとても難しい。2018年の今だって、全然答えは出ていなくて、ずっと議論していかなきゃいけない問題であると思う。だけど、差別的なものを完全に排除したり、かわいそうな人たちと庇護下に置いたりするんじゃなくて、個性のある人がかっこいいよね、と描いたり捉えたりすることの強さって必ずあるんじゃないかと思う。それだけが正解じゃないんだけど、それでも。
バーナムの静かな独唱から始まって、段々力強くなっていき、全員での大合唱につなっがるクライマックス感にめちゃめちゃどきどきする!!サントラには入ってないんですけど、最初のサビ前にみんながグラスを持って「イエーイ!」って叫ぶ瞬間のときめきたるや。バーナムの”Let me promise in me start, like an anthem in my heart.(初めに約束させてくれ 心に掲げる賛歌のように)”の歌詞、死ぬほど好き…!!!(この歌詞のバックコーラスのハモりがハチャメチャに好き)
映画制作陣のワークショップ映像、This is meのもめっちゃすごいんだけど、From Now onの方もあって、こんなの初日にやっちゃってヒュー・ジャックマンに「初めに約束させてくれ 心に掲げる賛歌のように」なんて歌われちゃったら、もう、死ぬ気でがんばるしかないよね…
海を見つめるチャリティの美しさ。ここでも水色のスカーフを身にまとっている…。風にはためくスカーフ、CGらしいです。すごいな!ここでバーナムはFrom Now Onの一節「初めに約束させてくれ、心に掲げる賛歌のように」を歌うんですけど、チャリティは"However big, However small..."と、A Million Dreamsの一節を歌うというのが…!チャリティの気持ちは最初からずっと一貫していてで、大きな夢でも小さな夢でも、間違っていても正しくても、二人で一緒に夢を見ることこそが幸せだったのだと。ほんとにいい歌だな…。
再度「The Greatest Show」が流れ、「巨大なテントの反逆者たち 蘇りし者がサーカスの王だ」という爆裂かっこいい歌詞と共に、バーナムを先頭にステージに上がるサーカス団!かっこよすぎる!華やかに踊りながら、バーナムの帽子を主要フリークスたちが次々に受け渡して行って、最後にレティが「This is the greatest show!」とバーナムの目を見て力強く歌うフレーズが印象的。バーナムの視点で全体をぐるりと見渡すように、華やかでパワフルなメンバーたちが次々に写って光と色彩が洪水のように押し寄せてくる光景は本当に圧巻。私がこの曲を好きな理由は、サーカスのみんなが胸を張って心から自分たちの居場所を「This is the greatest show!」と言っているのがたまらなく好きだからです。自分の仕事や生き方に誇りが持てるって本当に素晴らしいこと!舞台袖でそんなみんなを見つめるフィリップの優しい眼差しがすてき。みんなが両手をクラップする振り付けのときに結合双生児がお互いの片手でクラップしてるのとかめっちゃ好きなんだ…。
バーナムがフィリップに"Show must go on."といって団長のポジションを引き継ぐシーン、二人のショーマンとしての信頼関係が伝わってきてとてもよかった。「幕はもう開いているぞ」という翻訳も好き!フィリップにバトンタッチしたあとのフィリップとアンのハモりが美しくて、クライマックス〜〜〜!!てかんじ!
集合写真萌えだから、サーカス仲間の真ん中に赤い服で立つバーナムの構図やっぱりめちゃめちゃかっこいいし、あそこに二人は立てないから、フィリップも赤い服着てバーナムに「Show must go on」って言われて舞台に駆け出すんだよね~ラストシーンの美しさよ…
今年のMost of the 散財コスメはダントツでこれ。LANCOME×Olympia le-tanコラボ!!生まれて初めてデパートのカウンターで予約してまで買った。そして別にクッションハイライターとか必要ないのにまとめてパケ買いしてしまった。いいの!!かわいいから!!(ちなみにポーチも買った)「オリンピア ワンダーランド パレット」は本当にすばらしいパッケージである…うっとり眺めているだけで満たされる一級品。本当に買ってよかった…。マスカラもオリンピアがデザインしたシールを自分でぺたぺた張るタイプで、可愛くて買ってしまったが、結構にじむので、今のところ観賞用になっております。笑